ソードアートオンライン~二刀流使いの少年~   作:黑(不定期)

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ユ「なんで、こんな真夜中に?」
い、いえ、じかんがあっ
ユ「これで罪滅ぼしになったとか思ってないよね。ね?」
すいません思ってました。
ユ「しーちゃん、この駄作者殺しちゃっていいよ?」
し「え、いいのかな。まぁでも、ユウがいうならいいんだよね」
え、あの、しーちゃんさん?そのデザートイーグルはどこから?
し「さあね。まあ、バイバイ。さ・く・しゃ・さん♪」
ババババババババ

チーーン


狂気

五十五層の主住区<<フラナム・タウン>>に転移した。そこにはアスナが座っていた

 

 

 

「ユウ君……お願い。嫌な予感がするの」

 

 

 

「僕もだよ。じゃあ行ってくるね。アスナも一応準備しといて」

 

といいつつ索敵スキルの上位派生追跡スキルを使いキリトたちを追って全力で走りだした

 

 

 

植物の少ない乾いた荒野を僕は全力で走る。すると<<ファイア・リザード>>が現れた。名前の通り炎を使うトカゲのようなモンスターで、攻撃を受けると火傷のペナルティを負うやっかいなモンスターだ。それが三匹

 

 

 

「くうっ……邪魔だよっ、どいてっ!!」

 

かわすのは不可能と判断し、すぐに右手の剣で<<ヴォーパル・ストライク>>を放ち一匹倒す。ソードスキルなしでも倒せるが時間がない。ニ匹目の突進攻撃を硬直がとけた右手の剣で、その勢いのまま突き刺す。続く三匹目の爪による切り裂きは、右手の剣でニ匹目を突いていた関係で腕を伸ばし切っており弾くことができない。やむおえず、体をひねってかわそうとするがかわし切れず左手を引っ掻かれた。火傷によって与えられる鈍い痛みを堪えつつ引き戻した右手の剣で再び<<ヴォーパル・ストライク>>を放ち倒す。火傷はしばらくすれば治るが今は待ってられない。そのまま走りだす

 

 

 

その後も、運が悪いのか数多くのモンスターとエンカウントしてしまった

 

 

 

「時間をかなり食っちゃったなぁ……」

 

 

 

その時後ろからアスナが凄い勢いで走ってきた

 

 

 

「ユウ君!!」

 

 

 

「アスナ、どうして……」

 

アスナに並走しつつ俺は尋ねる

 

 

 

「ゴドフリーさんが……キリト君と一緒のパーティーだった人の反応が消えたの!だから……」

 

なるほどね。聞けばアスナはずっとマップをモニターしていたらしい。反応が消失したということは

 

 

 

「クラディールかな……」

 

野生のモンスターか、犯罪者の仕業かもと思うかもしれないがこんな最前線でもないようなところでキリトや血盟騎士団員三人が遅れをとるとは思えない。クラディールはキリトに恨みを持ってるし、一番可能性が高いだろうしね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕とアスナが到着したときはキリトの体に鈍い色の剣が振り下ろされたところだった。キリトはその剣の刃を握り必死であらがっているが、その刃は無情にもしっかりと着実にキリトの体に迫っている。このままでは間に合わない。アスナは既に全力であろう。ならば……アスナより速い僕が何とかする。何とかしてみせる!

 

 

 

「やぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

僕は次の一歩のときおもいっきり地面を蹴った。その結果……ソードアート・オンラインでおそらく最速の僕の全力の走り。音すらも振り切った気がした。そして、剣を出す暇がなかった僕はそのまま、クラディールの剣とキリトの体の間に左手を滑り込ませることに成功した

 

 

 

「なっ、なんだぁ」

 

クラディールは驚きの声を上げるが、僕は左手に刺さった剣ごとクラディールの体を吹き飛ばした。そして、少し遅れて到着したアスナがさらに空高くクラディールを吹き飛ばした

 

 

 

「……間に合った……間に合ったよ……神様……間に合った……」

 

そう言ってアスナは崩れおちるようにひざまずいてキリトに尋ねた

 

 

 

「生きてる……生きてるよねキリト君……」

 

 

 

「……ああ……生きてるよ……」

 

 

 

「ギリギリだね……危ないよ」

 

と僕はキリトの口にハイポーションを突っ込む

 

 

 

「……ユウ君……ここは……私にやらせて……」

 

 

 

「ごめん、できないね。親友が殺されかけたんだよ?我慢できるわけないじゃないか」

 

