突如戦場に現れたのは2体のモビルアーマーだった。
その見た目は、まるで顔面のよう。
どこか愛嬌のようなものも見え隠れしているモビルアーマーの名前は、片方がザクレロ。そしてもう片方がザムザザーだ。
ザクレロは初代に登場するモビルアーマー。2本の鎌と口のような場所から発射されるメガ粒子砲が特徴。
ザムザザーは敵を捕縛する巨大クローに強力なビーム砲。2体とも空中もしくは宇宙を飛行しながら敵を殲滅する機体である。
ショウタは一度、バーチャルで作られたコックピットから離れ、向こうの様子をのぞき込んでみる。
見たことのない生徒が愉快そうにコックピットで首を鳴らしている。
間違いない。あの2人はここの集まりのメンバーなんかではない。
「なんでだ……」
コックピットに戻ったショウタは憤りを覚える。
「なんでザムザザーを一人で動かしてるんだよっ! ザムザザーは指令に砲撃手に操舵士の3人がいて成立する機体だろうが! おかしいだろ!!」
『『『つっこむところ、そこじゃねーよ!!』』』
戦場に残っているメンバーから文字通り四面楚歌の総ツッコミを食らった。
でも、その指摘はあながち間違ってるわけじゃない。
ザムザザーは本来3人乗りの設定のモビルアーマーである。
「へっ、アニメではそういう設定かもしれないが、このゲームはアニメじゃないんだよ!」
向こう側から反論が返ってくる。
「残り二人分のデータなんてインターフェースにちょこっとチートコード打っとけばどうにでもなるんだよ!」
アニメじゃないためザムザザーは一人でも動かせるようにはなっている。
しかし、3人乗りの設定に基づいているためか、一人で動かすには制御やその残り2人分の操作パターンをAIに命令したりなど、そのすべてを一人で行わないといけない。
はっきり言えば、一人でザムザザーのガンプラを動かすには結構な処理能力が必要となる。
しかし、あのザムザザーにはそんな技術や能力など必要なくなる小細工が仕込まれている。
そう、チートコードだ。
その場で堂々と反則宣伝。勝てばどうだってよいという粗暴さが現れている。
「おらおらっ!」
ザクレロとザムザザーは空中を暴れまわりながら粒子砲をバラまいている。
戦場に残っているガンプラ達はその場から逃げ惑うばかり。
『おい! ガンプラを傷つけたくないやつは離脱しろ!』
別のメンバーがガンプラを戦場から離脱させるようにと命令する。
『この野郎っ!』
メンバーのうちの一人のガンプラ。バスターガンダムのビーム砲がザムザザーに向かって飛んでいく。
超高インパルス長射程狙撃ライフル。
バスターガンダムの武器であるガンランチャーと収束火線ライフルを連携することにより強力なビーム砲を発射する。
見るだけでも圧倒的火力。グゥレイトと言いたくなるような火力だ。
あの威力ならモビルアーマーであろうとも。
「きかねぇんだよ!」
しかし、そんな強力なビーム砲もザムザザーの前では無力。
陽電子リフレクター。機体の外部に存在する3つの突起から形成されるビームシールドだ。戦艦のビームであろうとも防いでしまう凶悪なシールド兵器である。
「テメェらのパーツもポイントもいただきだぁッ!」
ザクレロの口、ザムザザーの4つ足からビーム砲が発射される。
あっという間に戦場は火の海だ。
戦闘の続行は不可能と判断したガンプラが次々と離脱しようとしている。しかし、強制離脱には数秒の待機時間が発生するため、離脱はさせまいとその瞬間をせこく付け狙う。
『ビームがだめなら直接斬りかかれば!』
デュエルガンダムがザムザザーに向かって特攻する。
器用な動きこそ見せるが一発一発の攻撃には隙がある。次のビーム砲が発射される前にと隙だらけの顔面へ剣を差し込もうとする。
