Go!プリンセスプリキュア~世界とプリンセスと夢を守る光の騎士~   作:ルオン

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お待たせしました!!

短めに作るつもりが、結構長めになってしまった。

とりあえず、第1話です!!
どうぞ!!


第1話:覚醒する花のプリンセスと光の騎士

ノーブル学園

 

そこは、「生徒の自主性」を強く重んじる校風で、伝統と風紀を守るための厳格なルールがある一方、そのルールを破らない限りはどんなことでも、生徒たちがやりたいことを学校側は否定しない。

 

そんな学園の校門に俺、如月 勇助はバイクでやって来た。

 

「いや~、ガキの頃と変わらず、広いなこの学園」

 

俺は昔、子供の頃にノーブル学園に来たことがある。

父と母が元ノーブル学園の生徒で、同窓会の際に俺を連れてきたのだ。

そんな感じで、ノーブル学園を見上げていると、校舎の方から1人の老婆がやって来た。

 

「寮母の白金です。大きくなりましたね、勇助くん」

 

「お久しぶりです、白金さん」

 

やって来たのは、ノーブル学園女子寮の寮母を勤める白金さんだった。

白金さんとは、両親が同窓会で俺を連れてきた時に知り合った。

その時の俺は、両親とはぐれてしまい俗に言う迷子になっていた。そんな時に白金さんと出会い、俺を両親の元へ連れていってくれたのだ。

今思うと、どうやって両親の居場所を知っていたのか疑問に思う。

と、俺が昔のことを思い返していると、白金さんが

 

「さて、勇助くん、まずはバイクを駐車場停めて、寮に行って荷物の整理を行っていただき、本日入学する1年生たちとオリエンテーリングに参加してもらいます。オリエンテーリング終了後、貴方のクラスメイトとなる方に、迎えに行ってもらいます。何かご質問は?」

 

「えっと、バイクを停める駐車場と、寮の場所が分からないのですが」

 

「今から案内します。着いてきてください」

 

そう言って歩き出す白金さんの後ろを、俺はバイクを押しながら追いかける。

数分後、バイクを駐車場に停めた俺は、今度は寮へと案内される。道中、建てられている建物の歴史などを、白金さんから教わった。

そして寮に着き、俺の部屋となる部屋のドアを開けると、結構広い部屋にダンボール箱が3つあった。

 

「ここが勇助くんの部屋となります。人数の問題上、1人部屋となりますので、寝坊などには気をつけてください」

 

「分かりました」

 

「食堂で食べる時間、入浴時間などについては、オリエンテーリングで説明があります。では、オリエンテーリングの開始時間までに、体育館へ集まってください。それまでに荷物の整理が終わりましたら、校舎を見て回って構いません」

 

「分かりました。ありがとうございます白金さん」

 

俺は部屋を後にする白金さんにお礼を言い、荷物の整理を始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―数十分後―

 

「ふぅ……終わった~」

 

数十分後、俺は荷物の整理を終え、ベッドに座っていた。

そして時計に目を向けると、オリエンテーリングまで時間が結構あった。

 

「時間もあるし、少し見て回るか」

 

俺は部屋を後にし、外へ出て、辺りに咲いている花を見ながら歩き回る。

すると、1人の少女が辺りを見渡しあたふたしていた。

こういう人を見ると、ほっとけない俺は、少女へ声をかける。

 

「君、何か困ってるのか?」

 

「えっ?あの実は――――って、ゆ、勇助お兄ちゃん!?」

 

「ん?……もしかして、はるかか?」

 

「そうだよ!!良く勇助お兄ちゃんに遊んでもらった春野はるかだよ!!」

 

困ってあたふたしていたのは、俺がガキの頃、良く遊んでいた妹分の春野はるかだった。

コイツとは俺が小学4年から6年まで一緒だったんだが、父さんが正式に如月財閥の会長になったことで、本社の方へ引っ越さなくてはならなくなり、それ以来会っていない。

 

「久しぶりだな~!!お前も、ノーブル学園に入学するのか?」

 

「も、ってことは、お兄ちゃんも?」

 

「ああ。俺は2年生として転入してきたんだ」

 

「そうなんだ!!私も1年生としてノーブル学園に入学したの♪私の夢を叶えるためにね♪」

 

「夢…………あのプリンセスになるって夢か?」

 

「うん!!……まぁ、小学6年の時の将来の夢で言ったら、男子たちに笑われたけどね」

 

そう言って苦笑いするはるか。

そんなはるかを見ていられず、俺ははるかの頭に手をのせ、撫で始めた。

 

「お、お兄ちゃん?」

 

