ネプ子さんが別次元にログインしました   作:無言の短パン

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ギリギリセーフ。
今回はタイトルでも分かるように鬱エンドの世界です。
いつものギャグとかはほぼなく、シリアス多めです。

追記 舞台はRe;Birth2です。



ネプ子さんが支配エンド次元にログインしました。

「私、ネプテューヌ!プラネテューヌの女神パープルハート様とは私のことだ!」

 

「なんか目が覚めたら別次元のバーチャフォレストに居ました。…以下略……」

 

 

「この次元は…なんて言えばいいんだろう?」

 

「上手く言えないけど、今まで私が飛ばされた次元とは根本的に何かが違う気がするな」

 

「居心地はいいんだけど…何か…大切なものがないとでも言えばいいのかな?」

 

「なんだろう、このいやーな感じ」

 

「まぁ、いいや。…それじゃあ、いつもみたいに探索を始めるとしますか」

 

 

 …………

 

 

「ねぷ、ねぷ、ねぷっ!…おぉ、ここは!」

 

「確か、昔よくネプギアと遊んだ場所だ!うわぁー、懐かしいなー」

 

「あの頃のネプギアはこんなちっちゃかったっけなー。…それが今では立派に育ちましたなー」

 

「それもこれも、私の教育のおかげだね!いやー、流石私!お姉ちゃんの鏡だね!」

 

 なーんてね。…実際は私だけの力じゃないんだよね。

 犯罪組織マジェコンヌがゲイムギョウ界を支配しようとして私たちが捕まっちゃったあの時に、いろんな出会いや経験を経て、あそこまで成長したんだよね。

 あの時は完全に主人公の座を奪われちゃったなー。

 零次元の時も私よりネプギアの方が主人公してたし、うかうかしてるとまた主人公の座を奪われちゃうかも。

 

「いくら可愛い妹とは言え、主人公の座だけは絶対に渡さないよ!ネプギアだけじゃない…ノワールにも、ブランにも、あいちゃんにも…主人公オブ主人公の名にかけて!」

 

 私は新たに決心を固めるのであった。

 

 

 ……Now Loading……

 

 

「…おねえ…ちゃん?…嘘…おねえちゃん…なの?…」

 

「おぉ、ネプギアじゃん!噂をすれば。…あれ、どったの?そんなに驚いた顔して?」

 

 それになんだか様子がおかしい。

 目が虚ろって言えばいいのかな?

 

「お姉ちゃん…お姉ちゃーん!」

 

「ねぷ!? ど、どうしたのネプギア!いきなり抱きついてくるなんて」

 

「お姉ちゃん!お姉ちゃん!お姉ちゃん!」

 

「…おーおー、よしよし。よくわからないけど、ネプギアの気の済むまで甘えさせてあげるよ」

 

「うわああぁーーん!!!」

 

 私はしばらくの間、ひたすらネプギアをあやし続けた。

 

 

 …………

 

 

「そう…なんだ…この世界では…そんな事が…あったんだね」

 

 どうにか話せるくらいにまで落ち着いたあとに少しずつだけど、ネプギアに何があったのかを聞いてみた。

 すると、ネプギアから聞いた内容は衝撃的だった。

 

 どうやらこの次元では私の次元でも起こった、犯罪組織マジェコンヌが世界を支配しようと暗躍してたらしい。

 日本一とがすとが居なくて、そのポジションにREDって子とぷち子が居たこと以外は概ね、私の次元と同じように物事が進んでいって、犯罪神との決戦の前にそれは起こった。

 

 …まさか犯罪神を倒すために、ネプギアが女神を殺すほど強くなるらしいゲハバーンとかいう武器を使って、私たち四女神と、ネプギアを除いた女神候補生達を殺したなんて…とても信じられないよ。

 

 いつだったか、ネプギアやあいちゃんが旅の最中にそんな武器の伝承を聞いたとか言ってた気がするけど、本当にそんなものがあったなんて…。

 この世界のネプギアだって必死に頑張ってたのに。

 世界を救うために必死で戦い続けた結末がそんなのなんて…あんまりだよ。

 