『ばかっ! ザムザザーには!』
ザクレロには鎌らしき切断武器がある。それゆえに近距離戦も対応されると判断。その結果、近距離の対策がないであろうザムザザーに特攻を仕掛けてしまう。
しかし、そんなわけがない。
冷静に考えれば思い出せたはずなのだ。ザムザザーの4つ足には。
「ほらよっ!」
捕縛用のクローがあることに。
『しまった!?』
デュエルガンダムの片足をクローで捕縛されてしまう。
「粉々にしてやる……!」
「おっと待ちな! そいつは俺がもらうぜ!」
クローで両断するには時間がかかりすぎる。
まだるっこいと判断したザクレロが鎌をちらつかせ急接近。手柄の横取りついでに欲望丸出しの援護攻撃を入れようとしていた。
『まずい……!』
あんな攻撃耐えきれるわけがない。
デュエルガンダムのビルダーはめをつぶってしまった。自身のガンプラが粉々になる瞬間を見たくないがために。
『させるか……ッ!』
しかし、そこから思いがけない援護が来る。
「ぐっ!?」
ザクレロの巨体に突進を仕掛けるモビルスーツが一体。
『ごめん……!』
ザクレロが距離を取ったところで、すかさずビームサーベルを引き抜いた。
クローで捕縛されているデュエルガンダムの片足を両断するためだ。即座にデュエルガンダムの自由を取り戻すためにやむを得ず足を切り裂いた。
『ぐっ!』
片足をもがれたデュエルガンダム。
『すまん! 助かった!』
即座にデュエルガンダムはその場から離脱した。
そう、現れたのはサンダーボルトガンダム。
「やりやがったな!?」
ザクレロのメガ粒子砲がサンダーボルトガンダムに向かって降りかかる。
『ちぃ……!』
即座に回避。
「あぶなっ!?」
行き場を失ったメガ粒子砲はザムザザーの方へと飛んでいく。
しかし、このザムザザーにはある程度の行動はオートで動くようチートコードが仕込まれている。ビームが飛んできた瞬間にオートで陽電子リフレクターが作動するようにセッティングされていたのだ。
「気を付けやがれ!」
「ちっ!」
あのザクレロとザムザザー。お互いポイントを自分の分だけ回収しようと必死のようだ。そのせいか、連携なんか滅茶苦茶である。
『テメェら! 一体どうやってここへ入りやがった!』
ここは自分たち以外場所を知られていないはず。
どうやってここへ入ってきたのか。それ以前にここへ入るためには合言葉も必要なはずなのにどうやって合言葉まで手に入れたというのか。
ショウタは2体のモビルアーマーに向かって叫ぶ。
「簡単だよ。お前についていったんだ」
『え?』
ショウタはきょとんとした顔で固まる。
「なんか、お前が新入生を連れてフラフラとどこか行くから試しについて行ってみたら、こんな場所があってよぉ。合言葉もあんな声で喋ってたら丸聞こえだっつの」
『『『ショウタァッ!!!』』』
『わりぃいいいッ!!!』
ジム・カラッテレ。その場で頭を下げて謝罪。
自分じゃなくてガンプラでジェスチャーを取るのは癖なのだろうか。それとも、こんな柔軟な動きも見せられるという自分のジムのアピールなのだろうか。
どのみち、彼の大失態が晒されてしまった瞬間であった。
これまた言葉にならないくらいの四面楚歌である。
「おらおら! 全員ぶっ飛ばしてやるぜ!」
『くそっどうする! ビームは効かないし、近づいたら捕縛される!』
ここにいる皆でビームの雨を降らせようにもザムザザーの陽電子リフレクターですべて防がれてしまう。近距離攻撃を仕掛けに行けばクローによる近接に切り替わり、近くにいるザクレロが鬱陶しく邪魔を仕掛けてくるに違いない。
どうにかして、モビルアーマーに一撃を入れる方法は。
せめて、ビームの防御手段を持っているザムザザーだけでも行動不能にする方法が……
(捕縛?)
