「さてさて、どう切り崩したものか」
前半が始まって10分……試合は白熱していった。特に一ノ瀬が、攻守に貢献し、ユニコーンから未だ得点を奪えない状況が続いていた。
「……恐ろしいな……」
縦横無尽に走り回っている。今までの試合の運動量に比べても遙かに多い。試合の始まる前も思ったが、この試合に懸けている思いの強さが
「あそこまでの気迫だと……逆に心配してしまうな」
最近、問題に首を突っ込みすぎたせいか、どうにもあそこまでの気迫……元々のプレースタイルを知っているからこそ、心配してしまう。なんというか……何かを隠しているのではないかと。その隠していることが、今の彼のプレーに繋がっているのではないか……と。
「試合後にでも聞いてみるか……」
ただ、それと試合結果とかは関係ない。たとえ彼が何かを抱えていようと、このフィールドに立って戦っている以上、手を抜いて良い理由にはならない。心配という感情はあるが、それを切り捨てる。試合中に相手のことが心配で、手心を加えるようなことは、何より彼が望んでいないし、彼を侮辱していることになるからだ。
「さて、どうしたものか……」
染岡がボールを持って攻め上がる。一ノ瀬は躱したようで少し後ろに居るようだ。
「土門!」
自身じゃ追い付けないと思ったのか土門に声を掛ける。
「おうよ!ここで止めるぜ、染岡!」
「いいぜ!止められるものなら止めてみろ!」
そう言うと土門は染岡の前に躍り出る。跳び上がると……
「ボルケイノカットか!?」
「ボルケイノデルタ!」
ボルケイノカットのように足に炎を纏わせ衝撃波を生み出す。ただし、1度ではなく3度。その衝撃波で染岡を囲うように3つの辺が地面に刻まれる。その三角形の中心にいる染岡は次の瞬間、下から噴き出たマグマによって吹き飛ばされた。
「これが対選手に特化させたボルケイノカットだ!」
なるほど……今までのボルケイノカットはその性質上、躱されれば弱いしシュートブロックの方が使い勝手がよかった。それを改良させて進化させたのか……
「カウンターだ!」
土門からのロングパス。ボールは相手のMFに通るが……
「ナイスカットだ!虎丸!」
「はい!」
虎丸がパスカットをする。そして、そのまま攻め上がる。
「風丸さん!」
一ノ瀬がブロックに行くのを確認しつつ、逆サイドへと流す。
「おう!」
「通さないぞ!」
ボールを受け取ったのは風丸。そこに、ブロックに行ったのは西垣だった。
「スピニングエッジ!」
回転したまま上空に上がり、そこから青い衝撃波を3発放つ。その青い衝撃波はボールを持っていた風丸に直撃し……
「くっ……!」
3発目で吹き飛ばした。ボールは着地した西垣の下へと飛んでいく。
「どうだ見たか!これがスピニングカットの進化、スピニングエッジだ!」
おいおいマジか……習得したのはアクアリングカットだけじゃねぇのか。派生させて、どんどん改良し、使いやすいように変えていく……必殺技だけ見てもここまで進化しているのか……!
