本年はブラジル戦まで行けたらいいですね(遠い目)。
また、本作の感想欄でヴィクトリーロードのネタバレを防ぐべく、活動報告に枠を設けましたので、ヴィクトリーロードのネタバレありで何か書きたい場合は下から飛べますのでどうぞ(一応、コピペ用リンクも貼っておきます)。
作者のネタバレ有りの感想もここに書いていますので気になる方はどうぞ。
ヴィクトリーロードネタバレ有り活動報告
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=335400&uid=129451
イナズマジャパンのキックオフで試合再開。ボールは虎丸が持った。
「…………」
「あれ?」
メカ豪炎寺が前に立ち塞がったものの、あっさり突破できてしまう。その呆気なさには虎丸も疑問の声が出てしまう。
「行カセナイ」
と、そこに現れたのはメカ鬼道。メカ鬼道は虎丸の前で跳び上がると、謎の球体に包まれる。その球体はいくつもの線が引かれており、全てが綺麗な三角形で構成されている。
「ゾーン・オブ・ペンタグラム」
その球体はメカ鬼道の着地と同時に広がると、虎丸と共に自身を中に閉じ込めた。
「な、何ですかこれ……分かりませんが豪炎寺さん!お願いします!」
虎丸が豪炎寺にパスを出す。だが、球体に触れた途端、ボールはあらぬ方向へと飛び、そのまま観客席付近まで飛んでいった。
「ボールの方向が変わった……いや、威力も変わっているのか?……これは、パスカット専用の必殺技か?ドリブルでの突破は可能なのか?もし、ドリブルで突破しように、あそこから出た瞬間にボールの方向を変えられたら意味が無くなるぞ……」
「ああ……どうやら、メカの俺は厄介なブロック技を持っているらしい」
「何、呑気なこと言っているんだよ。つぅか、メカ十六夜以外の3体の必殺技はどれも本人が持っていない、それでいて面倒な技ばかりだろうが」
「……確かにな。悔しいが、メカの俺は今の俺じゃ撃てないシュートを持っている」
「それは僕も一緒だよ。……上位互換……そう感じてしまうね」
「いや、そうとは限らねぇ。もう少しで何か見えそうな気がする。少なくともお前らの完全上位互換じゃねぇよ」
「となると問題はメカ十六夜だな。オリジナルが色んな意味で規格外な選手である以上、早いところ実力を見ておきたい」
未だペナルティーエリア手前から動く素振りを見せないメカ十六夜を見てそう呟く。他の3体が厄介なのに、メカ十六夜だけは何もない……そんなことがあるわけがない。
「ただ、方針は単純だ。お前らオリジナルは極力自身のメカとぶつかるな。いいな?」
そう言って全員が散り散りになる。
オーガのスローインで試合再開。ボールはメカ吹雪が持った。
「佐久間!ブロックに行ってくれ!」
「分かった!」
そこにブロックに行ったのは佐久間。すると、メカ吹雪は軽くボールを前に蹴ると……
「速っ!?」
爆発的な速さで佐久間を置いていく。そのまま前へとボールを蹴り出す。
「綱海!ぶつかれ!」
「おう!……って、ぶつかれ!?あんなスピードのヤツ、追いつけねぇって!」
「5mこっち側に居ろ!飛鷹!挟みに行くぞ!」
「お、おっす!」
不動は綱海に指示を出すと、自身は飛鷹と共にボールを奪いに行く。
「遅イ」
しかし、2人のブロックを前に一度立ち止まると、内側に素早く切り込むことで置いていく。
「テメェがな?」
「ここか!」
綱海がメカ吹雪とぶつかる。すると、メカ吹雪は体勢を崩し、そこを綱海がクリアする。
「おぉ……本当に来た!すげぇなおい!」
「やっぱりか……」
クリアしたボールはオーガの面々が確保し、メカ鬼道に渡る。
「吹雪!メカ豪炎寺をマークするんだ!」
