超次元サッカーへの挑戦   作:黒ハム

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スパイ教室のグレーテ編良かった……!特にラストが凄かった……!
ブルーロックの2期決定……!今から待ち遠しい……!
ライアー・ライアーの最新刊早く買って読みたい……!
以上、ここ一週間の感想です。
ちなみに作者、つい先日大学を卒業しました。春からは大学院で頑張っていきます。
では過去編その2をどうぞ。


過去編 ~出会い~

 十六夜綾人を初めて見たのは中学時代のある日のことだった。

 

「ねぇ、あの人……ずっと1人でプレーしている……」

「凄く上手くない?あの人だけ次元が違うって言うか……」

 

 サッカーには興味が無かった。自分たちの学校のサッカー部が、何かの大会の予選があるとか言っていた気がするが、見に来るつもりはなかった。だから、応援しに来たとか見に来たとかではなく、ここには理由を付けて逃げて来たというのが正確な表現だ。

 

「あれ?このままだと……もしかして逆転される?」

「い、いやいや……え?本当に?」

 

 フィールドにはバケモノが居た。全てを蹂躙するバケモノが。サッカーは11人対11人のチーム戦だって認識だったけど……多分、21人対1人……あのバケモノの認識ではそうなのだろう。現に、誰からでもボールを奪いに行っているから……彼はきっと1人なんだろう。

 

「凄いなぁ……いいよね、ああいう天才は」

 

 きっと彼はサッカーに関して凄い才能があるんだろう。アニメの主人公みたいに天才的なセンスを持っている……きっと、たった1人でも試合を終わらせる力を持っているんだろう。

 

「十六夜!いい加減にしろ!味方に!パスを!出せ!」

 

 向こうの先生から怒声が飛んでくる。

 

「うっせぇ……うぜぇよ……」

 

 その言葉を無視した彼は、自分たちが応援している場所の近くを走って行く。……その表情は、声は、雰囲気はとても怖いもの。……怖くて恐くて冷たくて……でも、彼を見ていると、凄いって思ってしまう。

 

「何で……」

 

 何で彼は1人で戦えるんだろう?この場には……観客を含めて、きっと彼の味方は誰も居ない。彼を応援する者さえも居ない。たった独りで……でも、彼は戦い続けている。折れることなく、呑まれることなく、自分の衝動に任せ、自分の信念を貫こうとしている。

 気付けば彼のプレーに目を奪われていた。視線は彼を追っている。きっと、サッカーというスポーツで見れば彼の戦い方は間違いなんだろう。ただ、それでも……

 

「格好いい……」

 

 1人になっても戦い続ける。独りでも戦い続ける。誰も味方がいない。周りには敵しかいない孤独だったとしても……自分にはそんな強さがない。だから……憧れた。プレッシャーに、期待に押し潰されそうな弱い自分とは違う強者に憧れた。

 

「いざよい……」

 

 気付けば試合は終わっていた。結果は彼のチームの勝利でウチの学校のサッカー部の逆転負け。彼さえ居なければ……そういう声が聞こえてくる。

 なんとなく居心地が悪くて、その場を去った……そして、本来の居場所に戻ることにする。サッカーはよく分からないけど……全てを破壊し、変えた十六夜くん(バケモノ)は……

 

「……ボクもキミみたいになれるかな?」

 

 ……ボクにはとても格好良く見えたのは間違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 十六夜は県内屈指の進学校に入学する。そして、部活は迷わずサッカー部に入部した。その頃には負けず嫌いな側面をある程度隠すようになっていた。負けず嫌いなところや、協調性のないところを隠し、学校生活を送るようになっていた。

 

「キミ、連携すること苦手でしょ?」

 

 高校1年生の4月……部活に正式に所属したばかりの頃。サッカー部のマネージャーにして、後に十六夜と付き合うことになる同級生が声を掛けてくる。

 

「能力のパラメーターはかなり高い。特に全体的なレベルがとても高く完成されていると言ってもいいね。このチームの他の選手と比べても、すぐにスタメンの座を余裕で奪える。……でも、致命的なまでにチームメイトと協力できてない。なるほどなるほど……」

「…………」

「調べたよ?十六夜綾人クン。キミは中学時代ほとんど試合に出られなかった。正確に言えば、1試合だけ出場し、圧倒的な実力でねじ伏せ、その後には退部している。ステータスはずば抜けているのに……それは、キミの性格が問題。とても負けず嫌いで……それでいて、協調性のないところが強すぎる。加えて、キミという選手を誰も扱いきれなかった。ふふん、こんな面白い人に会えるなんてね」

