先導者な提督さん   作:Scorpion

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前回の提督さん
作戦開始から終了まで30分。とてつもない早さで終わらせた横須賀の艦娘達。艦娘の保護、ブラック提督の拘束。自らの役目を果たし、船で休息をとりながら、平和な日常へ一歩前進した。

これで第2章は一応終わりになると思います。
それでは本編です。


第14話 新たなるFriends

マルハチマルマル 横須賀鎮守府 第1入渠ドック

??「久しぶりのBath timeデース!ああ~生き返るネ~。」

??「そうですね、金剛お姉さま。使わせてもらえるなんて思いませんでしたよ。」

金剛「それが彼にとってNormalなんデショーネ。榛名、比叡と霧島は元気にしてるカナー?」

榛名「ここにいると聞いていますけど、どうなんでしょう?」

龍驤「それなら助けられたときにうちと瑞鶴が1度話しとるからな。」

瑞鶴「姉思いで妹思いな人なんだね、比叡さんと霧島さん。」

金剛「そうデスカ…それを聞いただけでI'm so happyネ…。」

榛名「…お姉さま、泣いて、いらっしゃるのですか?」

金剛「oh…sorry。…生きてまた会えるなんて…グスッ…思ってなかったデス。だからこれは、happy tears…ダヨ。」

榛名「はい…グスン…榛名も、そう思ってました。けれどここの鎮守府の皆さんが…また会わせてくれました。榛名はとっても幸せ者です。」

瑞鶴「そういえばここ、空母は鳳翔さん以外居ないらしいけど…どうしようか、龍驤さん?」

龍驤「んー…ここに着任できればどうにかなるんちゃうかな?うちら二人ならある程度は戦闘面はカバーできると思うんやけど…てか、鳳翔さんは非戦闘要員なんやししゃーないやろ。」

金剛(2ヶ所目のprisonに入れられてた仲間達はどうなったんデショウ?うまくescapeしていると良いのデスガ…)

 

同時刻 横須賀鎮守府 第2入渠ドック

??「まさか助けられるとは思ってもみなかったわ。」

??「それもあの5人が来てくれたお陰ですね。」

??「赤城さん、私、何日も少ない量しか食べていないからお腹がすきました。」

赤城「それは私も同じよ、加賀さん。終わったらいっぱい食べましょう?」

加賀「ええ。もちろんです。」

 

??「なあなあ、あのカード使ってたやつってあたしらと同じ式神使いかな?」

??「いいえ、式神とは少し違うみたいですね。私たちは札を纏うことは出来ませんから、1種の魔法…と仮定しておきましょうか。」

??「魔法なあ…さすが飛鷹、頭良い!」

飛鷹「これくらい普通だよ。それより隼鷹、ここにまでお酒持ってきてはいけないって言われたでしょう?」

隼鷹「だってよー、自由にして良いって大淀が言ってたんだぜ?これを逃さない手は無いってもんよ!」

飛鷹「はあ…あとで何言われても庇ってあげないよ?」

 

??「このお風呂が終わったらまたオリョクルが待ってるでち…休ませてほしいでち…」

??「ゴーヤ、きっと大丈夫だよ。」

ゴーヤ「イムヤは平気なんでちか?」

イムヤ「さすがに前いた鎮守府みたいなのはもう無理だけど、こうして助けてくれた人の鎮守府ならそんな無理はさせないと思うよ。」

ゴーヤ「召集がかかったら提督に頼んでみるでち。」

 

