ISfA~インフィニット・ストラトスフォーアンサー   作:穴掘り屋の妖精

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本来生徒が立ち入ることのできない地下区画に現れたレイ

千冬と山田先生は彼の口から事の真相を明かされる

そして―


第十四話 告白

「話せる限りのことはお話しますよ?ブリュンルテ」

 

地下区画の一室 

 

そこには織斑千冬と山田真耶がいた。

 

「なぜここにいる?」

 

千冬がこちらを睨みながら問いを投げる

 

そう、ここはごくわずかな関係者しか入れない区画。一生徒に過ぎないレイが入れる場所ではない。

 

「まぁ、そんなことはどうでもいいじゃないですか。説明するのも面倒だ。お話しますよ?あの無人機の事」

 

「…話せ」

 

「あれは篠ノ之束博士が開発したものです。まぁ、未登録コアを使用している時点で検討は付くでしょう」

 

「あぁ…では何故あれは学園を襲った?」

 

「事故ですよ。」

 

「事故だと?」

 

「ええ、試験稼働中にプログラムにバグがあったみたいでAIが暴走してここに来たわけです。」

 

「待て、何故IS学園だけをあれは狙った?ただ暴走したのであれば他の場所を襲ってもおかしくはないだろう」

 

その疑問は当然であろう。ただ暴走したのであれば手当たりしだいに攻撃する事が考えられる。

 

「あれにはIS学園の位置情報と白式のデータがインストールされていたんですよ」

 

「だから登録されている場所に向かったと…だが何故そんなものが入っている?」

 

「もともとIS学園を襲う為に作られたからですよ。」

 

「何?」

 

「あれは織斑一夏…白式だけを襲うようにあらかじめプログラミングされていたんです。」

 

「何故、織斑を襲う?」

 

家族を襲う事を目的だと知った千冬はより鋭い眼光でこちらを睨む。

 

「パワーアップの為ですよ。一夏の…はっきり言って今の一夏は弱すぎる。まぁ、ISに乗るようになってからまだ一月ですから仕方がありませんけどね。で、本来あれは一夏がある程度の実力付けたら戦わせる腹積もりでした。そして邪魔が入らないように学園のセキュリティをハックするようにプログラムが組まれていました。」

 

「実力を付けるために訓練をしているんだ。なぜわざわざそんな危険な事をしてまで強くする必要がある?」

 

「遅すぎるからですよ。手っ取り早く強くなってもらうには強力な敵と戦ってもらうのが一番だ。それに…突然の強襲、学園のセキュリティハックなどの異常事態下でそれをやることでイレギュラーに対応する力も身につけることができる。」

 

「なにが遅すぎると?」

 

「男性のIS操縦者、第一形態から単一能力の使用可能な白式…これだけでも連中に狙われるのは間違いない」

 

「連中?」

 

「亡国企業ですよ。」

 

「亡国企業だと?」

 

「ええ、連中は各地で最新鋭のISを強奪している。白式を奪いに来るのは間違いないでしょう。」

 

「だが何故お前はそんな事を知っている?それに束についてもお前は大分知っているようだが?」

 

当然の疑問だろう。こんなことを知っているのは篠ノ之束以外考えられない。

 

「それは俺が篠ノ之束からの依頼でIS学園に入学してきたからですよ。」

 

「束からの依頼だと?」

 

「依頼内容は織斑一夏と篠ノ之箒をあらゆる危険から護ることです。ですが、ある程度自分の身を守れるようになってもらわないと困るんですよ。イレギュラーが起こることを想定すると」

 

「お前は一体何者だ?それとあの後から現れた4機のISは?」

 

「それにはお答えできません。後から現れた4機の内3機は知っていますが、何故アレがここにいるのかは不明です。最後に現れた機体については何も… ですが篠ノ之束が作ったものではないのは確かです。」

 

「じゃあ最後に一つ聞かせてもらう。何故お前はあの三機を徹底的に破壊した?それもわずかな破片以外なにも残らない程」

 

「あれはあってはならない物です。特にあの粒子は…あれは世界を滅ぼす力だ」

 

「世界を滅ぼす…だと?」

 

「ええ、アレは極めて高い毒性を持つ汚染物質です。エネルギー源としては非常に優れたものですが、あれは金属を腐食し、植物を殺す。土壌を汚し向こう十数年は草一つ生えない不毛の地と変える。そして人の身を蝕む。むやみやたらにまき散らしてはいけない。あれらはそれを何の躊躇もなくまき散らす…だからあってはならない、見つけ次第全て俺が跡形もなく破壊します。あの粒子を作り出す技術が他人の手にわたってはいけない…」

 

コジマ粒子…俺たちの世界を滅ぼした力

 

あれがもたらされれば、きっと同じ運命を辿りこの世界は滅ぶ

 

「それほど危険なものを何故お前は使う?」

 

「あの粒子を使うものに対抗する為には必要なものだからです。それと…散布量を制限すれば大したものではないし、閉所であればなおさらだ。それにISから放出される程度の量では環境に与える影響は極めて少ないです。問題は大した量ではないにしろ常にあれを放出し続けていることです。塵も積もれば山となる…使用の制限は必要です。」

 

「あれを使わせないためにお前は戦うというんだな?」

 

「はい。後、あの三機も無人機です。使用を控えないのも当然ですね。もし、人が乗っていて、あれをむやみ使うようならば俺がそいつを殺します。」

 

そういって部屋を去った

 

 

 

 

 

 

「殺す…か。まるで歴戦の戦士のような殺気を放っていた…スティンガーお前は一体何者なんだ」

 

「普通の学生とは思えない雰囲気でしたね…」

 

殺すと言い放ったときレイからとてつもない殺気を二人は感じていた…

 

彼が歴戦の傭兵であり、1憶5000万以上の人間の命を奪った虐殺者、人類種の天敵と呼ばれていた事を二人は知らない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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