 

 彼女の目が輝く。が、十六夜は無視してボールを蹴る。

 

「ああ、邪魔しちゃってゴメンね。それに勝手に調べてゴメン。ボクのクセみたいなものなんだよ。ボクはついつい、相手を分析してしまう。気になる相手が居るとあらゆるデータを収集しそこから分析し、どういう人なのかを理解する……ああ、勘違いしないでくれよ?ボクの言う気になるは恋愛的な意味は無く、ただの興味みたいなものさ」

「…………」

 

 何だこの意味不明な女は……十六夜は思った。興が削がれた為、その後は練習を切り上げて帰ることにした。

 そして、次の日……

 

「おはよう、十六夜クン」

「おはよ……何でここに?ストーカー?」

「…………いや、同じクラスだからね?何なら初めての席替え以来ずっーと、キミの隣の席だよ?授業でペアワークも普通にやっていたよね?……まさかキミ。普段は愛想笑いと協調性の仮面を付けているだけで、ほんとは他人に興味ないんでしょ?それともボクの存在感がなさ過ぎたかな?」

「…………」

「あ、目逸らした。全く……もしかして高校生デビュー?如何にも優等生面してたけど、隣の席の人の名前と顔すら碌に覚えない、他人に興味なしのマイペースクソ野郎だった?」

「うるせぇ」

「とにかく、改めてよろしくね。あ、ボクの名前は分かっているよね?」

「…………」

「おーい、十六夜の綾人ク~ン?」

陽向(ひなた)神奈(かんな)

「そうそう。あ、神奈でいいよ」

「陽向って呼ぶわ」

「えぇー名前覚えた記念に名前で呼んでもいいのにー」

 

 この日から、十六夜は隣の席の人(陽向)とよく会話するようになった。

 

「へいへい、お兄さん。このデータを見て見てー」

「ああ……ってなんだコレ?」

「フッフッフッ……キミのスポーツテストの結果と普段の様子から、キミの能力値のパラメータをこのようにグラフにして、視覚化してみました!どやぁ!」

「暇なの?お前」

「暇じゃないよ!最近のボクの興味の対象はキミなんだ!」

「ごめんなさい」

「何故謝った!?まるでボクが告白して振られたみたいじゃないか!」

「……はぁ……でも、すげぇな。よく調べたな、コレ」

「でしょでしょ?」

「ああ……正直ドン引きする。というか、している」

「引かないで!?」

 

 意味不明な行動力。しかし、その分析力は認めざるを得なかった。

 

「……比較的フィジカル面が弱い……か。確かに、筋トレとかはそこまで積極的にしてないな……」

「そうそう。ボールコントロール、フェイントの技術、シュートの精度……とテクニック面は秀でているから、今はフィジカルトレーニングだね。ということで、キミのフィジカル面強化の為の練習メニューを作ってきました!どぉん!」

「暇なの?お前」

「う、うるさいうるさい!さぁ、コレ通りにやるんだ!適宜ボクが修正するからさ!」

「うるさいのはお前だっての……でもまぁ、やってやるよ。よし、行くぞ!」

「うん!……って授業あるからね!逸る気持ち抑えて抑えて!」

「…………」

「うわぁ……恥ずかしいね~気が乗って行こうとして、今がお昼休みってことを忘れるなんていひゃいいひゃいほほをひっぱりゃないえぇ~!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ボク……陽向神奈は県内屈指の進学校に入学した。そして、そこで運命的な再会を果たす。

 

「十六夜綾人と言います。今日からよろしくお願いします」

 

 入学したその日……ボクはクラスメイトの中に彼の存在を見つけた。声をかけようと思った……でも、かけられなかった。ボクにとっては再会でも、彼にとっては初めまして。ボクにとっては格好良いと思った憧れでも、彼にとってはただのモブ。その差はあまりにも大きかった。

 

「この席か……ペアワークとかよろしくな。陽向さん」

「あ、ボクの方こそ……」

 

 入学して数日後……ボクらのクラスは席替えを行った。ボクは一番後ろの列で、窓際から2列目。隣……窓際で、一番後ろの席には十六夜クンが座った。でも、授業を見る限り……何というか、違和感を覚えた。あの時感じた彼の格好良さというか……荒々しさを一切感じなかった。普通……優しくて、他人を思いやれるような……そんな温かな存在に感じた。

 そして、ある日の放課後……ボクは部活を見て回って、気付けば遅い時間になっていた。入りたい部活はないけど、何かはやりたい……そんな曖昧な中途半端な感じで見て回っていた。

 

「そう言えば……」

 

 十六夜クンはやっぱりサッカー部だろうか?それとも、ボクみたいに辞めちゃったのかな?

