お久しぶりです。
失踪しかけたライドウさんです。
投稿遅れて本当に申し訳ございません!!
あと、諏訪子ファンの皆様本当に申し訳ございません!
side yukari
昨日、洩矢諏訪子に襲われた後、諏訪子さんの謝罪を兼ねて諏訪の国にある守屋神社に行くことになった。
師匠とルーミア様は、疑問のジト目をして諏訪子さんをにらみつけたが
諏訪子さんが「なにもしないよ!」といったので、とりあえず二人は信用したらしい。
ちなみに、正邪さんからは洩矢の国にいる間は私から離れるなと注意されました。
さすが、正邪さん・・・私から見て、頼れるお姉さんだ。
「ん?どうかしたか?」
「いえ、ただ正邪さん。かっこいいなぁーと思って」
「照れるだろ。よせやい」
そういって、まんざらでもない風にそっぽを向いた。
その様子をルーミア様はあらあら、と笑い。諏訪子さんはなぜか舌打ちして黒いオーラを出していた。やっぱり諏訪子さん怖い・・・
「はっ、また紫ちゃんの好感度が下がった気がする!」
「黙って歩け、変態幼女」「黙って歩きなさい、変態幼女」≪にっこり≫
「・・・・・・はい。」
諏訪子さんは、師匠とルーミア様の殺気と正邪さんがにっこりと微笑みかけた途端、しゅんと小さくなった。
私に、変態行動しなければ近づいてもいいけど近づくと私の下着を下ろそうとするから近づけない。
むしろ近づきたくない。
「さてと、おいそこの変態」
「は、はひっ。なんでしょうか?」
「諏訪の国ってのは、ここでいいんだよな?」
「えーと・・・はい。ここですここ。」
丘の上の道から見える景色は壮大だった。
それなりに、広い国土に諏訪湖に近い山には守屋神社が堂々と立っている。
それは、私が知っている中では最も広い国。一番笑顔もあふれていてところどころ妖怪も混ざっている。
「ようこそ、私の”諏訪の国”へ」
この人は・・・少し怖い人だけど・・・
私より先に夢をかなえている人・・・だったの?
「こりゃ・・・驚いた。」
「まさか・・・ここまで」
正邪さんもルーミア様もたじろぎ、諏訪の国を見ているだけとなっている。
師匠は、なぜか懐かしそうな眼をしており泣きそうである。
諏訪子さんは、我先にと諏訪の国に向かって歩いてゆく。
「私はさ、正直神と妖怪との争いなんて、正直どうでもいいんだ。」
そう、私たち妖怪と神は争い、潰しあうもの同士だ。
もちろん、神という存在も妖怪という存在も、信仰されるか恐怖されるのどっちかで分別できてしまう。
特別な例で、妖怪が神様になった。という神様もいるが、それは変わり者の”妖怪”だっただけで完全な神様にはなれない。なれるとしたら、せめて神の補佐官とかであろう。
なれるのも、地獄勤めの妖怪限定、天邪鬼なんかは多分なれるだろうが優遇はされないだろう。
万物をひっくり返すほどの能力を持っていれば、話は別であるが・・・
「へっくち」
「あれ?風ですか?」
「いーや、多分りゅ・・・上司が噂でもしてんだろ」
くしゃみをした正邪さんを私が心配すると、そういった後に心配するなと言い私の頭をなでた。
正邪さんに撫でられると、師匠とは違った温かさを感じるから、これはこれでいいのである。
「まあ、だから私はこの諏訪の国を作った。妖怪と人間が本当に仲良く暮らす国を。」
「でも・・・それって妖怪に」
「・・・・・・ああ、本来なら死ねといっているようなものだ。」
やっぱり、諏訪子さんもそこはわかっていた・・・
しかし、このやり方では確実に近い将来、この国にいる妖怪たちは”恐怖”が足りなくなり消滅してしまうだろう。
「だけど、そこは私の能力がちょちょいのチョイってね。」
「?」
「まあ、私の能力は坤を創造する程度の能力。それに、私はミシャクジ様を操れるからね。」
「?!」
ミシャクジ様。
神様の中でももっとも蔑ろにしてはいけない神様、もちろん伊弉諾尊様よりは劣ってしまう。
少しでも蔑ろにしてしまえば、たちまち神罰が下り呪われるという祟り神様でそれを唯一制御できる神がいるとは聞いていたけど・・・まさか、諏訪子様だったとは
「私の能力で、この土地に住む妖怪たちに自動的にミシャクジ様への恐れが配当されるようにしてあるんだよ」
「恐れを・・・配当?」
「そう、ミシャクジ様はただでさえ人々に恐れられ、ある意味妖怪化してるから、妖怪化する前に妖怪たちに配当して、妖怪たちは恐れを維持し、生存。ミシャクジ様も祟り神としての存在も守られるというわけ。」
