超次元サッカーへの挑戦   作:黒ハム

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 『薬屋のひとりごと』のアニメが始まりましたね……予想以上に面白くて続きが楽しみです。いやぁ……今期もアニメが面白いです。今期は7作品追うことにしつつ、今までの作品も見れたらいいなぁ……多分、難しいだろうなぁ……


VSユニコーン ~翔けるペガサス~

 土門も一ノ瀬も出会いはフットボールフロンティアの時だった。

 土門はFFの始まる前に、一ノ瀬は全国の準決勝前に出会い加入したメンバーで、今のイナズマジャパンのメンバーと比べても知り合ってからの月日は長い部類に入るだろう。

 土門に関しては最初は新入部員だくらいの感じで深く考えなかった気がする。帝国学園のスパイ問題が大きな転機だったが、土門飛鳥という選手を果たして意識したことはあっただろうか?記憶を遡ってもあまりなかったというのが本音ではある。しかし、エイリア学園の戦いにおいても最後までスタメンの1人として戦っていたこと。そして、一緒にだけではなく外から見た印象も踏まえるなら、凄く目立つことはそこまでなくても実力を発揮し、仕事をしていた印象だ。

 一ノ瀬に関しては最初に勝てないと思わされた記憶がある。勝てるビジョンが見えなかったのは本音だ。それほど、最初は格上だと思っていた相手だ。じゃあ、今は格下かと言われると、もちろんそうは思わない。彼のプレー技術やテクニックは、身体能力に差があったエイリア学園との戦いでは目立っていないように思えたが、要所要所でおさえるところはおさえていた印象だ。

 雷門中のメンバーもだが、オレがFF後に一緒に戦った試合や期間は短い。そのため、オレが居ない間の進化を感じる場面がそんなになかったかもしれない。それに加えてアメリカで何処まで伸びているか……試合を分析したとしても、最後は()ってみないと分からない。

 ただ1つ言えることは、オレはディランとマークと戦うのも楽しみではあるが、彼らと戦うことにも楽しみを覚えていることだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、十六夜。起きろ」

「あ、ああ……」

 

 長い夢と言うか、懐かしい夢を見ていたと言うか……とりあえず、

 

「着いたか?」

「そうだな。船から降りるぞ」

 

 翌日、コンドル島のコンドルスタジアムにオレたちは移動していた。

 

「んーやっぱり、船での移動は楽でいいな。前回のヤマネコスタジアムの移動とは大違い」

「アレはお前だけだし、帰りは寝てただろうが」

「あはは……」

 

 そりゃ、どっかの誰かが使える船をなくすから……ねぇ?オレは悪くないと言うか、アレに関しては被害者だ。

 

「疲れでも溜まってるのか?昨日帰ってきたばかりだろう?」

「問題ねぇよ。コンディションは整えている」

「そうか?」

 

 八神と話しながらスタジアムを目指す。流石に調べ物して帰国してコンディションが落ちています……なんて本末転倒なことはしない。試合に全力で挑めるよう最大限の調整はしている。

 

「ここが今日の会場か……」

「だな!ワクワクしてきたぜ!」

「待ってたよ、円堂」

 

 と、スタジアムに着いて、そのままグラウンドに入っていくと、既にアメリカ代表ユニコーンの姿があった。

 

「昨日は楽しみで眠れなかったぜ」

「いよいよイナズマジャパンと戦えるんだね」

「どれほどのものか、見せてもらおうじゃないか」

 

 一ノ瀬、土門、ディラン、マーク……アメリカ代表の中でも、こちらも知っている・関わっているメンバーたちが声をかけてくる。その中には……

 

「お前らだけで盛り上がるのもいいけど、俺のこと覚えているか?」

「西垣!?西垣じゃないか!」

 

 真っ先に反応したのは風丸。染岡も心なしか驚いていて……あぁ、そうか。西垣とはダークエンペラーズの時が最後で……えっと……その後、どうしたんだ?と言うか、よく考えたらオレもさっさとイタリアに行ったせいで、あの後円堂たち含めどうしていたかよく知らないんだよな……

 

「なるほどな、お前もアメリカに渡っていたんだな」

「だが、前回の試合まで姿が見えなかったけど……」

「FFIの予選が始まった段階では、俺の実力はアメリカ代表に選ばれるほどではなかった。そこから努力を重ねて、ついに選ばれたんだ……前までの俺だと思ってたら、痛い目見るぞ」

「ちなみに、俺も……いや、俺たちも進化しているからな?」

 

 と、土門も声をかけてくる。アメリカ代表に選ばれるほど実力をつけたこいつらと再戦か……

 

「わくわくしてくるな、円堂」

「ああ!今日は全力でぶつかりあおう!」

「そうだね、じゃあまた後で」

 

 そう言って一ノ瀬と土門がベンチに下がっていく。

 

