悟空「強くなりたくねぇか?」一方通行「あァン?」   作:ryu-

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ギャグです。

広い心でご参照ください。


上条当麻「その幻想を物理でぶち殺す!」

キイィィィィィン バウッ!!

 

 

一方通行「おーおー、半年ぶりの学園都市だなァ。どうだ上条?」

 

上条「いやー、あの時に見た空から見た学園都市がこうして無事に見れるだなんて……感無量だ。ほんと、無事でよかった……」サメザメ

 

一方「相変わらず女々しい野郎だなァ」

 

上条「誘拐犯が何言ってやがる!」

 

一方「ところでマスターに払う月謝の件だが」

 

上条「ハッ、これからバイトして少しづつ返金する所存であります!」エアセイザ

 

一方「いや、いいバイト紹介してやらァ」

 

上条「ほ? おいおい人体実験とか言わないよな。言イマセンヨネ?」

 

一方「まあ大体間違ってねーな」

 

上条「間違っててくれよ! 何するつもりだよ!」

 

一方「俺のスパーリング相手になれってだけだ。一週間毎で給料は……こんぐれェでどうだ?」

 

上条「神様デンデ様一方通行様ぁ! 犬とお呼びください!」

 

一方「お、おう。ついでにもしスパーリングで俺に勝ったら給料二倍にしてやらァ」

 

上条「てめぇ首を洗って待ってろよ! ぼこぼこにしてやりますからねぇ!!」

 

一方「楽しみにしてるぜェ?」ニヤリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

上条「はぁー、ひっさぶりの我が家だ! 修行修行の毎日だったからなぁ……懐かしいぜ……」ホロリ

 

上条「しかしホコリっぽいな……よし、まず掃除終わらせてから飯でも作るか! それじゃあまず布団を干して」ドアガラガラ

 

上条「」ベランダニシロイモノガ

 

上条「あれ? 布団干しっぱ……いやいや布団は手に持ってる、って人ぉ!?」

 

??「う、ぅぅ……」

 

上条「お、おいアンタ! 大丈夫か!?」

 

??「お」

 

上条「お?」

 

??「おなかすいた」

 

上条「……」

 

??「ごはんくれたら嬉しいな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

??「」ガツガツガツムシャムシャ

 

上条「……お代わりいるか?」

 

??「」コクコクコク

 

上条「はいよ。フッ、買ってきてばかりの一週間分の食事が無くなりそうだぜ。不幸だ……ってかこいつサイヤ人なんじゃねえの? この食い気」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「はー! とっても美味しかったんだよ! ありがとう、とうま!」

 

上条「お粗末様でした。で、インデックス、だっけ?」

 

禁書「うん、そうだよ!」

 

上条「なんでうちのベランダに引っかかってたんだ? あと地球人デスカ?」

 

禁書「ある魔術結社から逃げてたんだけど、足を踏み外してあそこに引っかかっちゃったんだよ。後ろの質問はちょっと意味がわからないかな」

 

上条「へぇー、魔術結社? そんなのあるのか」

 

禁書「え?」

 

上条「ん、なんだよ」

 

禁書「信じるの……? 学園都市の人が……」

 

上条「あー、まああってもおかしくねえかなって。魔術も見たことあるし」ピッコロサン

 

禁書(なんだか大事なイベントを一つスルーしちゃった気がするんだよ)ゼンラ?

 

禁書「へえー、見た目と違って見識が広いんだねっ」

 

上条「一言余計だろ! で、なんで追われてるんだ?」

 

禁書「えっと、多分私の持ってる10万3000冊の魔道書を狙ってるんだと思う」

 

上条「ジュウマンサンゼンサツ……?」

 

 

 

  突然のカット(原作を視聴しろやい!)

 

 

 

 

禁書「それじゃあね!」

 

上条「ああ、またな」

 

禁書「? うん、機会があったらね」

 

上条(行っちまったな……まあ気は覚えたし、学園都市内で襲われたのなら分かるし、数秒で辿り着けるから大丈夫だな)

 

上条「さぁーて、今度こそ掃除を」プルルルル

 

上条「電話? はい、上条ですが」

 

??『……上条ちゃんですか?』

 

上条「あれ、小萌先生?」

 

小萌『上条ちゃん!』

 

上条「はえ!? な、なんですか!」

 

小萌『なんでじゃありません! 突然連絡もなく失踪したと思ったら外部研修!? 私は何にも聞いてません!』

 

上条「えっ、えっ、でも学園の許可は取ったってあいつが……」

 

小萌『学園の許可なんて関係ありません! 私に何も言わずに出て行っちゃ事が先生的には許せないんです!』

 

上条「そんな理不尽なぁ!」

 

小萌『そんな訳で上条ちゃんは今日! これから!』

 

小萌『補 習 で す!!』

 

上条「ふ、不幸だぁー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

上条「くそう……いちおー修行中も勉強頑張ってたのに、こんなのあんまりだ……」サメザメ

 

上条「そーは言ってもサボるのも悪い気がするし……このまま真っすぐ学校行くか……」テクテク

 

 

 

 

 

 

 

 そのとき、ふしぎなことが起こった!

