ウルトラマンビズファス   作:愛染マコト

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オリジナルウルトラマン「ウルトラマンビズファス」の小説です。小説初投稿なので、何かと不備があると思いますが、見て頂ければ幸いです。

注:この宇宙の世界感は全てのウルトラシリーズの世界感と独立しています。作者の遊び心で他のウルトラシリーズの小ネタなどを入れていますが、他のウルトラシリーズとはあまり関係ありません。
宇宙地底罪獣 ゲレーカ
登場


第1話 来たぞ!我らの来訪者!

「ERIKA」日本支部に配属された新人隊員『早田 進吾』。ドジで少々頼りないが、みんなから愛されている。「ERIKA」に入る前は、古代遺跡の調査員をやっていた。実家はパワースポットとして最近人気になっている「竜ヶ森神社」である。早田「怪獣との共存ねぇ…できたら良いなぁ…。準備も着実に進んでいると思います!」最新コンピューター『KURAISISU』に怪獣との共存を問われ、答える進吾。

つけっぱなしだった討論番組は怪獣災害の事ばかりだ。最近は凶悪怪獣も滅多に現れないというのに。早田「この映像…1週間前とか言ってるけど、2年前のザンボラーの事件じゃないか…。最近の映像だと言い張って…楽しいのかな…?」

ニュースで好き勝手に言われたり、完全な憎悪対象にされたりする怪獣達が可哀想だ。映像に出ているザンボラーも、人間の過剰な森林伐採のせいで暴れていただけだというのに。『大体ね?最新兵器の開発を急いだ方が良いんです!開発が見送られた『ファイヤーロダン』だって、『スパイナーR1』もですよ!さっさと完成させて、怪獣なんて絶滅させたら良いんです!』早田「はぁ…こんな人が居るから、怪獣との共存は難しいのかな…」『まあまあそんなに熱くならないで下さいね…?さて、『大討論ラッシュ』司会の有希 理香でした。また来週!』

 

 

 

 

 

 

 

気分転換にと思い早田は日課である怪獣観察をしている!

人工的に作った保護怪獣専用の島『多々良島』。怪獣達が住みやすい環境と広大な土地が常備されており、保護された温厚な怪獣が数多く住んでいる。太平洋上にある為、海で生息する怪獣達も管理されている。万が一、島から逃げ出そうとしても、強力なキャッチネットバリアーで防ぐ事が出来る。民間人でも来る事が出来、怪獣達と間近で触れ合える事でも人気を博している。

人々に危害を加える危険な怪獣は隔離され、厳重に管理されている。「ゴーストロンは相変わらず寝てばかりだなぁ…」「オ〜〜イ!進吾さん!」ビックリしてイスから転げ落ちてしまう進吾。「ははは。ごめんごめん!怪我は無い?」

 

 

 

 

進吾「何だよ蓮加……毎度毎度驚かせやがって…」

蓮加「だって進吾さんだからやってるんだよ?進吾さんのリアクション、面白いも〜ん」

この女性は『諸空 蓮加』。進吾の同期で、よくからかってくる。進吾とコンビを組むことも多い。友好的な宇宙人と遭遇する事が夢で、眼鏡をかけた人がタイプ。多々良島にいるゴモラが大好き。ギターが弾けて、景色の写真を撮るのが好き。「ところで、ま〜た怪獣観察?」

進吾「うん。おとなしい怪獣を見てると心が和むんだ。蓮加ちゃんは好きな怪獣いる?」蓮加「やっぱりゴモラかな〜ほらほら!可愛いじゃん!手を振ってくるし、礼儀正しいしさ!」

 

 

 

 

 

2人が怪獣観察をしている時、緊急出動命令のサイレンが、基地内に鳴り響く。隊長の『中河 秀行』が隊員達を招集する。時に厳しく隊員を叱るが、人当たりが良く、隊員達からも慕われている。元自衛隊出身で、隊長自ら怪獣保護をしたり、戦闘機の操縦をしたりなどする。後駄洒落を言ったりもする!

秀行「よしみんな集まったな。先ほど、瑠瑠異歪るるいえ遺跡付近のエリアB2で、謎の突起物を観光客が発見したそうだ。遺跡の関係者は「昨日の晩にはそんなものは無かった」と言っているらしい。怪獣の身体の一部かもしれん…。とにかく、その突起物を調査して来るんだ!進吾と蓮加は調査へ、高宮はここでその突起物のさらなる調査を、夢日はもしもの時があった場合の援護をしろ!」

「「「「はい!」」」」化学分析の専門家『高宮 ゲン』。誰よりも地球の自然と温厚な怪獣を愛する禿げた青年で、ノーベル賞に1番近いと言われるほどの秀才でもある。普段は明るく活発だが、研究をしたり、調査に赴く際はクールな性格になる。頼りになる(?)先輩隊員『夢日 ケント』。基本、人には敬語で接し、後輩である進吾や蓮加、高宮にも敬語で接している。しかし、正義感は誰にも負けない。少々潔癖症であり、キレイ好きで有り、鉄板ネタはホストのネタを真似する事