「分かったよ!」
「飛鷹は引き続きメカ吹雪を警戒!」
「わ、分かった!」
それぞれがマークし、メカ鬼道は持ち込むもパスを出せずにイナズマジャパン陣内で右往左往する。
「どうやら、見えてきたな……メカどもの対策法」
「ああ。ちょっとずつだがな」
メカ鬼道に対峙するのは鬼道。しかし、鬼道の動きは読めるのかあっさり突破されてしまう。
「ってのは読めているんだよ!」
突破した瞬間、鬼道の背後にいた不動がボールをかっ攫う。そして、八神にボールを渡した。
「カウンター!今のうちに行け!」
「分かった!」
その言葉を受け、八神と佐久間、虎丸、豪炎寺の4人が前線へと駆け出す。他の面々も攻撃に走る中、ベンチでは疑問が生まれていた。
「どうして、向こうのメカお兄ちゃんはパスもシュートもしなかったんだろう?」
「そういうプログラムなのだろう。恐らくあのメカたちは何かしらのプログラム……ルールを基に動いている」
「ルール……じゃあ、メカ鬼道くんはドリブル、ブロック、他のメカへのパスは出来るけど、シュートや人間の選手へのパスは出来ないってことですかね?」
「恐らくな。他のメカもそういうプログラムがある可能性が高い。少なくともメカ豪炎寺とメカ吹雪にもそういうルールがある。……ただ」
「ただ?」
「あのメカたちはオーガ側にとって最終兵器と言っていた。もし、そういうルールで縛られるだけの存在なら、ルールを看破されたら対処が容易になってしまう。そんな欠陥を抱えたモノは最終兵器と言えるか……?」
「つまり、まだ何かあるってことですね?」
「その可能性はある」
気付けばイナズマジャパンの攻撃陣に対し、迎え撃つオーガの守備陣はメカ十六夜と、キーパー技を使うための2人のディフェンダーを残すのみとなった。
「いくらメカの十六夜さんでもこの数は無理ですよ!」
鬼道と不動も加わり、FW2人とMF4人の6人同時の攻撃。流石のメカ十六夜でも厳しい盤面。だが……
ピー
メカ十六夜は口笛を吹く。
「ペンギンカーニバル」
「「「うわぁっ!?」」」
メカ十六夜が呼び出したペンギンたちは空から現れ、オーガ側のゴール手前に降りてくると勢いよくイナズマジャパンゴールへ向け突進。フィールドを一掃しにかかる。イナズマジャパンの円堂を除いた10人の選手にペンギンたちが何度もぶつかり、身動きが取れなくなる。
「皆っ!大丈夫か!」
「行ケ」
ボールはメカ十六夜が拾うとそのままメカ鬼道、そしてメカ豪炎寺へと渡る。
「っ!来い!」
「マキシマムファイア」
メカ豪炎寺が必殺技を放つ。
「さっきのじゃダメ……でも、魔神は2体欲しい……だったら!」
円堂は先ほどと同じ構えを取ると、心臓からオレンジ色の気が2つ出てくる。その2つはそれぞれ円堂の周りをまわると、円堂の右手と左手に到達し……
「今度こそ!風神雷神!」
到達した気を一気に解放する。円堂の背後には2体の魔神……風神と雷神が現れた。
「よっし!出来たぞ!」
風神雷神の発動までの時間を大幅短縮することに成功。シュートも無事受け止めることに成功した。
「素晴らしい!マジン・ザ・ハンドのときの応用で、風神雷神も発動を早めることが出来ましたよ!これで相手のシュートに必殺技が発動できない事態は避けられそうです!」
「綱海!」
円堂から立ち上がった綱海にボールが渡る。
「この波に乗るぜ!」
そう言って綱海は必殺技を発動する。
「スパークルウェイブ!」
シュートを止めた影響か相手のメカたちは停止し、人間の選手たちも動揺を隠せないこの一瞬。彼のロングシュートは刺さる……そのはずだった。
ピー
「ペンギンボム」
メカ十六夜がペンギンを呼び出す。すると、呼び出されたペンギンは落下し……
ボンッ!ボンッ!