「お前の夢は、立派な夢だ。お前なら、絶対にプリンセスになれる」

 

「そう……かな?」

 

「ああ!!何てたって、この俺が言うんだぞ?絶対になれるさ」

 

「…………うん!!ありがとうお兄ちゃん♪」

 

俺の言葉を聞いたはるかは笑顔になった。

 

「そういえば、お前なにあたふたしてたんだ?」

 

「そうだった!?お兄ちゃん!!寮の場所知ってる!?」

 

「あ、ああ。この道を真っ直ぐ行って、突き当たりを右に」

 

「ありがとう!!じゃあまた後で!!」

 

お礼を言ったはるかは、走って行った。

 

「相変わらず慌ただしい奴だな♪さて、まだ時間があるし何処に行くかn「ねぇ、ちょっといい?」ん?」

 

俺が何処に行くか考えていると、後ろから声をかけられた。

振り返ると、ノーブル学園の制服を着て黄色いリボンを着けた少女がいた。

 

「あのさ、寮の場所を聞きたいんだけど知ってる?」

 

「ああ。寮ならこの道を真っ直ぐ行って、突き当たりを右に行けば着く」

 

「そっか、ありがとう。えっと……」

 

「如月……如月 勇助だ」

 

「え?…………勇助……なの?」

 

「ん?俺を知ってるのか?」

 

「あたしだよ、き・ら・ら♪天ノ川きらら♪」

 

「きらら…………あのきららか!?」

 

「そうだよ♪久しぶりだね勇助♪」

 

声をかけてきた少女は、昔母さんのモデルの仕事場で会って仲良くなった少女、天ノ川きららだった。

 

「久しぶりだなきらら♪まさかノーブル学園に入学してくるとは」

 

「ママの母校だからね♪ここでいろいろ学ぼうと思ってさ。それより、私のこと知らなかったの?私これでもモデルやってて、雑誌に出てるんだけど?」

 

きららはそう言いながら、ジト目で睨み付けてくる。

 

「わ、悪い。あまり雑誌は買わなくてな」

 

「ふ~ん……まぁいいや。放課後雑誌渡すから、見てね♪」

 

そう言ったきららは、寮に向かって歩いていった。

 

「久しぶりに会ったが、美人になったよなきらら。さて、そろそろ移動するか」

 

俺はそう言い、別な場所へと移動する。

 

「しっかし、知り合いにこうも立て続けに会うと、また誰か知ってる奴に会うんじゃないか?…………ん?」

 

そんな事を言いながら中庭にやって来ると、エメラルド色の髪をした少女が、ベンチに座って本を読んでいた。

俺はその少女の姿が、昔離れ離れになってしまった幼なじみの女の子と重なってしまい、つい女の子の名前を口ずさんでしまう。

 

「みなみ……」

 

「えっ?」

 

俺の声が聞こえたらしく、少女は俺の方へ顔を向ける。

すると、少女は俺の顔を見た瞬間、口元に手を当て驚いていた。

 

「ゆう……すけ……」

 

「まさか……みなみ…………みなみなのか!?」

 

「勇助!!」

 

俺の顔を見て驚いていた少女―――海藤みなみは、ベンチから立ちあがり、俺がいる方へ走ってくると、俺へ抱きついてきた。

 

「み、みなみ!?////」

 

「勇助……!!……勇助なのね!!私の知ってる勇助なのね?」

 

「……ああ。正真正銘、お前の幼馴染みの如月 勇助だよ」

 

「あぁ……勇助…………会いたかった……会いたかったわ……!!」

 

そう涙声で言ってくるみなみの頭を、俺は優しく撫でる。

そして落ち着いたのか、みなみは俺から離れた。

 

「ご、ごめんなさい////恥ずかしいとこ見せてしまって//」

 

「気にすんなよ。おかげで、お前の意外な一面を見れたからな♪」

 

「もう…………バカ////」

 

そう言いながら、笑みを浮かべるみなみ。

コイツとは幼稚園からの付き合いだ。俺が転校するまでずっと一緒だった。

転校すら際、みなみは俺を行かせまいと、腕を組んでいたが、大人の力には敵わずはがされてしまった。

そして俺たちは、必ずまた会おうと約束をして離れ離れとなった。

 

「最初、転入してくる人の名前を聞いた時は驚いたわ。でも同姓同名の可能性もあったから、あまり期待しないでいたのだけど…………来たのが勇助で、嬉しいわ♪」

 

「何で、転入するのが俺だと知ってたんだ?」

 

「私、ノーブル学園の生徒会長を務めているから、それで知ったの」

 

「なるほど。俺も、みなみと再会できて嬉しいよ」

 