その時だった。
ヒカリの中でまた電流が走った。まるでニュータイプの直感のように。
「……“ビリっときた”」
トントンと自分の頭を叩くヒカリ。
名案かどうかは分からないが、試してみる手はある。
『ショウタ、あのカマキリ仮面の方をお願い』
『ちょ、ヒカリ!? って、カマキリ仮面とは何ぞ!?』
たぶん、あの顔面のような見た目に両腕の鎌を見てそう名付けたのだろう。
にしても不名誉なのかどうかも分からないあだ名をつけられたものである。あのモビルアーマー君は。
しかし、ザクレロの方を止めろとはどういうことだ?
シールドを構えながらザムザザーの方へ突っ込んでいく。そうやって近寄ればいともたやすく……
「はっはぁ! 餌が向こうから来やがった!」
捕縛されるにきまってる。
サンダーボルトガンダムの腹を両腕のクローで捕縛されてしまった。
『ヒカリ!』
あの陽電子リフレクターは実弾も分解するため救助するための弾丸を打ち出すことは出来ない。
それにザクレロから目を離せば、援護射撃を許してしまう。今、ザクレロからターゲットを切り替えることも許されない。
「これで押しつぶして」
『いや』
サンダーボルトガンダムの目が光る。
『出せないだろ。この距離じゃバリアは……ッ!!』
2連ビームライフルの銃口がコツンとザムザザーの顔面に。
「しまっ……」
そうだ、彼はわざと捕縛されたのだ。
陽電子リフレクターを展開できない距離にまで近づき、ゼロ距離でモビルアーマー一体吹っ飛ばす火力を叩きこむために。
『沈め……!』
エネルギーパックの残量全てを一撃に入れ込む。
過剰な閃光がザムザザーの顔面を貫き内側から溶かしていく。
「んなバカナァ!?」
ザムザザーがあっという間に行動不能に。バラバラになったザムザザーのパーツが雨となって地面に落ちていく。
「おい! お前が死んだら俺の防御手段が……」
『全員撃てェエエエッ!!』
ショウタが即座に命令。
現場に残っていたガンプラすべてが逃げ回るザクレロに向かって集中砲火。ビームにマシンガン、大量のマイクロミサイルなどがザクレロに迫る。
まるで巣に迫った侵入者を排除しようとする蜂の群れのような風景だ。
「無理無理無理無理! 死ぬ死ぬ死ぬッ! こんなに沢山貰ったら、もつわけがぁああッ!?」
本来一撃離脱を目的として作られているのがあのザクレロだ。こんな一斉に集中砲火を食らえば機動性の悪いザクレロでは回避できるはずもない。
ましてや四方八方から手加減抜きの最大火力を一斉に放り込まれれば。
2体のモビルアーマーがバトルフィールドに転落。
これでゲームセットだ。
「よっしゃ!」
全員がガッツポーズとハイタッチを交わす。
勝利した。突然の侵入者を相手に一同は勝利したのだ。
「ふざけんな!」
ところが負けを認めない男子生徒の1人がその場にいた女子生徒を一人捕縛する。
それだけじゃない。首元にデザインナイフを突きつけている。
「へっへっへ……お前ら全員ポイントとパーツをよこしやがれ! じゃねぇと、こいつがどうなってもいいのかよ!」
「汚ぇぞ!」
あまりの暴力的解決法。
一同は固唾を呑む。向こうは興奮状態になっている以上、そのナイフを本当に突き刺す危険性だってあった。
「おら、早くしろ! 早くしないと」
「まあまあ、落ち着きなさい」
ところが、ナイフが徐々に女子生徒の体から離れていく。
男子生徒の腕を何者かが掴んでいた。
「いけませんねぇ。このナイフはガンプラを作るためのもの。凶器なんかではありません」
……不気味な男だ。自分たちとは少し変わったデザインの制服を身にまとった男子生徒である。
ショートカットで綺麗な七三分けの髪形に、眼鏡をかけた男。そんな男がこの緊張深まる状況であろうとも、満面な笑顔で男子生徒に声をかけている。
「ほら、早く行きなさい」