 もしこの世界にぷるるんやピー子、うずめみたいな他の守護女神がいたら。

 この世界では仲間になっていなかったメーカーキャラのみんなや、ゴールドサァドの4人がいたら。

 別次元で出会った、ぜがみんやセハガールたち。デンゲキコちゃんやファミ通ちゃん。武将のみんなや秘書官君。プロデューサー。タムソフトちゃん。ブーケちゃん。キリアや猫姫ちゃん。誰か1人でもいれば、この世界の命運も変わっていたかもしれない。

 ちょっと、そこの君!秘書官君、プロデューサー、ブーケちゃんはいても役に立たないだろとか思ったでしょ!

 あの3人は有能だし役に立つよ…多分。

 

 

「相当辛かったんだね、苦しかったんだね…大好きなみんなを…」

 

「…お姉ちゃん…私もう…ダメ。…限界なの」

 

「限界?」

 

「倒す寸前に犯罪神が言ったの…女神が一人だけしか居ない世界は平和だろう。…でも争いのない世界に競争は生まれない、発展も成長も生まれない、やがて衰退していくって」

 

「結局、犯罪神の言った通りだった。発展も成長もないこの世界は確実に、少しずつ衰退していってる」.

 

「それに他の国の教祖の皆さんとは距離を置かれてちゃって…一緒に戦ってくれたアイエフさんやコンパさん達からも忙しいからって、全然会えなくて。いーすんさんも忙しくてろくに話せないで、ここしばらくはいつも一人ぼっちで…」

 

「ネプギア…」

 

「なんでこうなっちゃったんだろ。…そもそも私はお姉ちゃん達を助けるために旅を始めたんだよ」

 

「それなのに、私はこの手でお姉ちゃん達を…お友達になってくれたユニちゃん、ロムちゃん、ラムちゃんを…」

 

「そもそも、私はなんであの時プラネテューヌにシェアを集結させようなんて提案したんだろう」

 

「あんな提案さえしなければみんなと仲違いすることはなかった」

 

「魔剣だってそう。あんなもの直ぐにでも壊してれば別の可能性だってあったかもしれない」

 

「もっと他にも手はあった筈なのに…どうして…なんで…」

 

「お、落ち着いてネプギア!」

 

 取り乱し始めたネプギアを落ち着かせるため、私はネプギアを上下に揺さぶった?

 

「…もう無理だよ…私一人でこの世界を支えていくのは」

 

「そんな…」

 

「…だからお願い。…お姉ちゃんの力でこの世界を救って!」

 

「私の力で…か…」

 

「そして…ずっと、この世界に…ううん…私の側にいて!…ずっと、ずっと!…じゃないと私…私。

…もう、一人は嫌だよ…」

 

「ネプギア…」

 

 ちょ、こんなのダメだよ。私の作品って、お馬鹿でお気楽なゆるーい作品なんだから。

 こんな鬱展開なんて怒られるだけだよ。

 それに私、こういうシリアスな展開は本当に苦手なんだよ。

 

 ……でも…流石にかわいい妹をこのままにしておくわけにはいかないよね。

 例え別次元のネプギアでも、私にとっては可愛くて大切な妹だよ。

 それにこの次元だってこのまま放っては置けないし…よし、ここは一肌脱ぐとしますか。

 バッドエンドのまま終わりとか、この私が絶対にさせないよ!