 

 

 

 上条少年のポケットから、まるで摩擦が世界から失われたように財布が抜け落ちていくのだ

 

 ポケットに穴が開いていたわけではない

 

 財布に何かがひっかかったわけでもない

 

 ただ、彼の歩き方が『偶然』財布をポケットから追い出し、『運悪く』彼の下を去ろうとしているのだ

 

 誰が悪いのではない、ただ彼のツキがないだけ……

 

 幸運すら避けていく特殊な右手を持つ彼には、ごく日常的なことなのだ!

 

 

 

 

 

 

 ―――しかし。

 

上条「おっと」

 

 ―――彼は変わったのだ!

 

上条「あぶねーあぶねー。財布落とすところだったぜ……いやー、修行サマサマだなぁー、感覚が鋭敏で助かる助かる!」

 

 そう、彼は今や一流の武術家なのである。

 自らの身体と身の回りに起こる全てに対して『感覚的』に掌握しているのだ。

 今の彼ならば、数十メートル先で鉛筆が落ちるのを感知しつつ、それが落ちる前に拾い上げる事すらできるだろう。

 

 そう、つまり―――

 

 今の上条当麻にはちょっとしたウッカリによる財布を落とすなどといったミスは決してない!

 と思っていただこう!

 

上条「帰りの特売様、待っててくださいねー!」

 

 だが、彼は本日家に帰る前に買い物をした為、すでに財布の中身はすっからかんので補充されていない、という点は気配とか第六感とかそーゆーのとは関係ないので、結局彼は特売に行けても何も買えない。

 ……そんな悲しみは今の彼にはまだ見ぬ未来の話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

上条(! インデックスに何か近づいてやがる……一つ、いや二つ。特に片方は結構でかい気してるな)

 

小萌「どうしたんですか上条ちゃん、補習ちゃんと聞いてますか?」

 

上条「あ、いえ、ちゃんと聞いてマスヨー」

 

上条(敵かどうかはわからんが……放っておくわけにもいかないか)

 

上条「先生! トイレ!」

 

小萌「先生はトイレじゃありませんよー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

禁書「はっ、はっ、はっ」

 

??「もう諦めたらどうだい?」ゴウッ

 

禁書「うぅ……!」

 

??「逃げ場を間違えたね、行き止まりじゃないか」

 

禁書(必死に走ってたらとうまの家まで来ちゃった、どうしよう……!)

 

??「歩く協会がある限り君に危害は加えられないが……拘束ならできる。観念するんだ」

 

禁書(もう、ダメなのかな……)

 

上条「よかった、まだ無事だったか!」

 

禁書「えっ、とうま!?」

 

上条「よっ、元気そうだな」

 

禁書「ど、どこから来たの? 後ろに階段はないけど」

 

上条「ん? 空からだ」

 

禁書「そ、空から?」

 

上条「ああ」

 

禁書「とうまって右手のせいで能力ないって……」

 

上条「能力はないぞ。もちろん、魔術だって使えない。だからってなにもできないわけじゃないんだよ」

 

禁書「???」

 

上条「ま、後で教えてやるよ。で、お前が魔術師ってやつか?」

 

??「ふん、この学園の能力者、か? 何のつもりか知らんが僕等に関わらない事だ、火傷したくなければな」

 

上条「……もう一人に比べりゃ大したことなさそうだな」

 

??「!? い、一体何の事かな?」

 

上条「あっちのビルの上、もう一人いるだろ。あいつに比べればお前は大した事なさそうだなって話だよ」

 

??「……ただのハッタリじゃなさそうだね。で、目が良いのか何なのかは知らないが、どうするつもりだい?」

 

上条「こっちの台詞だよ。お前、こいつをどうしようってんだ」

 

??「君に話す必要はないね」

 

上条「そうかよ。んじゃあ俺はお前たちの邪魔をする事になるな」

 

??「なんだと?」

 

上条「一回会っただけだが、インデックスとはもう顔見知りだからな。アンタ等みたいな得体のしれないやつにこいつを引き渡す程に俺は薄情じゃないんだよ!」

 

禁書「とうま……」

 

??「ならキミも敵だな。『Fortis931』」

 

??「炎よ、巨人に苦痛の贈り物を!!」ゴウッ!!