ボールや地面に当たった瞬間爆発する。その爆発でシュートの威力は失われていき……
「マキシマムファイア並ビニ氷結ノグングニルデノ得点率低下」
「何、ぶつぶつと言っているんですか!」
メカ十六夜の足下にボールが収まる。何かを喋るメカ十六夜へ虎丸がスライディングを仕掛けるも……
「次ダ」
その突撃を軽く躱すとボールはメカ吹雪に渡る。
「オーロラドリブル」
メカ吹雪はボールと共に跳び上がると、その後ろからはオーロラが相対する豪炎寺の頭上へと現れる。そのオーロラに目を奪われた隙に突破すると、ボールはメカ十六夜へと渡る。
「来るぞ!」
「パス交換……パターンを変えてきたか!」
「メカ十六夜が攻めに転じた!ここで止めればチャンスだ!」
そのままメカ十六夜とメカ吹雪がパス交換をしながら攻め上がる。メカ吹雪がメカ十六夜の周りを走り、メカ十六夜が正確無比なパスを出す。
「あ?何だコレは……?」
そんな中、不動がその異変に気付く。気付けば自陣側にペンギンたちが飛んでいたのだ。
「いつの間に……気をつけろお前ら!何か来るぞ!」
「ペンギンズバスター」
不動の声がけと同時にメカ十六夜がシュートを放つ。
「これは……!十六夜のヴァルターペンギンか!?」
モーションだけは十六夜のヴァルターペンギンとそっくり。だが……
「ちょっ!?危なっ!?」
「っ!?何この技!?」
「マジか……!ペンギンたちがコースを変えてやがる!」
そのシュートは真っ直ぐゴールへと向かわず、飛んでいたペンギンがヘディングでコースを変える。勢いよく飛んでいくシュートはペンギンたちのせいでコースが読めない。
「風神雷神!」
そんな中、円堂が必殺技を発動する。ゴールを覆う魔神……どんなコースで来ても、ゴール全域をカバーすれば関係ない。真っ直ぐゴールを目指していれば、必殺技が間に合わなかったかもしれないが、コースを変えてくれたお陰で円堂の必殺技の発動が間に合った。
「計算ハ完璧ダ」
「アア」
一方のゴール前、跳び上がるのは2体の選手。そして、その2体の間に飛んでいくのは淡い光を纏うシュート。メカ豪炎寺とメカ鬼道の2体がボールを中心に周り、ボールにはエネルギーが集まっていく。
『プライムレジェンド』
そして、2体が同時に放ったシュートは光の軌跡を残しながらゴールへと向かっていく。
「くっ……うわぁああああ!」
円堂の魔神とシュートがぶつかる。少しの拮抗の後、光は魔神を貫いた。
「サンテンメ」
メカ十六夜がそう淡々と言う。
「……ッチ、メカ十六夜のあの技で俺たちの注意は完全にヤツの技に向けられた」
「ああ。そして、誰もがそのままゴールへと向かうと思い込んだ」
「シュートコースが読めなく、スピードもあるせいで誰もシュートブロック出来ない。こちらを混乱させ、判断を鈍らせ、本命に気付かせないようにした」
「確実に円堂の必殺技を超えるために、だな。しかも相手はメカ……完璧な計算によって出来たのがこの1点」
「どうするんだ2人とも。メカ十六夜までシュートが撃てるってなるとかなり大変だが……」
鬼道と不動の話に佐久間が入ってくる。
「いや、大した問題じゃねぇ」
「寧ろ、想定の範囲内ってところだ」
「そうなのか?」
「ああ。オリジナルが規格外なのに、メカはシュート技の1つも撃てない……そんなことはないと思っていた」
「ヤツの手札を見られたのは僥倖。しかも、連携技の存在も確認できた」
「なるほど。だったら、どう対抗する?」
「いや、対抗自体はすぐに出来る。と言うより、殆どやらなくてもいいだろう」
「そうなのか?」
「ああ。向こうはわざわざロングシュートでシュートチェインをして点を決めてきた」
「奴らの演算能力から考えるに、あの技たちは単独では円堂からゴールを奪えないと推測できる」
