最初にお詫び申し上げますが、自己満足でいっちゃうかもしれないのでコピペってしまうこともあるかもしれません。
【都市伝説】
『セイッ! ハッ!』
「〜〜〜〜!!」
町外れの廃墟の工場、そこから誰かの声と何かを斬る音。そして生き物なのか疑うような鳴き声が工場の中でこだまする。
その工場の中で、青いボディーのパワードスーツを全身に纏って剣で謎の生物――いや、まさに『化け物』と呼ぶべき物を斬って戦っている剣士。
『これで決める!』
剣を逆手に持って柄の部分からカードが扇状に開いて出てくる。そこからカードを二枚出して剣にスラッシュさせる。
《『サンダー』、『キック』、ライトニングブラスト》
剣から機械音がなって剣にスラッシュさせたカードの絵柄をした光のフィールドが剣士の周りに浮かび、剣士に吸収された。
その剣士は、逆手に持った剣を高らかに上げて、足を開き、剣を地面に突き刺した後、高くジャンプする。そこから化け物にキックをし、そのキック途中で足から放電して、電撃キックを蹴り込む。喰らった相手は弾き飛ばされて、ゴロゴロと地面を転がって感電したよう地面に倒れている。するとその化け物の腹部の下辺りの部分のベルトの様な物が開いた。
それを見た剣士は一枚のカードを剣から出して、化け物に投げた。するとカードは化け物に刺さり、そのカードが化け物を吸収し始めた。完全に吸収したらカードは剣士の元へと戻り、キャッチした。
今、戦っていた剣士こそ、今の都市伝説の一つ。謎の化け物とたった一人で戦う戦士であった。
剣士はベルトのバックルに付いているレバー、ターンアップハンドルを引く。するとバックルのラウズリーダーが回転、そこからヘラクレスオオカブトの絵柄をした光のゲート・オリハルコンエレメントが出て、光のゲートが剣士を通過する。
通り抜けたらそこには一人の少年が立っていた。
「……ふぅ」
少年は軽く溜め息をついた。彼の名は『
「なんで俺が明日から『IS学園』に行かないといけないんだ?」
彼は廃墟の工場の中で途方に暮れていた。
それは遡ること一週間前であった。
――――――――――――
「IS学園に行け!?」
「そうだ」
とある部屋、そこにいるのは裕とパワードスーツを作った張本人の『
「なぜですか!?」
「この前君がスペードのカテゴリー
『ライダーシステム』は裕が変身していたパワードスーツのことである。
「仕様が無いじゃないですか! あのまま野放しにするわけにいかなかったんですから!」
「君が言うのは確かだ。しかしそれにより各国家、もちろん日本政府も『ライダーシステム』を求めている。しかも君が喋るから装着者が男だってばれたんだよ。戦闘能力がISに匹敵するからね」
烏丸博士が言うISは正式名称『インフィニット・ストラトス』。飛行パワードスーツである。
しかし、このISには大きな問題があった。
それは『女性にしか扱えない』。
それにより女性優遇社会となっている。しかし、そこへ『男でも使えるパワードスーツ』が現れれば、その社会が崩れる。
「それと俺がIS学園に行くのとなんの関係が?」
「それは私が答えるよ」
裕と烏丸博士が話していたら、一人の男性が入ってきた。その人は『
しかし彼は人間を襲うことはない。むしろ全てのアンデッドを倒すために裕や烏丸博士に協力してくれている。
「どういうことですか? 嶋さん」
「IS学園はどこの国にも属さない。だから外部からはいかなる干渉も出来ない。当然、君の『ライダーシステム』もIS学園に入れば狙われる心配はなくなるよ」
「でも俺が良くても烏丸博士や嶋さんは?」
「烏丸博士はチベットにいる知り合いのところに行く予定だよ。それと私はここに残る」
裕は烏丸博士がチベットに渡るのは解るが、なぜ嶋が残るのか解らなかった。
「嶋さんはなぜ?」
「私以外にいったい誰がきみのサポートをするんだい?」
「ありがとうございます」
きっちり頭を下げる裕。この人には頭が下がると感じた裕であった。
そんな中、烏丸博士は口を開く。
「きみのIS学園の編入は一週間後だから」
「はぁあああ!?」
裕は驚愕した。裕が驚愕するのは当然である。裕が私立藍越学園に通って約一月でいきなりの転校である。