「ふふ♪ありがとう♪」

 

俺の言葉を聞いたみなみは笑みを浮かべる。

 

「そういえば、勇助は何を?」

 

「ああ。実は、荷物の整理を終えて散歩をしていたんだ」

 

「そうだったの…………なら私が「みなみー!!」せいら」

 

「えっ?せいら?」

 

みなみが何かを言うおうとした時、俺とみなみの幼馴染みである東せいらがやって来た。

 

「あれ?もしかして勇助?久しぶり!!」

 

「久しぶりだなせいら!!何かみなみに用があったのか?」

 

「うん。ちょっと、オリエンテーリングについて確認したいことがあってね。悪いけど、今すぐ生徒会室に来てくれない?」

 

「分かったわ。ごめんなさい、勇助」

 

「気にしなくていいよ。また後でな」

 

「うん。また後で」

 

そう言ってみなみは、せいらと共に生徒会室に向かった。

 

「変わりないようで良かった。さて、次は何処に行くかな~?…………ん?」

 

また何処に行くか考えていると、風が吹いていないのに、ひぃひぃじいちゃんから貰ったお守りのチョーカーが揺れた。

気のせいかと思ったが、今度はチョーカーが少しだけ光だし、浮かびあがった。

 

「な、なんだなんだ!?なんでチョーカーが浮かんでんだ!?」

 

チョーカーが浮かび上がり、慌てふためく俺。

するとチョーカーが俺の首から離れて、何処かへ飛んでいった。

 

「チョーカーが飛んだ!?てか、何処に行くんだ~!?」

 

俺は急いで、チョーカーが飛んで行った方へ走る。

走っていくと、チョーカーは森の中へと入っていく。

 

「たく、いったい何処に飛んでくんだよ!?てか、なんでチョーカーが飛んでるんだよ!?あれか!?ひぃひぃじいちゃんの霊がイタズラでもしてんのか!?」

 

そんな事を言いながら、俺は必死にチョーカーを追いかける。

そしてチョーカーの真下まで追いつき、ジャンプしてチョーカーを捕まえた。

 

「よし捕まえた!!たく、なんで飛んだんだよコレ?」

 

『プリキュア!!プリンセスエンゲージ!!』

 

「え?」

 

チョーカーを見ていると、近くからはるかの声が聞こえてきた。

その声のする方へ顔を向けると、はるかが香水瓶みたいな物に、鍵?みたいな物を差し込んだ。

すると、はるかの髪がのびるのと同時にピンクのメッシュみたいなのがはいった金髪へ変わり、服装がピンク色のドレスへと変わった。

 

「咲き誇る花のプリンセス!!キュアフローラ!!」

 

「……………………」

 

俺は唖然とした。

だってそうだろう?大事な妹分が、変身したんだよ?

唖然する以外の選択肢はないよ。

 

「行け!!ゼツボーグ!!」

 

『ゼツボーグ!!』

 

「はい?ゼツボーグ?」

 

唖然としていた俺の耳に聞こえてきたのは、乱暴そうな男の声と変な鳴き声?みたいなのが聞こえた。

そちらに顔を向けると、ヤンキーみたいな格好をした男と、南京錠?みたいなのがついた怪物、姿を変えたはるかに襲いかかった。

 

「うわっ!?」

 

だけど変身したはるかは、当たる寸前でその場から高く跳んで交わした。

そして見事に着地したはるかは、自身の手をみる。

 

「凄い…………これなら!!」

 

自信を持った表情になったはるかは、怪物に向かって走っていき、怪物を殴り飛ばした。

 

『ゼツ、ボーグ!?』

 

「やった!!」

 

「ゼツボーグ!?よくも!!」

 

怪物を殴り飛ばした事に若干喜んでいるはるかへ、ヤンキーな男が襲いかかろうと拳を構えていた。

それを見た俺は

 

「オラァアアアアアア!!」

 

「げほぉおおおお!?」

 

「えっ?」

 

無意識に駆け出し、ヤンキーな男の顔へ飛び蹴りをおみまいした。

着地した俺は、はるかへ顔を向ける。

 

「大丈夫か?はるか」

 

「お兄ちゃん!?え?なんで私だって知ってるの!?」

 

「いや、お前が変身するの見てたから」

 

「あ、なるほど」

 

俺の説明を聞いて納得するはるか。

すると、蹴り飛ばした男が、頬を擦りながら立ち上がった。

 

「て~!!テメェ!!いったいなにもんだ!?」

 

「コイツの兄貴分だ。テメェこそ何者だ?」

 

「はっ!!誰が教えるか!!ゼツボーグ!!その人間を潰せ!!」

 

