銀狼ちゃんは男の娘!   作:メルネコ

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チノちゃんが欲しいです。



銀狼ちゃん(♂)召喚獣を召喚する。

アシス兄さまとの決闘から数日後…

 

俺達は、授業で召喚魔法を習うことになった。

 

「詠唱の呪文は【我に付き従えしものよ。召喚に応じ我が元に来たれ】です。皆さんもやってみてくださいね」

 

先生の号令に合わせてみんなそれぞれが召喚をし始める。

 

「皆さん召喚し始めてますけど…アリシア様は、召喚されないんですか?」

 

召喚の準備をしていると、隣にいたマイが話しかけてきた。

 

「一番最後に…と思ってね」

 

始めの方に召喚してしょぼいの出たら嫌だし…

 

かと言って最後にしょぼいのも嫌だけどな。

 

【我に付き従えしものよ。召喚に応じ我が元に来たれ】

 

『幻獣召喚』

 

俺が詠唱すると魔方陣からまばゆい光が解き放たれる。

 

「おわっ!」

 

昔、父が見せてくれた時はこんな光なかったような気がしたが…

 

「なんですか!?この光は!?」

 

遠くで他の生徒を見ていた先生が光に気づいて駆け寄ってきた。

 

「どうなっているんですか?アリシアさん」

 

「それが…俺にもさっぱりで」

 

実際に召喚魔法を試すのは初めてだし…

 

「昔、父に見せてもらったときはこんな光なかったんですが…」

 

「アリシア様。光が収まりましたよ?」

 

マイに言われ、魔方陣の方を見ると光が収まっていてその中心に女の子がぺたんと座っていた。

 

「女の子…?」

 

もっとこう…モフモフしたものを想像してたんだが…

 

まさか女の子が出てくるだなんて…

 

「…どうしよう。」

 

「どうしようも何も…アリシアさんが召喚したんだからアリシアさんが面倒みるしかないでしょう」

 

「それは分かってるんですが…」

 

俺、世話するよりどっちかって言うと世話される側なんですけど…

 

女の子の世話なんて出来ないと思うんですけど…

 

「そうだ!ミーシャに代わりに世話して貰えば…」

 

「ミーシャさん、この前自分の召喚獣召喚したって喜んでたじゃないですか」

 

「…そうでした。」

 

そう言えばこの前、ハイテンションで召喚した子犬見せてきたな。

 

俺の目が節穴じゃなけりゃ首が三つあったが…

 

まぁそれは置いといて…

 

「とりあえず名前つけないと…」

 

まぁ俺が召喚したんだし…

 

「うーん…。名前…名前…」

 

人に名前なんて付けたことないからなぁ…

 

女の子らしい名前かぁ…

 

「シャルフィ…とかどうかな?」

 

「…フンフン♪」

 

どうやら嬉しいようだ。

 

「これからよろしくな。シャルフィー」

 

「キャッキャッ♪」

 

シャルフィーは、尻尾を振りながら喜んでいる。

 

でも…よくよく考えたらシャルフィーも俺とマイの部屋で暮らすんだよね…

 

女の子二人と同じ部屋って…

 

ミーシャに知れたらやばそうだな…

 

それに噂が加速しそうな気が…

 

まぁ何とかなるか…

 

とりあえず今日は、寮に帰って休むことにしよう。

 

シャルフィーを召喚してから数日…

 

「フンフン!」

 

「どうしたんだ?シャルフィー?…あ、もしかして戦いたいのか?」

 

「♪」

 

…うーん。

 

シャルフィーが安心して戦える人…

 

あ、そうだ。

 

「…というわけで相手してくれません?アシス兄さま」

 

「何か、というわけでだ!嫌に決まっているだろう!」

 

…ダメだったか。

 

「じゃあ。兄さまの召喚獣でもいいや。うちのシャルフィーと戦ってくださいよ。」

 

「…まぁ。召喚獣の模擬戦くらいならいいが」

 

そういうわけで、闘技場に移動…

 

「この前の決戦では負けてしまったが…うちの召喚獣は負けんぞ!」

 

「それはどうですかね?」

 

「フンフン!」

 

どうやらシャルフィーもやる気のようだ。

 

「それでは、召喚獣同士の模擬戦を始めます。始めっ!」

 

審判の開始の合図とともに二体の召喚獣が動き始める。

 

アシス兄さまの召喚獣は蛇みたいな感じのやつだ。

 

いわゆるアナコンダみたいな感じのやつ。

 

「シャルフィーの大きさだと丸呑みだよね…」

 

いくらシャルフィーが戦闘系の召喚獣とはいえ…

 

あの体格差だと不利だよな…

 

まぁ俺が作ったお守りを持たせてはいるから死にはしないけど…

 

「まさかアシス兄さまがあんなデカいの召喚してるなんて思ってなかった…」

 

俺が授業で見た時にはまだこの人召喚してなかったからなぁ…。

 

「まぁ…なんとかなるか。」

 

現にシャルフィーは、楽しそうだし。

 

シャルフィーと大蛇の模擬戦が開始してからしばらくして…

 

大蛇がシャルフィーを丸呑みせんと飛び掛かるがそれを華麗に躱す。

 

そしてシャルフィーは大蛇の顎に渾身の一撃を決め、K・Oとなった。

 

「勝者!アリシアの召喚獣!」

 

「召喚獣にも瞬殺…だと?」

 

俺は、ガックリと項垂れるアシス兄さまに近づいていく

 

「あなたは、まだ僕には届かない…」

 

これも言ってみたかったんだよね。

 

有名な漫画のセリフなんだけど。

 

「さて…帰って飯にするか。ほら倒れた兄さま蹴ってないで行くぞ。シャルフィー」

 

戦いに勝利して上機嫌なシャルフィーは倒れているアシス兄さまを蹴っていたが

 

それをやめて俺の元に戻ってくる。

 

「さてと…今日は、ごちそうだな。マイに伝えないと」

 

「♪♪」

 

そう言って俺達は寮へと帰っていった。

 

 




兄さまがサンドバックとネタキャラ化してる…
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