少年の異世界戦記~ハイスクール D×D編~   作:クロイツヴァルト

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疑念と出向

 

 

 「説明は終わったみたいだな・・。」

 

 「戒翔!?」

 

 「その様子からして相手の正体は既に知っているのね?」

 

 「相手ははぐれ悪魔祓いで堕天使勢力に加担している事くらいあの状況で大体が予想できる。実力はカスだが兎に角数が多い。いくら先の大戦でどこの勢力も数が減っているとはいえ数の暴力は侮れないからな・・。」

 

 「そこまで分かっているのなら話は早いわ。今回の事に関してなんだけどこれ以上この件には介入しない事。此方の管轄で暴れる様ならそれ相応の対応をするけどね・・。」

 

 「部長!アーシアは助けられないんですか!?」

 

 転移した戒翔の様子を見てリアスが告げれば戒翔は当たり前の様にその事を告げる。すると呆れた表情の朱乃とリアス。そして白音であった。そしてリアスの告げた言葉に一誠が声を荒げる。

 

 「一誠、アーシアと言うのは先程の少女か?」

 

 「無理よ。どうやって救うと言うの?貴方は悪魔で彼女は堕天使の下僕。相容れない存在同士・・・彼女を救うって事は堕天使をも敵に回す事になるの。・・・そうなれば私達も戦わねばならないわ」

 

 一誠はその後は何も語れずに俯くだけであった。その後は簡単な事を話し合って解散となった。

 

 「で、俺だけ残してどういった要件でしょうかリアス部長・・・それに朱乃先輩。」

 

 「いい加減に貴方の正体を教えてくれるかしら?堕天使やはぐれ悪魔祓いを知っていた事も含めてちょっとだけ裏に通じる人間が知り得る限界を超えているわ。」

 

 「私もリアスと同じ意見よ。もし此方に害を成す存在であればいくら眷族となったとしても放っておくわけにはいかないわ。」

 

 ソファに深々と座り手を組んで優雅に脚を組む戒翔に対して剣呑な雰囲気を出すリアス・グレモリーと姫島朱乃は各々の魔力で出来た滅びの魔力と雷光の魔力を体から迸らせていた。

 

 「はぁ、どうしても聞きたいんならアンタの所のお気楽兄貴でも聞きな。色々と聞き出せるかもしれんがはぐらかされるかもだがな・・。」

 

 「・・・なんでそこで私の兄の話が出て来るの?」

 

 「さてな・・それが知りたかったら今後の事も含めて時が来たら明かしてやる。」

 

 告げた戒翔に対して訝しげにそして威圧(プレッシャー)を与える様にするリアスだが当の本人たる戒翔はどこ吹く風と言わんばかりに惚ける。

 

 「時が来たらっていつなの・・?」

 

 「諺でもあるだろ、果報は寝て待てってな。それじゃ、俺は帰るぞ。」

 

 「待ちなさい!」

 

 「あ、そうそう。言い忘れたが近々ちょっと遠出をするから悪しからず。二、三日で戻るから。」

 

 制止の声も聴かずに戒翔はリアスの屋敷から出て行く。

 

 「・・・まったく、此方から出向かなければいかんのか?神の子を監視する者(グレゴリ)の所に・・。」

 

 戒翔の告げた言葉と同時に幾千もの文字が描かれた魔法陣が現われて戒翔はその場から消える。

 

 その翌日から戒翔の姿を見かける者は居なかった。

 




今回は短い出来になりましたが中々18禁が描けない自分に絶望しました。
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