『ゼツボーグ!!』

 

男に言われた怪物は、俺に近づき拳を振り下ろす。

だけど

 

「よっと」

 

「なっ!?」

 

『ゼツ!?』

 

「そ~~ら!!」

 

『ボ~~グ!?』

 

「えぇええええええええ!?」

 

俺は拳を受け止め、怪物を投げ飛ばした。

それを見ていたはるかと男は、驚きを隠せないでいた。

すると、俺の元へはるかと、インコと犬が近づいてきた。

 

「お兄ちゃん凄いよ!!怪物を投げ飛ばすなんて!!」

 

「まぁな。これでも鍛えてるからな♪」

 

「そっか♪でもお兄ちゃん、危ないから下がってて」

 

真剣な顔で言ってくるはるか。

おそらく、俺に怪我をしてほしくなくて言ってるんだろう。

………………でも、それは俺も同じだ。

 

「悪いなはるか。大事な妹置いて逃げる程、腐ってないよ俺」

 

「お兄ちゃん…………」

 

「はるか……俺は、たとえ相手が怪物だろうと、大切な人たちを見捨てたくないんだ。だから相手が怪物でも俺は逃げない!!立ち向かって、アイツを倒す!!」

 

俺がそう言うと、不思議なことが起きた。

右手に持っていたチョーカーが再び光だした。

しかも、先程よりも眩い光を放つ。チョーカーは俺の手から離れて浮かび上がり、光に包まれる。

そして光が弾け飛ぶように消えると、そこにあったのは剣のチョーカーではなく、白く黒いラインが入った宝石みたいなのがついた剣だった。

剣は、まるで当然かのように、俺の前へ降りてきて、俺は剣を握りしめた。

 

「ひぃひぃじいちゃんのお守りが…………剣に変わった?」

 

「それは伝説の剣【ホーリーソード】ロマ!?」

 

「え?」

 

突然聞こえた声に驚いた俺は、声が聞こえた方に顔を向ける。

そこには、はるかと一緒にいたインコと犬がいた。

そして次の瞬間、俺は驚いた。

 

「まさか、伝説の剣が見つかるなんて、驚きパフ!!」

 

「でも確か、ホーリーソードは大昔前に失われたと聞いてるロマ!!」

 

「い、インコと犬が喋った!?」

 

「インコじゃないロマ!!アロマだロマ!!」

 

「パフは犬じゃないパフ!!」

 

「インコでも犬でもないって、いったいどういう」

 

「おいテメェ!!」

 

「なんだよ?今忙しいんだが?」

 

「ふざけんな!!こうなったら、俺様が本気で潰しに行ってやる!!」

 

そう言ったヤンキーは、俺に向かって駆け出す。

その時、謎の声が聞こえてきた。

 

『剣を空へ掲げろ』

 

「え?」

 

『剣を空へ掲げ、騎士の名を叫べ。聖なる鎧を纏え』

 

「剣を空へ掲げ、騎士の名を叫べ?」

 

俺は、謎の声に言われた通り剣を空へ掲げる。

その時、叫べと言われた騎士の名が頭の中に思い浮かぶ。

 

「ホーリーナイト!!ウェイクアップ!!」

 

「なにっ!?」

 

「えぇええええええええ!?」

 

俺がそう叫ぶと、空から一筋の光が降り注ぎ、俺を包み込む。

すると、俺の服が黒いライダースーツのような物へと変わり、白い鎧が装着していく。そして俺の後ろ髪が肩くらいまで伸び、白い宝石がついた騎士の兜のような物が頭に被さる。

そして俺を包んでいた光は弾け飛び、俺の姿を見たはるかたちが目を見開いた。

 

「お、お兄ちゃん…………なの?」

 

「あ、あれは伝説の!?」

 

「テメェ!!なにもんだ!?」

 

「闇を斬り裂く光の騎士!!ホーリーナイト!!」

 

「ホーリー……ナイト」

 

「未来に繋がる希望の夢、返してもらうぞ。さぁ、覚悟を決めろ!!」

 

俺は剣を構えながらそう名乗り、ヤンキーに向かってそう言う。

 

「って、なんじゃこりゃぁあああああ!?服は変わるは、鎧は着くは、どうなってんだ!?」

 

「お、落ち着いてお兄ちゃん!!」

 

「で、伝説の光の騎士、ホーリーナイト!!」

 

「バカな!!プリキュアに続いて、伝説の騎士まで蘇っただと!?」

 

「で、伝説の騎士?」

 

「とにかく、あのゼツボーグを倒してパフ!!じゃないと、あの子が檻に閉じ込められたままになっちゃうパフ!!」

 