「一ノ瀬!」
「ああ!」
そして、西垣から一ノ瀬へとパスが通る。
今この瞬間、フィールドで一番厄介な存在は誰かと言われれば間違いなく一ノ瀬だ。アイツのプレーはオレたちにも影響を与えているが、それ以上にアメリカ代表のプレーに影響を与えている。
「ジリ貧だな……」
攻撃が通用していない。仮に一ノ瀬を越えたとしても、土門と西垣のダブルディフェンスを中心に、向こうのディフェンダー陣がオレたちをシュートまで到達させてくれない。どうやってあの守備を越えるか……
「壁山、来るぞ」
「今度こそ止めるッス!」
隣に立つ壁山が意気込む。そして……
「ザ・マウンテン!」
壁山の必殺技が発動する。それを見た一ノ瀬はボールを空に向かって……山を越えるように蹴る。
「だと思った」
壁山の作った山を使って、頂上でやってくるボールをカットする。この技を正面から打ち破ることはしないという読みが的中した。
『ジ・イカロス!』
「行け!マーク!」
「悪いけど想定内。取らせてもらうよ」
「なっ!?」
一方の地上では、土門がマークの腕を掴んで回転し、空高く投げ飛ばす……本来はドリブル技であるそれを、空中にいるオレから奪うために使ったのだ。で、肝心の一ノ瀬はシュートを打てる位置で、フリーな状態でいる。
「カズヤ!」
「円堂!来るぞ!」
空中に居るオレでは止められない。パスを出されることを察知し、円堂に声をかける。
「ペガサスショット!」
試合の最初にイジゲン・ザ・ハンドを打ち破った技が放たれる。
「イジゲン・ザ・ハンド!」
これを円堂はイジゲン・ザ・ハンドでシュートを外させに行く……が、再び破られてしまった。
「おりゃあああああ!」
そこに飛び込んだのは綱海。ボールを上に弾くと、弾かれたボールを円堂がキャッチする。
『一ノ瀬のシュートを円堂と綱海の2人で防ぎましたぁ!さぁて、前半もそこそこ時間が経っていきますが、現状はユニコーンが優勢に見えますが如何でしょう?』
『そうですね。一ノ瀬選手の動きが、チームにかなり影響を与えていますね。過去最高と言っても良いコンディションのユニコーンに対し、イナズマジャパンはどう反撃するのか見物ですね』
やはり、外側から見てもユニコーン側の動きは今までの試合より数段良いか。データ修正はある程度出来ているが、もう一段階あげておいていいかもな。
「サンキュー綱海!助かった!」
「おう!いいってことよ!」
「よし、頼むぞ十六夜!」
円堂からボールを受け取って攻め上がる。
「ユーは行かせないよ!」
「ああ、ここで止める!」
「やっぱ、すぐにブロックに来るよな……!」
どうやら、オレはディフェンダーだと言うのに攻撃面で物凄く警戒をされているらしい。マークとディランの2人がすぐにブロックに来た。
「さて……どこから攻めるべきか……」
距離をある程度開けていることから、ドリブルはさせないけど、パスはご自由にって感じか?ボールをキープしつつ次の手を考える……何処がいいかな……っ!?
「危なっ、っと」
「よく反応したね」
一ノ瀬からのスライディングタックルが来た。見えていたから躱せたが……危ない。気付くのが1秒遅れていたら奪われていたな。そう思いながら、逆サイドを駆け上がっていく吹雪へとパスを出す。
「パスを出させることが目的か?」
「まぁね。君が持っているのが一番厄介だ」
「そんなこと言っていいのか?……悪いけど、オレより厄介なヤツに渡ったぜ?」
ボールを受け取った吹雪は持ち前のスピードで、相手のディフェンダーを置き去りにしていく。その後ろにはそのスピードについていける風丸が走っていた。
「風丸くん、行くよ!」
「アレをやる気か!」
「うん!」
「いいぜ、乗った!」
吹雪と風丸の走る速さ……あのスピードはオレにはない武器。一度、スピードに乗せてしまえば、あの2人を止めるのは至難の業だろう。
『ザ・ハリケーン!』
そして、吹雪がエターナルブリザードの要領で、ボールを回転させ吹雪を起こす。そこに風丸が風を纏いながら吹雪に突撃、ボールに蹴りを加えた。蹴られたことで物凄いスピードで、ゴールへと突き進んでいく氷の弾丸。
「フラッシュアッパー!」
相手キーパーは何とか反応して拳をぶつけるも弾ききれずにゴールに刺さった。と言うか、映像で分析してても思ったが、カウボーイっぽい見た目なのにやることボクシングなんだな。ボールにアッパーを喰らわすとか……
『ゴール!吹雪と風丸の連携シュートが決まったぁ!イナズマジャパン!同点です!』
2人のスピードを掛け合わせたシュートで1点をもぎ取った。
「やったぞ!吹雪!風丸!」
「上手く行ったね。風丸くん」
「ああ、この調子でもう1点だ」
1-1の同点になったことで盛り上がるイナズマジャパン。その盛り上がりも一段落したところで、ユニコーンのキックオフで試合が再開する。
「土門!西垣!」
「ああ!」
「おう!」
『おっとユニコーン!ディフェンダーの土門と西垣が一気に前線へと駆け上っているぞ!一体何をする気だ!』
一ノ瀬と土門と西垣……?何でこの3人で攻め上がってくるんだ?DFが2人も上がってくることで、MFが下がり気味になっているが、何故わざわざ……?
