色々リアルが立て込んでたのがありますが他の作品も執筆途中ではありますので気長にお待ちいただけると助かります。
「・・・・やっとついたわね~、ここが永次郎の言ってた喫茶店であってるよね?」
「なぜ確認するように聞いた(; ̄Д ̄)?アウドの言うとおり、ここが私の知り合いが経営する喫茶店、名を翠屋と言う所だ」
私の名前はアウドムラ・ノードレッド、次元世界を又にかける次元犯罪者。
魔法に一家言持っていること、そこそこ付き合いの長い交遊関係が自慢。
今日は友人の頼みもあり、ジュエルシードと言うロストロギア(私を指名手配してるところ曰く、超危険物の総称らしい)の回収のため、同じく友人である永次郎と優樹菜の出身である地球(別称、第97管轄外世界、しかしこの呼称を二人は蛇蠍の如く嫌がる)の日本国は海鳴市、そこにある永次郎の友人が経営する店、翠屋と言うところにやって来ていた。
(折角だしとジュエルシードを私の【コレクション】に加えようか考えてるのは内緒の余談である。)
「さて、入り口付近でたむろするのもアレだし、早速入るとするか!」
「永次郎の言っていたケーキ、地味に私も気になるんです、どんなケーキなんだろう?」
(カランカラン)
「士郎、久方ぶりに邪魔するぞ」
「お邪魔します~」
永次郎が店のドアを開けると、店員と思われる一組の男女がいた。
「おお!永次郎さん、お久しぶりです、お元気そうで何より」
「そっちも元気そうで何よりだ、ああ桃子さん、そちらもお元気そうで何よりです」
「あら、お久しぶりです永次郎さん、そちらの方々は?」
「私の友人さ、まえ来た友人の妻である優樹菜、それと前々から話にしていたアウドと覇天だ。」
どうやら永次郎とこの店のご主人たちとはそれなりに長い付き合いみたいだった。
再会の余韻も他所に、私も自己紹介することになる。
「村ノ瀬 優樹菜です、宜しくお願いします」
「話に出てるんなら事は早い、私が天ヶ瀬 覇天と言う者だ。」
「アウドムラ・ノードレッドと言います、永次郎から話は聞いてると思いますが、宜しくお願いしますね、」
「高町 桃子です、宜しくお願いします」
「高町 士郎です、覇天さん達のお話は永次郎さんから度々、今日は宜しくお願いします。」
「・・・・いやいや桃子さん、何でアウド達もそうだけどそんなものものしい雰囲気になってるの?」
お互いに挨拶してる所に突っ込みを入れる永次郎、そりゃそうだ、永次郎はともかく私達は本来客の範疇は越えないハズだし、それは私達の視点で言う桃子さん達も一緒だ、だけど。
「そりゃあ、なあ?永次郎がわざわざ進めてくるほどの物が如何程なのか気になるからなぁ」
「お話にあった【伝説のマジシャン】と【武神】、それに桃子の出したデザートの隠し味を、デザートを見るだけで看破してのけた恐ろしい御仁の奥方ですからね、私のデザートがどこまで通用するのか気になるのはパティシエとしては当然でしょう?」
雰囲気から察してはいたが、やはり永次郎は私たちの事を良く話の種にしていたようだ。
翠屋に足繁く通う永次郎の手によって、優樹菜異世界出身である私達(優樹菜は除く)は、地球においてそれぞれの得意分野に応じたこの世界での立ち位置を確立しており、私はマジシャン、覇天は武人として業界の知る人ぞ知るレベルの有名人になっている。
私的には単に大の親友である永次郎が進める翠屋のデザートが気になっただけだが、覇天や優樹菜はそのデザートに大して真剣な思いをしているようで、桃子さんもパティシエとして本気を出そうとしている様が見える。
そんなわけで互いの興味が引き合い、いつのまにやらこの場は永次郎が困惑するレベルの真剣な場となっていたわけだ。
あれから少し経ち、私達は店の一角に座り注文を済ませ、注文したデザートを待つ身となった。
「・・・・なぁアウド、」
「何?」
「この辺にジュエルシードらしき反応はあるか?」
永次郎から目標のブツについての話が出たので、話をしておく。
「ロストロギアレベルの強大な魔力反応はないわね、まぁ、地球の一般人と比べると明らかに魔力の桁が3,4つ違うくらいの反応はあるけど」
