インフィニット・ブレイド   作:ケヴィス

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 更新が遅くなってしまって、誠に…………申し訳ありませんでした!!!

 文才がないため、『ここをどう表現しようか?』や『文法これであってるかな?』などと悩んだり、現実で忙しいかったりして少しずつ書いてようやく更新が出来ました。

 それでは文才はありませんが皆様が楽しく読んでいただければ幸いです。


「運命の切札をつかみ取れ!」(仮面ライダー剣のキャッチコピー)


第09話

  【クラス対抗戦(リーグマッチ)】  

 

 

 

 試合当日、第二アリーナ第一試合。カナ対四組クラス代表。

 

『試合終了。勝者―――更識 楯無』

 

 結果はカナの完勝。かわいそうだけど、国家代表の専用機と一般生徒の訓練機では結果は目に見えている。

 

 それでも、最後まで諦めずに戦った四組の代表は評価していいと思う。

 

「ただいま♪」

 

 試合が終わってカナがピットに戻ってきた。俺は「おかえり」と出迎えた。

 

「こう言うのは相手に悪いけど、やっぱりカナが勝ったね」

 

「国家代表だから負けるわけにはいかないよ」

 

 戻ってきたカナはISを解除したのと同時にピットの扉が開いた。

 

「あら、お二人さん。ごぎげんよう」

 

 入ってきたのは二組クラス代表でイギリス代表候補生のサラ・ウィルキンさんだった。

 

「あ、ウィルキンさん」

 

「あなたもこっち側のピットだったのね」

 

「ええ」

 

 ウィルキンさんが短くだが答えたら、ピット搬入口が開く。斜めに噛み合うタイプの防壁扉が、重い駆動音を響かせながらゆっくりと開く。

 

 その先にあったのはIS学園の訓練機、『ラファール・リヴァイヴ』がある。

 

「決勝戦、楽しみにしてるからね」

 

「ええ、私も楽しみにしてるわ。―――ですが、今はこの戦いに集中させてもらうわ」

 

 ウィルキンさんはリヴァイヴを装着してピットから出た。

 

「どうする?」

 

「休憩スペースに行こう」

 

「見なくていいの?」

 

 俺がカナに訊いたら、そう言った。てっきりこのまま試合を観るのかと思ってた。

 

「少しでも休みたいの。それに休憩スペースのモニターからでも試合は観れるから」

 

「まあ、カナがそれでいいんだったら」

 

 第二試合開始まで後三分、ここから休憩スペースまでは一分もかからない。

 

 あっという間に休憩スペースに着いた。モニターにはフィールドで浮いて試合開始を待っている。三組代表の女子と二組代表のウィルキンさんが写っている。

 

 カナは設置されているベンチに座って、俺は飲み物を買うために自販機の前に行く。

 

「カナはなに飲む?」

 

「それじゃあ、ミルクティーで」

 

 俺はカナのミルクティーと自分のコーラを買ってカナにミルクティーを渡す。

 

「カナはウィルキンさんと戦うの楽しみ?」

 

「もちろん。専用機は持ってないけど、彼女の実力は十分あるからね」

 

「……そっか」

 

 カナの隣に座りながら問いかけた。カナは楽しそうに言う。

 

(戦いを楽しむ……か。絶対に安全な『スポーツ』は存在しない。ISならなおさらだ)

 

 ISはスポーツという枠で落ち着いてる。だけど、戦闘機やミサイルなどの兵器を圧倒的に凌駕している。

 

 そんな危険なISで楽しむなんて、こんな殺し合いと紙一重な戦いを楽しむなんて考えたことなかった。

 

 ライダーシステムも同じだ。俺はアンデッドにしか使わない。

 

 だけど、緊急の時は使うことがあるかもしれない……アンデッドを倒すほどのパワーのあるこのライダーシステムを人に対して………。

 

「……? ゆっくん、どうしたの?」

 

「いや、なんでも……あっ、始まるみたいだ」

 

 試合開始のブザーが鳴った。俺は考えを辞めて画面を見る。

 

 

 

 

 そして、その試合の結果は………。

 

『試合終了。勝者―――サラ・ウィルキン』

 

 

 

 

     ◇

 

 

 

 

『それでは両者、規定の位置まで移動してください』

 

 一回戦を無事に勝ったサラと楯無がフィールドでアナウンスに促されて、二人は空中で向かい合う。

 

「楽しみにしてたわ。更識さん」

 

「私もだよ。ウィルキンさん」

 

 二人はオープン・チャネルで話し合う。

 

『それでは両者、試合を開始してください』

 