 

「あー……」

 

 遠目から見ると、ライトで照らされたグラウンドには人の陰がないように感じた。……そりゃそうか。時間的に部活はもう終わっているし……しょうがないか。

 

 ザシュ

 

 グラウンドの方まで歩くと、何か音が聞こえた。慌てて近くのところに身を潜めると……

 

「まだ甘い……」

 

 十六夜クンが1人練習していた。もう誰も残っていないグラウンドでただ1人練習をしていた。

 しばらくの間、その様子を眺めていた。そして、そのまま彼は練習を終えると1人で帰っていってしまった。

 

「よし……」

 

 ボクは調べて、十六夜クンがサッカー部に入部したと分かると、ボクもマネージャーを志願し、入部することに決めた。そして、十六夜クンを調べた。サッカーについても学んだ。

 

「うん……今日こそ……!だ、大体、いつもクラスで話しかけているんだ。同じ感じで……」

 

 十六夜クンは部活の有無に関わらず、それどころか休日でさえサッカーをしている。そして、部活のある日は決まって最後まで残って自主練を欠かさない。先輩たちや同級生は彼と一緒に残って……って言うことはしない。ここは進学校だし、塾とかなんとかで忙しいみたいだ。だから……自然と2人きりになれる。

 覚悟を決めて話しかけた。

 

「キミ、連携すること苦手でしょ?」

 

 彼は無言だった。クラスで話すときの温かい雰囲気ではなく、どことなく冷たい空気。そのまま、ボクの話を終えると、無言でその場を去ってしまう。

 

「……あう……失敗したかな?だ、第一気になる人が居るとついつい調べたくなるって設定いるかな?十六夜クン以外碌に調べたことないけど……それに最後の恋愛感情がないとか格好付けて言ったけど……必要だったかな?えっと……」

 

 これは俗に言う……失敗というヤツでは?うぅ……とりあえず、明日も学校あるし……明日学校で話しかけて、そこから何とかしよう……

 そんな決意を固めた翌日。

 

「おはよう、十六夜クン」

「おはよ……何でここに?ストーカー?」

「…………」

 

 この野郎。さては、猫被っていやがったな。

 話を終えると……うん。十六夜クンはボクに対して、猫を被る気はないらしい。昨日までの温かい感じは消えて、本来の感じに戻る。ボク的にはこっちの方が嫌な感じがしないからいいかな。何というか……本音で接してくれる感じがしていい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「十六夜クン。ボクは分かったよ」

「何を?」

「キミは受けだ」

「…………」

「え?何で頭を抱えているの?もしかして体調悪くなった……?えっと、保健室行く?連れて行こっか?」

「……寝るわ」

「寝ないでよー!真面目な話なんだから!」

「分かった分かった。真面目じゃなくなった瞬間寝る」

「うわぁー会話する気ゼロだぁ……何かボクだけ塩対応な気がするな。他の子と話す時のテンション違うじゃん」

「別に、陽向サン相手ならこんな感じでいいだろ」

「ふむふむ。ボクには素で接する……そして素が冷たい……はっ!もしかしてツンデレかい?」

「寝るわ。5限始まったら起こしてくれ」

「寝ないでよー!耳元で念仏流すぞこらぁ!」

「なんて脅しだよ……分かったよ。次やったらトイレに逃げる」

「な、なんてことを……!ボクが手出し出来ない最強の領域に……!じゃあ、手を繋いで逃げられなくしてあげる!」

「お前……そんなに男子トイレに入りたいのか?変態か?」

「違うからね!?」

「で?結局何の話だ?」

「コホン。キミのプレーを分析して分かったんだよ。キミは能動的なプレーが少ないんだ!」

「…………?」

 

 ドォン!と言った効果音が鳴りそうな感じで告げる陽向。しかし、十六夜の頭には疑問符が浮かんでいた。

 