「えっちょっとまってソレ大丈夫か?(*´・д・)」
「確かに、魔法使いとして多少才能があればミッドの一般平均値位の管理局員を軽くボコせるくらいのスペックはありうるけど、地球で魔法使いって管理局員関連以外は先ず見ないし、それ以上に地球に来てる管理局員なんてグレアムのじーさん位だから大丈夫よ、」
「・・・グレアムのじーさんが嗅ぎ付けた可能性は?」
「グレアムのじーさんと考えるには反応は弱いわ、あのじーさん、クッソ優秀な使い魔とコンビとはいえ私ですら相手取るの嫌がるレベルではあるからね、彼が近くにいたらヤバい使い魔の反応も近くで感じる事になるから嫌でも意識する羽目になるわ」
……ギル・グレアム、私達と敵対し、追跡者として立ちはだかる組織「時空監理局」の提督である。
昔のとある事件で縁が出来、以来何度も追われる羽目になっている。
魔法使いとしてはチートも良いとこの私を除けばその実力は折り紙つきで、特に二匹の使い魔との連携は私をして再戦を嫌がる程である。
最も、何度も遭遇したせいで私の感じとる魔力の中では簡単に思い当たる範疇だし、私の感知でその反応がないということは、彼は少なくとも日本にはいないことになる。
今は気にしなくて十分だろう
「・・・・ジュエルシードの件を管理局に掴まれた可能性があるがそれは大丈夫か?別の次元航行部隊が来てる可能性は?」
「そうだしとしても一先ずは大丈夫でしょうね、この場合、状況を掴んだとしたら先ず管理局は地球近くの次元の海を巡航してる艦を動かすでしょうけど、その場合、地球近くに大規模展開してる彼のテリトリーに入り込むことになるわ」
「・・・・それ、管理局の軍艦が沈んでどえらい事になるんじゃ」
「今、件の海域に展開してる艦隊は、第7艦隊だからその辺も心配要らないと思うわ」
「第7艦隊か・・・・とすれば一応は大丈夫なのか?」
「大丈夫でしょうね・・・・ちょっと待って、さっき言った魔力反応、こっち来てるわね、しかも、やけに強いのとそれで霞んでるだけで普通に強い反応が・・・・三人ぐらいかしら?」
「(;゚Д゚)」
他の人には聞いてもわからないであろう相談を永次郎としながら取り敢えず注文したケーキを待つ・・・・と思ったら、ここが地球だと考えると私ですら驚くレベルの魔力を持つ人物が複数、此方に向かってきてることがわかった。
「・・・・大丈夫なのか?」
「大丈夫じゃない?、ここ日本だから魔法使うと色々とアレだし、やばくなったら私が動けばいいだけだし」
「…………それを否定出来んこの身が嘆かわしいよ」
……「本気を出していないため」、やってくる人の正体は私にはわからない、しかし、それがどれだけの存在であろうと感じ取れる反応は片手間で対処可能な範疇を越えていない事を示し続けている。
永次郎も私が本気を出せば魔力の反応だけで具体的にどんな人物なのかをはっきり思い浮かべられる事を知っているが、そうしたくない私の事を尊重し、あえて現状の情報でどうにかしようとしてるのが分かる。
隣で注文したデザートを待つ優樹菜と覇天も私たちの話に気づいているが、特に気にしてる様子はない。
そんな事を思っていたら、店の扉が開き、話に出していた人物が中に入ってきた………………そう、入って来たのだ・・・・・・。
「ただいま~」
「「お邪魔します~」」
のほほーんとした表情でやって来たのは小学生くらいの女の子が三人。
緩やかなウェーブの紫髪をした少女。
気の強そうな金髪少女。
そして、二人に挟まれ、肩にフェレットをのせている茶髪のツインテ少女。
永次郎は彼女たちを見て口をあんぐり開けている。
覇天はなにか面白いものを見たように口をニヤつかせている。
優樹菜は我関せずとデザートを待っている。
席を立ち、己の衝動のままに彼女達に近づく。
急にやって来たからか、三人に軽く引かれる。
そんなの関係ない、私はこう告げる。
「ねぇねぇそこのお嬢ちゃん達、私の魔法を習ってみない?」
その場は一瞬静まり返った。
「お前なに言ってんのおおおおぉォォォォォォォォ!?」
そして永次郎の絶叫がこだました。
どこかしらで四人組の設定回をやる予定です。
しばらく覇天は影が薄い予定。