先導者な提督さん   作:Scorpion

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前回の提督さん
共也「おい作者…何で俺ここにいるんだよ…?」
作者「はい!第3章は私と出演者の誰かがここに来るようにしてあらすじを紹介する方式にしたんです!あ、自己紹介がまだでしたね。この物語の作者のScorpionと言います。」
共也「一応俺もしておこうかね。物語の主人公、聖 共也だ。自己紹介も終わったし、前回のあらすじと行こうか。見事に任務を完了した俺たち横須賀の面々。その際に救助した艦娘10人をうちに加えるって方針になった。」
作者「大湊に関してはどうなったんです?」
共也「新任提督の補佐として飛鷹と隼鷹が一旦戻ることになったぜ。…ってお前この話書いてんだから知ってるだろうが!」
作者「書いてますけどこんな感じに紹介するっていうのも良いと思いますよ?その方が読んでくださる人も増えるかもしれませんし!」
共也「まあ多くの人の目に触れるっていうのも大事だけどな。実際この話全体でUA約1900もついてたし。しおりを使う人とか、お気に入りに入れてくれた6人の人達にも感謝だな。更新してなかったのに本当にありがたいよな。…っと、話がそれた。今回は元帥に黒督の身柄を引き渡すところから始まるぜ。」
作者「それでは本編スタートです!」


第3章 鎮守府の日常篇
第15話 しばらくのBreak time


翌日 ヒトマルマルマル 大本営本館元帥室

 

長門「失礼するぞ。真道、聖准将が今回の作戦の報告に来ている。」

真道「そうか、こちらに通してくれ。…報告ありがとう、なーちゃん。」

長門「!…仕事場ではそれで呼ぶな…///」

真道「ふむ、二人きりだったから少々気が抜けていたな。…呼んではくれないのか?」

長門「全く…本当にこれっきりにしてくれ、…けいくん。」

真道「ああ、肝に命じておく。」

長門「いつも通りの言葉だな。」

真道「いけなかったか?」

長門「せめて言葉の責任をちゃんと果たしてからそう言ってくれ。大体あのときだって…」

 

同時刻 元帥室前廊下

 

アル「…やたら甘々な空間が出来ているような…。」

共也「…何か苦い飲み物とかないか?」

大淀「残念ながらこの階にはありませんよ。…長門さん、けいくんって呼んでるんだ。」

天龍「呼び方に関しては意外だったよな。てっきりあなたとかおまえとか呼びあってるって思ってたぜ。」

共也(さすがに年頃の女の子だな。恋愛にもそりゃ興味あるよなあ。)

アル「……盗み聞きみたいな事になってしまったのだが、大丈夫なのだろうか。」

共也「さすがに長門さんの責任だろそりゃ。」

天龍「ありゃ、中で口喧嘩始めちまったぞ。」

大淀「…いまなら飲み物買ってきますけど、どうします?」

3人「「「ブラックコーヒーで。」」」

大淀「分かりました。後で提督さんに支払ってもらいますからね?」

共也「まあ、女性にお金を出させるのは俺自身ちょっと気が引けるし、それで頼むよ。」

天龍「…長くなりそうだな。」

アル「それについては同意する。」

天龍「中の会話、聞かないのかよ?」

アル「プライバシーというものがある。むやみに他人の秘密を知ってもあまり良いことはないからな。」

共也「…なんだ、経験者は語るみたいな感じに聞こえるぞ。」

アル「実際経験してるからな。」

天龍「マジか…」

共也「それで怒られたんだろ?」

アル「ああ…こっぴどく叱られたさ。その後の訓練が俺だけ10倍にされたよ。」

天龍「ええ…何やってんだよお前…」

アル「あのときはまだ俺も新米だったからな。好奇心には勝てなかったんだろう。それに…」

共也「?それに?」

アル「…いや、何でもない。」

天龍「何だよ、気になるじゃねえか。」

共也「ああ、お前の今のかn」

アル「少し黙ってろ!」ボカッ

共也「ぐはっ!」

天龍「?」

 

20分後

 