それぞれ思い思いに入渠ドックで過ごしていた。

一方その頃 横須賀鎮守府 執務室

共也「しかしまあ、よくここまで揃えたもんだなあ。」

時雨「僕たちにかかればこれくらい造作もないよ。必要とあればもっと証拠を集められたけど?」

共也「ははは、それは頼もしいな。他はどうしてる?」

時雨「皆かい?それなら龍田さんのところに行ってるよ。あの力が相当気になってるみたいだね。」

共也「時雨はついていかなくて良かったのか?」

時雨「興味がないわけではないよ。というか君も使えるみたいだし、ここにいても良いでしょ?」

共也「…誰から聞いたんだよその話。」

時雨「神通教官から。」

共也「ああー…そういうことね。」

時雨「見せてくれても良いかな?」

共也「見せるもなにも…今ここにいるぞ?」

時雨「え?」

アル「……俺はそこまで影薄いのか」

時雨「あ、ごめん。…気づかなかったよ。」

共也「ドンマイ、アルトマイル。」

アル「…………」

共也「しばらく放っておくか…」

時雨「そうだね…それで提督、黒督の処分と彼女達はこれからどうなるんだい?」

共也「黒督は大本営に身柄を引き渡す。そして、金剛達のことなんだが、さっき元帥に連絡を入れたら、『君に一任する。好きにしたまえ。』だそうだ。」

時雨「それならここに配属させれば良いと思うけど?」

アル「…一筋縄ではいかないんだぞ?」

時雨「それはどういうことなんだい?」

ガチャ 大淀「今回の件で大湊の提督は牢獄行きになって、艦娘達も今はここにいる。つまり北の警備がほぼ無いに等しい状態なんです。」

共也「こっちで預かったとしても東北エリアは深海棲艦の驚威に晒されることになる。かといってそのまま戻せば過去の記憶のフラッシュバックが起こる可能性もあるんだ。」

時雨「それなら横須賀所属の艦娘に大湊に行ってもらえば良いんじゃ…」

共、大「「あ」」

時雨「…それくらい気づけないものなのかい…」

明石「それについてはあんまり得策じゃないかもしれないですね。」

アル「どういうことだ?艦娘だけで鎮守府を稼働させていくのは無理があるのか?」

明石「稼働させるのは問題ないんですけど、提督がいるといないで戦闘力が大違いなんです。いつも通りに動けて戦闘できる状態を100としたら25くらいまで低下すると思ってください。」

アル「…なるほどな。どうする共也?」

共也「元帥に頼んで新米提督を1人大湊に送ってもらうか。補佐は行ってもらう艦娘にしてもらうとしよう。」

時雨「初期艦も一緒だろうけど、まあ問題ないか。」

共也「白であればそのまま継続させる。黒ならその逆。ある程度戦力が整ったら補佐役の艦娘を戻らせる、といった具合でどうだろうか?」

大淀「戦力が整うのレベルはどこなんです?」

共也「艦娘の種類を問わないでいけば50人くらい、指定するとなれば駆逐艦娘20人、巡洋艦娘17人、戦艦5人、空母5人、潜水艦娘3人くらいかな。」

大淀「まあ問題ないかと思いますよ。」

共也「…人を試すような真似になってしまうなあ。」

時雨「元帥は好きにしろと言ったんだから、それくらいは、ね。」

共也「よし。これからの方針が決まったことだし、ご飯にしようか。夜通し働いてくれたお礼にいつもよりも多く作ってあるぞ。」

明石「入渠組はどうします?一緒に食べるか聞いてきましょうか?」

共也「そうだな。頼むよ明石。」

明石「了解です。ちゃんと私の分残しといてくださいよ?」

共也「心配しなくても残るから安心してくれ。」

 

マルハチサンマル 横須賀鎮守府 第1演習場

ブレ(そろそろ終わりでも良いんじゃないの…?)

天龍(勝つまでやるって言いやがるからな…しっかり付き合ってやるのが役目ってもんだろ?)

夕立「考え事をしないでほしいっ…ぽい!」ドゴン

天龍「遅ぇ。攻撃はこうやるんだ…よ!」ズババババ

夕立「ぽいいいい!?」ボロボロ

天龍「これで13回目の大破判定か、龍田ー!そっちはどうだー?」

龍田「15回目かしら~。そろそろ疲れたわ~。」

ディセ(まったく、よくむかってくるものだ。)

江風「うぐぐ…なンて強さだ…」ボロッ

白露「うわあ…」

山風「すごいね…あの二人…。」

五月雨「ホントに味方で良かったって思えるよ…」

涼風「あたいもあんな風に戦えたらカッコいいだろうなあ…」

天龍「夕立、そろそろ終わりにすんぞ。ちょっと疲れた。」

夕立「…わかったっぽい。」ムスー

天龍「その内また相手してやるから、な?」

夕立「約束だよ!絶対忘れないでね!」

天龍「わかってるよ。龍田ー!そっちも終わりに…っておいおい…」

龍田「あら~?さらに2回増えちゃったわ~」

江風「くそ…不意打ちもダメかよ…」

龍田「これで終わりよ?分かった?」

江風「分かったよ…次こそ勝ってやる…!」

龍田「その意気よ~頑張ってね~。」

江風「ぐぬぬぬぬ…」

天龍「龍田、煽りすぎだぞ?」

龍田「うふふ~。久しぶりに戦ったからちょっと嬉しくなっちゃった~。ごめんね~天龍ちゃん。」

天龍「今度から気を付ければ良いさ。さてとメシ行こうぜ!」

春雨「皆ー!ご飯だってー!」

龍田「丁度よかったわ~。お腹減ってて困ってたの~。」

白露「1番に食堂につくのは私なんだから!」

村雨「はいはーい、急がなくても料理は逃げないよー。」

 

