最近、スタリラにガチハマりしてまひるちゃんばかり育ててます。
星2のまひるちゃんを6まで育て上げました…。
そんなこんなで更新が遅れたわけです。
…というわけで!3話スタートです!
「…こんなもんか。」
目の前になぎ倒された木々を見てそう呟き、剣をしまう。
お祈りの儀から10年…
こうして剣の練習をしてきたけど…
力の制御はまだまだだな…
まぁ神様から貰った力だし、そんなに簡単じゃないのは分かってるが。
「今日はここまでかな」
木もあらかた倒しつくしてしまったし今日はもう終わることにした。
「お疲れ様です。アリシア様。これ、差し入れです」
そう言って俺に近づいてきたのは、婚約者であるミーシャだった。
「ありがとう。ミーシャ。ここまでよくこれたな。」
「いや…ここ、アリシア様の家の庭ですよ?」
「…そうだったのか。」
てっきり広い森の外れくらいかと思っていた。
まさか自分の家の庭だったとは…
「いい加減その方向音痴直したらどうですか?お父様も心配されてましたよ」
「直したい気持ちはあるんだがな…」
長年の癖だから直そうと思っても直せない。
むしろ情けないことに年を増すごとに悪化している。
「私、心配になってきました。アリシア様が無事に学園に辿り着くのか…」
「そのためにミーシャがついてきてくれるんでしょ?」
「…?私は、朝の試験なのでついていきませんよ?」
…いまやばい感じがした気がする。
「…ミーシャも午後じゃないのか?」
「いえ。女の子は、午前からなんですよ。手紙に書いてあったはずですよ?」
…その手紙。部屋に放置してて読んでない気がするな。
「まさか…。読んでない。なんてことはありませんよね…?」
「…そんなわけないじゃないか。」
「目が泳いでますよ?アリシア様?」
「はぁ…。とにかく!迷わないように気を付けてくださいね?」
「…いざとなったら転移魔法を使うから大丈夫だ。」
「そのセリフ…。何百回目でしょうね…。」
そう言いながらミーシャは、呆れて肩をすくめていた。
そして次の日…
「じゃあ私は行きますけど、ほんとに大丈夫ですか?」
「あぁ。心配ない。学園で会おう。」
「はい。それでは、アリシア様。行ってまいりますね。」
そう言ってミーシャは入試試験へと出かけて行った。
「さて…と。午後まで暇だなぁ。」
いつもならミーシャと一緒に過ごしているのだが、今日はミーシャはいない。
剣の修行でもいいが…
庭はあのありさまだしなぁ…
「たまには魔法の練習でもするかぁ」
最近は、剣の修行だけしかやってなくて魔法は鍛えてなかったからな。
というわけで転移魔法を使って適当な広いところに飛んできた。
「ここなら大丈夫だろ。」
周りに人がいないことを確認して魔法の詠唱を始める。
【黒に沈みし焔よ。我に仇すものを焼き尽くせ!】
『黒炎練武』
手のひらから放たれた黒い炎は辺りを覆いつくし、周りの草花を焼き尽くしてしまった。
「やり過ぎた…。ウォーターショット!」
すかさず水魔法で火を鎮火する。
「火の魔法はダメだな…」
あと練習できる魔法は…
「ダメだな…。どの魔法も威力がデカすぎる」
使える魔法は基本、転生の時に貰ったものばかりだからどうしても威力が高くなってしまう。
どうにかしないといけないな…
「とりあえずこの焼き尽くした草原は、直しておかないと」
手をかざし、魔方陣を出して詠唱を始める。
【時を時を遡り、あるべき姿へ】
『リターン・ザ・タイム』
魔法を掛けるとさっきまで焼け野原だった草原は来た時と同じ姿に戻る。
「いい時間だし…そろそろ学園に向かおうかな…」
辺りを見るとすっかり夕焼けに染まっていた。
男子の試験時間は確か午後からだったから…
これ、やばくね?
「まぁ…転移魔法なら一瞬か。」
王都には行ったことあるし、問題なく転移できるはずだ。
「よっと…」
転移魔法を使って無事、学園に到着した。
昔、探検とか言ってこの学園には一回入ったことがある。
すぐに捕まって追い出されたけど…
そのおかげで直接転移ができるわけだ。
グッジョブ。昔の俺!
「あんた、どうしたんだ?女子の試験時間はもう終わっているぞ?」
心の中でふざけていると見回りの兵隊に声を掛けられた。
「いえ…僕は男です…。」
「そうか…。それはすまなかったな。突き当りを曲がって右の部屋で男子の試験をやっている。急ぎたまえ」
「ありがとうございました。では」
そう兵隊さんに別れを告げ、言われた通りに進み、そこにあったドアを開けると
そこでは試験が行われていた。
「あなたは…アリシア君ね。事情は聞いているわ。次はあなたの番よ。」
よく分からないが、ミーシャが何か言っておいてくれたようだ。
「分かりました。」
そう言って俺は一歩前へ出る。
とりあえずファイアショットでいいか。
あれなら会場を壊すこともなさそうだし。
【紅炎の弾丸よ。焔の力を持って焼き尽くせ】
『ファイアショット』
手のひらから放たれたファイアショットは、目の前の的めがけて飛んでいった
まぁこれくらいなら…と思っていたが…
ドゴォンッッッッ!
「…あれ?」
なんか思ったより威力高くない?
「な…なんですか…?この魔法…まさか超級魔法のインフェルノ…」
いやファイアショットです。初級魔法です。
まぁインフェルノも使えるけれども
「し、試験はこれで終了です。お疲れさまでした」
そう言って先生はフラフラしながら部屋を出て行った。
…悪いことしちゃったかなぁ
そう思いつつも壊した会場を戻して教室を去った。
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あ、ちなみに前回の女の子と幼馴染ちゃんは別人です。