「……向こうはメカ……自分の技で決められるかどうかを完璧に判断できる。そうか、決められるのならわざわざシュートチェインする必要がないのか」
「最も、確実に決めるためって言う側面もあるだろうがな。……あの技、ペンギンズバスターはシュートコースを変えるペンギンたちの1体でも封殺すれば、そもそもゴールには入らねぇ」
「そして、プライムレジェンドの方は、メカの俺と豪炎寺を分断すれば発動を阻止できる」
「既に対抗策を見出せているわけか……」
「だから、次の問題点は向こうはどうやって点を取ろうとするか、だな。こんな絡め手で点を取りに来た。あのメカどもには、既に真正面からゴールを決める手段がないからか、それとも……」
「何かまだ制約があるか。何かのルールに則っているか……」
鬼道と不動が警戒を強める中、点を決めたメカ側にも変化があった。
「次、止メラレル確率98%。ペンギンズバスター、プライムレジェンド共ニ通用シナイ。他ノ技ヲ含メ単独デゴールヲ決メル確率2%。現状ノ手札デゴールヲ決メル手立テナシ。逆転ノ可能性1%。ノーマルモードデハ、逆転ハ出来ナイト判断。ハイパーモードノ使用ヲ検討」
メカ十六夜が何かをぶつぶつ言っている。そして、メカたちの目には数式何かが書かれたコードが現れる。
そんな中で試合再開。ボールは豪炎寺が運び、虎丸とのパス交換で攻め上がる。
「動かない……?」
相手のメカ4体は試合が始まったのにも関わらず動かない。まだ彼らの目の所にはコードが流れている。それを見たオーガの人間たちがボールを奪おうとするも彼らの連携を前にそれは叶わない。そして、そのまま最終ラインへ到達しようとしたそのとき……
「「「「ハイパーモード、起動」」」」
「……っ!?」
豪炎寺がメカ十六夜の横を通り過ぎようとした瞬間、メカ十六夜の背から黒い影のようなものが出てくる。その余波で吹き飛ばされてしまう豪炎寺。ボールはメカ十六夜の足下へと転がる。
「コイ!ペンギンノ王者(エンペルト)!」
「「「……うっ!?」」」
そして黒い影は形を作り出す。何人かの選手が胸を押さえる中、そこに現れたのは巨大なペンギン。ただのペンギンではなく、どことなくスタイリッシュで強そうな……
「何ですかこのパワー……!?」
「重い……っ!」
虎丸と八神が奪いに行こうとするも、メカ十六夜のパワーの前に吹き飛ばされてしまう。
「ハーフラインより奥からシュートを!?」
「皆止めるんだ!」
ピー
イナズマジャパンの面々がゴールとメカ十六夜の間に割って入る中、ソレは空中に飛びながら口笛を吹く。
「何だこのペンギン……っ!」
「シュートコースを空けるつもりか!」
「押し出される……!」
「邪魔……っ!」
無数のペンギンが体でペナルティエリア付近まで一本の道を作る。イナズマジャパンのメンバーを押さえ間に入れさせない。そんな中、1匹のペンギンがボールを咥えると、化身――エンペルトがエネルギーをチャージする。
「ペンギン・ザ・ランディング」
チャージし終えたら、ペンギンたちが作ってくれた道へ向けシュートを放つ。
「何だコレ……!?」
そして、シュートがペンギンたちの道を通るたび、次々と両サイドのペンギンが最初のペンギンと合体。そのままどんどん大きくなっていき……
「何だあの大きさは……!」
「円堂!」
「キャプテン!」
「おう!風神雷神!」
気付けば円堂の魔神たちと遜色ない大きさになる。巨大なペンギンと2体の魔神の衝突……
「うわぁっ!?」
その圧倒的な力を前に、円堂の魔神たちは霧散し、円堂諸共ゴールの中へと吹き飛ばされる。
「ヨンテンメ」
4-4……同点に追いつかれた。いや、それ以上の困惑がイナズマジャパンを襲う。
「な、何だよ……アレ」
「化身ト呼バレルモノダ」
その疑問に簡潔に答えてくれるのはメカたち。
「コノ時代デハ、マダ誰モ覚醒シテイナイ力ダ」