「……っ!止めるんだ!」
「気付いたようだね、鬼道。でも遅い!」
そう言って3人はスピードに乗りながら1点で交わり、炎を纏った鳥……不死鳥が現れる。
『ザ・フェニックスV3!』
進化した不死鳥がこちらゴールへと飛んでくる。
「壁山!十六夜!」
「分かってるッス!ザ・マウンテン!」
鬼道の声に答えるようにして、壁山が必殺技でブロックしようとする……が、シュートは山を越えてやって来る。
「迎撃させてもらう。ミサイルペンギンV3!」
とは言えまだゴールまで距離がある。十分間に合うため、進化したミサイルペンギンで迎撃しようとするも……
「はぁっ!?」
炎の鳥目がけてペンギンは突撃していく。的がデカくスピードも速くない。全弾命中……というより、全ペンギンを命中させることは容易だった。だが……
「進化したザ・フェニックスは誰にも止められないよ」
「不死鳥は決して堕ちない!」
「このシュートは止まらないぜ!」
ペンギンたちは炎の鳥を貫通するだけだった。フェニックスの身体に風穴が開くもすぐに炎が再生する……それどころか、突き抜けたペンギンたちが燃え落ちる始末だ。
「……っ!炎で出来た鳥……まさか、ボール以外に実体がねぇのか!」
その上、ボールがどこにあるのか分からねぇ……!ダメだ、全ペンギン同時に突撃させてボールの居場所がないくらいにしないと……いや、そんなの動いているヤツ相手に出来るか?……そんな練習積んでねぇし成功させられる気がしねぇ。それにあの炎で燃やされたら終わり……クソッ、今のオレじゃ止められねぇシュート……!
「円堂!」
「任せろ!イジゲン・ザ・ハンド!」
円堂が必殺技を発動する……が、シュートは正面からぶつからなかった。真上から一度突撃して離れると……
「おいおい……意志を持ってるのかよあのシュートは……」
まともにぶつかっては破れないと悟ったのか、不死鳥は大きく飛び上がり、回転を加えながら急降下していく。
「えっ……!?」
普通のシュートじゃあり得ない位置から円堂の必殺技が崩されていく。
『ゴール!決まったぁ!一ノ瀬、土門、西垣の3人によるシュートがイナズマジャパンゴールをこじ開けた!』
『どんなシュートブロックも意味を成さないシュートですか……こんな必殺技を持っていたとは驚きですね……』
円堂の生み出した半球は、衝撃に耐えきれず砕け散る。そしてボールは一度地面に着いたかと思うとゴールに向かって跳ね、ゴールの中へ。
「すげぇ……何て進化を遂げたシュートだ!」
「ほんと……頭抱えるシュートだよ」
まるで命を持っているかのように躍動する……まではいい。いや、良くないけど。その時点で良くないけどあんまり人のこと言えないから置いておこう。問題はその身体が炎で出来ているせいで、こっちのブロックが一切通用しねぇし、炎がすぐに再生するとか……まさに不死鳥ってことかよ。何でもありなのか本当に?