 ビーッと鳴り響くブザー、それと同時に二人は動いた。

 

 楯無はランスに内臓されたガトリングを、サラはアサルトライフルを呼び出し(コール)、それを互いに一定距離を保ちながら移動しながら撃ち合う。

 

 

 

 

     ◇

 

 

 

 

(………始まった)

 

 俺は決勝戦を席からではなく、ピットから見ていた。

 

(………戦いを楽しむ)

 

 俺はそのことをずっと考えていた。

 

 いくらISを動かせると言っても、俺の生活は同世代とは圧倒的に違う。

 

 アンデットとの戦いは文字通り生死をかけた戦い。そんなことを続けてきた俺に『戦いを楽しむ』なんて考えたことがなかった。

 

(俺は場違いなのかもな……)

 

 ISを『スポーツ』とみればいいのか、それとも『兵器』とみればいいのか解らないな。

 

 一般的にみればISは軍事力のバランスを崩すほど強大な、紛れもない兵器である。

 

(……まぁでも、物は使いようっていうしな………) 

 

 ビーー!! ビーー!! ビーー!!

 

 

 そんなことを考えならが試合を観ていたら突然非常時に鳴るアラートが鳴り響く。

 

「警報!! ―――まさか!?」

 

 だけどアラートのせいで気づかなかった。後ろのドアが開いていることに……。

 

 

 

     ◇

 

 

 

「なにっ!?」

 

 戦っていたサラと楯無は鳴り響くアラートで戦いを辞めた。

 

「警報、いったい何が―――」

 

「うぁあ!!」

 

 事態を分析していたら男の声が聞こえ、その声がした方を見たら裕がピットから落ちていた。

 

「ゆっくん!!」

 

 楯無はすぐに動いて落ちている裕をキャッチする。

 

「ありがとう。助かったよカナ」

 

「ゆっくん、どうしてピットから落ちてたの?」

 

「それは、あれが原因だよ」

 

 裕の視線の先にいたのは楯と剣の様なものを持ち、全身が銀色のアンデッドがいた。

 

「カナ、降ろして。あれの相手は俺の役目なんだ」

 

「………解った」

 

 楯無は裕を降ろし、裕はブレイバックルのラウズリーダーにカテゴリー(エース)を入れ、装着する。

 

「変身!」

 

 

『Turn Up』

 

 

 電子音と共にリーダーが回転し、オリハルコンエレメントが裕の前面に放出。そしてエレメントが裕を通過してブレイドに変身する。

 

「〜〜〜〜〜ッ!!」

 

 アンデッドはブレイドに変身した裕を見て雄叫びをあげ、ピットから飛び降りて剣で斬りかかる。

 

 そして裕もブレイラウザーでアンデッドを迎撃する。

 

 

 

 

 ブレイドとアンデッドの戦いを千冬と摩耶はモニタールームで見ていた。

 

「織斑先生! すぐに生徒と来賓の避難をす―――」

 

「その場から動くなと伝えろ」

 

 摩耶は避難をするように言おうとしたが、千冬は全く逆のことを言った。

 

「な、なぜですか!? このままでは危険ですよ!!」

 

「敵があれだけとは限らん。フィールドからあの化け物が出られないようドアを全てロック、そして教師陣はISを装着して万一に備え待機」

 

「ですが、神碕くんが……」

 

「『生徒に戦わせるわけにはいかない』と言いたいのは理解できる。しかし―――」

 

 千冬は一息間を置いて言葉を続ける。

 

「あの化け物と戦うのが神碕の本職だ。それに何も知らない私たちが出たところで足手まといになるやもしれん」

 

 摩耶は千冬が言ったことに反論をせず黙ってしまった。

 

「…………」

 

 摩耶も千冬が言ったことは理解出来る。しかし、生徒を危険な目にあわせたくないという感情が摩耶の中でせめぎ合う。

 

 そして千冬はモニターを、裕とアンデッドの戦いをジッと見ていた。

 

 

 

     ◇

 

 

 

 ガギンッ!! ガギンッ!!

 

『くっ……!!』

 

 戦っているアンデッドは俺のブレイラウザーでの攻撃を的確に楯で受け止めて剣で反撃してくる。

 

(手数はこっちが不利だ。かと言って、キックをしても楯で防がれる。……なら!!)

 

 アンデッドから距離を取ってオープントレイを展開してカードを二枚引き抜いてラウズする。

 

《『ビート』、『サンダー』、ライトニングナックル》

 

 左腕が『ビート』で腕力が上がり、『サンダー』で雷を纏う。

 

 キックやスラッシュほどの威力はないがその分小回りがきく。

 

(小回りがきく攻撃を入れてから、本命を叩き込む!!)