「へい、アヤト。それにイナズマジャパン。今日の勝負はミーたちがもらうよ!」

「キミと戦えるのを楽しみにしてたよ、アヤト」

「オレもディラン、マーク……お前たちと戦えるのを楽しみにしてた。今日はよろしくな」

「よろしく!」

「ああ!」

 

 マークとディランもベンチの方へ戻っていく。

 

「さぁ、ウォーミングアップだ!」

「「「おう!」」」

 

 そして、ウォーミングアップが始まる。終わり際に監督が招集をして、今日のスターティングイレブンが発表された。

 

「FW、豪炎寺、染岡。MF、風丸、基山、鬼道、宇都宮。DF、綱海、十六夜、壁山、吹雪。GK、円堂」

「「「はい!」」」

 

 スターティングメンバーが準備を始める。かく言うオレも……

 

「八神、これ置いといて」

 

 ドサッ

 

 20kgのおもりが足下に落ちる。

 

「ふぅーやっぱり、外すと身体が軽いな」

「……お前、まさかこれ付けてウォーミングアップしてたのか?」

「???何を言ってるんだ?当たり前だろ?」

「「「…………え?」」」

 

 八神が苦笑いで回収していく中、皆が何故か何処か引いた感じで見てくる。彼らは何を見て驚いているのだろうか?

 

「……いつから付けてたんだ?」

「え?今朝起きてからずっと」

「あれ?お前、朝ランニングしていたよな?そのときも?」

「もちろん」

「朝食作っていなかったか?まさか……」

「当然だろ?」

「さっきの移動中も?」

「まぁな。試合中以外、極力つけるようにしているからな」

「「「…………」」」

 

(((ぜ、全然気付かなかった……)))

 

 何故か皆がオレから距離を取った……が、そんなことを無視してグローブをつける。

 ユニコーンはジ・エンパイアと違って攻撃力に定評がある……それに一ノ瀬を中心として、中盤を支配してくる力も。彼らもこの大会中に進化していると見ていい。まずはしっかり守って、その上で攻撃にも参加して点を決める動きが必要か……ただ、向こうにはDFである西垣が加わった。彼の現状は知らないが、土門もいるし……恐らく守りも堅くなっていると踏んでいい。……ナイツオブクイーンやジ・エンパイアより強い相手だと思う。……これは厳しい戦いになるだろうな。

 

「今日の一ノ瀬は、前の試合までより気迫が段違いだな」

「そうだね……ちょっと怖いぐらいかも」

 

 そして、フィールドにて挨拶をかわす。そこで相対して改めてユニコーン側の……特に一ノ瀬からの熱を感じる。

 

「お、俺……一ノ瀬さんを止められるか心配になってきたッス……」

「何言ってんだよ。向こうが気合い十分で臨んでいるんだ。気持ちで負けてたら、そのままやられるぞ?」

「それに大丈夫さ!気迫には気迫でぶつかるんだ!それが戦うってことなんだからな!」

「円堂らしい言葉だな」

「さぁ、皆行くぞ!」

「「「おう!」」」

 

 コイントスの結果、ユニコーンのキックオフで試合は始まるそうだ。

 

 ピーー!

 

 審判のホイッスルが鳴り響き、試合が始まる。ボールは一ノ瀬が持ったが……

 

「最初からフルスロットル……ってところか」

 

 ドリブルで攻め上がり、風丸、ヒロトを一瞬で抜き去った。

 

「行かせないよ!」

 

 吹雪がブロックに行くも突破されてしまい、壁山も突破された。

 

「凄いテクニックだな」

「抜かせてもらうよ、十六夜」

「悪いけど、簡単には行かせない」

 

 早くもゴール前での攻防……ここで抜かれれば円堂と1対1になってしまうな……

 

「腕を上げたね」

「そっちこそ」

 

 フェイントで抜こうとする一ノ瀬と阻止するオレ……

 

「へい、カズヤ!」

 

 と、そこにディランがパスを要求する。パスかドリブルでの突破かの2択……ここは、

 

「パスだろ!」

 

 足を伸ばしてパスカットをする。カットしたボールが転がった先には……

 

「受け取れ!カズヤ!」

「読まれていたか……!」

 

 味方のパスをカットしてくると予想しての動き……完全に読まれていたか……!