 

上条(! 火か! でもこの程度なら……)

 

禁書「とうま!」

 

上条「カァッ!」ボヒュッ

 

??「は?」

 

禁書「えっ、とうまが叫んだだけで、消えた?」

 

上条「まあ、こんくらいならな」

 

??「成程、学園都市の能力者か……では手加減する必要もないな」

 

上条(無能力者なんですけどねー)

 

??「『イノケンティウス』!」

 

上条「お、今度は炎の巨人か。確かに勢いはすげーけど」スッ ボッ

 

??「ぐぅ! やつが拳を空ぶったら『イノケンティウス』がかき消えただと……っ。だ、だが無駄だ!」

 

上条「おっ、おー、再生してやがる」

 

禁書「ダメだよ、とうま! 『魔女狩りの王』自体はいくら攻撃しても意味はないんだよ! 辺りに隠されたルーンを消さない限り何度でも蘇るの!」

 

上条「へー、魔術ってそんなことまでできるんだな。ちなみにアレを無視して魔術師自体を倒したらどうなるんだ?」

 

禁書「え? 術者がいなくなればもちろん消えるけど……」

 

上条「なーんだ、そっちの方が話早いじゃん。てっきり上条さんは走り回って落書き消して回らないといけないのかと思いましたよ」

 

??「ふん、強がりはよすんだな。この狭い道で『イノケンティウス』を避け、どうやって僕の所までくるつもりだい?」

 

上条「そりゃ簡単だ」スッ

 

??「(さっきと同じ構え……?)無駄だ、何度やっても―――」

 

上条「ほい」ボッ

 

??「ぐっ! だからいくらやった所で無駄……だと……?」

 

上条「よう」

 

??「なっ!? いつの間に目の前」ドスッ

 

上条「簡単だって言ったろ? 拳圧でアレをかき消して、その間に走ってお前を殴っただけだよ。まあ聞こえちゃいねーか」

 

 

 

 

 

 

禁書「と、とうまって強かったんだね」

 

上条「まーそこそこな。こいつどーすっかな、ふんじばってアンチスキルに……は、めんどくさいし屋上にでも放置しときますか。こいつの仲間が回収するだろ」

 

禁書「それでいいのかな……?」

 

上条「上条さんとしては流石に殺しとかはしたくないし……それよりインデックス、お前これからどうするんだ?」

 

禁書「これから?」

 

上条「こいつの仲間はまだいるみたいだから、また襲い掛かってくると思うぞ。行く当てはあったのか?」

 

禁書「う、正直手詰まりなんだよ」

 

上条「ふーむ、んじゃあとりあえず俺の家くるか?」

 

禁書「……いいの? でもとうまに迷惑がかかるし、わたしとうまに返せるものなんて」

 

上条「ま、その辺は気にすんなよ。俺の修行にもなるし」

 

禁書「しゅ、修行?」

 

上条「そ、ってうおおおおおお!?」

 

禁書「ななな、なにっ!?」

 

上条「そーいや今補習中だったんだ! ほら、これ鍵! 部屋分かるだろ!? 家で待っててくれ、話は帰ってきてからな!!」シュンッ

 

禁書「えっ、うん。ってええ! き、消えたんだよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小萌「上条ちゃああああああん!!!」

 

上条「すんませーーーーーん!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上条「ひぃー、ひどい目にあった……そりゃ補習抜けだしゃ当然か。それにしても遅くなっちまったなあ……」

 

 テクテクテクテク

 

上条「あいつ一人で大丈夫かな? なんか壊したり冷蔵庫漁ってたりしなきゃいーけど」

 

 テクテクテクテク

 

上条「にしてもどーすっかなぁ……別にインデックスを守るのはいいとして、永遠と一緒にいてやるわけにもいかんし。明日にでもあいつの当て探しに付き合うかなあ」

 

 テクテクテク ピタッ

 

 

上条「まあ、アンタ等があいつを諦めてくれれば一番いいんだけどな」

 

??「……やはり気づいていましたか」

 

上条「そんだけ馬鹿でかい気してたらな……っていうか魔術ってこんなこともできるんだな、周りに誰もいなくなってら」

 

??「ステイルが人払いのルーンを刻んでますから」

 

上条「ステイル?」

 

??「午前中にあなたが殴り倒した男の名前ですよ」

 

上条「ああ、あの赤髪のやつね。で、おねーさんはアイツの仲間でいいんだよな」

 

神裂「ええ、神裂火織と申します」

 

上条「で、さっきの話だけどさ。インデックスの事は諦めろよ。何するつもりか知らないけど、無理やり誘拐なんてどー見ても犯罪だぜ?」

 

神裂「それはできませんね。むしろインデックスを引き渡してはくれませんか?」

 

上条「それはできねーな、アンタ等は信用できない」

 

神裂「やはりこうなりますか……『七閃』!」

 

 ヒュンヒュン ガガガガッ!!!

