ISfA~インフィニット・ストラトスフォーアンサー 作:穴掘り屋の妖精
ラウラを倒しピットに戻ると
「あまり派手にやってくれるなよ?スティンガー」
織斑先生が状況を聞いて来ていた
「バリアーを壊したのは申し訳ありません。しかし、あのまま放置しておけば二人が危険でした。」
「危険か…」
「はい。良くて重症、下手をすれば死んでいたかと…」
いくら絶対防御があろうと過度の負荷は操縦者の身を危険にさらす。
「そうか…生徒を助けてくれたことは感謝する」
「いえ、当然のことをしたまでです。それより、一つ聞きたいことが」
「なんだ?」
「ラウラ・ボーデヴィッヒについてです。織斑先生は以前彼女が所属する部隊の教官を努めていたそうですが?」
彼女は織斑千冬を盲信している。いや、織斑千冬の『力』を
「ああ、確かに教官を努めていた。」
「彼女が一夏を憎む理由は大方想像がつきますが…その原因はなんだと思います?」
「………」
「彼女はできそこないの烙印を押された遺伝子強化試験体…故にその烙印を払拭する為に力を求めた…あなたのような強さが」
「それで?」
「あなたは彼女に何を教えたんです?戦闘技術だけですか?」
そうは思えない…その使い方、在り方をこの人は教えているはずだ。
「あいつは…確かに力を求めていた。だが、私もただ強くなる方法を教えた訳ではない。強さとは力だけではない」
「そうでしょうね…要するに彼女は貴方の教えを理解できてない…いまだにただ力だけを求めている訳だ」
「そういうことになるな」
「ならIS学園に来たのは良いことです。力のなんたるかを学ぶには…」
そう、仲間…信頼できる友が出来た時こそ力の使い方を定義することができる。
「それで、ボーデヴィッヒはどうなっている?」
「ISのほうはダメージレベルBってところでしょう。派手に攻撃こそしましたが、装甲以外の箇所を集中して攻撃したので機体は問題ないでしょう。彼女自身を痛めつけるのが目的でしたからね…なまじ訓練された軍人は恐怖というものを知らない…だから平気であんなことができる。」
「恐怖を教えてやっと言いたいのか?」
「いいえ、自分が何をしていたのかを自覚させるため…暴力というものを教えてやったんですよ。彼女が求めているのは純粋な力だけでその使い方、在り方を分かっていない。ただ振り回すだけの力はただの暴力でしかない…それを教えてやったんです。」
自分が求めているものがどんなものかを理解させてやるには、その身を持って知るのが得策だ。
「私が教えて理解できていないものを荒療治で解らせるか…だが、無暗に生徒を傷つけてくれるな。」
「無暗に…という訳ではありませんが、善処します。」
「あとで他の連中にも伝えるが、トーナメントまでは一切の私闘を禁ずる。いいな」
「はい。それでは」
(さてと…二人の様子を観に行ってやるか)
ピットを後にし、セシリアと鈴が運び込まれているであろう医務室に向かう
今回はちょっと短め
次回がちょっと長いんで