ただし、それ以上は答えることはしないのか、それだけ言ってポジションへと戻る。
「化身……いや、今の黒い影って」
「この前の試合で十六夜くんが出していたものだね……」
「確かダークエンペラーズ戦でも見せていたような……」
「で、でも十六夜さんと違って、ペンギンになっていたッス!」
「誰も覚醒していない力……つまり、十六夜のは不完全ってことなのか?」
「そんなことよりどうするんだよ!?折角何とかなりそうだったのにこれじゃあ……!」
「…………」
流石の久遠監督も顔色が悪くなってしまう。当然だ、相手が未知の存在だと言うのに、ここに来て未知の力を使い出したのだから。
(マズいな……今のシュートは桁違いの威力。こちらが万全で、シュートブロックが出来ていたとしても、止められる可能性が低い。……それにハイパーモード……メカ十六夜以外も覚醒しているのだとしたら……状況は相当悪いと言って良い)
「なんてシュートだ……手がまだヒリヒリする……」
「円堂……1点だ、取り返しに行くぞ、皆!」
「「「おう!」」」
イナズマジャパンのキックオフで試合開始。ボールは虎丸が持った。
「……っ!」
「……マジか。ちゃんと守備をするようになりやがった……!」
メカ豪炎寺は守備をしない……そういうルールだと思っていた。だが、それはノーマルモードでの制約。ハイパーモードではそれがなくなっている。
「炎魔ガザード!」
そして、メカ豪炎寺の背中からも黒い影のようなものが出て、それが形を作る。その余波で虎丸が吹き飛ばされる。
「魔神……いや、悪魔……?」
まるで豪炎寺の爆熱ストームで背後に出てくる魔神をもっと具現化したような存在が、そこには居た。
「普通の突撃で……!」
「なんつーパワーだよ……!」
鬼道と不動がただのタックルで吹き飛ばされてしまう。そして、ボールを軽くあげると、ガザードの片手に乗り……
「爆熱ストーム」
ガザードはメカ豪炎寺を空へと飛ばす。炎を纏いながらオーバーヘッドキックでシュートを放った。
「頼む!止めてくれ!」
「皆!」
ベンチからの必死の声援。その声に応えるように、ディフェンダー4人がゴール前に集結する。
「真空魔V3!」
「真旋風陣!」
飛鷹と木暮が必殺技で止めようとするも止まらない。
「うわぁっ!?」
「くぅっ……!」
綱海が身体を張って止めようとするがまるで意に介さない。吹雪が蹴り返そうと試みるがまるで歯が立たない。
「風神雷神!」
円堂が2体の魔神で止めようとするも、その炎により焼かれてしまう。
「ゴテンメ」
無慈悲なシュートが円堂ごとゴールに突き刺さる。5人がかりでも止めることは叶わない。
「なんてパワーなんだ……!」
桁違いの威力。シュートブロックがあったはずなのに、それを意にも介さない。余りにも高く、そして遠い。フィールドでは倒された5人の選手が何とか立ち上がる。
「メカ十六夜だけじゃなく、メカ豪炎寺まで……」
「つぅか、動きが変わった……さっきまでの制限がなくなってやがる」
「ああ……これはかなりマズいぞ……」
その予感はすぐさま的中する。イナズマジャパンのキックオフで試合再開。ボールは佐久間が持った。
「ゾーン・オブ・ペンタグラム」
対峙するのはメカ鬼道。必殺技で自身と佐久間を閉じ込めた。
「この……っ!?」
佐久間がドリブルで突破しようとする。だが、向こうの生み出した球に触れた瞬間、明後日の方向へと勢いよくボールが飛んでいく。
「ッチ……ドリブルでも無理か……!」
「いや、それよりも……!」
メカ吹雪がサイドラインを割るよりも早くそのボールを拾い、ドリブルを始める。
「メカ十六夜とメカ豪炎寺にマークを!」
「ああ!」
「任せろ!」
先の得点を決めた2体へのブロック。これで、向こうは自分で攻めるかオーガの面々に渡すかの択だが……