 

 

「…しっかりしなさいネプギア!」

 

「ひっ!」

 

「この次元はこの世界の私たちがネプギアに託したんでしょ!それなのにそんな弱気でどうするのさ!そんなんじゃあ…みんなが浮かばれないよ」

 

「で、でも…私…」

 

「それにね。…確かに私は今までいろんな次元を救って来た主人公オブ主人公だよ。…だけど…それは私一人だけの力じゃないよ」

 

「私の次元や別次元で仲良くなった仲間たちと力を合わせて、そして私を信仰してくれる人のシェアの力でいろんな次元を救うことができたんだよ!」

 

「今の私たち二人が力を合わせたとしても、この次元を救うなんて絶対に不可能だよ!」

 

「そんな…」

 

「…だからさ。ネプギアの今の気持ちを素直に伝えて。コンパやあいちゃんとか、みんなに協力して貰おうよ」

 

「で、でも私…皆さんから避けられて…」

 

「違うでしょ。…本当はネプギアがみんなと会うのを避けてるんでしょ」

 

「あっ…う…」

 

「図星なんだね。…ネプギア以外の女神がいなくなって、これからは1人でこの世界を支えていかなくちゃいけないって思ったのかもしれないし、みんなに責められるのが怖かったのかもしれない。…でもね、今のままじゃダメなんだよ」

 

「大丈夫。みんななら、ネプギアがちゃんと話し合えば絶対に協力してくれるよ」

 

「でも…ミナさんやチカさんは…」

 

「もう仕方ないなー。それなら、ミナやチカと話し合う時には私も一緒に説得してあげるよ。…だからさ、弱気になって諦めないで頑張ってみようよ、ネプギア」

 

 

「お姉ちゃん。…お姉ちゃん、私、決心したよ。自信はないけど…この世界を救うために精一杯頑張ってみるよ」

 

「そうこなくちゃね!流石それでこそ私の妹だよ」

 

「…ありがとう、お姉ちゃん。弱気になっていた私を奮い立たせてくれて」

 

「気にしない、気にしない。主人公として…いや…お姉ちゃんとして、困ってる妹を助けるのは当然だよ」

 

「お姉ちゃん…」

 

 

 この時の私は確信していた。

 たとえ何が起こったとしても絶対にみんなとネプギアを仲直りさせて、力を合わせてこの世界を救うことが出来るってね。

 

 でも1つだけ思いもしなかった。

 元の次元に帰った後、私の次元や今まで行ったことのある別次元や、これから行くことになる別次元の仲間たちがこの世界を救うのを協力してくれて、最終的には複数の次元のシェアを一つにすることで、魔剣によって命を落とした7人の女神が復活する事になんてね。

 

 

「よし!そんじゃあ、サクサクといこうか!…まずはあいちゃん、コンパ、いーすんの三人あたりからでも行ってみよう!」

 

「……」

 

「あれ、ネプギア…どったの?」

 

「ゆっくりとしている場合じゃないのは分かってるの。…でも…後ちょっと…ほんの少しだけ…このままでいたいの。…ダメ…かな」

 

「…もう仕方なぁ。あとちょっとだけだよ」

 




ご都合主義と思われたでしょうが、複数の次元にある大量のシェアを1つに合わせれば女神の復活も不可能ではないと私は思います。

さて支配者エンドの感想は正直あまり書きたくはないですが、最後のネプギアの悲しそうな顔がしばらくの間忘れられず、今でもたまに思い出す事があります。完全にトラウマになっています。
またこの先ネプギアは心の底から笑うことはできないだろうなと思いました。

このエンドをやり終えた後は込み上げてくる焦燥感と共に、どうにかしてこのネプギアを救えないかと思いました。
じゃあ、こんな状態のネプギアを救えるのは誰かと考えた結果、ねぷねぷしかいないと思いました。
いつか様々な体験をした別次元のねぷねぷが、この世界に来てネプギアを救う小説を書いてみたいなと思い、それがこの話しです。

ではしばらくの間は今日発売の勇者ネプテューヌを楽しむ事にします。
次の投稿を気長に待っていてくれると幸いです。

次にねぷねぷが行くとしたらどの次元が良いか?

  • 初代ネプテューヌ次元
  • Re;Birth1次元
  • 勇ネプ次元
  • 聖剣エンド次元
  • はいすくーる次元(小説)
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