幻想物語=八雲紫の物語=   作:ライドウ

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夏の終わりまで、あと19日。

博麗は、あの博麗です。はい。



第十三話 博麗の一族

昨日の夕方からいる諏訪の国、そこでは、諏訪子さんを信仰する洩矢派と

”博麗一族”という一族が、神社同士で争っていた(宗教戦争)。

どちらも、八百万の神々とは別の神様らしく、諏訪の国で仲良く喧嘩しているというわけだ。正直に言えば、博麗一族と諏訪子さんは、年に15回宴会で飲みあう仲だという。

で、なぜ私・・・八雲紫が、そんなことを説明したかというと・・・

 

「あはははっ!!諏訪子!あんたまだ飲むのかだぜ?」

「なはははっ!!霊鵡(れいむ)だって、それ何杯目?」

「知らん忘れたぜ!」

「なはは、私も!」

 

こんな風に、諏訪子さんと博麗一族”二代目当主”博麗霊鵡(はくれいれいむ)が、飲み比べをしているからだ。

しかも、霊鵡さんは、妖怪退治の専門家らしい。ただし、私のようなのは討伐範囲外と、本人が言っていた。

本人が言うに、自分が討伐する対象は人を襲った妖怪と知性のない妖怪らしい。

 

「しっかし、今時、あんたみたいな自然発生型妖怪なんて珍しいんだぜ。」

「へ?そうなんですか?」

「ああ」

 

そういいながら、またお酒を飲み干す。

本当にそれ何本目ですか?空になった酒樽がすでに10個転がってるんですけど・・・

 

「なにせ、人と一緒に旅している自然発生型だぜ?普通の自然発生型なら、山奥にさっさと逃げちまうのに」

「私は・・・その、行く当てないので」

「う‶っ・・・すまん、余計なこと聞いたぜ」

「いえ、お気になさらず」

「ねぇねぇ、紫ちゃん!よかったら私と住まない?それで、よるになったら」

「寄らば・・・斬る。」「ウフフフフ?」≪ニッコリ≫

「さーせんっした。」

「あっはっはっ!諏訪子あんたまた女の子に声かけてるのかだぜ!?懲りないねぇっ!!」

「なぬっ!?それを言うなら、霊鵡!あんただって、そっちの気があるでしょうが!?」

「馬鹿言ってんじゃねぇっ!魔梨紗は男だぜ!」

「あんなかわいい子が男なわけない!」

「んだとこのやろぉっ!」

 

と、酔っ払い同士が喧嘩しだしたので、私は私の隣に座っている霊鵡さんの親友兼”正式な恋人”の”霧雨魔梨紗(きりさめまりさ)”サンが顔を赤くして酔いつぶれていた。

ちなみに、魔梨紗さんは女性用の和服を着ているけど、男の人らしい。この世界に、女の子みたいな男の人がいるなんて知らなかった。

魔梨紗さんが、「えへへ・・・霊鵡~」と言っているあたり、二人に私はこう言いたい(もう結婚しちゃえよ)と。

 

「というか!あんたにあの子は似合わないのよ!」

「あ!?あたしがなんで合わないんだぜ!」

「当たり前でしょ!?男勝りでくちぐせが”だぜ”なんだからさ!」

「ふざけんな!口調関係ないだろ!それに魔梨紗は・・・そこがいいって言ってたし・・・」

 

と、顔を赤くして頬を少し書きながら目線を逸らすその姿は、可愛らしいと思える。

そのしぐさをしただけでも、諏訪子さんがぎりぎりと歯軋りを立てて嫉妬していた。

 

「あーもう!あんたらもう結婚しちまえよ!」

「なっ!?けっけけけっ、結婚!?むっ、むりだぜ!!魔梨紗は、まだ10歳で」

「あんたも、12歳でしょうが!!」

「歳の差2歳だぜ!」

「それいったら、あたしは139歳で結婚してたわ!」

「あんたの旦那が特殊なだけだろ!」

「なにをー!?海斗を侮辱すんのかこのクソガキ!」

「あ”あ”!?やんのか、ロリババアっ!!」

 

やはりというべきが口が汚い喧嘩が始まり、二人は今にもとびかかりそうなぐらいににらみ合っている。

多分、仲がいいからこんな喧嘩できるのだろう。だって、諏訪子さんも旦那さんのことを侮辱しても怒らないし、ロリババアと言われても、楽しそうに口角を上げていた。

でも、二人の喧嘩はそう長くは続かなかった。

 

