ソードアートオンライン~二刀流使いの少年~ 作:黑(不定期)
ユ×し「取り敢えずあの世で懺悔すれば?」
ピチューン( 。ω 。)
ユ×し「ではでは、本編どうぞ!」
(恋愛なんて僕には書けなかったよ……( 。∀ ゚))
あの後、一旦家に帰り(両親はいなかった)僕は、駅前に行った。すると、しーちゃんはすでに来ていた。というわけで観察することにする。しーちゃんは持っている文庫本を読みつつ、しきりに時計に目をやる。服装は……作者が服のことは全く分からないので勘弁してくれないかな……まあ、行こう
「やあ、詩乃。待ったか?」
後ろから近づき肩を叩くと、驚いた様子で文庫本を閉じ、ついで嬉しそうに笑顔を見せ、最後に恥ずかしそうに顔を赤らめた
「ううん。私も今来たとこ。じゃあ、行こ」
しーちゃんは顔を見られたくないのか、僕の手を握ってずんずん歩いていく
「……」
「……」
電車内では、話題がないのでどちらも沈黙していた。これではいけないと思って、とりあえず話しかけようとすると
「「ねぇ」」
……ギャルゲのイベントだろうか?見事に重なった
「詩乃からでいいよ」
「うん……」
気合いを入れるためか、一度うなずくとしーちゃんは口を開いた
「あの時……悠斗の言葉って……どういう意味?」
あの時……父に向かって言った言葉だよね……
「それについては、明日まで待ってくれないかな? 」
するとしーちゃんは期待と不安の入り交じった顔をした
「もう一つ聞きたいんだけど……」
しーちゃんは何かを言い掛けるがためらうような素振りを見せた
「SAOについてならいいよ。でも、何で?」
図星だったらしく、顔を俯ける
「あの世界で何をしてたか、悠斗のことをもっと知りたいから……」
「……わかったよ。まず、閉じ込められたときに思ったのは、解放感だったよ。これで、親の重圧から逃れられるってね」
「あんな人だからね……」
しーちゃんは苦笑まじりに言った
「しばらくは、そんな気持ちのまま戦ってたんだけど、ある日あったプレイヤーと話しててね。まあ、その時初めて現実に帰りたいと思ったよ」
……詩乃のことが心残りだったからね、と続けると顔を真っ赤にした
そんなことを話しているとどうやら目的の駅についたようだ
しーちゃんの希望で服屋へ。選んで欲しいらしいんだけど、僕は服についてはわからないからね……?
「これはどう?」
というわけでしーちゃんが選んで僕が評価するという形をとった
「いいんじゃないかな?」
どんな服かって?……まあ、似合ってたね。うん。
服の説明なんて俺には無理なんだよ!by作者
「じゃあ、これを買おうかな……」
レジに持っていこうとしたしーちゃんからその服を取り上げて、僕が持っていく。僕が財布を取り出すと
「私のだから、お金は私が……」
「詩乃は家計がヤバイんじゃないの?」
少なくとも最後に会ったときはそうだったと思う
「そうだけど……」
「看護のお礼だと思って、ね?今日、明日は僕に奢らせてよ。そうでなくても、女性に払わせるようなことはできないよ」
「……ありがとう」
赤面……可愛いなぁ……軽く変態になってないかな?僕。
「次はどこに行きたい?どこでもいいよ?」
しばらく、考え込むしーちゃん。やがてニヤニヤしながら口を開いた
「じゃあ、ランj……」
「却下だね」
「……どこでもいいって言ったじゃん」
ニ文字目で内容を察し、却下する。わかるでしょ?男子諸君。ラブコメで有りがちなあそこだよ
「あそこは男は入れない場所だよ。」
「でも悠斗なら元が可愛いから……」
「それさ?僕が気に来てるの知ってるよね?」
「……じゃあ、喫茶店でも」
「了解。ならいい場所があるよ」
ちょっとむくれているしーちゃんを馴染みの喫茶店に連れて行った
以前小さい時、両親に反抗して家を飛び出したとき偶然見つけた喫茶店に入る。もちろん、その家出のときは入らなかったけど。中学生になってから、改めて行ってそれから常連になっただけである。カランカランと扉に付けられた鐘が鳴る
「いらっしゃい」
……あれ?マスターが変わってるし、見間違いかな……?エギルがいるように見えるんだけど……というわけで一旦外に出る
「どうしたの?」
「知り合いがいたような気がしたんだけど……」
「常連ならマスターとは知り合いなんじゃないの?」
「いや……マスターが変わってた。のにも関わらず……」
言い掛けたその時、扉が開いた
「よう、ユウ。久しぶりだなぁ」
ハゲの頭。巨大な体躯。SAO内となんら変わらないその顔は間違いなくエギルだった
「よう、エギル。久しぶりだね」
……笑顔でこたえる僕
「笑顔、引きつってるぞ」
「当たり前だよね?いきなり会いたくないやつに会ったんだからさ」
「……相変わらずだな、ユウ……」
ちょっと肩を落とすエギル
「えっと、悠斗。この人は?」
しーちゃんが訊ねてくるが……顔が引きつってるよ?詩乃
「……The 壁。つまりこれはその辺の背景と同じだから。」
「おいおい、俺は壁かよ!?しかもこれって!俺にはアンドリュー・ギルバート・ミルズって言うママにもらった名前が……」
「それ、僕に言われてもしらないよ……」
「おっと、そうだった。アンドリュー・ギルバート・ミルズです。以後お見知りおきを」
「そういえば、僕も名乗ってなかったね……鈴木 悠斗だよ。はじめまして、エギル。んで、こっちは朝田 詩乃だよ」
「朝田 詩乃です。よろしくお願いします」
はじめましてって何か変だね……リアルで会うのは初めてだからあながち間違いではないけど
「悠斗よ……彼女はコレか?」
エギルは僕の肩に腕を回すと反対側の手の小指を上げて聞いてきた
「友達以上、彼女未満ってところかな……」
「お前にも春が来たか……いや、めでたい。今日は客として来たのか?」
「ああ……」
「じゃあ、ゆっくりしていってくれや」
エギルはカウンターに戻る。僕らはカウンターのスツールに並んで座る
「エギル、僕はブラックで。詩乃はどうする?」
「私もブラックで」
「あいよ」
エギルがコーヒーを淹れてくれる
「そういや、悠斗。おまえの連絡先を教えてくれねぇか?」
「了解、いいよ。でも悪用したら埋め込むからね?」
「しねぇよ!というかだから俺は壁じゃねぇ!」
携帯の番号を交換する。コーヒーを飲みおわり
「ご馳走さま。いくら?」
「ここは、俺の奢りにしといてやるよ」
しーちゃんを見てニヤリと笑うエギル
「サンキュー……じゃあね」
「おう」
手を振るとしーちゃんを連れて店を出る
「何か……顔と言葉のギャップが……」
「それはわかる……」
外に出ると空が赤く染まっていた
「じゃあ、また明日ね」
「うん、楽しみにしてる」
今日はもうそろそろ帰らないと行けないので、帰ることに。……明日が楽しみだよ
感想よろしくお願いします( 。∀ ゚)( 。∀ ゚)