長門「すまない、待たせてしまった…おい、大丈夫か?」

共也「はい、問題ないです…。」

大淀「流石に提督の自業自得ですね…」

天龍「思いっきり鳩尾入ってたな…」

ブレ(ビッグバンがこれみてたらまだまだ腰入ってねえぞ!って言うんだろうなあ…)ガチャ

真道「ふむ、仲の良いことだな。」

共也「真道元帥。恥ずかしいところを見せてしまい申し訳ありません。」

真道「何、気にしなくてよい。それより奴は今どこにいるのかね?」

共也「軍用の装甲車にて待機させております。見張りには神通をつけています。このまま連行することも可能ですがどういたしましょうか?」

真道「そうだな、あとはこちらに任せてくれ。ともかく今回の任務、よくぞ遂行してくれた。資源も伝えたとおりに横須賀に送ろう。」

共也「はっ!ありがとうございます!」ケイレイ

真道「しばらくはこのような任務は発令しないだろうから普段の鎮守府運営に戻ってくれ。もう下がって良いぞ。」

共也「了解しました。」

真道「それと、扉の前で聞いた会話…全て他言無用で…な?」ゴゴゴゴゴ

4人「「「「…了解です。」」」」

 

ヒトマルサンマル 横須賀鎮守府 執務室

共也「さて、戻ってきたわけだし書類から片付けますかね。」

大淀「それなりに貯まってるかと思っていたらあんまり無いみたいですね。」

共也「ああ。料理作り終わった後に俺とアルトマイルと鳳翔さんの三人で手分けしてやってたから。」

アル「書類仕事も久しぶりだったからな。何か不備が無いと良いが。」

大淀「……お疲れ様です。」

共也「お前もな、せいてんの艦長さん。コンコン ん?開いてるぞー」

神通「失礼します。」

共也「どうした?休んでても良いんだぞ?」

神通「あのカード、―――シラヌイはどこにあるのでしょうか?そろそろ試練に挑戦したいと思っているのですが…」

アル「まだ無理をするべきではないのだが…どうして試練に?」

神通「この先、武装では歯が立たない敵も出てくるでしょうから、更にこの鎮守府の役に立てるように力をつけたいな、と。」

アル「唐突だが、今君は全開の力を出せるか?」

神通「それは…」

アル「無理なら今するべきではない。」

神通「…それはどうして?」

アル「あいつの試練は一癖も二癖もある試練、そこに余裕のない状態で行けば必ず呑まれる。もちろん今のままでも。」

神通「…」

アル「力を欲するのは誰しもがそうだ。だが求めて、手にして、制御出来なければ、守ることはおろか、大事な誰かを傷つけることにも繋がりかねない。この意味、君なら分かるはずだ。」

神通「…分かりました。今は止めておきます。ですが、カードは譲ってもらえないでしょうか?彼のことを知りたいので。」

共也「どうする、アルトマイル?」

アル「それなら別に構わない。だが、試練にはまだ挑んではいけない。これは守ってくれ。」

神通「はあ、分かりました。」

共也「カードは夕張が保管してるはずだから、工厰に行った方がいいぞ。」

神通「ありがとうございます。失礼します。」バタン

アル「…何時かのシラヌイに似ているな、あいつは。」

大淀(どういうことです?)

共也(さあな。でも、あいつがあれだけ言ったんだ。かなりの危険度のある試練なんだろうよ。)

 

ヒトマルサンゴー 第一演習場

天龍「…はあっ!」ザンッ

ブレ「まだまだ踏み込みが甘いぜ!オラァ!」ズバ

夕立「夕立を無視しないでほしいっぽい!」ドーン

ブレ「おっと、あぶねえ。ふーギリギリ当たるところだったぜ。」スッ

天龍「よそ見は!」ブゥン

夕立「許さないっぽい!」ゴオッ

ブレ「よっ、と」ヒョイ

ゴチーン! 天龍「っつう…大丈夫か、夕立?」

夕立「天龍さんの電探、痛いっぽい~…」

天龍「あ、わりぃ…」

時雨「二人とも休まなくてよかったのかい?せっかくの休日なのに。」

夕立「あ、時雨~。」

天龍「ああ、動いている方が性にあってるからな。それに、本部から改二機構の発表があったろ?それにもなりてえから、稽古してもらってんだ。」

ブレ「休養も稽古の1つだって言ったんだが、どうしても体を動かしていたいんだと。折れてやらないと永遠に続く気がしてな…」

時雨「それは、災難だったね…。龍田さんと霧島さんも休んでいるんだから、そろそろ休憩入れなよ?」

夕立「うぅ~…分かった…」

天龍「こりゃ痛みが引くまで、だな。」

 