 

上条「……脅しのつもりか?」

 

神裂「不要な殺生は好むところではありませんから。ですが、次は当てます」

 

上条「へえ……じゃあどーぞ」

 

神裂「っ……腕の一つや二つは覚悟してもらいますよ……『七閃』!!」ヒュンヒュンッ

 

上条「よっ」ヒョイ

 

神裂「なっ! あっさりと、まさか見えているのですか!?」

 

上条「ちょっと見辛いけど、なんとかな。昼だったらともかく、夜じゃあそんなワイヤーはっきりとはなあ」

 

神裂(見えているではないですか……なんなんだこの男は!!)

 

上条「ま、別に見えてなくても問題ないけど。ほら、もう一回打ってみろよ」

 

神裂「……いったい何のつもりですか? 目などつぶって」

 

上条「いいからいいから」

 

神裂「ぐっ……舐めるなぁっ!」ヒュンヒュンッ

 

上条「ほい、ほいほいっと」ヒョイヒョイ

 

神裂「なっ、一体どうやって……まさかそれがあなたの能力とやらですか?」

 

上条「能力なんかじゃねーよ。こうやって目をつぶっててもさ、俺にはちょっとした空気の流れとかで周りの気配が分かるんだ。例えばアンタの仲間、そこの建物の裏に隠れてるんだろ? しゃがみこんでタバコを咥えて、今火を点けたな」

 

神裂「っ、隠蔽のルーンすら無意味ですか……なるほど、やはり一筋縄ではいかないようですね」

 

上条「まあ、そんなわけでさ。無駄だからそんな小手先の技なんか捨てて本気でこいよ」

 

神裂「……私が本気を出せば貴方の命に保障はありませんよ」

 

上条「あー、まだ舐められてるのか……」

 

神裂「貴方を軽んじているのではなく、これは純然たる事実―――」シュンッ

 

神裂「なっ、消え」

 

上条「後ろだよ」

 

神裂「ぐっ」ゴガァン!!

 

上条「お、流石だな、ちゃんと防御できてるじゃねーか」

 

神裂(ただの拳がこの威力、重さ……そして私でさえ見逃してしまうスピード……!)

 

神裂「まさか……貴方も聖人だとでもいうのですか!」

 

上条「星人? 変なことを言うんじゃありません。上条さんは師匠と違って全うな地球人ですのことよ!」

 

神裂「訳の判らないことを……ですが確かに、貴方には手加減など無用のようですね」

 

上条「だからそー言っただろ?」

 

神裂「ならば是非もありません。後悔しなさい―――救われぬ者に救いの手を(Salvere000)!!」

 

上条「さあ来い! エロい格好のおねーさん(25歳ぐらい?)!!」

 

神裂「この格好は魔術的な意味があってやってる上に私は18才だ、このド素人がぁ!!!」

 

上条「うっそぉ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォン ズドドドド キキキキンッ

 

上条「すっげーなアンタ! 思ってた以上だぜ!」

 

神裂「貴方は本当に何なんですか! 聖人でもない、魔術師でも能力者でもない! それで私とどうやって渡り合ってるんですか!」

 

上条「ただの格闘家だって!」

 

神裂「格闘家がどうやって刀を素手で受けるというのですか!」

 

上条「そりゃあ、体を気で覆えばできるだろ?」

 

神裂「できません! というか気って何ですか!?」

 

ドンッ ガラガラガラ……

 

上条「おっ、やっべ色々壊れすぎ……うわっと!?」

 

神裂「よそ見とは舐められたものですね!」

 

上条「タンマタンマ! 一度タンマ!」

 

神裂「問答無用!」

 

上条「ひょっ!? っと、こんにゃろ!」

 

神裂「! 不用意に跳びましたね……着地を! 着地、を……」

 

上条「話を聞かない女だなぁ、まったく。ほれ、ここじゃ狭いし移動しようぜ。埠頭の方に行けば人目も広さも問題ない所があるからさ」

 

神裂「……飛んでる」

 

上条「へ? アンタ飛べねーの?」

 

神裂「ま、魔術も使わずに飛べるわけないじゃないですか!」

 

上条「……順番がばらばらだな」スタ

 

神裂「あ、貴方は一体何者何ですか。超能力や魔術を使わず、聖人でもないのに私と同等に戦い、果ては空まで……」

 

