超次元サッカーへの挑戦   作:黒ハム

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VS帝国 ~帝国の本領!ゴッドハンド破れる!?~

 鬼道の後を付いて行ったオレ。すると、とある部屋に辿り着いた。

 

「総帥!これがあなたのやり方ですか!天に唾すれば自分にかかる。あれがヒントになったのです。あなたにしては軽率でしたね」

 

 すると円堂や源田、寺門、響木監督も付いてきた。ところで、天に……って何のこと?

 

「言ってる意味が分からんが?私が細工したという証拠でもあるのかね?」

「あるぜ!」

 

 後ろから響くでかい声。それと共にその証拠品がオレらの頭上を通過して、影山のデスクの上に放り投げられた。いや、当たったらどうするんですか?

 

「そいつが証拠だ」

「刑事さん!」

 

 証拠というのは、オレがキャッチしたデカいボルト。

 どうやらスタジアムの工事関係者が、影山の指示でボルトを緩めていたそう。うん。どうしてこういう人ってこんなことが出来るんだろう。いやね、鉄骨を落とすとか危険じゃん。少しでも間違えば帝国イレブンだったり、観客だったり思わぬ被害が出てたかもしれないんだよ?こういう人の思考だけは理解出来ねぇなぁ。ほんと。

 

「俺はもうあなたの指示では戦いません」

「俺たちも、鬼道と同じ意見です!」

 

 わぁお。革命ですかね。

 

「勝手にするがいい。私にも、もはやお前たちなど必要ない」

 

 刑事さんが連れていった……が。何だろう。まるで帝国を切り捨てることを望んでいたみたいだ……いや、流石にそんなことはないか。

 

「響木監督、円堂、十六夜。本当にすみませんでした。試合をする資格はありません。俺たちの負けです」

「えっ?なに言い出すんだよ」

「今の責任を取るために雷門の不戦勝って形を取りたいってことだろ?」

「…………」

 

 静かに頷く鬼道。それを見て、オレは円堂に話を振る。

 

「だが、円堂。お前には選択肢がある。サッカー(試合)をやって勝敗を決めるか、やらずに勝つか。オレはどっちを選ぼうが文句はねぇよ」

 

 まぁ、コイツが選ぶ答えなんて決まってるが。

 

「へっ。決まってんだろ。俺たちはサッカーをしに来たんだ。お前たち帝国学園とな」

「だろうな。ただ、グラウンドはどうする?あの鉄骨刺さったのは使えねぇだろ?」

「それなら任せておけ」

 

 と、鬼道が言うので全面的に任せておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見せるぞ!生まれ変わった帝国のサッカーを!」

「「「ああ!」」」

「行くぞ!全力でぶつけるんだ!俺たちの熱い雷門魂を!!」

「「「おう!」」」

 

 今回のスターティングメンバーは御影専農の時と同じだ。まぁ、現時点ではこの面子がベストだろうし。

 

 ピー

 

 ホイッスルと同時に試合開始。雷門ボールで始まった帝国戦。まずは豪炎寺がドリブルで上がっていく。ディフェンス2人がスライディングを仕掛けて来たが、ボールを横にいる染岡に渡し、自身は跳んで躱した。

 

『ドラゴントルネード!』

 

 早速オレたちのシュート。すると、源田は大きく飛び上がって、拳を地面に叩きつけ……

 

「パワーシールド!」

 

 何かオーラの壁が出てきた。……なるほど。力を込めた拳を地面に打ち付ければ壁が出てくる……んなわけあるかぁ!なんだよその壁!意味わかんねぇよ!

 

「パワーシールドにはどんなシュートも通用しない」

 

 弾かれたシュート。ん?何か源田のこの台詞に聞き覚えがあるのは気のせい?何か似たようなセリフをどっかで聞いた気がするんだよ。

 ボールは帝国ディフェンダーの五条に。そこから鬼道に渡り、寺門へ。

 

「百裂ショット!」

 

 ッチ。やっぱり百回くらい蹴ってるのか。だが、前は止められなかったとしても今の円堂なら止められるはずだ。

 

「熱血パンチ!」

 

 が、熱血パンチで上手いこと弾けずボールは後ろへ。幸いゴールポストに当たって点にはならなかったが…………あのバカ。まさかな。

 で、帝国のコーナーキック。それに佐久間がヘディングで合わせる。今度は円堂の正面……だが、

 