「例えばドリブルをする時、キミは相手の出だしを見てから行動を決める。確かに、後出しじゃんけんみたいで強いけど、キミから仕掛けることは少ない」

「…………自覚なかったな」

「キミのドリブルは相手の動きを見て、その隙を突くように動いている。カウンター型とも言え強い武器だ……けど、キミはそれしかやっていない。そんな受動的な相手依存のドリブルしかやっていない。手札が多いのに、自分から先行で手札を切ることがないんだよ」

「相手の動き出しがないと動けないって知られれば、相手が動かず時間稼ぎに徹した場合に弱くなる……か」

「特に顕著なのはブロックする時!キミは相手の動き出しを見てからしか動かない。それだとワンテンポ反応が遅くなって、相手が上手いとその隙を突かれてしまう……まぁ、その隙を突ける人が身の回りに少ないんだけどね」

「……ふむ……」

「真面目な顔になったね。フッフッフッ……ボクの話にしっかり理解を示してくれているんだね。ボクは嬉しいよ」

 

 悔しいが彼女の分析能力は十六夜自身も認めている。彼女の分析が外れたことはない。

 彼女は天才……自分とも周りとも違う、分析力に秀でた天才だ。もし、彼女の身体能力が高ければ、恐らく自分は負けるだろう……彼女が自身の分析を実践出来るだけの身体を持ち合わせていれば、きっと自分は勝てない。十六夜にとっては明確に勝てないことが理解できる相手で、それでも敵として戦ってみたいと思わせる相手で……そんな妄想が現実にならないって分かっている相手だった。

 

「だが、どうするんだ?ブロックする時なんて、相手の動き出しを見てから動くのが普通だろ?」

「はぁーキミの考えは砂糖より甘い。やれやれ、これ以上甘いとブラックコーヒーが欲しくなるよ」

「よし、今から買ってくるから絶対飲めよ?」

「冗談だって!ボク、ブラックじゃ飲めないよ!」

「そう言われたらますます飲ませたくな……分かった分かった。買わねぇから泣きそうな顔で袖を掴むな。安心しろって……でも、考えが甘いか……ふむ」

「はぁーやれやれ、キミのちっぽけな脳みそじゃそれくらいしか出て来ないか」

「相変わらず表情と感情がころころ変わるヤツだな……じゃあ、天才さんはどうお考えで?」

「簡単だよ。先を読めばいいんでしょ?」

「…………」

「相手の行動を読む。未来を見ればいいんじゃないの?」

 

 その言葉を聞いて、十六夜は立ち上がった。そして、

 

「トイレ行くか」

「ストップ!」

 

 一歩歩き出そうとして止められた。

 彼女は天才故に凡人の思考を理解できないらしい。天才的な頭脳を持つ彼女は、その秀でた分析力から相手の次の行動をほぼ100%の精度で一瞬で当てることが出来るのだろう。しかし、それは天才だから出来ること。凡人には到底不可能で、サッカーという瞬間瞬間でフィールドの状況が変わるようなスポーツでは、少なくとも凡人には無理な芸当だ。

 

「先読みって言うけどさ……言うほど簡単じゃねぇんだよ」

「やれやれ……でも、精度をあげることは出来るんだよ!」

「どうやって?」

「そこでカギになるのが分析力です!」

「お前の得意分野じゃねぇか」

「そうそう、ボクの分析力をキミが身に着ければ解決だよ。だから、キミにボクの分析力を授けようって面倒くさがるな協調性ゼロ!ほら、強くなるためだよ。キミの能力を最大限発揮するためには、ボクの分析力が必要なのさ!コホン。さぁ、ボクの分析力をキミに授けトイレ行こうとすんなぁ!折角転生物主人公が神様から能力を授かるシーンをやろうとって無視すんなこのばかぁ!」

 

 凡人に何を期待しているのか分からない。……ただ……

 

「ばーか!ばーか!ばーか!」

「腕にしがみつきながらバカバカ連呼するな……分かったよ。そこまで言うならやってやる」

 

 素直に引き受けるのは負けた気がする。だから、折れてやった……

 

「ふふん。素直に教えてくださいって言えば可愛げがあるって無視すんなこらぁ!」

 

 って言う思考をどうせ読まれているが、癪なので認めたくはない。だが、分析力……か。今のオレにないもの……もし、身につけられれば変われるんだろうか。……ただ……

 

「見える……見えるよ……!ボクの分析力の素晴らしさに気付いて、ボクを崇め称えるキミの姿が……!」

「ハハーヒナタサマー」

「うむうむ。苦しゅうないぞよ。では、特訓を始めようじゃないか」

「もう昼休み終わるぞ」

「うぇ!?」

 