「んんっ・・・うるさい・・・・・・究める閃光。」

「「ぎゃああぁぁっ!!」」

 

魔梨紗さんが寝ぼけながら懐から八卦炉を取り出して、そのまま虹色のレーザーを発射した。

そのレーザーを回避できなかった二人は、黒焦げアフロになって、大の字に倒れていた。

でも、その倒れた顔もどこか楽しそうで二人とも良い笑顔で笑っていた。

 

「さてと、あのバカ二人が静まったところで二人に話すことがあるんだ」

 

と、師匠がこのタイミングでルーミア様と正邪さんに話をする。

私は、魔梨紗さんのほっぺたをつんつんしながら、男の子なのに女の子みたいな柔らかさを楽しんでいた。

でも、こうしてみると、本当に魔梨紗さんは女の子にしか見えない。

 

side sigure

 

「僕はこのままブルガリアあたりに行くんだけど・・・二人ともどうする?」

「ブルガリア?ああ、外国か。あたしは無理だぜ、龍じ≪ごほん≫上司が、およびだからな。四国まで行かなくちゃなんねぇ。」

「私は、行ってもいいかな。私は元々正邪とは親友だけど今回巻き込まれただけだし」

「ちょ、お前。」

「正邪、ちょっと耳を貸しなさい」

 

と、ルーミア様が正邪さんの耳元で何かを伝える。

すると、正邪さんが青ざめてしまい、半ば仕方ないかという感じでため息をついた。

 

「じゃあ、私はついていくわ」

「え、正邪さんはいいの?」

「いいのよ?ね?正邪」

「ああ・・・・・・(あー、また叱られるんだろうなぁ・・・)」

 

と、正邪さんが若干落ち込んでいるが・・・まあ、気にしないほうがいいんだろう。

そう思いつつ、宴会の料理を食べる。

 

「ね、そういえばなんでブルガリアに行くの?」

「ん?・・・ブルガリアに僕の知り合いがいるんだよ。」

「知り合い?ブルガリアに?」

「うん、まあ・・・」

 

元々、一人旅の時はブルガリアに行く予定はなかった。

でも、紫ちゃんと旅するようになってからはブルガリアにいる僕の友人に、紫ちゃんを紹介したくなった。

だから、紫ちゃんを連れて行ってみることにしたのだ・・・

こうして考えると、僕は生きたいのか、このまま死にたいのかよくわからない。

でも、今だけでもいいから生きていたいと持っている。

 

・・・でも、もし死んだら・・・・・・紫ちゃんに会えなくなるのは、寂しいかな。

 

 




はい、終わり!疲れた!
あと、霊鵡は旧作霊夢のお母さんで魔梨紗は、紅魔郷からの魔理沙のお父さんの祖母。
だから実際、この世界の霊夢と魔理沙は従姉妹のような関係である。
二人とも、そのことを何となく気付いている。

あ、霊鵡さんと、魔梨紗さんのプロフィール出します。

博麗霊鵡(はくれいれいむ)
年齢:12歳
性別:女
性格:男勝りで努力の人(いわゆる魔理沙)
口癖:だぜ
程度の能力:森羅万象から浮く程度の能力

旧作霊夢のお母さん的存在。
たぶん、博麗の巫女の強さの中では旧作霊夢を抜く強さ。
それゆえに程度の能力も異常なほどチート。

霧雨魔梨紗(きりさめまりさ)
年齢:10歳
性別:男の娘
性格:若干ツンデレのようで冷めている、才能の塊(いわゆる霊夢)
口癖:お金がない(無駄遣いするから霊鵡が管理している)
程度の能力:虹の魔法を操る程度の能力、魔力を司る程度の能力

霊鵡さんのお嫁さん(お婿さんと読む)。
才能の塊で、努力しなくても果てしなく強い。
程度の能力は、もはや神の能力である。
ただし、面倒くさがりで寝ることが大好き。
お小遣いが出ないため、妖怪退治に霊鵡さんが行ったときはイナゴを食って我慢してる。
料理は普通にできる。

ちなみに、霊鵡は人間ですが、魔梨紗は生まれつきの魔法使いです。
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