食堂に着き、彼女達は皆それぞれお腹がいっぱいになるまで食事を楽しんだ。

 

マルヒトマルマル 横須賀鎮守府 作戦会議室

共也「よく集まってくれた。まず、今回活躍してくれた皆はよく頑張ってくれた。報酬として間宮券をそれぞれ1人一枚ずつプレゼントする。」

川内「ありがと…うぅーん、眠い…」

共也「そして2つ、選択肢がある。それはここに配属するか、来週大湊にくる新米提督の補佐をするか、だ。もちろんこれは横須賀にいるものも含めてなのだが、どうだろうか?」

飛鷹「その提督と初期艦の娘ではいけないのでしょうか?ゼロから始めた方が運営しやすいと思うのですが?」

共也「確かにその方が自分のやりたいことをそのまま出来るから良いと思うが、彼らがもしブラック鎮守府をまた生み出そうとするならば、またこのあいだの作戦を実行しなければならない。そうさせないためにもしっかりとした接し方を教えて、提督と艦娘の関係を良好なものにして、全体の士気をあげさせたい。その為には一定の期間その提督を補佐する人物が必要であると判断したのだが、何かあるだろうか。」

飛鷹「いえ、ではその任務、私と隼鷹に任せて頂けないでしょうか?」

隼鷹「あたしもか。ま、飛鷹1人じゃ心配だからなー。あたしもつき合うよ。」

共也「トラウマになっていないのか?」

飛鷹「確かに思い出したくないこともありますけど、」

隼鷹「それを乗り越えて払拭できなきゃ龍驤隊の名折れってもんだよ。だからうちら二人に任してくれ。」

共也「そうか、分かった。君たちに任せよう。」

飛、隼「「了解!」」

共也「無理を言ってすまないな。」

隼鷹「良いってことよー。共也には今日ちょっと飲みにつきあってもらうからさ。」

飛鷹「あ、こら!またお酒に誘って、本当にすみません。うちの妹が…」

共也「まあ、飲みすぎなければいくらでもつき合うさ。」

隼鷹「ははっ、いーねーそう来なくちゃ!」

共也「他の皆はどうする?」

金剛「隼鷹達が行くならNo problemデース!私たちは提督のもとでしっかり働きマース!」

榛名「はい!榛名も大丈夫です!」

赤城「助けてくれたお礼はしっかり戦果でお返ししますよ。」

加賀「瑞鶴には負けません。」

瑞鶴「名指しで宣戦布告かー…加賀さんには負けないよ!」

ゴーヤ「提督に1つお願いがあるでち。」

共也「ん?何だ?」

ゴーヤ「オリョールには行っても良いんでちが…」

共也「あーオリョクルは無しにしてくれってことか?」

ゴーヤ「そうでち。ブラックオリョクルはもう勘弁してほしいんでち。」

共也「それについては問題ないよ。今回の作戦の成功報酬として大本営から資源が各7万ずつ届いているんだ。しばらくはオリョクルの心配はないから安心してほしい。」

ゴーヤ「そうしてもらえて嬉しいでち!」

共也「足りなくなったら、頼っても良いかな?」

ゴーヤ「赤字を出さない方法だったら全然構わないでちよ。」

共也「了解した。今日はこれで報告会を終了する。そして、今回大湊から来た艦娘達は現時刻を持って横須賀所属の艦娘となる。あとは各自で好きに過ごしてほしい。」

艦娘達「了解!」

 

一時の平和を勝ち取った横須賀鎮守府。しかし彼らは油断なく自らの力を研ぎ澄ましていく。深海棲艦も巻き込みながら――――。




これにて第2章 Black Exterminationは終了です。
少し駆け足気味になってしまったかもしれませんがここまで読んでくださりありがとうございます。
1度設定集をはさんで第3章を開始しますので、しばらくお待ち下さい。
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