「何やってんだバカ!」

 

 キャッチし損ねて前に落としてしまう。慌てて前に蹴り飛ばしておいたが。

 そのままボールは相手ディフェンスに渡り、そこから鬼道へ。壁山を抜いて、オレと1対1に。

 

「何か最初を思い出すな」

「なら、あの時と同じように抜いてやろう。イリュージョンボール!」

 

 へぇ。覚えていたんだ。そう思いながらオレは1歩下がる。

 この技には欠点らしい欠点が見えない。ただ、強いて言えば鬼道が相手ディフェンスを抜き去る時、絶対ボールは1つになる。鬼道を抜かせないためには、ボールに惑わされず、アイツ自身を止めればいい。だからこそ抜かれないよう1歩下がった。

 

「ほう、ならば!」

 

 鬼道も1歩下がる。これでオレらの間にはある程度のスペースが……マズい!

 

「シュートを撃てばいいだけだ!円堂!」

 

 足を振り上げた鬼道。マズい!

 

「避けろ!」

 

 後ろから聞こえた豪炎寺の声。聞こえたと同時に横に避けると、豪炎寺がスライディングをし、鬼道と打ち合いみたいになっていた。まさか、前線からここまで戻ってきていたのか。

 ボールは斜め後ろに行き洞面のもとへ。しかし、打ち合いのせいで痛めたのか、足を抑える鬼道。たまらず、洞面は試合を中断すべくボールを外に出した。

 

「サンキュー。豪炎寺、十六夜」

 

 豪炎寺は何も言わずに前線へ走っていった。…………アイツ気付いたのか?

 

「大丈夫か?鬼道」

「ああ、問題ない」

「肩ぐらい貸すさ。とりあえず外に行くぞ」

「…………すまない」

 

 試合が続行する中、オレと鬼道は外に出る。

 

「大丈夫か?今、何か冷やす……」

 

 オレが動く前に既に動いてる人物がいた。

 

「春奈、どうして」

 

 音無だ。仕方ない。ここは2人で話せるよう邪魔者はフィールドに戻るか。

 

「十六夜。鬼道は?」

「おそらく酷すぎる怪我じゃないし、アイツのことだ。フィールドに帰って来るだろうな」

「そうか……」

 

 あーあ。どんだけコイツは引きずってんのか。今のこいつを見てると……単純にイラつく。サッカーでイラつくとか久し振りなようなそうでもないような……

 そんな中、鬼道がフィールドに戻ってきた。そして、

 

「ドラゴンクラッシュ!」

 

 染岡がシュートを放つが、

 

「パワーシールド!」

 

 源田によって弾かれる。弾かれたボールを、

 

「ファイアトルネード!」

 

 豪炎寺が押し込もうとする。だが、

 

「パワーシールド!」

 

 再び弾かれた。

 

「残念だったな。パワーシールドは連続で出せる」

 

 連続で出せる……拳を地面に叩きつける……まさか、あのシールドは衝撃波で出来ている?衝撃波であの壁ができるかはいささか疑問だが。弾かれたボールは咲山へ。そこから鬼道へパスが通る。

 すると、佐久間と寺門が鬼道の脇から前線へダッシュ。そして、指を口元に持っていって吹く……まさか!

 

「アレは……!」

 

 地面から5匹のペンギンが出てきて、鬼道がシュート。ペンギンも打ち出され、そのシュートにさらに佐久間と寺門が同時に蹴りをいれ威力アップ。

 

「皇帝ペンギン──」

「「2号!」」

 

 ッチ!まさか、ペンギン技を使えるヤツがここにいたのかよ!……だが、今の動き……そうか!

 

「って考えてる場合じゃねぇ!円堂!」

 

 ペンギン5匹を纏ったシュートは円堂の下へ。

 

「勝負だ!鬼道!ゴッドハンド!」

 

 円堂のゴッドハンド。その指1本に付き1羽のペンギンが突き刺さる。そのペンギンたちはゴッドハンドを打ち破り、シュートは円堂ごとゴールに刺さった。

 

「まさか……敗れるとはな……」

 

 あの円堂のゴッドハンドが破られたのか。だが、あの技……面白い。

 

 ピ、ピー

 

 ここで前半終了。帝国の先制。破られたゴッドハンド。円堂の不調。後半戦はやべぇかもな。




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理由としては今後活動報告を使う可能性があったからです。
まぁ、気にしないで下さい。
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