上条「だからただの格闘家だって。むしろこっちが聞きたいんだが、アンタ等一体何者なんだ? 魔術師ってのはわかったが、誘拐犯にしては様子がおかしいっていうかさ」

 

神裂「……」

 

上条「あの不良神父……ステイルって言ったか? あの悪人面なら誘拐犯も納得なんですけどねえ」

 

神裂「プッ」

 

上条「お、おねーさん笑った顔かわいいじゃん」

 

神裂「なっ、何を……っ!」

 

上条「なあ、話してくれよ。別に俺は拳で語り合うってのも悪くはないけどさ、アンタはそうでもないみたいだし。事情があるんだろ?」

 

神裂「……貴方に話してどうなると言うんですか」

 

上条「さあな。でもアンタからは敵意は感じても悪意は無かった。もしかしたら話し合いで解決できるんじゃねーかなって思ったんだよ」

 

神裂(……この男は自称だが超能力者ではなく、明らかに魔術師でもない。未知の力を持つ男……もしかしたら解決の糸口があるかも、知れない)

 

神裂「いいでしょう。こちらの事情をお話します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神裂「―――これが、私達の、インデックスの事情です」

 

上条「……完全記憶能力、それに容量限界、ねえ」

 

神裂「どうですか? 貴方にこの問題が解決できるのであれば、私達は手を引いても構いません、ですが」

 

上条「ちょい待った、電話する」

 

神裂「は?」

 

 ケータイ取り出しポパピプペ

 

上条「……お、一方通行か?」

 

一方『あんだよ上条、こっちは取り込み中なんだよ』ダレトデンワ? ッテミサカハミサカハー

 

一方『うっせえクソガキ! 腹筋触るんじゃねえ!』

 

上条「あー、悪ぃ。ただちょっと急ぎなんだ、質問させてくれ」

 

一方『ちっ、ちょっと待て』サワッテテイイカラ ダマッテロ

 

一方『んで? 何だよ』

 

上条「ちょっとそっちの状況も気になるから後で教えろよな。そんでさ、脳科学に関する質問なんだが、確か人間の記憶容量って140年分はあるとか言ってたよな?」

 

一方『科学と言うには触りにしかならねえ情報だなァ。正確に言うのならば1ペタバイト分、動画にしてHD画質で13.3年分のデータ量だな』

 

上条「聞いた事ない単語と感覚的に判り辛い容量だなぁ……」

 

一方『オマエ本当に学園都市の人間か?』

 

上条「ウッセ。でさ、完全記憶能力を持った子がいたとして、容量いっぱいまで記憶をため込んだらどうなるんだ?」

 

一方『まず容量いっぱいっていう現象がありえねえ』

 

上条「は? HD画質で13年なんていうから結構ありえそうだと思ったんだが」

 

一方『HD画質は92万、んで人間の眼は計算上5億7600万画素だぞ』

 

上条「5億7600万画素!?」

 

神裂「」ビクッ

 

一方『まあ今のは視野いっぱいの話ではっきり見えているのは700万画素程度なんだがな。つまりお前の思っている勘違いのままで言うなら人間の脳みそなんぞ数年ともたねェんだよ』

 

上条「ぐっ、俺の勘違いってのはなんだよ」

 

一方『いいか、確かに人間の眼は精密だが、実際に見た映像をそのまま保存している訳じゃ無い。デコードして噛み砕いて分類管理してんだ。大体オマエ完全記憶と瞬間記憶混在して考えてるだろ、ボケ』

 

上条「ふぐぐっ、はい、スイマセン。勉強不足デシタ……」サメザメ

 

一方『ン、精進しろ』

 

上条「それで今目の前に友達が完全記憶能力で悩んでる人がいてだな、スピーカーモードにするから説明してやってくれないか?」

 

一方『二度手間じゃねェか!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神裂「」ズーン

 

一方『チッ、小学生からやり直しやがれ』ブツ ツー ツー

 

上条「あ、あはは、いや悪いやつではないんだが……辛辣ですまん」

 

神裂「いえ……科学になじみのない私でも判りやすい説明でした……それに彼の話には信憑性があります」

 

上条「インデックスを逃がさないための首輪ってやつか」

 

神裂「ええ、インデックスは我々にとって、そして他の組織にとっても重要な人物です」

 

上条「その割には自由にさせすぎてるってわけだな。今だってアンタ達だけしか追跡者がいねえし」

 

神裂「はい」

 

上条「だったらよ、やるしかないよな? 俺たちの手でアイツの首輪ってやつをぶっ壊してやろうぜ!」

 

 

 

 

神裂(……あの時の誓いは忘れていない。例えあの子に嫌われようと、悪になろうとあの子を護る。だけど……)

 

 

 

 