 

「円堂!行ったぞ!」

「ああ!来い!」

「行くよ円堂!これが俺の必殺技!」

 

 そう言って両足でボールを挟む一ノ瀬。そのままバク宙の要領でボールを上にあげ……

 

「ペガサスショット!」

 

 ボールを蹴った。後ろには青いペガサスが現れ、シュートと共にゴールを目指す。

 

「イジゲン・ザ・ハンド!」

 

 円堂の必殺技が発動する。だが、ボールは上に登っていくことはなく……

 

『決まったぁ!一ノ瀬のゴール!アメリカ代表、ユニコーンが先制しましたぁ!』

 

 ボールは円堂が作り出した半球を破って、ゴールへ突き刺さった。

 

「なんてシュートだ……!」

「へぇ……イジゲン・ザ・ハンドを破るか……」

 

 イジゲン・ザ・ハンドはボールを半球の面に沿わせて、シュートをゴールから逸らす技……パワーだけのシュートには滅法強いんだが、今みたいに力だけじゃない、貫通力があるようなシュートは必ず逸らせられるわけではない。逸らす前に半球が壊れてしまうからだ。

 

「よぉし!こっちもレベルアップしたところを見せてやろうぜ!」

「「「おぅ!」」」

 

 ただ、何だろう……一ノ瀬のプレーの感じと言うか……空気と言うかが変わった感じがするな……

 

「どうした?十六夜」

「……円堂、何か気付いたか?」

「何をだ?」

「……悪い、気のせいだ。それなら大丈夫だ」

「???」

 

 それだけアイツのこの試合に賭ける思いが強いだけか。まるで命が掛かっているような……今までの試合には見られないレベルの熱さだ。

 

「情報を書き換えないとな。やはりと言うべきか……警戒すべきはディランとマークだけじゃねぇな」

 

 イナズマジャパンのキックオフで試合再開、得点は0-1……

 

「フレイムダンス改!」

 

 早々に一ノ瀬が、必殺技で豪炎寺からボールを奪い取る。

 

「反撃だ!」

「行かせるか!」

 

 反撃と言って攻め上がってくる一ノ瀬にブロックに行ったのは風丸。肩をぶつけ合いながら、ボールを奪い合う……そして、その勝者は……

 

「鬼道!」

 

 風丸だった。ボールを鬼道に向かって大きく蹴る。

 今のプレーはテクニックじゃなくてパワーで押していた……やはり、ボールコントロールの技術が上がっただけじゃないのか。

 

「豪炎寺!」

 

 そこから前線へ走る豪炎寺に繋がった。

 

「爆熱スクリュー!」

 

 豪炎寺の必殺技が相手ゴールへと迫る……が、そこに走り込む2人の影。

 

「アクアリングカット!」

 

 1人目は西垣。スピニングカットと同じモーションで放たれた技だが、現れたのは炎ではなく水の壁。新必殺技だろうか……水の壁が豪炎寺の必殺技と衝突する。その水の勢いによって豪炎寺の必殺技の炎が消火されてしまった。

 

「ボルケイノカットV2!」

 

 そして2人目は土門。地面から吹き出す炎の壁がシュートと衝突する。水の壁を突破したシュートはかなり威力が下がっていて、炎の壁を突破することはかなわなかった。

 

「おっしゃぁ!」

「うっし!」

 

 一ノ瀬の熱のせいか、西垣や土門も今まで見たことのないくらいの熱を感じる。そして、その熱がアメリカ代表にも伝わっている……

 

「かなり熱い試合になりそうだな」

「ああ!俺たちも熱さなら負けていられないぜ!」

 

 0-1……イナズマジャパンが1点を追う形で試合は始まるのだった。




 私事ですが、修士の1年生ですので、もうそろそろ就活も本腰を入れないと……セミナーが毎週終わらねぇ……アニメ観たいラノベ小説読みたい漫画読みたいゲームしたい……取りたい資格の勉強が……バイトが行き帰り寒くなってきた……って感じなので、執筆時間が減っております(絶対関係ないヤツ混ざっている)。2年生になると修論を書かないと……というか、本当に修論なんて書けるのか?と、卒業を心配している今日この頃です。多分やります。というか、何で卒論やべぇ、教育実習が……って言っている時にこの週1投稿やってたんだ……?
 世界編始まる前みたいに、一気に間が空くことがあるかもしれませんが、キリの悪いところ(例えば、何かの試合中とか)では、空けないようには気を付けたいです。
 とりあえず、ユニコーン戦はしっかり毎週投稿するので安心してください。何かをやらかさない限り、来週に次の話です。この週1投稿はどっかで途切れたら察して下さい。……というか、この毎週投稿1年以上続いているなぁ……よく頑張ったなぁ……



オリジナル必殺技紹介
アクアリングカット
ブロック技 属性.風
進化タイプ.V 『シュートブロック可』

モーション
普通のスピニングカット(無印版)に水の力?を混ぜスピニングカット(無印版)の様に放つ技。威力は無印版?のスピニングカットより少しだけ高いが、ファイアトルネードやアトミックフレア、ヒートタックルなど火や炎が出現する技にたいしては威力はかなり上がる。衝撃波?の色のイメージは濃い青色。
やまちゃん様より頂きました、ありがとうございます。


ちなみに活動報告で募集しているヤツは締め切りとかないんでご自由にどうぞ。
必殺技に関しては……絶対に全部採用されるわけじゃないことと、特にペンギン技は都合上、十六夜君が全部習得するのは難しいので、使用者が変わるかもしれないことを許していただければ幸いです。
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