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜瑠瑠異歪(るるいえ)遺跡付近 エリアB2〜〜

蓮加「進吾く〜ん!突起物に生体反応は?あった?」

進吾「高周波の音を出して調べてみたら、この突起物の下に大きな生体反応があったよ。ここ最近小さい地震が多発してるって言うし…。この下にいるのはやっぱり怪獣だと思うな…。ほら、今も揺れた。昨日も徳島で5強の地震があったみたいだし…心配だなぁ…」

蓮加「攻撃の手配は?」

進吾「一応チーム「フェニックス」に暴れ始めたら攻撃するように伝えておいたけど、危険だからここから離れておこうか…。行こう、蓮加。」2人が離れようとしたその時、突起物が赤く光り、謎の鳴き声が聞こえたかと思うと、大きな地震と爆風が発生、調査チームの何名かと進吾、蓮加は爆風によって吹き飛ばされてしまった。蓮加「きゃっ!」

 

 

 

進吾「蓮加!大丈夫か!?」蓮加「イタタタ…。足をくじいちゃったみたい…。私の事なんていいから、進吾は先に行ってて…!」進吾「ダメだよ!蓮加…ほらっ!俺に乗って!」進吾は蓮加をおぶさって、全力で走り出した。

進吾「なんだ…?あの怪獣…」蓮加「容姿は…顔がデマーガとギガザウルス。身体はサルファス。背中はゲラン。足はダイゲルン。尻尾はゴメスに似てない?」進吾「うん!確かに後さ…この怪獣…手足に鎖が付いてるよなぁ…。どこかで捕まっていたか、主人の所から逃げてきたのか?」蓮加「まず、隊長に報告するわ!」

進吾「だなぁ!」

秀行隊長「破壊活動しか能が無いようだな。よし!『コンディションレベル:レッド』発動!進吾、蓮加よ!久々の凶悪怪獣だ!『スーパーガン』で攻撃をせよ!」

進吾&蓮加「分かりました!」

謎の宇宙怪獣は熱光弾を発射しながら、歩いて来た

 

進吾と蓮加めがけて怪光線を発射した。

蓮加「きゃーっ!」

進吾「あっ!蓮加ちゃん!うわぁ〜〜!」

蓮加「大丈夫?進吾くん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜光の空間〜〜

進吾「蓮加は、大丈夫か?」

巨人「いや!君こそ、死んでしまった!ヘッヘッヘッヘッへだが、心配することは無いぞ!」

進吾「分かっているぜ!一体化するよ!貴方と!そうすればあの怪獣に対する勝利の法則も分かるしな!」

巨人「分かってくれてありがたい!おっとっと!自己紹介がまだだったね。私は遠い遠い宇宙の果てにある『B-15惑星』からやって来た光の戦士、ウルトラマンビズファスだ!宜しくね!」進吾「ウルトラマン…本当にいらっしゃったんですね!」ビズファス「『惑星ガウス』で悪事を働き、捕らえられた凶悪な怪獣、ゲレーカが暴れている所を見たんだ。私も必死になって食い止めようとしたよ…」

進吾「そのゲレーカって怪獣は、なんで捕まっている筈なのに暴れていたんだい?」ビズファス「手足に付けられていた鎖を引きちぎって脱走したのさ」進吾「手足に鎖!?まさか…!」ビズファス「あぁ。そのまさかだよ。さっき地球に現れたあの怪獣こそがゲレーカだ。奴は私を退けて惑星ガウスを滅ぼし、この地球の地底にやって来たんだ!私も奴にやられたせいで体力を失い、この場所から動けずにいた。奴は平和がある事を嫌い、そこを焦土と化す恐ろしい怪獣だ!そして厄介なことに地底に巣を作る!」

進吾「そんな酷い怪獣なのか……ありがとうビズファスさん!あっ!自己紹介がまだでしたね!僕は早田 進吾!よろしく!」ビズファス「進吾か、良い名前だな!…進吾…君に折り入って相談があるんだ…」進吾「なんですか?ビズファスさん?」ビズファス「実はゲレーカを倒すつもりなんだ!だから君は私と同化して、一緒に戦ってほしいんだ。私はゲレーカに負わされた傷がまだ癒えていない。君のその精神力があれば私は本来以上の力を得られるはずだ!…良いかな?」

進吾「良いですよ!ビズファスさん!」

ビズファス「ありがとう。まず君にはこれをあげよう。これは『メタモビジター』。それがあれば、君と私は一体化出来るのだ!」

筒状の変身アイテム『メタモビジター』を進吾が受け取ると、ビズファスはそこに吸い込まれていった。

ビズファス「ここから先は君次第だよ!一緒に頑張ろうぜ!!進吾!」眼が覚めると、そこは蓮加が居る病院の前だった。ビズファスが送ってくれたらしい。「はっ!?…ゲレーカ!」ゲレーカはちょうど、光弾をこの病院に放とうとしていたところだった。口から大量のエネルギーが漏れているのが見える。こんなもの、生身の人間が喰らったらひとたまりもない。