「十六夜、あのシュートは俺に任せてくれないか?」
「風丸?何か策でもあるのか?」
「試したいことがある」
「そうか。なら、そっちは任せるわ」
「綱海!ちょっと来てくれないか?」
「ん?何か呼んだか?」
風丸が綱海と話している……まぁ、あのシュートの対処は風丸に任せるか。オレはとりあえず……
「吹雪、ヒロト。ちょっといいか?」
「どうしたの?」
「何かな?」
「オレたち3人で攻めるぞ。具体的には……」
十六夜が吹雪とヒロトを呼んで何かを伝える。
「……練習なしにそんなこと出来るかな?」
「そこそこ難しい要求をしてくるね……」
「やってみる価値はある。お前らならオレの意図を汲み取ってくれるって思っているから……無理そうならこの話はなしだが」
「いや、そこまで言われたなら応えないとね」
「うん。やってみようか」
そして、鬼道も呼んで一言二言話すと4人がポジションにつく。そして、
「十六夜!」
イナズマジャパンのキックオフでボールは鬼道から十六夜に渡った。
「行くぞ!オレのイメージに喰らいつけ!」
「「うん!」」
十六夜がボールを持って運ぶ。その前には吹雪とヒロトが居る……一体、何をしでかすつもりなんだ?
「キミのブロックは……」
「ミーたちがするから覚悟するんだね!」
と、そんな十六夜に素早くブロックしに行くマークとディラン。十六夜にボールを持たせないようと警戒されているな……
「予想は出来ていた。吹雪!」
ディランとマークが詰めて来る前に十六夜はパスを出してボールを放す。
「ヒロトくん!」
「十六夜くん!」
「吹雪!」
十六夜、吹雪、ヒロトの3人でパスを回して攻めていく……何も特別なことはしていない。だが……
「凄い……3人で翻弄している」
「でも何でですか?何であそこまで向こうは苦戦しているんですか?」
一ノ瀬や他の選手が取りに行こうとするも、パスを出して躱していく。吹雪とヒロトはドリブルはするもフェイントで仕掛けることはしない。相手がやってくる、詰められる前にパスを出している。十六夜はディランとマークの2人が警戒しているためか、キープすることはなくワンタッチ……ダイレクトプレーをしている。
「なるほどねぇ」
「何か分かったんですか?不動さん」
「中々面白いことするなって。なるほど……そりゃ、納得の人選だな」
「僕らにも説明して欲しいんですが」
「簡単な話だ。十六夜が基点となって、吹雪、十六夜、ヒロトの3人でトライアングル……三角形を形成している。その三角形でパス回しをしているだけだ」
「しているだけって……それであんなに簡単に突破できるんですか?」
「いいや、ただトライアングルを作ればいいってものじゃない。吹雪とヒロトの2人が十六夜の意図を汲み取り、相手チームに生まれた隙をつくように動く必要がある。あの2人は十六夜のプレーを理解できる側の人間……だから出来ているんだ」
そう言って見ると、吹雪かヒロトがボールを保持すれば、相手ディフェンダーと対峙する直前に、持っていない方が空いているスペースに走ってパスの選択肢になっている。十六夜は2人のブロックをギリギリまで待って、空いたスペースに出されたところに走ってダイレクトでどちらかに出している。簡潔に言えばそれを繰り返しているだけだが……
「十六夜は2人のブロックを惹きつけ、ギリギリのタイミングで動き、吹雪はそのスピードで動き回って翻弄。ヒロトはそんな相手選手たちをかき乱す2人に合わせてバランスを取って、最適なポジションを取る。あの3人で組んだから厄介になっている」
各々の特長を理解し、そのプレーを理解しながら進んでいる。だから止められない。
「それに加え、鬼道クンが良い指示を出している。鬼道クンがパスの相手を指示しているが、十六夜たちはそれを無視している。だが、相手からすれば鬼道クンの指示した相手も警戒しないといけない。警戒しなければ、ソイツに出される可能性があるからな。……もちろん、やばくなったら3人もソイツに出すだろうから、絶対に出さないと切り捨てることも出来ない」
ボールを運ぶのは十六夜たち3人。だが、鬼道がその3人以外でパスを出せる相手をその都度指示することで、警戒すべき対象を増やしている。人数をかけたいがかけ過ぎると簡単にやられてしまう。