「ッチ!お前もかよ!」
不動が悪態をつく。メカ吹雪の背後からは黒い影のようなものが現れ、それが形を作る。
「豪雪ノサイア!」
そこに現れたのは槍のようなものを持ち、鎧のようなものを着た女性。
「クソッ!足りねぇはずのパワーが……!?」
「圧倒的なスピードにパワーが加わるのかよ……!?」
不動と綱海がタックルを仕掛けるも弾き飛ばされる。
「僕なら追い付く!スノーエンジェル!」
吹雪が凍らせようとする……が、
「氷ハ効カナイ」
「そんな……!」
凍らせることはかなわず、吹雪もあっさり突破されてしまう。
「来い!」
そして、メカ吹雪の周りには雪が降り始める。化身がシュートに自身のパワーを注ぎ込むと……
「アイシクルロード」
ボールは分厚い氷で覆われる。そのままゴールへと突き進むが、シュートが通ったところには氷の道が出来ている。
「今度こそ止めるんだ!風神雷神!」
円堂が必殺技で対抗する。だが……
「ロクテンメ」
円堂の魔神は2体とも凍らされ、そしてシュートの威力で粉々になる。
4-6……本格的に暴れ出したメカたちを前に、為す術無くやられてしまうイナズマジャパン。果たして勝機はあるのか……?
ちなみにメカたちは必殺技を4つまでしか覚えていません。
そして、まえがきで察している方も居るかもしれませんが、作者はこの年末年始でヴィクトリーロードのストーリーモードをクリアしました。ネタバレを防ぐために、ここで内容に関して多くは触れませんが、ストーリーはちゃんと主要キャラの活躍や深掘りがあって良かったかと。イナイレらしさも残しつつ、良かったと思わせるものだったと思います。
キャラに関してもちょっとずつやっているクロニクルモード含めベンチの枠足りねぇよという、16人で枠収まらない事件が個人的にはありますね。本当に……ここに来て魅力的なキャラが増えたおかげで、色々と悩ましいですね。
システム的な面や他の面でん?って思う部分はいくつかありますが、それでも個人的には概ね満足です。
下がまえがきでも言っていた活動報告になります。
感想欄では、ヴィクトリーロードのネタバレを踏みたくない方のために、ヴィクトリーロードのネタバレを含まないように書く際はご注意ください(下のリンク先の活動報告であれば好きなだけネタバレ有りで書いてもらって大丈夫です)。
ヴィクトリーロードネタバレ有り活動報告
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=335400&uid=129451
オリメカ紹介
メカ豪炎寺
210年後のとある未来で作られた豪炎寺の姿をしたサッカー用アンドロイド。
どうやら彼の作られた世界線では、円堂守たち雷門中がフットボールフロンティア決勝戦で戦った相手が世宇子ではなかったようで……?
オリジナルの豪炎寺修也を分析して造られ、誰かさんによってこの世界線の豪炎寺のデータがインプットされている。
使用必殺技
・マキシマムファイア
・ヒートタックル
・プライムレジェンド
・ファイアトルネード
使用化身
炎魔ガザード
メカ吹雪
210年後のとある未来で作られた吹雪の姿をしたサッカー用アンドロイド。
どうやら彼の作られた世界線では、幼少期に吹雪アツヤが亡くなることがなく、エイリア学園が襲来しなかったらしい。
オリジナルの吹雪士郎と吹雪アツヤを分析して造られ、誰かさんによってこの世界線の吹雪のデータがインプットされている。
使用必殺技
・氷結のグングニル
・フリーズグランド
・オーロラドリブル
・エターナルブリザード
使用化身
氷雪のサイア
メカ鬼道
210年後のとある未来で作られた鬼道の姿をしたサッカー用アンドロイド。
どうやら彼の作られた世界線では、化身がまだまだ未知の存在で、つけ外しする技術が進んでいなかったようで……?
