超次元サッカーへの挑戦   作:黒ハム

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FF編
転生?そんなのあるの?


 オレは死んでしまったらしい。らしいと不確定な原因は前にいる神様がオレが死んだと言っているからであって、オレ自身にそんな自覚はない。

 

「で?神様。オレは死にました、ということは理解した。それで続きは?」

「そう急かすでない。ほら、お茶でも飲むのじゃ」

 

 差し出されたお茶をオレは啜る。あ、おいしい。

 

「まぁ、お主も不運じゃのう。若くして死んでしまうとは」

 

 他人ごとみたいだな。いや、他人ごとか。

 

「まぁ、まだ高校三年生……10代ですからね」

「して、ここからの選択肢としてはじゃな。地獄に行くか転生するかしか無いのじゃ」

「ちょっと待て神様。天国に行くという選択肢は無いのか?」

 

 おかしい。オレは別に超真面目ってわけでもないが至って普通に過ごしていたはずだぞ。普通に部活に励み、普通に勉強し、普通に恋愛をした。本当に普通の生活しか送ってないぞ。

 

「ああ。ワシにはお主を天国に送る資格がないのじゃ」

「資格?」

「うむ。ほら、運転手は運転免許証が必要じゃろ?教師も教員免許証が必要。アレと同じじゃ」

 

 神様にそんなものがあるのかよ……

 

「地獄と転生に関しては免許が取れたのじゃが、生憎天国に関してはまだなのじゃ」

 

 いいのかそれで。

 

「というわけで、転生先じゃが……これもまた資格がいるんでな」

「もう何も言いません。で?アンタは何の資格を持ってるんですか?」

「イナズマイレブン行きだけじゃ」

 

 イナズマ……イレブン?

 

「何ですかそれ」

「お主。イナズマイレブンを知らんのか?サッカーをやっておったのに?」

「すみません。オレ、ラノベしか興味なくて」

 

 ゲームとかもお陰であんまりやったことない。強いて言えばスマホのソシャゲぐらい。

 

「うーむ。一言で言うなら」

「一言で言うなら?」

「必殺技アリの超次元サッカーじゃ」

「……ん?必殺技?超次元?」

「うむ。炎を纏ってシュートしたり、巨大な手を出したり」

 

 それはオレの知ってるサッカーじゃない。

 

「後は、化身と呼ばれる存在を背中から出したりじゃな」

 

 だから、それはオレのやってきたサッカーじゃない。

 

「して、俗に言う無印とGO世代。どちらに転生したい?」

「……はぁ」

「後、最近アレスルートも出てきたのじゃが……」

 

 いや、原作が分からない人間にルート分岐を言われても、分かるかってんだ。

 

「何が違うのかさっぱりです」

「うむ……まぁ、お主は無印が一番合うじゃろう」

 

 いや、何か勝手に決められてますが。

 

「安心せい。エイリア学園はしっかり襲来するぞ」

 

 ちょっと待って、今襲来するとか言わなかったか?何かは分からないけど襲来するって言った?

 

「よし、決まりじゃな」

 

 すると、オレの身体から淡い光が……。

 

「お主には特典じゃないが必殺技を打てるような身体に改造してある。まぁ、期待するんじゃな。後、中学一年生から始まるからそこのとこよろしく。あ、安心せい。転生後はフォローぐらいしてやるからのう。ではの」

「ちょ、いろいろツッコませ……」

 

 最後まで言い切る前にオレの身体は光に包まれた……!

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