ヒトヒトマルマル 金剛型の部屋

金剛「いやー、中々のviewingデスネー!潮風が気持ち良いヨー。」

比叡「まさか姉様達と同じ部屋にしてくれるとは思わなかったなー。ねえ、榛名?」

榛名「はい!前の鎮守府では出来なかったお茶会も出来そうで、榛名、感激です!」

金剛「霧島はどうしてるネ?」

比叡「ベッドで寝てるみたいですよ。」

榛名「今回、一番頑張ったのは霧島ですからね。」

霧島「……オネエチャン……zzz」

比叡「あらら、気持ち良さそうに寝ちゃって。」

金剛「そのまま寝かせておくネー。起きたら皆でたっぷり甘やかしてあげまショー。」

榛名「フフフ、そうですね、金剛姉様。」

 

同時刻 式神空母組の部屋

龍驤「いやー、久しぶりのふかふかベッドやー。あー眠くなるー。」

飛鷹「そうですね、聖提督に感謝です。…隼鷹?いつまで酒瓶抱えてるの?早く冷蔵庫に入れたら?」

隼鷹「いやー…もうちょっと触ってたいなーって思ってるんだけど…」

龍驤「ああ、そういやあっちじゃ酒禁止にされとったもんな。その反動がここに来るとは思わんかったわ。けど、入渠中にも飲んでたんやないの?」

隼鷹「それとこれとは話が別だよ、龍驤さん。久しぶりに解禁になったんだから、しっかり色々込めとかないと弓射空母の大食い二人に持ってかれそうで…」

龍驤「人の酒まで飲まんやろ、あの娘らは。」

飛鷹「それも言ったんですけど、不安みたいで。」

龍驤「あはは…変な風に依存症やな、まったく…。」

 

さらに同時刻 弓射空母組の部屋

赤城「少し食べ過ぎましたね…」

加賀「お腹が苦しいです…。」

瑞鶴「だからあのとき少し抑えて食べた方が良いって言ったのに…」

加賀「あなたこそそれなりに食べていたでしょ?」

瑞鶴「あたしは普段の八割位だよ。昼御飯もあるから、ちょっと控えめに…」

加賀「不覚だわ…あまりに美味しかったから手が止まらなかったわ。」

赤城「昼御飯食べ終わったら弓の練習しましょう。久しぶりに沢山食べたんですから、少々運動しないと。」

瑞鶴「そうだねー赤城さん。あ、鳳翔さんに見てもらおうよ、この際基本の型も確認したいし。」

加賀「良い考えね。昼御飯の後に頼んでみましょうか。」

赤城(あんなに元気になって…加賀さんと瑞鶴さん、随分仲良くなりましたね。私は嬉しいです。)

 

またまた同時刻 白露型の部屋 その1

白露「あ、お帰りーどうだった、天龍さんとの演習?」

夕立「まだまだ勝てないっぽーい…あの人改二試験目標にしてるから気合い入りまくってるっぽい。」

江風「改二試験?なンだそりゃ?」

山風「一部の艦娘に…通達があったみたい。それやるの…三ヶ月後みたいだけど。」

江風「へぇ…俺もやってみっかな、それ。」

時雨「江風にもその通達来てると思うよ。」

江風「……マジで?」

白露「夕立のを確認したら改二試験の該当者一覧があってさ、そこみたら江風の名前もあったからね。」

江風「なンで言ってくれねえンだよ白露姉!」

白露「姉に頼りすぎるのも良くないぞー。自分のことは自分で見とかないと。」

江風「ぐぬぬ…」

山風(白露お姉ちゃんも…妹のこと頼ってるから…人のこと…あんまり言えないような…)

時雨(夕立、ブレードマスターとやったことは言わないのかい?)

夕立(秘密にしたいっぽい。だから時雨も言わないでね?)

時雨(分かった。)

 

またも同時刻 白露型の部屋その2

涼風「あー!また負けたー!やっぱつええなあ春雨姉は。」

春雨「ふっふーん、カード勝負なら負けないよー!」

海風「これで涼風の25連敗ですね。」

五月雨「何で記録してるの?」

海風「思い出作り…でしょうか。皆で集まってとった写真とかあんまりないじゃないですか。だから自分で作っておこうかなって。」

村雨「よっ!姉妹思いの良いやつ!」

海風「茶化さないでくださいよぉ…」

春雨「次は五人でやろうよー!」

涼風「次こそは春雨姉に勝ってやるぜ!」

村雨「はいはーい。今行くからちょっと待ってて。行こっか、海風。」

海風「はい!」

 