そして、蓮加の叫び声が病院内から聞こえて来た。蓮加「キャァァァァァァァァ!!!」進吾「ハッ!蓮加!?くそっ!今助けてやるぞ!」蓮加を助けようと、進吾は『メタモビジター』を天高く掲げてこう叫んだ。

進吾「ビズファァァァ〜〜〜〜ス!」

 

 

 

 

 

 

病院の周りを眩しいくらいの光が覆う。蓮加は光弾に巻き込まれて死んだと思った。オペレーションルームに居た高宮と大松奈隊長、数人の助けを連れて来たゲンももうダメだと思った。

 

しかし、その光の中から現れた光の巨人、『ウルトラマンビズファス』が彼女を守った。ゲレーカの光弾をいとも容易く受け止めて。

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮加「…あれ?生きてる…?あぁ…温かくて優しい光…。おっきい…あなたが守ってくれたの…?ありがと…う…うん?この感じ……まさか……」蓮加は気を失ってしまった。無理もない、自分は死んだと思ったからだ。

ビズファスは頷き、ゲレーカの元へと歩み寄っていった。「はっ!?あの巨人は!?」

「巨人!?巨人だと!?」

 

 

 

 

「はい!蓮加隊員が居る病院の前に…巨人が…!敵でしょうか!?」

「いや、あの巨人はアンナを守ってくれた…敵ではないはずだ。今は、あの巨人だけが頼りだ!」

ビズファス「ハァッ!」ビズファスはゲレーカの頭に蹴りを入れ、先制攻撃をしたのだ!ゲレーカはすぐさま光弾を発射するが、ビズファスはバク転で全てかわし、負けじと光弾を発射した。ビズファスの光弾はゲレーカの腹に直撃し、喰らったゲレーカはよろけたのだ!そしてビズファスはすぐに必殺技の構えをとる。右手を右の腰辺りに、左手を右の脇辺りに持っていきエネルギーを溜め、すぐに両手を胸の辺りまで持っていき斜めにスライド。そして腕をL字に組み、光線を発射する!ビズファス・進吾「ビズニウムショット!!!」『ビズニウムショット』はゲレーカに直撃し、ゲレーカはうめき声を上げると同時に爆発した。

 

「うぉぉぉぉぉぉ!!!やったぁぁぁぁ!!!」

「巨人が勝った!」

 

 

秀行「…うむ、凄い戦いだった…。ありがとう…光の巨人…!」

 

 

 

 

 

 

ビズファス「シュワッ!」ビズファスは空に飛んでいった。「ありがとうなぁ〜!」「お疲れさ〜ん!」

進吾「蓮加…蓮加…蓮加…!蓮加!蓮加!!」

蓮加「…へっ!?はっ!?し…進吾…?進吾くんー!良かったー!元気に生きていたんだね!」

進吾「蓮加ちゃん!心配してくれてさ…その…ありがとう…」蓮加「ねぇ!私が怪獣にやられそうな時にね!こーんなに大きな宇宙人がさ!助けてくれたの!その後に気絶ちゃったけど…。もう一度、会いたいなぁ…温もりがさ、進吾くんに近い温もりをしていたの!」進吾「僕もさ!その宇宙人に助けてもらったんだよ!」蓮加「え!?進吾も!?うーん…何て言う名前だったんだろうかな…?」

進吾「ビズファスさんだって!ウルトラマンビズファス!其れが彼の名前だよ!彼が教えてくれたんだ!」蓮加「へぇ…ビズファスって言うんだ…!名前もカッコイイなぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜『ERIKA』日本支部:展望台〜〜

進吾「……あの!ビズファスさん!」ビズファス「なんだい?進吾」進吾「もうゲレーカさんを倒したけど…まだ地球に居るのかい?」ビズファス「あぁ!この星は美しい!実に自然豊かな星だ!私はこの地球を気に入ったよ!これからもよろしくな!進吾!」進吾「あぁ!ビズファス!これからも一緒にこの地球を守っていこう!…そうだ!いろんな星を旅してきたんだよね!僕に話してよ!僕もいろいろ知りたいしさ!」

ビズファス「じゃあまずは、レイフ星の話でもしようか」

ビズファスは夜空の下、これまでの旅の話をしてくれた。しかし彼らは、これから起きる戦いなど、知る由もなかった。

ウルトラマンビズファスの戦いはまだ始まったばかりなのだ!

 




次回予告
突然、眼兎路メトロ町に現れた怪しいアパート『銀河荘』。
そこに住んでいる人たちも、どこか怪しい…。
このアパートと住人の秘密とは!?
次回、ウルトラマンビズファス
『狙われたはずの街』
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