神裂「あの子を本当の意味で護れるのなら、私は神にすら逆らいましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

禁書「」ぽかーん

 

上条「とまあ、そんなわけで連れてきた」

 

ステイル「クソッ、離せ! 僕は納得してないぞ!?」

 

神裂「黙ってなさいステイル(ボゴォッ)失礼しました」

 

ステイル「」

 

禁書「う、うん。とりあえず大体わかったんだよ、混乱はしてるけど」

 

上条「そっか、なんか質問あるか?」

 

禁書「えーっと……気ってなにかな……」

 

上条「あれ、それから?」

 

神裂「いえ、そういえばそれが謎のままでしたね。結局あなたは何者なんですか?」

 

上条「いや、ただの格闘家だってば」

 

神裂「格闘家は空を飛んだりはしません」

 

禁書「えぇ……とうまって飛べるの……?」

 

上条「いや、そんな変態を見るような目で見ないでくれます? 気で色々やってるだけだって」

 

禁書「気って……道教や儒教の思想の一つだよね。とうまは宗教家なの?」

 

上条「ちげぇって! ただ単に武道の一環として気の扱い方を覚えただけだっての。っていうかマジで知らねえの? 気だよ、生命エネルギーとかそーゆーのだよ」

 

神裂「あれが個人が精製したモノだというつもりですか? ありえない……魔術式の一つもなしにあれだけの強度を得られるなど……」

 

禁書「気という概念は当然知ってるんだよ。でもそれはあくまで魔術を仙術という名に置き換えただけで、思想や方式は違っても根源的なものは同じなんだよ」

 

上条「?」

 

禁書「だから、私が知ってる気とはあくまで魔術における魔力と同じで、魔力そのままで扱えるものじゃないってこと。それこそ生命エネルギーを何の術式や媒体なしで扱うだなんてファンタジー、眉唾ものなんだよ」

 

上条(ファンタジーの住人が何言ってんだ)

 

禁書「ちょ、なんでそんなに疑わしい目で見るんだよ! おかしいのはとうまだよ!?」

 

神裂「まさしくそうですね」

 

上条「いやなんで超能力や魔術はオッケーで気はダメなの? それがワカラナイ」

 

神裂「そ、そう言われるとこちらの物分かりが悪いだけのように聞こえますね……」

 

禁書「だ、だまされちゃ駄目なんだよかおり! どう考えてもおかしいのはとうまなんだよ!」

 

神裂「ハッ、危ないところでした」

 

上条「なんだこいつら仲いいな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――― 少女(神裂が)身体検査中 ―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上条「さすがにインデックスが身体検査中に同席する訳にもいかず外で待っている我々ですが」

 

ステイル「」

 

上条「お前どうすっかなあ……起こしてもうるさそうだよなあ」

 

ステイル「」

 

上条「でも流石に薄情かな? まあこいつ弱っちい(今の上条基準)しなあ……」

 

ステイル「」

 

上条「うーん……ま、いっか」

 

ステイル「」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神裂「喉に刻まれた紋章がありました」

 

禁書「これから歯磨きの時にはもっと気を付けて見るようにするんだよ……」

 

上条「そういう問題か? で、どうするんだ。それって神裂が解除できそうなのか」

 

神裂「いえ……すぐという訳には。時間が必要です」

 

禁書「紋章を書き写してもらえれば私も手伝うんだよ」

 

上条「携帯で写真撮れば書き写す必要もないな」

 

神裂「ケイ」

 

禁書「タイ?」

 

上条「あ、突然の魔術師だから機械音痴アピール……写真な、写真。携帯電話に写真撮影機能がついてるんだよ」

 

神裂「な、るほど?」

 

禁書「なんだかよく分からないけど……早く済む分にはいいことなんだよ」

 

神裂「そう、ですね。どの道もう少しで一年。時間が無いことは確かですから」

 

禁書「スピード勝負だね。資材や工房もないこの場所で、解呪がどこまで組み立てられるか……」

 

上条「ん、結局その魔術を壊せばいいのか?」

 

禁書「それは……そうなんだよ」

 

神裂「本当ならば解呪でどのような影響があるかを調べつくさないとならないのですが……」

 

禁書「却下なんだよかおり。どの道ここじゃあその時間も方法も絶対的に足りないんだよ」

 

神裂「……はい」

 

上条「あー、それじゃあそれ、俺がやろうか?」

 

神裂「は?」

 

禁書「とうま、が? どうやって?」

 

上条「あれ、言わなかったっけ。俺の右手は幻想殺し(イマジン・ブレイカー)。魔術や超能力に関わらず、触ればなんでも打ち消せるんだ」

 

神裂「は?」

 

禁書「へ? とうま能力は気じゃないの?」

 

