幽香ちゃんに斬りかかる天使をレーザーで焼き、
私に弾幕を放つ使徒を幽香ちゃんが傘で切り捨てる。
周辺には死神と天使、使徒が入り乱れ乱戦模様。
師匠に敵は群がるが、師匠はそれを軽く斬り捨ててしまう。
次々と、死神も使徒も天使も落ちてゆく・・・勇義さんも萃香も何時間も戦って疲れ果てている。
ルーミア様は、アダムを見た途端に斬りかかっていった。
「まだ余裕ある?」
「ええ、全然あるわよ?」
私たち二人はまだまだ余裕がある。しかし、死神たちの余裕がない。
そりゃそうだ、相手は私たちの戦力の倍だ。こっちが1としたらあっちは3だ。
死神が一体敵を倒せば、敵は3人の死神を倒す。
このままではこっちのジリ貧。もちろん、負ける。
敵は、強い。技量を物量で消す。戦術ですら歯が立たない物量でだ。
「まったく!!なんでこんなに!!多いのかしら!?」
「さあ!?でも!!やるしかないでしょ!!頭ふせて!!」
頭を下げた幽香ちゃんの真上をレーザーで撃ち抜く。
そのレーザーで幽香ちゃんを狙っていた使徒を撃ち抜く、
いま幽香ちゃんを動かすわけにはいかない、幽香ちゃんは体力が多くない。
だから、幽香ちゃんは少しでも最小の動きで敵を倒し、休憩を多くとる必要がある。
逆に私は、大立ち回りで敵を引き付け、少しでも多く時間を稼ぐことが目的だ。
(幽香ちゃんほど勘は鋭くない。回避運動をしながら射撃しない。雑魚ばかり)
「でも、数が多いっ」
今撃ち抜いた使徒を合わせてもう67体は倒した。
しかし、周りを見渡せばそんな数がどうしたと言わんばかりにまだまだ結界の崩壊部分から入ってくる。
無限に湧き出てきて本当に面倒だ。
「おっらあっ!!くそ、紫!こいつら何となかなんねぇのか!?」
「戦力差がありすぎる・・・このまま戦っててもジリ貧」
「くっそぉっ!!」
萃香が地団太を踏んだ途端、霊界が大きく揺れる。
その地響きを感じた途端、死神も使徒も天使たちも止まって一つの桜を見る。
そこにあるはずものは・・・白玉楼に植わっていた巨大な枯れた桜のはずだ
しかし
「何で・・・桜が、咲いているの?」
とても美しく、儚く咲き誇る巨大な桜・・・しかし、それを見るととてつもない恐怖を感じる。
何故だろう、あの桜を見ると、嫌な予感しかしない・・・
「っ・・・時雨師匠!幽々子ちゃん!」
そうだ、自分は何を考えてた。
白玉楼には師匠と幽々子ちゃんがいる。あの桜に何かがあったということは二人に何かあったのだろう。
私は、大急ぎで白玉楼に飛んでいく、勇儀さんと萃香、幽香ちゃんも私を見て何かを感づいたのか
私より遅れて白玉楼へと向かい始めた。
side:yuugi
時雨に泣きつく紫と風見幽香、倒れて地面を赤く濡らしている時雨、膝から崩れ落ちた萃香、
うっとおしい程に咲き誇る桜の木。
せてもの抵抗で、文を連れてこなかった・・・でも、何も変わらなかった。
「っ!!」
私は、力を溜め枯れ桜だった桜に殴り掛かる。
あと少しで、私の拳が桜にあたりそうになった時、桜がウネウネと動き出しその桜の根っこが私を振り払った。
やっぱり・・・やっぱりこいつか!
「西行妖っ!お前さえなければ!!」
振り払われても諦めずに西行妖に殴り掛かる。
しかし、それはすべて防がれたり、逸らされたり・・・
「ふふっ・・・あははっ」
後ろから声が聞こえる。絶望したかのような笑い方・・・
この声を私はよく知っている。
「あはははっ!!あははははははっ!!」