 こんな風に変わりたくはない……そう思ってしまうのはどうしようもないんだろう。




その3以降もやりますが、次回は通常回に戻ります。というか過去編ガチでやり出したら止まらなさそうなので、本編に戻り、時折挟む予定です。


陽向(ひなた)神奈(かんな)(天才彼女)
 十六夜綾人に多大な影響を与えた人物その2。頭脳明晰でテストでは学年トップ。好きな動物はペンギン。趣味は読書とチェスで特技は分析。その分析力はFFI韓国戦時点の十六夜を凌駕している。
 身体能力は平均以下で、運動全般が苦手。サッカーやスポーツに関しては、高校から勉強し始めた。
 中学時代に十六夜のサッカーを見て惹かれた。十六夜はサッカーの天才だと思っていたが、高校で出会い認識を改めている。また、あの試合以降、度々サッカー部の試合を見に行くも、十六夜の姿は見つけられなかった。半ば再会を諦めていたが、進学と同時に同じクラスになった。
 一目惚れであるが、本人が恋愛感情に気付くのはまだ先の話。


十六夜(いざよい)綾人(あやと)自称凡人(バケモノ)
 隣の席の女子(陽向)をストーカー呼ばわりした最低男。Sっ気がある。
 日常生活では真面目な学生を演じているが、実際は興味のないことは一切記憶に残っていない。演じている理由は、中学時代の時みたいにカウンターで潰すことに飽きたからとそもそも構う時間が無駄だと感じたから。
 高校進学と同時にサッカー部の門を叩き、練習を欠かさない。
 陽向のことはテンションの上下が凄まじい天才だと思っている。雑にあしらっているように見えるが、実際は本音で接しているだけ。気を許し、信用しているが、彼女が何故ここまで自分に関わっているのかはよく分かっていない。

 イナズマイレブンの世界では必殺技や身体能力お化けしかいないという前世ではあり得ない、勝ち負けを超えた存在たちと、とある理由で、この頃の自分が封印された状態だったが、徐々に慣れてしまった為……


 いくつか解説(?)と謎?
1. 前話で十六夜くんがサッカー部を潰した(停部に追いやった)ことでやべぇって話ですが、十六夜くんは積極的に潰してたわけではないです。あくまでカウンター……自分に害をなす相手を返り討ちにしただけです。相手側が少しエスカレートしたために、自滅した際のダメージが大きくなったって話ですね。
 まぁ、周りからすれば、勉強が出来る天才で、サッカーも超上手い天才。中学生だから嫉妬がいじめに繋がりそうになったが、選んだ相手が悪すぎた。十六夜自身もサッカーで挑んでくるならまだしも、そういう形で来ることにはむかついたって感じです。

2. この作品の初期の時点で疑問に思った人も居るであろう『コイツ、プロの試合見てないの?必殺技出てきてるでしょ?何でそんなに驚いているの?』って疑問ですが、十六夜は前世からそんなにプロの試合に興味が無いです。というのも、十六夜は憧れている選手やチームも居なくて、この段階でも将来サッカー選手になりたいと考えていないので、そんなにプロの世界に興味が無いです。サッカーをやっている人が絶対にプロ等の試合を見るか?と言われたらそうじゃない例です。
 また、仮に見たとしてもあり得ないもの。イメージとしては、自分たちが『少林サッカー』っていう映画のサッカーを見て、あれは現実的にあり得ない映画って認識しているのと同じ感じです。『少林サッカー』っていう映画が分からない人は調べてもらうとイメージがつきます。
 だから、超次元サッカーに一切耐性の無い人間がいきなり目の前であり得ない光景を見て……って感じです。

3. 『何故、十六夜はDFというポジションに拘っているのか』これはイナイレ世界でのFFI終了時点及び高校入学時点での十六夜綾人がDFをやっている・やりたい理由はいずれ分かります。
 ただ、高校在学中に自身がDFをやっている・やりたいことについて変化(?)が訪れます。詳しいことは過去編の3以降で。

4. 十六夜の才能について。随時、書いてもらった予想や意見を見させてもらっていますが、しっかり過去編中で答えは明らかにしますのでご心配なく。一応、FF編から才能の片鱗を思わせる描写は何度か入っています。


 その他にも過去編では取り上げることは色々ありますが……何かあれば感想か活動報告にお願いします。こうして後書きに書くこともあるかも?
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