登場するキャラは今までちゃんとした出番がなかった2人です。
「ねぷーーー!」
私、ネプテューヌ。プラネテューヌの女神で人気者の主人公なんだよ。
「そんな私ですが、気がつくとパラシュートなしのスカイダイビングの真っ最中でした」
「何を言ってるのか分からないと思うかもしれないけど私も…って、そんな悠長なこと言ってる場合じゃないよ!」
「これやばい奴だよ!なんで私、空から落下してるの!? しかも、もうすぐ地面だし!」
「ねぷ!落下地点に黒髪ツインテールの少女の姿が!」
「このままじゃあ、ぶつかっちゃうよ!どいて、どいてー!」
「へっ?の、のわぁぁあーー!」
…………
「あいたたたー。いやー、脳波コンがなければ即死だったよ」
「あっても即死だろとかいう無粋なツッコミは受け付けないよ」
「えーと…ところで…ここはどこだろう?」
私はキョロキョロと辺りを見渡してみた。
辺りは草木が生い茂っていた。
「見た感じバーチャフォレストっぽいけど…気がついたら空から落下とか普通じゃないし。…もしかして、ここって別次元なんじゃ」
「はぁー、勘弁してよ。…前回飛ばされた次元のネプギアがあんまりにも可哀想だったから、しばらくの間は私の世界のネプギアには心配を掛けさせたくなかったのに…どうしてこうなっちゃうんだろ」
説明は…正直あんまりしたくないけど。
前回飛ばされた次元ではネプギアが私たちを…その…ね…あれしちゃった世界だったんだよ。
私たちをあれしちゃったことや一人で何でも背負いこんでいたことで、心身共に病んでいたネプギアを私が必死の説得で奮い立たせて、ギクシャクした関係だったあいちゃん達メーカーキャラやいーすん達教祖との仲を取り持って仲直りをさせたんだよ。
「あっちの世界のネプギア…元気でやってるかな。…いろいろと手助けはしてあげたけど…本当の意味で救えたとは言えないよ」
「どうすればネプギアを救うことができるのかな?」
私は柄でもなく真面目に考え込んでいた。
「ノワールちゃ〜ん。凄い音がしたけど何かあったの〜」
「のわる!どこにいるの!」
「ねぷ!この特徴的なゆったりとした声と元気いっぱいな声は!まさか!」
「あ〜、ねぷちゃんだ〜」
「おー、やっぱり、ぷるるんだー!」
今回はちゃんと紹介しよう!
この子はぷるるんことプルート。
私がいる超次元とは別に存在する次元・神次元のプラネテューヌの女神なんだよ。
因みに、女神の時の名前はアイリスハート。
お昼寝が大好きで普段はこんな感じでおっとりとしてるけど、実は超ドSで女神に変身したらもう手がつけられないんだ。
「ねぷてぬだ!ねぷてぬー!」
「ぬぐぅ!…ぴ、ぴー子! 相変わらず、いいタックルだね…」
再び紹介しよう!
この子はピー子ことピーシェ。
ロムちゃんラムちゃんよりもちっちゃいけど、これでもれっきとした神次元の女神なんだよ。
女神の時の名前はイエローハート。
元気いっぱいな暴れん坊で、私を見つけると全力で体当たりしてくるんだけど、これがまた、信じられないぐらいの一撃なんだよ。
「えーと…ぷるるんとピー子が居るって事はここは神次元かな?」
「うん、神次元だよ〜」
「やっぱり!やったー!この次元ならすぐにでも元の超次元に帰れるよ!」
またまた説明しよう!
超次元と神次元は私とネプギアといーすんの活躍で自由に行き来ができるんだよ。
「いやでも、最近忙しかったし…どうせすぐ帰れるし、しばらくこの次元でゆっくりするのもいいかも!」
ネプギアごめん、心配させたくなかったけど…お姉ちゃんぐうたらしたいんだ。
でも私の次元のネプギアは強い子だし、私がいなくても平気だよね。
…………
「いやー、それにしても…この次元のぷるるんとピー子と会うのは凄く久しぶりだね」
「ほぇ〜?この次元〜?久しぶり〜?」
「ふぇ、なにいってんの?ぴい、さっきまでねぷてぬとあそんでたよ」
あれ?何この反応?
しかも、ついさっまでって。
「さっきまでって…えぇー!まさか、この次元に別の私がいるの!」
「別のねぷちゃん?ねぷちゃんはねぷちゃんでしょ〜」
「いやそうじゃなくて。…えーと、ついさっきまで私とどんなことしてたの?」
「どんなって、ゲームとか〜、お昼寝とか〜」
「ぷりん!ねぷのぷりんたべたよ!すっごくおいしかった!」
「そ、そうなんだ」
うーん、そんな記憶は当然のごとくない。
ということは、ここは神次元だけど、私の知ってるのとは別の神次元なのかな?