 

 走ってアンデッドに近付き、まずブレイラウザーで攻撃、楯で防がせてから左拳で脇腹を狙ってパンチを入れる。

 

(―――入った!!)

 

 そう確信した。だけどアンデッドの体が光った。

 

 

 ガンッ!!

 

 

『……かてぇ』

 

 俺の拳は確かに脇腹に当たっている。だがアンデッドの体は鋼鉄のような硬さだった。

 

「〜〜〜〜!!」

 

『しまっ………!!』

 

 俺が呆けてる間にブレイラウザーが弾かれて隙が出来て、アンデッドから袈裟払いと逆袈裟払いの二連撃を受けた。

 

『くっ……』

 

 よろめく俺にアンデッドが三撃目を入れようとしたが、なんとか避けて間合いを取った。

 

「ゆっくん!!」

 

『来ちゃダメだ!!』

 

 カナが来そうになったから止める。

 

『大丈夫、任せてくれ』

 

 カナは頷いて動こうとするのを止めた。それを確認してからまたアンデッドを見る。

 

 おそらく体を鋼鉄化させる能力、つまり防御型アンデッド。鋼鉄化されたら攻撃は届かない。

 

(マッハで高速攻撃、いやダメだ。それなら、まだ使ったことないけど、あのカードを使ってみるか)

 

 俺はオープントレイを展開して一枚のカードを引き抜いてラウズする。

 

《『タイム』、タイムストップ》

 

 スペード10の『タイムスカラベ』の効果で任意の範囲内の時間を停止させる。

 

 ブレイラウザーをアンデッドに向ける。それによりアンデッドの動きが止まる。どれぐらい止まるか解らない。

 

『素早く攻撃を入れる!!』

 

《『サンダー』、『マッハ』、『キック』、ライトニングソニック》

 

 マッハの効果で衝撃波を発生させるほどの高速移動から跳躍、そこから雷を纏ったキックを放つ。

 

『ぜやぁあああ!!』

 

 そして、キックが当たる直前でタイムの効果が切れたようでアンデッドが動いたが、当たる直前だ。もう遅い。

 

「〜〜〜〜!!」

 

 そしてキックが当たり、アンデッドは大きく吹き飛ばされ、アリーナの壁に衝突。

 

 アンデッドはそのまま動かなくなりバックル部分が開いて封印可能なのを確認して封印のカードを投げ、無事に封印した。

 

「「「「…………」」」」

 

 アリーナは静寂に包まれた。観客席に座る生徒、来賓の数人の国のお偉いさんが初めて見たであろうISとは違うパワードスーツの『ライダーシステム』とアンデッドと戦う俺の姿を、俺はターンアップハンドルを引いて変身を解除する。

 

「お疲れさま。ゆっくん」

 

 カナが俺に近づいて労ってくれた。「ありがとう」と答えた。

 

 それからすぐに千冬さんの声がアリーナに響き渡り。試合は中止となった。それにより優勝クラスに渡される学食デザート半年フリーパスもなくなり、一組と二組の女子は落ち込んだり、放心状態になったらしい。

 




カテゴリーA:ライダーシステムに組み込む事で、システム装着者を仮面ライダーへと変身させる。

カテゴリー2:ラウザーを用いた直接攻撃の強化。(ハートはジョーカーの人間への変身)

カテゴリー3:パンチ系攻撃力の強化。

カテゴリー4:突進力・浮遊力などを付加して間接的に攻撃を強化。

カテゴリー5:キック系攻撃力の強化。

カテゴリー6:雷や炎といった、自然界にある原始的な現象を発動。

カテゴリー7:金属、有機物などの「物質」の特性を技に付随。

カテゴリー8:敵の動きを制限・抑制。

カテゴリー9:高速移動や回復、煙幕噴射などといった戦闘力の補助。

カテゴリー10:封印されたアンデッドの解放や時間停止など、超特殊能力。

カテゴリーJ:ラウズアブゾーバーとカテゴリーQの力を借りる事で、ライダーシステムと融合する。

カテゴリーQ:ラウズアブゾーバーを介して、カテゴリーJ及びKとライダーシステムの橋渡しをする。

カテゴリーK:ラウズアブゾーバーとカテゴリーQの力を借りる事で、ライダーシステム或いはその装着者に何らかの進化をもたらす。ジョーカーの場合、カテゴリーK単体の力でジョーカーに進化をもたらす。
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