上条「気は誰にもあるものだし、訓練すれば誰だって使えるもんだよ。俺が持ってるのは最初からコイツだけだ。おかげで学園都市に居ながら無能力者ですのことよ……トホホ」

 

禁書「そういえば出会ったときに教えてもらったかも……ほかに衝撃的なことが多すぎて忘れてたんだよ」

 

神裂「は?」

 

禁書「かおりさっきから『は?』しか言ってないんだよ……っていうかあり得ないんだよそんな能力」

 

上条「そもそも能力なのかどうだか……ま、そんなことどうでもいいだろ?」

 

禁書「ど、どうだってよくないんだよ……歴史を紐解いてもそんな能力、聞いたこともないのに」

 

上条「どうでもいいんだよ。今重要なのはさ、こいつならお前を助けられるかもしれない、ってことだけだろ?」

 

禁書「……とうま」

 

神裂「そう、ですね。いま私たちに大切なのは、それだけでした」

 

上条「よし! じゃあ問題はないな」

 

禁書「うん!」

 

神裂「」コクリ

 

ステイル「」

 

上条「さあ、やってやろうぜ! 誰かに縛られた結末じゃない、本当のハッピーエンドってやつをよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上条「じゃあ、やるぞ」

 

禁書「う……喉に手をつっこまれるのはさすがに怖いんだよ……吐きそうで」

 

上条「俺だって女の子の口に手を突っ込むのは初めてだわ……抵抗ある」

 

神裂「馬鹿な事を言ってないで覚悟なさい。何が起こっても大丈夫、私が何とかしてみせます」

 

上条「ああ、頼んだぜ神裂。力押しなら任せておけ!」

 

禁書「とうま……最高で格好悪いんだよ!」

 

上条「ああ、だから足掻くのさ。いくぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 キィン バキィンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゴウッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神裂「なっ、これは!」

 

上条「気、じゃなくて魔力っていうんだっけな」

 

神裂「馬鹿な、インデックスに魔力はない筈で……!」

 

上条「記憶容量の件といい、まとめて嘘だったって訳だな」

 

自動書記「警告――全結界の貫通を確認。再生準備――失敗。自動再生は不可能。『書庫』の保護のため、侵入者の迎撃を優先します」

 

上条「気が高まってる……そろそろくるぞ」

 

神裂「あれは……、まさか竜王の殺息(ドラゴン・ブレス)!? 逃げっ―――」

 

上条「もう遅えよっ!」

 

 

 

禁書「発射」

 

 

 

 神崎の視界が、真っ白に染まった。

 竜王の殺息《ドラゴン・ブレス》、それは伝説にある聖ジョージのドラゴンの一撃と同義とされる魔術。その光の奔流は射線上のことごとくを殲滅する究極の一撃。

 十分に準備した状態ならばともかく、今の彼女にそれを防ぐ術はない。たとえ聖人であるその身を盾としたとて、数秒と耐え切ることはできないだろう。

 

 白い絶望。

 彼女の意識がそれに染めれようとした――――その時。

 

 

 

上条「ギャリック砲!」

 

 

 

 

 

 

 

 新たに生まれた青白き光が、彼女のもとに意識と音を引き戻した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神裂「なっ、なっ!? どうやって、じゃなくてなんですかそれは!? よしんばそれが気とかいうものだとして競り合えるってどういうことですか!?」

 

上条「やべえ神裂!」

 

神裂「えっ!? やっぱりやばいんですよね! 競り合えてるのも一瞬だけですよね!?」

 

上条「それは余裕なんだが、このままって訳にもいかねえだろ! とっさに撃っちまったが、競り勝っちまったらインデックスごと貫いちまう! かといって現状維持し続けたら禁書が力を使い果たしてどうなるかわからねえ!」

 

神裂「あ、はい。余裕なんですね。できればインデックスに傷をつけない形が望ましいのですが」

 

上条「だからそれを考えろっての! このまま避けたら直線上にあるものが巻き込まれちまうし……せめて角度を、それだ!」

 

神裂「えっ、なんで謎のビームを止めて」

 

上条「攻めも維持もダメだってなんなら、逸らせばいいってな!」ガンッ!

