銀狼ちゃんは男の娘!   作:メルネコ

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最近、ましろ色シンフォニーにハマってしまってですね…
実況を見ていたら自分もやりたくなりました。
というかストーリーが素晴らしいです。
いつか自分もあんな感じの書きたいです。
まぁ今のままじゃ無理って分かってますけどねー。
ちなみに私はアンジェちゃんが好きです。
メイドさんに心惹かれてしまうこの頃…
この作品でもメイドさんのヒロイン出したいです。


番外編なのです!

とある草原にて…

 

「大変です!隊長!」

 

草原の調査の監督をしていた軍隊長の元に兵士が駆け込んできた。

 

「どうした?魔物でも出たか?」

 

「いえ…そうではないのですが…」

 

兵士は言うのが恐ろしいようで、委縮している。

 

「どうした?早く言わんか?」

 

「ドラゴンが…」

 

「なんだと!?」

 

ドラゴンといえば現存する生物の中て最強で、

 

倒すことができるのは勇者のみだとされている。

 

そんなドラゴンがこの草原に現れたとなると大変なことだ。

 

「今すぐに国王様に連絡を…」

 

「いえ…我々が発見したのは、ドラゴンの死体なのです」

 

「死体…だと?」

 

死体ということは、誰かが倒したということだ。

 

唯一ドラゴンを倒せる勇者は、1年前から最果ての魔王城に魔王を倒しに行っているため

 

こんなところにいるわけがない。

 

となると勇者以外にドラゴンを倒せるものがいるということになる。

 

そんなことが他国に知れたら…

 

そう思うと軍隊長は、ぞっとする。

 

「急いでそのドラゴンを調べるんだ!」

 

「は、はい!」

 

そう返事をして兵士は急ぎ足で去っていった。

 

「これは一大事だ…!急いで国王様に報告しなければ…!」

 

軍隊長は、連絡用水晶を取り出す。

 

『どうしたのだ?軍隊長』

 

「大変です。国王様!ドラゴンが現れました!」

 

『なに…?ドラゴンだと?今すぐ勇者を呼び戻すぞ!』

 

「いえ、それが…もう既に討伐された後なのです」

 

『なんだと…?どこの誰だ!?ドラゴンは勇者しか倒せないはずだろう?』

 

「そのはずなのですが…」

 

『今すぐ町中を調べるのだ!勇者と同等の力が敵国にしれたら大変なことになる。』

 

「心得ました!それでは失礼いたします!」

 

そう言って軍隊長は通信を切った。

 

軍隊長が連絡を切った後、王様は頭を悩ませていた。

 

「どうすればいいのだ…。」

 

軍隊長にああは言ったものの、勇者と同等の力を持った人間が

 

町中にいるとは思えなかった。

 

「どうされたのですか?お父様?」

 

そんな王様に話しかけたのは娘であるシャルファ王女だった。

 

「…シャルファか。お前は勇者と同格の人間の噂を聞いたことはあるか?」

 

「勇者と同格ですか…」

 

シャルファは少し考えてから『そういえば…』と思い出したように話し始める。

 

「魔法学院にそのものがいると?」

 

「はい。入学試験にそのようなものが現れたと耳にしたことがあります」

 

「ふむ…」

 

王様は少し考え込んでからメイドを呼び寄せ、こそこそと何かを伝える。

 

「お父様…?」

 

「シャルファ。お前に重要な仕事を頼みたい。」

 

「重要な仕事…ですか?」

 

「学院に行ってその人間を監視してくるのだ」

 

「監視…ですか?」

 

王様はコクリと頷く。

 

「そのドラゴンを倒せる人間とやらを間近で観察すれば何か秘密が分かるかもしれん。それにあわよくばわが軍に引き入れようというわけだ。」

 

「つまり私にその方を篭絡しろ…とそういうことですか?」

 

「まぁ…そういうことになるな。メイドよ。シャルファに例のものを」

 

「はっ!王女様…こちらをどうぞ」

 

そう言ってメイドがシャルファに渡したのは魔法学院の制服だった。

 

「これは…制服…ですか?」

 

「そういうことだ。頼んだぞ。」

 

王様は、そう言って部屋を出ていった。

 

「…やはりお父様は私を道具としか思っていないのですね」

 

シャルファは神妙な顔つきでそう呟く。

 

「今日はもう休みます。お夕飯もいりません。」

 

シャルファはお付きのメイドにそう伝え、王室を出ていった。

 

シャルファの部屋にて…

 

ベットの上に転がり込んだシャルファは、先ほどとは違いにやけた表情をしていた。

 

「ドラゴンを倒した御方…一体どんな御方なのでしょうか…」

 

国王の前であるが故に、あんなことを言っていたが内心とても楽しみだった。

 

ドラゴンを倒せるものともなればもしかしたら自分を助けてくれるかもしれない。

 

シャルファは勝手ながらそんなことを思っていた。

 

「そんなことあるはずがないのに…変ですね。私」

 

シャルファは逃げ出したかったのだ。

 

この狭い世界から。

 

王女というだけで恐縮され、今までロクに友達も出来なかった。

 

唯一、仲良くしてくれた女の子も身分の違いという壁で切り離されてしまった。

 

「あの子は元気でしょうか…」

 

名前も知らなければ、住所も知らない。

 

聞く前に切り離されてしまったから。

 

唯一覚えているのは、白い髪の獣人ということだけだ。

 

「約束…しましたもんね。必ずまた会おうって」

 

そう言ってシャルファは、ロザリオをぎゅっと両手で握る。

 

「おやすみなさい…」

 

そう言ってシャルファはスゥスゥと寝息を立て、眠りに付いた。

 

シャルファが白髪の獣人と再会するのはそう遠くないお話…




最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
こんな駄文を読んでくださる方が少しでもいて嬉しいです。
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