まだまだ同時刻 潜水艦組の部屋

ゴーヤ「zzz…もう食べられないでちぃ…」

イムヤ「あーあ、寝ちゃった。…ようやくゆっくりできたね、ゴーヤちゃん。」

イムヤ(ゴーヤちゃんには内緒の話…近々はっちゃんが戻ってくるって提督は言ってた。ふふ、その日まで話さないように注意しないと。)

イムヤ「さて、私も寝ようっと。」

 

そして同時刻 天龍型+川内型+電の部屋

龍田「電ちゃん、本当にこっちで良かったの~?」

電「なのです。また1人だけっていうのももう飽きてきたのです。」

神通「他の第六駆逐の娘が来たらそっちに移るってことで了承してもらえたんですよね?」

天龍「ついていったんだけどよ、提督のやつかなり苦い顔してたぜ?」

龍田「まあ原因は…」

川内「zzz…zzz…」

神通「……ですよね。私の姉ながら何と言うか自由すぎるような気もします…。」

電「その分神通さんがしっかりしているから安心なのです。」

天龍「そういや艦隊のアイドルは元気にしてんのかな?」

神通「彼女なら由良さんとプリンツさんとユニットを組んだみたいですよ。」

天龍「…マジか。」

龍田「たまにテレビにも出てるわね~。」

電「大人気アイドルなのですー。」

神通「お昼終わったら訓練ですよ、電ちゃん。」

電「了解なのです!」

天龍「俺ももうちょっと訓練しようかな。龍田、ちょっとつきあってくれるか?」

龍田「もちろんよ~。私も改二試験該当者だもん。それに~…」

天龍「それに?」

龍田「あいつの奥の手、そろそろ引きずり出したいしねぇ~…」

電「龍田さん殺る気なのです…。」

天龍「…やっぱりまだ怖い…」

神通(早く天龍さんと龍田さんのような力を得なければ、そうしなければ、また皆を守れないかもしれませんね…)

 

そうして各自好きなように過ごし、夜も深くなっていった。

 

マルマルサンマル ???

神通「ここは…一体…」

??(君が…俺の―――か?)

神通「誰ですか!?どこにいるんです!?」

??(……今の君は、力に固執しているように見える。それは何故だ?)

神通「……昔、多くの仲間を失い、私もまた力及ばず倒れた…それを繰り返したくない、という理由があるからです。」

??(そうか、仲間を守り全ての敵を倒せる力が欲しいと、そういうのか?)

神通「…そうですね。言ってしまえばそれが欲しい。」

??(…茨の道ではあるが、俺にもできることはある、か…それに応える第一段階として俺と導きの契約を交わそう。)

神通「導きの契約?」

??(詳しい説明は、―――でしようか。)

神通「今、何て…」

??(どうや―あまり――が―――うだ。で―また―おう、俺の―――――)

神通「何ですか…何て言ったんですか…!」

 

マルマルサンゴー 天龍型+川内型+電の部屋

??(じ……う?おーい、…んつう?)

神通「はっ!?」

川内「お、起きた。」

神通「川内姉さん…?」

川内「どうしたの?すごいうなされてたけど…」

神通「…いいえ、大丈夫です。心配をかけました。」

川内「…ん。気にしなくて良いよ。」

神通(さっきのは、夢?それにしてはとても現実みたいで、とても綺麗な場所だった…なのにあの声、なぜ悲しそうだったんだろう…?)

 

マルマルヨンマル 執務室

アル「いいのか、さっきので。」

??「中途半端なのは理解している。だが、彼女なら俺の意図にも気づけるだろうさ。」

アル「超越できる者の中でも俺と同じような存在はいるが…まさか貴方が最初に来るとは。」

??「これも運命の導きであり、残っている罪を清算する場所であるというのなら…また一人俺の贖罪のための犠牲に―――」

アル「それならもう終わった。今のお前は純粋に先導者を決めればいいと言ったんだがな。」

??「…それでもさ。俺自身が、それを許さないんだよ。」

アル「難儀なやつだな。ともかくあまり彼女を困らせるなよ。―シラヌイ?」

シラヌイ(以下ヌイ)「…分かっている。」




日常篇って言ったのにー!
まったくー何してるデース!

第3章1話、書きながら思ったこと。…不穏すぎない?
それはともかくシラヌイと神通の物語は続く予定です。
次回はほのぼの系書けたら良いなあ…(遠い目)

5000字超えた…いきなり読みづらかったかと思います。
次はなるべく少なくできたら…と思っていますので気長にお待ちくださいませ。
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