オリジナルの鬼道有人を分析して造られ、誰かさんによってこの世界線の鬼道のデータがインプットされている。
使用必殺技
・ペンギンボール
・ゾーン・オブ・ペンタグラム
・プライムレジェンド
・イリュージョンボール
使用化身
なし
メカ十六夜
210年後のとある未来で作られた十六夜の姿をした戦闘用アンドロイド。
どうやら彼の作られた世界線では、不思議な力を持つ少年少女たちとサッカーではなく武力を用いた争いが勃発しているらしい。
オリジナルの十六夜綾人を分析して造られ、誰かさんによってこの世界線の十六夜のデータがインプットされている。
・ペンギンボム
・ペンギンカーニバル
・ペンギンズバスター
・???
使用化身
エンペルト
登場必殺技&化身紹介
ゾーン・オブ・ペンタグラム
使用者 メカ鬼道
アレスで登場する水神矢の使うブロック技。本作ではメカ鬼道が習得し披露した。
ペンギンカーニバル
使用者 メカ十六夜
アニメ未登場で、ゲームだと必殺タクティクスになっているが、本作ではドリブル兼ブロック技として登場。ただし、効果はゲーム版と変わらないため、かなり無法な技となっている。
ペンギンボム
ブロック技
使用者 メカ十六夜
ペンギンが空中から相手に向かって落下し、相手や地面に当たった瞬間爆発する技。シュートブロック可能
花蕾様より頂きました。ありがとうございます。
オーロラドリブル
使用者 メカ吹雪
アニメでは未登場なゲームで登場するドリブル技。本作ではメカ吹雪が習得し披露した。
ペンギンズバスター
シュート技
使用者 メカ十六夜
ヴァルターペンギンとリフレクトバスターを組み合わせた必殺技。ペンギンを複数体召喚し、ヴァルターペンギンで放ったシュートをペンギンがヘディングで軌道を変え、コースを読ませない様にシュートをする技。ヘディングをしている影響でペンギンの数とボールの進み方によっては莫大な威力となり、ゴールをぶち破る。
ただの麺様より頂きました。ありがとうございます。
プライムレジェンド
使用者 メカ豪炎寺とメカ鬼道
映画で豪炎寺と鬼道が使用した必殺技。こちらも敵が使う模様。オーガ戦でラストゴールを飾った技が、円堂たちのゴールを奪った。
化身名 エンペルト
呼ぶ時のセリフ 『来い!ペンギンの王者(エンペルト)』
属性 林
モチーフ ポケ〇〇のエンペルト
使用者 メカ十六夜
必殺技名 ペンギン.ザ.ランディング (シュート技)
モーション
化身を呼び出した
後.空中に飛び口笛を吹くすると
無数のペンギンがシュートブロックされないように
安全なルートをペンギン達が体?で
相手ゴールのペナルティエリア付近まで作ってくれる
作り終わったら1匹のペンギンがボールの元まで来て咥えるすると
化身が水のエネルギー?をチャージするので
チャージし終わったら
作ってくれたルートのど真ん中に
ペンギンとエネルギー?を一緒にシュートする
ちなみに作ってくれたペンギンは
シュートが通り過ぎたら消えるのでは無く
最初のペンギンと合体して
どんどん大きくなっていき
最終的にはアレスの天秤の皇帝ペンギン2号みたいな感じになって
相手ゴールへ進む
シュートの威力は全体から見ると他のシュート技を持つ化身と比べて
そんなに高くは無いが
ペンギン達が自分達が作った道に
他の選手を入らせない様にする為
シュートブロックなどがかなりされにくい技
やまちゃん様よりいただきました。ありがとうございます。
炎魔ガザード
使用者 メカ豪炎寺
ゲ-ムだと豪炎寺が使う化身。そのままメカ豪炎寺にも付けられた。
氷雪のサイア
使用者 メカ吹雪
ゲ-ムだと吹雪の弟子である雪村が使う化身。なお、作者はゲームで吹雪も普通に使うと勘違いしていた化身でもある(正確に言うとスカウトした段階では、吹雪は化身を持っていないらしい)。そんな化身がメカ吹雪に付けられた。
次回、たとえ1人では勝てないとしても