幻想物語=八雲紫の物語=   作:ライドウ

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夏の終わりまで、7日

はい、ラスト一週間に入りました!!
もうすぐ、この物語も完結します。

最後は怒涛のシリアス?だと思いますので
気分を悪くした場合、遠慮なくブロックしてください。
しかし、最終的にはハッピーエンドなのでご安心を!!
(ifルートはどうだか知らないけど・・・)


第二十五話 嵐の前の静けさ

昨日まで騒いでいた死神たちは、全員真剣な表情で陣地の構築を急ぎ

この霊界に住む幽霊たちも、それぞれがそれぞれ思い思いの場所に逃げ隠れし、

妖忌さんは、2本の刀を静かに手入れし、師匠は瞑想を続け

勇義さんと萃香、そしていつの間にか来ていた文ちゃんはそれぞれ何かをして

私と幽香ちゃんは、手合わせをしている。

私が、相手をじっくりと観察し、隙を見つけてじわじわと戦う長期戦タイプとして

幽香ちゃんは、殺気を探知し避け、隙がなくとも力でねじ伏せる短期決戦タイプだ。

これまで、手合わせしてきた中で34勝33敗。

 

「もらったっ」

 

そして今、34勝34敗に変わった。

私は、素直に開いていたスキマを閉じて再び向かい合う。

今私たちに休んでいる暇はなかった。

私は、短期決戦型である彼女を倒せる力を

幽香ちゃんは、長期決戦型である私でどれだけ力を継続させるか。

 

おそらく、天使と使徒の戦いでは間違いなく超長期戦になる。

私は持久力こそはあるものの、火力がない。

逆に幽香ちゃんは火力こそはあるものの、持久力がない。

それに幽香ちゃんの攻撃は、近距離に特化したもの。

私の攻撃は、遠距離に特化したものと、まるで水と油のようになっている。

 

「今回は、次で終わりにしましょう」

「ええ、そうね。そろそろ疲れたし・・・」

 

私は、傘をグッと握って一斉にスキマを展開する。

そして、その展開したスキマからレーザーと弾幕を展開して簡単にはよけられないように圧力をかける。

それを幽香ちゃんは、簡単に避け極太のレーザーを照射する。

私は、そのレーザーをスキマで吸収し、そのままお返しするが幽香ちゃんはそのレーザーを防いだ。

着弾した時に起こる閃光に身を隠しつつ、私は大量のスキマを開き攻撃するもののどうしても幽香ちゃんにとって

ダメージにならない攻撃でしかなかった。

 

「っ!」(やっぱり、私には火力が足りない!!)

「くっ、はぁ・・・はぁ・・・」

 

私が攻撃力のなさに嘆いていると、幽香ちゃんの息が上がっているのがわかる。

流石に連戦はきついようだ・・・かくいう私もかなり疲れている。

私が全力を出せば、幽香ちゃんも全力を出す。私が左をスキマで撃てば、幽香ちゃんは右を手刀で斬る。

そして今回の戦いは・・・

 

「引き分け・・・ね。」

「ええ、惜しいわね。」

 

私のスキマはしっかりと幽香ちゃんの頭を狙い、幽香ちゃんの右手の手刀は私の首を捉えている。

私はスキマを閉じ、幽香ちゃんは右手を収める。そして、それぞれ白玉楼の縁側に倒れこむ。

34勝34敗1引き分け、どちらかと言えば納得はいかないがこれはこれでいいのかもしれない。

 

「ねえ、紫ちゃん。」

「なにかしら?幽香ちゃん?」

 

幽香ちゃんが私に話しかける。

その目は真っすぐで、とても強い輝きを放っている。

私と幽香ちゃんはしばらく見つめあい、そして笑い出す。

 

「お兄ちゃんのこと。よろしくね」

「もちろん、時雨は私が幸せにする。」

 

私と幽香ちゃんは妖怪としてのポテンシャルを発揮させて即座に体力とカを回復させる。

そしてそれぞれ、妖力を発生させる。

 

「「始めましょうか、私たちの戦いを」」

 

その言葉を言ったと同時に、白玉楼を護っていた結界が

 

 

 

 

崩壊した。

 

 

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