「そろそろ来るぞ……しびれを切らした相手は……」
十六夜が飛び出してその行く先にボールが飛んでいく。ディランとマークの2人は十六夜の後ろを追っていて……
「トニー!」
「おう!」
目の前に立ちはだかった相手が必殺技の体勢に入る。
「パワーチャージ!」
そして、必殺技を放った。
「ボールを受け取った瞬間に、必殺技で刈り取ろうとする」
必殺技によるタックルが十六夜を襲う。このままではボールが取られる……
「なっ……!?」
「プレゼントだ。ディラン、マーク」
「「…………っ!?」」
やってきたタックルを正面からぶつかるのではなく、受け流す十六夜。相手選手は自身の勢いを止められず、止まるのに何歩か歩いてしまう。しかも、その先には味方であるディランとマークが居て、2人は味方同士の接触を避けるために、慌てて躱す。……相手の必殺技のタックルの勢いをただ躱すのではなく利用して、相手選手にぶつけようとするとか……なんて戦術を取るんだあの男は。
「ようやく保持できたな。行くぞ」
大きな隙が生まれる。ユニコーンの選手たちの連携が一気に乱れたのだ。そして、そんな隙を見逃すほど甘くはなかった。十六夜は中央に向けてドリブルでの突破を試みる。ディランとマークの2人から離れたことで自由なスペースが生まれた。
「ここは通さない!」
そこにカバーに入ったのは一ノ瀬。その後ろには西垣と土門……十六夜の突破と中央に居る選手たちを警戒している。
「ナイス
不動がそう呟く。フィールドの選手たちは中央に固まりつつあり、十六夜を防ごうとしている。……そんな中で吹雪とヒロトがそれぞれ、必殺技を放った選手の後ろにできていた広大なスペースに向かって走っていた。
「必殺技を使って止めようとする……だが、それは諸刃の剣だ。成功すれば奪えるが、失敗すればソイツの後ろに大きな隙が生まれる。そして、十六夜という男のせいで、その大きなスペースは放置されたままになる」
「違う!アヤトじゃないね!」
「サイド2人走ってる!」
「「「……っ!」」」
「決めろよ、お前ら」
走り込む2人に向けてボールをひいて、軸足の後ろを通してインサイドでパスを出す。十六夜には突破力も得点力もある。フリーになった十六夜への警戒が強くなったためか、空いたディフェンダーの分のフォローが間に合わない。ディランとマークの2人が気付いたが、既に手遅れ……誰も対応できない。
「行くよ!吹雪くん!」
「ここで決めるよ!」
2人がボールを挟むようにして立つ。そして、ヒロトが赤の、吹雪が青の、ボールが緑のオーラを纏いながら、ボールを中心にして螺旋を描くように昇っていく。
『ザ・バース!』
そして、2人同時にシュートを放つ。絡み合う赤と青のオーラ、そしてその中心を射貫くように緑のオーラを纏ったボールがゴールへと突き進む。
「フラッシュアッパー!」
拳との激突……相手キーパーのアッパーを弾き返して……
『ゴール!吹雪と基山の連携シュートがユニコーンゴールを貫いた!同点!再び同点に追いつきましたイナズマジャパン!』
ゴールへと突き刺さった。
「やったね、吹雪くん!」
「うん、そうだね!」
ヒロトと吹雪がハイタッチを交わす。
「ナイス連動。ヒロト、吹雪」
「十六夜くんも流石だ」
「お陰で決めれたよ」
「決めたのはお前らの実力あってのことだっての。ナイスシュートだ」
「でも、まだ終わりじゃないよ」
「だね。この勢いで勝つよ」
「ああ」
「うん」
2-2の同点。激しい点の取り合いが続く前半戦。
「……やっぱり強いな……でも、そうこなくっちゃ」
試合の熱はまだまだ熱くなっていくのだった。
ザ・フェニックス鬼強化……こんなのどうやって止めろと……?
習得技紹介
ボルケイノデルタ
新必殺技……に見えて、実はAC版のボルケイノカットのことである。アニメで登場した記憶がなく、アーケードゲーム(だと思われる)で登場しているか、作者は教えてもらうまで存在を知らなかった。
名前の案はh995様よりいただきました。ありがとうございます。
スピニングエッジ
簡潔に言うと名前が変わっただけのアレス版スピニングカット。
こちらも名称の案をh995様よりいただきました。ありがとうございます。