自由になった女子生徒を解放する。
「テメェ、何をしやが……」
「げっ! 風紀委員……!!」
ザクレロを操っていた男子生徒が怯えあがる。
「風紀委員だと……!?」
ザムザザーを操っていたビルダーも顔が青ざめていく。
満面な笑顔を秘めた男子生徒の後ろには、彼と同じく変わった制服を身に着けた生徒が数十人ほど。一同、胸に手を当てたポーズを取っている。
「君たちの戦いはしっかりこの目で見ていました」
笑顔の男は口にする。
「バトルへの強制乱入、チートコードを使ってのガンプラ改造、そしてガンプラバトル以外での暴力行為……これは学園のルールに違反しています」
彼らの悪事を。
「それにこのような例が過去に何件もあったと報告を受けています。証拠をこの目に収めた以上、君たちを見逃すわけにはいきません」
笑顔の男は指を鳴らす。
すると、一斉に風紀委員のメンバーと思われる生徒たちが男子生徒を取り押さえる。
すごい力だ。
ガタイの良い男子生徒であろうとも容赦なく力で押し付けている。
「君たちは生徒にも学園にも、悪影響だ」
満面な笑顔がより深くニコリと笑う。
綺麗で真っ白な輝く歯がとても眩しい。
「コノハ、アオバ、お願いします」
「「了解です」」
笑顔の男のすぐ隣に陣取っていた女子生徒二人。
片方は目を怪我しているのか眼帯をつけているロングヘアーの女子生徒。もう片方は手入れをしていないのか、くせ毛だらけの長髪をした小柄な女子生徒。
2人はそれぞれガンプラをバトルフィールドにセットする。
2体のガンプラ。
一体は真っ白なMS。上半身がどこか刺々しい獣のような風貌をした長身細身のMS。もう片方は見てるだけでも、城と言いたくなるような巨体のMS。
「風紀委員のハイエナ・コルレルにクロコ・ガブル……!」
細身のMSの元の機体はコルレル。機動力と軽さにこだわった結果、過剰ともいえる細身となり武器も出力にこだわったビームナイフ一本のみという、特徴的なモビルスーツ。
もう片方の巨体の元の機体はガブル。こちらは逆に防御性に特化すればどのようになるかというコンセプトのもとで作られた機体であり、武装も肉弾戦による格闘攻撃のみというこれまた特徴的な機体。
2体とも、ガンダムXにて1話限りでありながら印象を残したモビルスーツだ。
「処刑執行用ガンプラ……ッ!」
生徒たちが怯えあがる。
そのガンプラ達の登場に。
「処刑する」
ハイエナ・コルレルと呼ばれた機体はナイフを取り出すと、地面に転がったザクレロの破片を粉みじんに切り裂いていく。
目に見える速さでザクレロが両断されていく。修正不可能と呼ばれる領域にまで。
「処刑します」
クロコ・ガブルと呼ばれたガンプラの巨大な腕が握り拳を作り、ザムザザーの巨体を木っ端みじんに粉砕する。
2体とも、見るも無残な姿へと変わっていった。
「君たちの事は学園長に報告します。これだけの一件を犯したのですから、退学は覚悟してくださいね」
笑みを浮かべながら、2人に処刑宣告を言い渡す。
「それとあなた達。バトルエリア以外でのガンプラバトルは禁止されています。今回は彼らの対応で手が回せないため大目に見ますが、次回は控えてくださいね?」
ついでに自分たちにも注意勧告。
バトルはちゃんと指定された場所でのみ行うようにと。
……全員は無言で頭を下げる。
風紀委員に逆らうということは……それは彼らにとって、ビルダー生命の死を意味することだからだ。
「それでは、解散!」
両手を広げて宣告。
生徒たちは一斉に散らばっていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
数時間後、ガンブレ学園会議室。
「——のようなことが、非常階段下での出来事のまとめです」
風紀委員長を取り仕切るこの男。