 

神裂「ぁー、成程ー。殴り飛ばすという手がー?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 ――― 宇宙空間 ―――

 

 

 

 

 

樹形図の設計者「………」

 

樹形図の設計者「」ヒギィ

 

残骸「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自動書記「侵入者の破壊に失敗。新たに有効な術式を再構成―――あれを拳で防ぐモノをどうしろと?」

 

神裂「わかります」

 

上条「おおおおお! そんなわけでその幻想をぶち殺す!」

 

 

 

 キュピーン

 

 

 

 

自動書記「警、告。首輪の、致命的な破、壊を、確認―――なんで、やねん」

 

神裂「! 上条当麻! 竜王の殺息が生んだ羽は危険です! すぐにそこから離―――」

 

上条「」ブウゥゥン

 

神裂「あ、すいません油断はありませんね」

 

上条「完全に消え去ってしまえ! よく分からん羽!」ズボッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 ――― 宇宙空間 ―――

 

 

 

 

 

 

残骸「……」

 

残骸「!?」チ、チクショッ……

 

塵「」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上条「いやあー、真上にしか使いどころないヒートドームアタックが使えて満足だぜ!」

 

神裂「お疲れ様でした、上条当麻さん」

 

上条「おっ、おう……? なんだかいきなり腰が低いな……」

 

神裂「恩人に対して失礼な態度はとれませんから」

 

上条「やりたくてやっただけだし構わないんだが―――ま、とりあえず今は」キリッ

 

神裂「は、はい」ドキッ

 

上条「そろそろおまわりさん(アンチ・スキル)が来そうだし早くここから離れようぜ!」

 

神裂「あ、はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから数日。

 

 誰一人怪我無く終わったわたしの解放は、めちゃくちゃになっちゃった公園を除いて全部が解決した。

 おかげでわたしは元気だし、とうまはなぜかスッキリした顔をしていたので万々歳だ。

 不思議とかおりは死んだ目をしていたし、すているはずっと泣いていたけど。

 

 あんな首輪をつけていたイギリス清教に帰るわけにもいかないので、わたしはとうまの所で厄介になってる。

 すているはとっても渋ってた(泣いて鼻水たらして何を言っているか分かりづらかった)けど、かおりが『上条当麻の側以上に安全な場所はない』ってすているを引きずってイギリス清教へ帰っていった。

 一応、わたしの安全が保障できるようになれば迎えに来てくれるらしい。正直あんまり当てにはしてない。

 

上条「ほい、飯だぞー」

 

禁書「わーい、なんだよ!」

 

上条「全く、少しは手伝ってくれよな」

 

禁書「もぶもぐもぐっ、ハフハフ!」

 

上条「あー、わかったわかった! 確かに家電ぶっ壊されるよりマシですよ。はぁー、神裂がお前の飯代を送ってくれなかったら餓死する所だぜ……」

 

禁書「もぐ?」

 

上条「乗りかかった船だしな、別にお前を置いておくぐらい負担じゃねーよ。ま、お前いたほうが色々事件に巻き込まれそうでいい修行になりそうだし」

 

禁書「(ゴクン)何で今ので会話が通じてるのかな……」

 

上条「慣れって恐ろしいぜ……っていうかお前が言うな」ピンポーン

 

上条「ん? はーい、今でまーす。郵便、ですか。受け取りにサインっすね……」

 

禁書「誰から? かおりかな!」

 

上条「えーと、学園都市統括理事長……!? なんで俺に……」ガサガサ

 

上条「何々。この度はあなた様が破壊した人工衛星『おりひめ1号』の賠償請求に……つい、て……ただちに以下の金額を……支払われたし……」

 

禁書「?」

 

上条「一、十、百、千、万、十万……百……千、万……お、おっ、おっ……」

 

禁書「」(^ω^)?

 

上条「ふ」

 

禁書「ふ? 今日はおふの味噌汁なんだよ」

 

 

 

上条「不幸だああああああああああああ!!

 

 





『誰かに縛られた結末じゃない、本当のハッピーエンドってやつをよ!』
(上条さん以外)


 これで最後です(血涙)。
 短編です。本当に短編です。
 本当にこれが最後です(血尿)。


 書き始めたときは無駄にシリアスで面白くなかったんですが、ギャグが濃くなり始めたら一気にテンションが上がって書き上げる事ができました。コンセプトを脳内で考えている間はもっとシリアス濃かった筈なんだけどな……ちゃんとステイルは生きてたし。


 そういえばご相談なんですが、以前感想にいただいたイラストって1話のあとがきにリンクしたいんですが、勝手にやっていいんですかね?
 ご本人に連絡取って許可もらうべきなんでしょうか。
 教えてエロイ人。



木原「アクセラレィタァー!」

一方「木ぃ原くぅーン!?」

木原「俺はテメエのことを何でも知ってるからよお……めちゃくちゃ強くなって倒せないことも知ってるぜぇ! だから俺は帰る!」

一方「じゃァな! あ、これ俺の連絡先」

木原「あとでメールするわ!」

打ち止め「へいわなせかい、ってミサカはミサカは貴方の腹筋に頬ずりして恍惚としてみたり」
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