「烏丸博士、いくらなんでもそれはいきなりすぎると私でも思うよ」
「第一編入試験はどうするんですか?」
普通IS学園に編入するには国の推薦が必要となる。しかも国の推薦は早々貰えるものではない。最低でも『国家IS代表候補生』以上でないと貰えない。
しかし、例外も『一つ』だけなら存在する。
「きみが『男でIS操縦者』なら話は別だろう?」
そう、裕は男でありながらIS適性を持っていた。もちろん世間は裕のことを知らない。
裕がIS適性があるのを知っているのは烏丸博士と嶋くらいである。なぜ、二人が裕にIS適性があるのを知っているのかは、以前に『ライダーシステム』の適性を調べていたら偶然見つけてしまったのだ。
「いくらなんでもそんな簡単に話が通るんですか?」
裕が疑問を持つのも当然である。いきなり男でIS操縦者が現れれば疑いたくなる。
「大丈夫だよ。IS学園の理事長は私の古くからの友人なんだ」
この時、裕は『烏丸博士……顔が広すぎますよ』っと思っていた。
「それとこれはIS学園に行くお祝いだよ」
ゴトッと机の上に黒い何かを裕の前に置く烏丸博士。すぐに裕はそれがなんなのかを訊く。
「なんですか? これは」
「ラウズアブソーバーだ。中央部の〈インサート・リーダー〉に
「へぇー……」
ラウズアブソーバーを持ってまじまじと見る裕。
「それとこれはIS学園から送られてきた物だ」
烏丸博士は制服、指定鞄、教科書、そして電話帳のような分厚い本を置く。
「なんですか? この電話帳は?」
ラウズアブソーバーを左手に持ちながら、右手で電話帳を指差す裕。
「これはIS学園から送られてきた必読の参考書だよ。編入する前に読んで内容を覚えるんだよ」
「さ、参考書!? この小型拳銃の弾丸を受け止められそうなほど、分厚い本がですか!? しかもこれを一週間で読めって言うんですか!?」
さも当然のように言う烏丸博士に対して驚愕する裕。
そして次の日には烏丸博士はチベットへと行ってしまい、裕はアンデッドをカードに封印と学校、そして時間があればひたすら参考書と睨めっこをしていた。
そして、その一週間後。
必読の参考書は半分位はなんとか理解出来き、今日は一つ後輩の『
一夏とは裕が小学一年生の時から通っていた剣道道場で、裕が二年生になった時に入門してきた。
そしてその剣道道場の子である『
一夏と弾にIS学園に行くことを裕が伝えたら、二人ともISを動かせることに驚いていた。そして弾は裕がIS学園に行くことをやたらと羨ましがっていた。
そして二人と別れた後に嶋から町外れの廃墟の工場にアンデッドがいることを聞いて戦っていた。
――――――――――――
「IS学園に行くことの何が羨ましいんだろうな。全く解らん」
裕は弾が羨ましがっていた理由が解らなかった。多分、大抵の男は話を聞いたら喜ぶだろうが、実際に行く者としてはそんなに嬉しい話ではない。
それから裕は工場から出て帰った。
「ただいま」
「お帰り、裕くん」
いつもの烏丸博士が使っていた研究所、ここには簡単な寮もあって裕はそこで寝泊まりしていた。
「いよいよ、明日からだね。荷物は大丈夫かい?」
「大丈夫ですよ。でも、やっていけるかどうか不安ですよ」
IS学園は基本的に共学ではあるが、男でISを使えるのは現段階で裕だけなので、ほぼ女子校同然である。
「それと裕くんに言っておくことがあったんだ」
嶋が改まって言うので裕は嶋を見る。
「なんですか?」
「きみの『ライダーシステム』の名前を決めようと烏丸博士と話していてね」
「まぁいつまでも『ライダーシステム』とは呼びにくいとは思ってましたけど」
「実はもう良いのが決まっていてね。いい機会だから言おうと思ってね」
「なんでもっと早く言ってくれなかったんですか?」
素朴な疑問を持つ裕。
「いや、決まったのが烏丸博士がチベットに行く前で、それから裕くんは忙しそうだったからね」
この一週間、裕の時間がなかったことを配慮して言うことが出来なかった。
「嶋さん、その名前って?」
「きみの『ライダーシステム』の名前は――」
こうして決まった。裕の『ライダーシステム』改め、その名は――剣の名を持つ戦士。
『仮面ライダー
もしよろしかったら、感想ご意見、などをお願いします。