 

 

「……わかった……。キリト君、待っててね。すぐ終わらせるから」

 

アスナはすっくと立ち上がると、腰から細剣を抜きクラディールの方へ歩き出す。僕もアスナの横に並び歩きだす。もちろん刺された左手ではなく右手に剣をしっかり握って

 

 

 

「あ、アスナ様……ど、どうしてここに……。い、いや、これは、訓練、そう、訓練でちょっと事故が……」

 

 

 

言い切れなかった。いや、最後まで言わせなかった。もはや言い訳もできない状況にまだ、言い訳を言う見苦しさに我慢できなかった。剣閃は二本。僕と全く同じタイミングでアスナも剣を振ったのだ

 

 

 

「ぶぁっ!!」

 

クラディールが当たった場所、口を片手で押さえて仰け反る。奇跡的に当たった場所も一緒だ

 

 

 

「このアマどもぉ……調子に乗りやがって……。ケッ、ちょうどいいや、どうせオメエラもすぐに殺ってやろうと……」

 

 

 

そのクラディールの台詞も中断を余儀なくされた。アスナと僕が剣を構えるや攻撃を開始したからだ。クラディールも必死に応戦するが、アインクラッド最強クラス二人による連携攻撃だ。敵に対して一人づつ攻撃するのがセオリーではあるが、アスナと僕の剣は一人がニ本の剣を扱ってるかのようにクラディールを切り裂いた

 

 

 

「わ、解った!!わかったよ!!俺が悪かった!!」

 

とHPが黄色から赤い危険域に突入するとクラディールは剣を投げ出しこう喚いた

 

 

 

「も、もうギルドは辞める!あんたらの前にも二度と現われねぇよ!!だから……」

 

 

 

「それで済むと思っているのかい?二人の命を奪い僕の親友に殺すと言ったお前を俺は許すことができないんだけど?」

 

アスナも同じことを思ったようで右腕の剣が振り上げられクラディールを殺そうとした

 

「ひぃぃぃっ!死に、死にたくねえーーーっ!!」

アスナの剣の切っ先が停まった。アスナの体がぶるぶると激しく震えている。おそらくアスナはこの世界でプレイヤーを殺していない。それは幸せなことだが、反面致命的な弱点でもある。まずいと思ったときは遅かった。怒りのあまり停止していた思考を取り戻した時にはすでに全てが終わっていた。はっ、と気付くとアスナの手からレイピアが弾かれ、キリトが右手でアスナを庇っていた。そしてクラディールの第三撃が放たれようとした

 

「いい加減にしろぉぉぉ!!」

 

動いたのは僕。クラディールが放った大剣を左手で受け、痛みがはしるのにも構わず、右手の剣を突き出した。その一撃はクラディールのHPの残り全てをくらい尽くした

 

「この……人殺し野郎が」

くくっ、とわらい。クラディールは無数のポリゴンとなって砕け散った

 

人殺しでも構わないさ。殺したものは背負わないといけない……だけど、大切な人を守れるなら……僕は……

 

「……ごめんね……わたしの……わたしのせいだね……」

悲痛な表情で、震える声をアスナは絞りだしていた。そうか……似てるんだ……しーちゃんとアスナは……何でも自分一人で抱え込んだりする性格とかが。気がつくと僕はアスナの頬をたたいていた

 

「アスナの馬鹿……」

アスナは頬に手をやりながらビクッてなった。キリトは成り行きを見守ってくれている

 

「アスナのせいじゃない。誰のせいでもないよ。アスナ、きみのために、僕らは動いたんじゃないよ。自惚れないで。僕らはね……自分のために戦ってるんだよ。理由はいろいろある。キリトは知らないけど僕は親友を守るためっていう理由がな。だからそう自分を責ないで。アスナ」

 

僕はアスナの頬を撫でると「殴って悪かったよ。ごめんなさい」

 

「ううん、ありがとう……」

 

「さて……僕は消えるな。後は二人で……話つけてくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに立ち去ろうと歩いていたが、しばらくしてから振り返るとキリトとアスナがキスをしていたね。いきなりで僕は驚いて剣を落としてしまって、落ちた剣が音をたて、弾かれるようにキリトとアスナが離れて、その二人の顔が真っ赤だったのはいい思い出だね

 

さて……とりあえずあの二人に報告かな?ついでに剣も研いでもらおう。そんなことを考えながら二人のもとから本当に去って行くのだった。

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