まぁ、超次元も複数あったし、神次元が複数あってもおかしくはないのかな。
だとしたら…どうしよう。
この2人にはあんまり難しいことを聞いても答えられないきがするし、話しても理解できない気がする。
でも、まだ絶対とは言いきれないしなー。
…そうだ!私が知ってる神次元のぷるるんやピー子なら、絶対に答えられそうなことをいくつか聞いてみればいいんだ!
いやー、こんなことを思いつくなんて流石私だね!
さーて、何を質問しようかなー。
私のことだと答えられそうだしここは…
「ねぇ、今から2人に質問したいことがあるんだけど」
「聞きたいこと〜、なーに〜?」
「くいず!ぴぃ、くいずとくいだよ!」
「えーと…2人は鉄拳ちゃんって知ってる?」
「鉄拳ちゃん?だーれそれ〜?」
「しらない、なにそれ?」
うーん、どうやら全然知らないみたいだね。
鉄拳ちゃんは知り合いの熊を教会に住まわせてたりしてたから、私の知ってる神次元のピー子たちとはそこそこ関わりを持っていた子なんだけど。
これは…別次元確定かな。
「えーと、いきなりで信じられないと思うけど実は私…」
…………
「ふぇ〜、目の前にいるのは私が知ってるねぷちゃんじゃない、別次元のねぷちゃん〜!しかも〜、別次元には別の私やピーシェちゃんがいる次元があるの〜!」
「そうなんだよ。いやー、私も初めておっきい私やバイクの私と出会った時は驚いたよ」
「たのしそう!ぴいもちがうせかいにいって、そのせかいのぴいとあそんでみたい」
「いや、それはちょっと。…ピー子が2人もいたら私の体がもたないよ」
「私も別次元の私とお昼寝したり〜、お人形さんを作ったり〜、お人形さんで遊んだりしてみたいな〜」
ぷ、ぷるるんが2人とか想像しただけでも恐ろしいよ。
もし、もしも2人同時に変身なんかした日にはお前…この世の終わりだよ。
…うん、これ以上考えるのはやめよう。
「ねぇ、いつまでもこんな所で立ち話するのもなんだし、プラネテューヌ教会にいこうよ」
「教会に〜」
「うん。この世界について色々と聞かせてよ。教会に居るであろう、ちっちゃいいーすんも交えてさ」
正直、この次元のことや超次元のことはこの2人に聞くより、いーすんに聞いた方が手っ取り早いしね。
「いいよ〜。教会に行こう〜」
「それならきょうそう!きょうかいまできょうそうしよ!よーいどん!」
「あぁー、卑怯だよ!まてー!」
「わぁー、置いてかないで〜」
この時の私は想像してなかった。
この後、こっちの世界のノワールたちや、もう1つの世界の私たちと知り合うことになるなんて。
そして、ユニちゃんが飼ってるペットのミミなんたらかんたらのクラたんと遊んだり。
R18アイランドのヒワイキキビーチで遊んだり、ルウィーの遊園地で遊んだり。子供姿のあいちゃんとコンパと遊んだりすることになるなんて。
そして特に問題も起きなかったから、ぐーたらしたり遊びまくってたら、ちっちゃいいーすんに早く帰るためのシェアを集めろってお説教されるなんてね。
「あれ〜?」
「どったの、ぷるるん?」
「誰か〜、忘れてる気がするんだよ〜」
「そうなの?…うーん、でも思い出せないなら、きっと大した人物じゃないんじゃないかな」
「うん。それもそうだね〜」
「痛たた。…何なのよ、もう」
「確か…ネプテューヌが空から落ちて来てそれから…」
「そうだ、プルルートとピーシェは!」
「プルルート!ピーシェ!居るなら返事してー!」
「これって、まさか…置いてけぼりにされたの……嘘でしょーー!」
「プルルートー!ピーシェー!ふざけてるだけでしょー!」
「今なら怒らないであげるからー!出てきなさーい!」
続かない。
いかがでしたか。
実は執筆してる最中に、これってアニメというよりVじゃねと思いましたが、あえて投稿しました。
正直、ユニちゃんとクルたん、ついでにノワールを出そうという案もありましたが…プルルートとピーシェにちゃんと出番を与えたかったので。
さて、ネプテューヌ THE ANIMATIONの感想ですが私がネプテューヌという作品を知るきっかけとなったアニメであり、とても良かったです。
特にNGシーンが好きでした。
その中でもユニちゃんのぺったんフレンズとあいちゃんのケータイの写真に寝巻き姿のコンパが居た話は笑ってしましました。
さらに、女神状態のねぷねぷたちがドレスや水着を着ていたのは新鮮で良かったと思います。
個人的にホワイトハートの水着姿が好きです。
不満点をあげるのならば1話で他の教祖は出ているのにチカだけが出てなかったことです。
また、出番がなかったメーカーキャラ達を一瞬だけでも良いので出て欲しかったです。
まぁ、不満点はネプテューヌ作品をプレイした後に改めて視聴してみて感じたことなのですが。
次回の投稿ですが未定です。気長に待っていてくれると嬉しいです。
次にねぷねぷが行くとしたらどの次元が良いか?
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はいすくーる次元(小説)