ISfA~インフィニット・ストラトスフォーアンサー 作:穴掘り屋の妖精
ホワイト・グリントの出番ですね!
一週間が過ぎオルコットとの試合の日が来た
「織斑くん織斑くん織斑くんっ!」
「山田先生、落ち着いてください。はい、深呼吸」
「は、はいっ!す~~~は~~~す~~~」
「はいそこで止めて」
「うっ」
なにやってんだか…
「…ぶはぁ!まだですかあ?」
おっと、あんまり可愛らしいものだからタイミングを見失ってしまった
「目上の人間には敬意を払え馬鹿者」
バアンッ!
「千冬姉…」
バアンッ!
いい加減コイツは学習しないのか
因みにこの一週間で一夏が叩かれたのは確認できる限りで32回だ。
「織斑先生と呼べ。学習しろ。さもなくば死ね」
辛辣…教育者とは思えんお言葉である。
そういえば俺もセレンには相当…
「ふん。馬鹿な弟にかける手間暇がなければすぐに見合いでも結婚でもできるさ」
読心術かよ…
確かに美人だから引く手数多だろうが、そうそう吊り合う男は居ないだろう
「そ、それでですね!来ました!織斑くんのIS!」
(やっと来たか…)
ちゃんと間に合わせることが出来たようだ
因みに試合が決まった日に束には百式を今日までにはこちらに寄越すように連絡をしてあった
「織斑、すぐに準備しろ。アリーナの使える時間は限られているからな。ぶっつけ本番でものにしろ」
「この程度の障害、男子たるもの軽く乗り越えて見せろ。一夏」
と、箒
「ま、精々頑張るんだな。男はいつでも一発勝負だぜ」
「え?え?なん…」
「「「「早くっ!」」」」
山田先生、織斑先生、箒、そして俺の声が重なった。
ピット搬入口が開くとそこには束が開発していた一夏のためのIS―白式があった。
「これが…」
「はい!これが織斑くんのIS『白式』です!」
一夏は指示されるとおり白式を装着し
「ISのハイパーセンサーは正常に稼動しているな。一夏、気分は悪くないか?」
めずらしく、心配するようなことを言う織斑先生
(明日は雪が降るなw)
「大丈夫、千冬姉。いける」
「そうか」
「箒」
「な、なんだ?」
「行ってくる」
「あ、ああ…勝って来い」
「レイ」
「当たって砕けろ」
「ちょ、負けること前提かよ」
「ふん、勝てるとでも? まぁ、全力でぶつかるんだな…そうすりゃ奇跡が起きるかもしれんが」
「まぁ、やるだけやってやるさ!」
試合の結果はセシリアの勝利であった
(零落白夜の特性も知らずにぶっ放そうとしてシールドエネルギー切れで負けか…まぁ、仕方がないことだな)
「スティンガー、次はお前の番だ。早く準備をしろ」
「了解」
ピットに入り自分のISを展開した
「…こい、ホワイト・グリント」
一瞬にして白い機体が構築される
―ホワイト・グリントカスタム―
かつて共に戦場を駆け、一億もの人間の命を奪った相棒は何故かこの世界に来た時にはISに姿を変えていた。
なぜそうなったのかは束がよく調べたもののよく解らないそうだ
「さあ、行くぞ。」
カタパルトから勢い良く射出されアリーナに入る。
「来ましたわね…」
「一夏との戦いはどうだった?」
雰囲気がなんだか違うので尋ねてみた。
「彼への認識をあらためさせられましたわ…」
「ほう… なんだ惚れたのか?」
顔を赤らめていたのでいじってやることにした
「なっ!そ、それは…」
「図星か」
「………」
(ほほう、成る程な。意志の強い男に弱いようだな…いや、周りにいた男が軟弱な奴しかいなかったから男に対して偏見があったのか… まぁ、どちらにせよいい傾向だ)
「それじゃ、始めるか」
「ええ、本気で行かせていただきますわ!」
キュイイン!耳を劈くような音と共にスターライトMkⅡが火を噴く
が、即座にクイックブーストを噴かしてそれを回避する。
「速いっ… まだまだ行きますわよ!」
「来い!」
スターライトMkⅡから次々にレーザーが放たれるがそれをクイックブーストを駆使してすべて回避していく。
「んじゃ、こっちも!」
右手に持ったアサルトライフル063ANARが火を噴きブルーティアーズに確実に命中させていく
「…っ!なかなかやりますわね、では!」
ブルーティアーズからビット(これもブルーティアーズだからややこしい)が放たれビットが多角的機動をしながらレーザーを放ってくる
「ふん…やはり面白い兵器だな。だが弱点は既にわかっている!」
ビットの攻撃をかわすと、ビットを無視してブルーティアーズにプラズマキャノンと散布型ミサイルを同時発射する。
(ビットを操っている間は狙撃がやむ上、動きも鈍くなる…ならばビットは気にせず本体を狙うだけだ)
「きゃああああっ!」
案の定プラズマキャノンとミサイルは命中。セシリアはバランスを崩し大きな隙が出来た
「これで決める!」
オーバードブースターを起動させクイックブーストで最大速度まで加速しそのままの速度で突撃を仕掛ける
「くっ!忘れてまして?ブルーティアーズはまだあることを!」
目の前でミサイルが放たれる
が、それはホワイト・グリントに届くことはなかった…
ミサイルはプライマルアーマーに阻まれ爆散、レイはそのまま突撃すると
MOONLIGHTの刃でブルーティアーズの装甲を2度斬りつける
超高出力のレーザーブレードを浴びたブルーティアーズのシールドエネルギーは一瞬にして0となった
「勝者、レイ・スティンガー ホワイト・グリント」
「なんでミサイルが…あれは?」
「ん、あれか? あれはプライマルアーマーだ」
「プライマルアーマー?」
「機体の噴出口から放出した特殊な重金属粒子を圧縮して全面に展開するバリアみたいなものさ。本来は常時展開しているものなんだがな」
「はぁ…」
「まぁでも、この粒子は毒性をもっている汚染物質だから必要な時に一瞬だけ展開するようにしているのさ」
コジマ粒子…かつて自分達の世界を汚染しつくした物質
リンクス戦争にてネクストだけでなくソルディオスの登場により汚染は深刻なものとなり人々は地上を捨て清浄な空へと逃げた
「ほら」
「…え?ああ、ありがとうございます。」
倒れているセシリアに手をさし伸ばし引き起こす。
「どういたしまして。んじゃ、戻るか」
「ええ、そうしましょう…あ、」
「ん?」
「先週はあのようなことを言って申し訳ありませんでしたわ」
「ああ、いいよ別に 許すさ」
そういって別れピットにもどった―
最強のリンクスですからね、あっさり終わらせました。
一応、汚染を気にしているのでプライマルアーマーの使用は控えています。
アサルトアーマーを使う機会はほとんどないでしょうね