ソードアートオンライン~二刀流使いの少年~   作:黑(不定期)

3 / 21
280人もみててびっくりの作者です。
では第三話どうぞ。


デュエルと、冒険の始まり

次の日の朝9時、僕達は七十四層のゲート前にいた

 

「やぁ、キリト。いい朝だよね」※ちなみに天気は薄曇り

 

「どこがだよ。嫌な天気じゃねえか」

とキリトが不機嫌そうに言った

 

「どうしたの?眠いの?」

 

「その通りだよ!ったく眠いっていうのにアスナはすぐこないし…」

 

「確かにね……」

と時計を見ると9時10分になっていた。10分遅刻している。とその時何度目かの青いテレポート光が発生し……

 

「きゃああああ!よ、避けてっ!」

 

「うわああああ!?」

とキリトが押し倒された。押し倒した人をよくみるとアスナだった。なんてギャルゲ?って思ったけど、とりあえずアスナを起こしてあげようと手を伸ばしたが……

 

「い、いやぁーー!!」

といきなり悲鳴が上がったので手を引っ込める

そしてアスナはキリトを殴り後ろにペタリと座り込んだ。顔は最大級の感情エフェクトで耳まで真っ赤に染まり、両腕は胸の前でかたく交差され……

ここまで考えて僕は状況を把握した

 

「……キリト、変態?」

と冷ややかな目でキリトを見る

 

「ごっ、誤解だ!事故だ、事故!」

あたふたしながら弁解する。……ギャルゲはエロゲにランクアップしたみたいだ

 

「や……やあ、おはようアスナ」

右手を閉じたり開いたりしながら…って、やっぱり変態だね、キリト。

 

とそう思ったその時、再びゲートが青く光、アスナがはっとしたようにキリトの後ろに隠れた

 

光が消えると見覚えのある顔の男がいた。彼の名前は……たしか、クラディールだったっけ?

 

ゲートから出たクラディールは、僕、キリト、アスナをみたあと、神経質そうに口を開いた

 

「ア……アスナ様、勝手なことをされては困ります……!」

ヒステリック気味に甲高い声を上げた。なんか怖いよ……

 

「さあ、アスナ様、ギルド本部まで戻りましょう」

 

「嫌よ、今日は活動日じゃないわよ!……だいたい、アンタなんで朝から家の前に張り込んでるのよ!?」

 

「ふふ、どうせかんなこともあろうかと思いまして、私1ヶ月前からずっとセルムブルグで早朝より監視の任務についておりました」

 

「ストーカーだよ。そして、変態だよ。しかも粘着質でしつこく、もっとも質の悪いタイプだよ。キリトを越えちゃったよ。……でも、そうかクラディール。君はアスナの事が好きなんだね。だが残念だね。アスナはキリ…「言わないで!」…ごほん。好きな人がいるみたいだから早々に諦めた方がいいよ?諦めが悪いのは流行らないからね」

 

アスナが途中で顔を真っ赤にして遮った。……かわいい

 

「貴様ァ……言わせて置けばぁ!!」

こちらもアスナに負けず劣らず顔が真っ赤である。理由は正反対けど

 

 

「はいはい。悪いな、お前さんのトコの副団長は、今日は貸切りなんだ。アスナの安全は俺らが責任を持つよ。別に今日ボス戦をやろうって訳じゃない。本部にはあんた一人で行ってくれ」

 

「ふ……ふざけるな!!貴様らのような雑魚プレイヤーにアスナ様の護衛が務まるかぁ!!わ……私は栄光ある…「御託はいいよ。雑魚ほどよく吠えるって言うしね。いいかげんにしときなよ?」くっ!」

 

「そうだな。それに、あんたよりはマトモに務まるよ」

 

「ガキィ……そ、そこまででかい口を叩くからには、それを証明する覚悟があるんだろうな……」

クラディールは、震える右手でウインドウを呼び出し素早く操作した。そして、キリトが僕とアスナに目配せをしてきた…おそらくデュエルを申し込まれたかな

 

「……いいのか?ギルドで問題にならないか……?」

とキリトはアスナに尋ねると

「大丈夫。団長にはわたしから報告する」

と許可がでる

 

「短気だなぁ……」

 

「う……うるさい!!このガキを倒したら次はお前だ!!覚悟をしておけよ……」

 

「人を切る覚悟?そんなもの、このゲームが始まったときから覚悟してるよ」

 

「ガキィ……」

顔面蒼白なり睨んできた……挑発にのるとは……この人、かなり弱いね

 

「早く始めないのか?」

デュエルを受諾したらしいキリトがクラディールに言った

 

「くっ、先ずは貴様から後悔させてやる」

僕に口喧嘩で勝てないとさとったのかキリトの方に意識を集中させるクラディール

 

「ご覧くださいアスナ様!私以外に護衛が務まる者など居ないことを証明しますぞ!」

叫びつつ腰から華麗な装飾が施してある両手剣を引き抜く。対してキリトも背から片手剣を抜く。そしてデュエルは始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず動いたのはキリト。下段の受身気配を見せていたが予想に反し上段の片手剣突進技<<ソニックリープ>>で仕掛けた。対してクラディールはキリトとは一瞬遅く両手用大剣の上段ダッシュ技、<<アバランシュ>>を放とうとした。だか放たれる一瞬前にキリトの剣がクラディールの大剣に衝突した。そして……

 

クラディールの大剣は折れ、半分が空中ですれ違い着地したキリトとクラディールの中間の石畳につきたった。そして、ポリゴンとなって砕け散った

すげえ、いまの狙ったのか、などの声が聞こえる。これがキリトの得意とするシステム外スキル<<アームズブレイク>>だ。まさに神技である

 

「武器を替えて仕切りなおすなら付き合うけど……もういいんじゃないかな」

とキリトが言うとクラディールは「アイ・リザイン」と言った。なんで日本語で言わなかったのだろうか?負けたってのに相変わらずプライドの高いやつだ。そしてギャラリーに向かって

 

「見世物じゃねえぞ!散れ!散れ!」

 

「貴様……殺す……絶対に殺すぞ……」

その言葉に僕はキレた

 

「殺すって言葉を簡単に使うんじゃないよ!!……人を殺すってのはね……例えゲームの中だとしてもね、軽いもんじゃないんだよ!あの子だって、罪悪感で押しつぶされそうになってんだよ!?!殺すっていうのはね!相手の残りの人生を全て背負うぐらいの覚悟を持って言いなよ!!」

 

「ユウ……」

 

「……」

クラディールは何も言わず憎悪の目で僕とキリトを睨んだ

 

「クラディール、血盟騎士団副団長として命じます。本日を以て護衛役を解任。別命あるまでギルド本部にて待機。以上」

 

「………なん……なんだと……この……」

かろうじてそれだけが聞こえた。そしてマントの内側から転移結晶を掴み出し、それを掲げ「転移……グランサム」と言った消えて言った

 

「……ごめんなさい、嫌なことに巻き込んじゃって」

 

「いや……俺はいいけど……」

 

「僕もかまわないよ。それより攻略に行くんじゃないの?」

 

「そうなんだけど……ユウ…さっきの言葉って……」

 

「気にしないで。知り合いのことだよ」

 

「……いつか話してもらうよ」

 

「了解」

と苦笑する

 

「じゃあ、行こうか。前衛よろしく」

 

「「いや、ちょっと、前衛は普通交代制だろう!」だよね!?」

 

「二人いるんだから交代でできるじゃない」

 

「「アスナもやれよ」やってよ」

文句を言いながらも、アスナを追いかけた

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。