名前はイチヨウ。風紀委員のリーダーだ。
彼は会議室にて、今回の事件の一件を伝える。
事実上学園を管理する立場であり、学園の抑止力の存在と言われている——
ガンブレ学園最強の四人組、“四天王”に。
「……今日も、クニザキさんは休みですか」
しかし、会議室の四天王の座席に一つ空白がある。
「仕方ありませんね。彼は忙しいですから」
クニザキという男は結構な数の欠席を取っているようだ。
最早日常茶飯事なのか、それは些細なことであると話を進める。
風紀委員は学園で起きた事件の内容を、念のため四天王全員の耳に通しておく必要がある。今後も学園にて面倒なことが起こらないようにと対策を練ってもらうためだ。
「くだらんな」
四天王の1人が席を立つ。
「そんなことのために俺を呼ぶな。敗北者の報告などどうでもいい」
それだけ言い残し、会議室から出ていった。
「相変わらず孤高なお方ですね、リョウさんは」
リョウ。
部屋から出ていった男の名前である。
「それよりも……シノハラさん?」
座席に座る一人の女子生徒へとイチヨウは目を向ける。
満面な笑顔。彼は何か大事なことを口にするときはこうやって笑みを浮かべる癖があるのだろうか。
「今回の一件の生徒……あなたの派閥の生徒さんですよね?」
その言葉を聞くと、女子生徒はビクッと体を動かす。
「気を付けてくださいね。怪我人が出てからでは遅いんですから」
「……気を付けておくわ」
四天王の1人である女子生徒。
彼女の名はシノハラアカネ。
学園では序列4位の実力を持つビルダーだ。多少は可憐な見た目をしているが、顔面に大量のそばかすがある女子生徒である。
飼い犬の不始末は主人の責任。
この学園にはショウタを含めた反対派のようなグループもあれば、それ以外にもパーツ集めを効率化するために作られた過激派グループも存在する。
今回の生徒はそのシノハラの配下であることが判明していた。
部下の不始末にしっかりと頭を下げる。
「……ゴミカスが」
小声でシノハラは呟いている。
「どいつもこいつも顔に泥を塗りやがって……!」
その場にいる2人は見えていないだろう。
シノハラが浮かべている醜い表情には。
「一つ質問をよろしいでしょうか」
そんなシノハラとは打って変わって、全くの真逆。
清々しく礼儀正しい雰囲気の男子生徒が挙手をする。
髪の毛を馬の尻尾のようなポニーでまとめている少年。まるで騎士のような爽やかな雰囲気の美少年であった。
この男の名前はツバキ・クサカ。
四天王の1人である。
「その、被害にあった生徒たちは」
「大丈夫です。彼らの暴動に関しては取り押さえましたし、ガンプラの強制乱入に関しても、勇敢なる生徒たちの手によって成敗されました!」
その試合は目を見張るものがあったという。
「特にあのガンダムは見事でした! 感服の極みです!」
肉を切らして骨を断つ。
その勇敢さをこの風紀委員長は讃えているようだった。
「……どのようなガンプラでしたか?」
「おそらくカラーリング、装備的にはサンダーボルトのフルアーマーガンダムを意識した機体でしょうか。少し寂しくなった代わりに派手なブースターを付けた機体でした」
「そうですか」
小耳にだけ挟むとクサカは席に座る。
「以上です。今後も事件が起きぬよう精一杯取り組ませていただきます! それでは解散!」
両手を広げ、その場で解散を宣言した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
会議終了数分後、ガンブレ学園中庭。
「ふふっ」
ガンプラをこよなく愛する少女ツキヨ。
自身のガンプラであるRe:0を綺麗に拭いてあげている。
「おい、お嬢ちゃん?」
そんな少女の元に迫る。
「ちょっと付き合ってくれなぁい?」
吐き気を催す魔の手が。