「おー」
「にしし、私のこと見直した?今夜、私のところに眠りに来る?」
「寄らば・・・斬る」「うふふふふ、深淵をのぞいたら深淵もアナタヲ見ているわよ?」≪にっこり≫
「調子に乗りましたすいません」
諏訪子さんは、変態発言さえなければいいのに・・・
その後、諏訪の国にたどり着いた私たちは諏訪の国の住人に壮大に迎え入れられ宴会までされて歓迎された。
諏訪の国の人たちは優しい人たちで、みんながみんなすごく楽しそうに笑っている。
諏訪の国に住む妖怪たちも、人間の手伝いをしながらそれぞれの生活をして、楽しそうに笑っている。
今日は、少しぐらいハメを外そう。そう思い、少しだけお酒を飲んで師匠に突撃した。
side sigure
宴会が始まって、おおよそ3時間。
僕と諏訪子様のみが案内された守屋神社の縁側でちびちびと月見酒をしていた。
流石に、諏訪子様は紫ちゃんの前のように変態発言など一つもしておらず。
真面目な雰囲気を纏っており、本物の神様としての一面を見せている。
「期限」
「今年の夏まで」
「どこまで」
「この諏訪の国の次は、ブルガリアかな?あの吸血鬼にまた会いたいし」
「あの子とは」
「弟子の関係。恋愛なんてしてないし、する気もない」
「この唐変木」
「その言葉、流行ってるの?監視役の死神さんにも言われたんだけど」
短い言葉のやり取りをしてぱっと会話をやめる。
それが、僕と諏訪子様のコミュニケーションの方法だ。
昔は、よく喋っていたけれど今は、こんな関係だ。
「まあ・・・あんたほどの馬鹿は見たことないから、仕方ないけどね」
「それより、あの人は元気?」
「逝っちまったよ。」
諏訪子様のお猪口を持つ左手の薬指には銀色のリングがはめられている。
あれは、諏訪子様の大切な人からもらった、婚約のあかしらしい。
あの人は、未来から来たとか、よくわからないことを言っていたが、最後の言葉は諏訪子様と出会てとてもよかった。最後に、あいしてるの五文字を伝えて、幸せそうに死んでいったそうだ。
まあ、それでもあの人は僕にとって大切な人でもあるから逝ってしまったとなると少し悲しいかもしれない。
「まったく、私も不幸だね・・・旦那には先立たれ、あんたにすら先立たれる。神ってもの面倒なもんだ」
「まあまあ、その分。出会いがあるだけましでしょ?」
「出会いの数だけ、別れがあるんだよ」
「人なんて、いつか死んじまうもの。それが、長寿で健康な老人であろうと、生まれたばかりの赤子だろうとね。生き物は例外なく、最後には死が訪れる。神も仏も、所詮は死ぬ。みんな、な」
「まあ・・・そうだね。」
僕は、お猪口を縁側においてぽつりと浮かぶ月を見上げる。
あの月は、あと何回見れるのであろう。この星空も、あと何回見れるのであろう。
いや分かり切っている。後、19回・・・あと19回も夜を見れば、僕は死ぬ。
実際には、輪廻転生の輪に乗る。といった方が正しいのであろう。
ここにいるのは、魂のような存在・・・実際には、半神半霊といった感じで、半分幽霊のような状態だ。
「まあ・・・あんたに先立たれるなら。先立たれるでいいんだけどね、この不幸もの。」
「あはは、何も言い返せない。」
「でも・・・あんた。妹はどうするのさ」
「・・・幽香と佳苗のこと?それは、任せますよ。」
「任せるってあんた・・・はぁ」
そういって、ため息をつきお猪口の中の酒を一気に飲み干した
「あんまり、お酒に強くないんでしょ?そんなに飲んだら、明日に響くよ?」
「・・・いまは、飲まなきゃ・・・やってられねぇんだよ。」
そういって僕を愛おしそうに抱きしめる。
「私を、あれだけ幸せにしてくれた旦那を失った途端、今度は息子が死んでやり残したことの清算の旅に出てる。これほど、不幸な女も・・・子に先立たれる悲しい親もいないだろ?だから・・・今だけでいい、今だけでいいからこうさせてくれ。」
「うん・・・”母さん”」
抱きしめられた時にほのかに香る母さんのにおいはとても懐かしく、どうしても罪悪感しか感じられない。
そして、思い出すのは幼い頃の記憶・・・・・
母さん・・・本当にごめん。
こういうことで、すいませんでした諏訪子ファンの皆様!
なソでもしますので許してください!