「あの子?」

 

パフと言った犬?が向く方へ顔を向けると、1人の少女が檻に閉じ込められていた。

 

「ゼツボーグを倒さないと、あの子はあのままパフ!!プリキュアと一緒に倒してほしいパフ!!」

 

「…………分かった」

 

俺は頷き、剣―――ホーリーソードを構える。

 

「お、お兄ちゃん?」

 

「構えろはるか…………いや、キュアフローラ。あの子の夢を取り戻すぞ」

 

「お兄ちゃん…………うん!!」

 

俺の言葉を聞いたはるかことキュアフローラは、俺の隣に立ち拳を構える。

 

「テメェ!!事情もろくに分かってねぇのに、なんでそいつを助ける!!」

 

「理由なんて簡単だ。あの子が苦しそうな顔をして檻に閉じ込められてる。俺は苦しんでる奴を見るとほっとけない性格なんだ。だから助ける!!理由はそれだけで十分だ!!」

 

「クソが~!!ゼツボーグ!!プリキュアごとそいつも倒せ!!」

 

『ゼツボーグ!!』

 

「行くぞフローラ!!」

 

「うん!!」

 

俺とフローラは、向かってくる怪物―――ゼツボーグに向かって駆け出す。

近づいたことにより、ゼツボーグは俺たち目掛けて拳を振り下ろした。

俺とフローラは、ゼツボーグの攻撃を余裕で交わす。

 

「フローラ、攻撃を叩き込め!!合わせる!!」

 

「うん!!やぁっ!!」

 

「ハァッ!!!」

 

『ゼツ!?』

 

「(いける!!)フローラ!!蹴りだ!!」

 

「ハァッ!!」

 

『ボー!!!?』

 

「セイヤッ!!」

 

『グー!!!?』

 

「ぜ、ゼツボーグ!?」

 

俺とフローラは同時にゼツボーグを殴り、フローラに蹴りあげられたゼツボーグを、俺がホーリーソードで叩き落とした。

 

「す、凄いパフ!!」

 

「フローラ、今だロマ!!パフュームに鍵を差し込むロマ!!」

 

アロマと名乗るインコ?がフローラにそう言った瞬間、俺の左腰が光だした。

見てみると、何かが差し込まれている5角形の箱のような物があり、差し込まれている1つが光っていた。

抜いてみると、それは鍵だった。そして鍵を引き抜いたことでか、宝石みたいな物が上へスライドし、鍵を差し込めるようになっていた。

 

「そういうことか。行くぞフローラ!!」

 

「うん!!」

 

俺はフローラの返事を聞き、剣に鍵を差し込む。

 

「スラッシュキー!!装填!!」

 

「エクスチェンジ、モードエレガント!!」

 

「聖なる光よ、剣に集え!!ホーリーナイト、ホーリー・エンド・スラッシュ!!」

 

「舞え、花よ!!プリキュア・フローラル・トルビヨン!!」

 

『ドリ~ミ~♪』

 

俺は鍵―――【スラッシュキー】を装填し、ホーリーソードに力を蓄積し、技名を言いながらゼツボーグを斬り、その後にロングドレスとなったフローラが必殺技を放ち、ゼツボーグは消え、代わりに花が舞った。

 

「光に包まれ、眠れ」

 

「ごきげんよう」

 

「クソっ!?覚えてやがれプリキュア!!ホーリーナイト!!」

 

俺たちの決め台詞?みたいなのを聞いたヤンキーは、鍵穴のような物に入って逃げていった。

そしてフローラのドレスは、ロングドレスから最初の状態へと戻った。

 

「やったパフ!!凄いパフ!!」

 

「さぁ、あの鍵穴にキーさして、彼女を解放するロマ!!」

 

「うん!!」

 

アロマに言われたフローラは、降りてきた檻に近づく。

 

「開け!!夢への扉!!」

 

そう言ってフローラが鍵を差し込むと、檻は光になって弾け飛び、解放された少女をフローラが抱き止めた。

 

「大丈夫そうか?」

 

「うん!!怪我はないみたい♪」

 

「良かったな。お前は大丈夫か?」

 

「うん!!心配してくれてありがとう、お兄ちゃん♪」

 

笑顔で言うフローラを見て、俺は安心して笑みを浮かべる。

そして自然に俺たちの変身が解除され、俺たちは少女が目を覚ますのを待った。

 

 

to be continue




今回はここまでです!!

勇助の詳細は後日投稿します。
そして次回は、アロマたちの説明とあのプリンセスの覚醒です!!

次回も是非読んでください!!
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