提督が鎮守府に戻り、昼食をとることに。
夕張から受けた報告で新たに4枚のカードが呼び出された。
そんな中共也は伝達事項がある、と言って艦娘全員を執務室に集合させ…
んむむ…悩む、ブラック鎮守府どれくらいだそうか非常に悩む…。
それでは本編です。
ヒトヨンマルマル 横須賀鎮守府 執務室
共也「皆集まってるか?…よしでは報告を始める。まず、我々は今回ブラック鎮守府の根絶を大本営の元帥から直接任じられた。」
大淀「最近増加していると聞いていますが、何故我々に?」
共也「元帥曰く、うちから他の鎮守府に行っている艦娘達は大本営による監視役。そこにいる艦娘と連携して確証の入手、そして撲滅してほしい。だそうなんだが、俺個人の見解としてはここが小規模であるということ、俺がまだ着任して日が浅いこと。この二点を任命するに至った理由であると推測する。」
明石「ユニット達はどうするんです?」
アル「君達の先導者の指示に従って行動せよ。とのことだ。」
夕張「ユニットについて少々問題が…」
共也「まだ先導者が決まっていない4枚か…」
夕張「はい。彼らの存在もこれからの作戦行動に大きく影響するものであると考えます。とはいえ、いつブラック鎮守府が報告され、作戦決行の指示が出るかわからない以上試練はそう簡単に行えるものではないので、今後の処遇についてお聞きしたいのですが。」
共也「とりあえずはこのまま放置、時間が出来次第復帰組の4人は彼らの試練に挑戦してほしい。」
霧、比、川、神「「「「了解!」」」」
天龍「一応俺達からアドバイスみたいなことを言うとすれば、絶対に隙を作るな。…これだけだな。」
龍田「そうねぇ~油断したら速攻で大破は確実だと思っていた方がいいわ~。ちなみに演習形式だから死ぬことはないわよ~?」
比叡「ヒエー…大丈夫かな…」
川内「ま、なるようにしかならないよ。気落ちしないで頑張ろ?」
霧島「そうね。一応私たちはアレがあるから戦えると思うわ。」
神通「霧島さん、もう油断してる…」
電「あの、作戦におけるメンバー分けはどういうグループなのですか?」
共也「そうだな。それもここで発表する。まず川内、神通のグループに電が、比叡、霧島のグループに天龍と龍田が、鳳翔さんと俺は保護した艦娘の分の料理、メンタルケアを、夕張と明石はドックの開放、及び艤装の修復、最後に大淀だが大本営への連絡係をそれぞれ担当してもらうことにするが異論はないかな?」
電「異論というより質問なのですが、川内お姉ちゃん達と霧島さんのグループの役割はなんなのです?」
共也「川内達は潜入担当、霧島達は排除担当だ。」
電「分かったのです。」
共也「これで質問は以上か?…では準備に取りかかってくれ。」
艦娘達「了解!」
ヒトヨンヒトマル 横須賀鎮守府 工廠
霧島「私が呼んだとされるのは…多分このカードかしら?」
??(おお?お前か?俺を呼んだクソッタレは!?)
霧島「あら、随分と嫌われているのね。」
??(当然だ!力も知らねえのにいきなり先導者がいるってのは癪に障るんでな!さっさとテメエとバトらせろや!!)
霧島「…後悔すんなよ?」
??(はっ!そっちこそ!)
夕張「あれ、霧島さん。何してるんですか?」
霧島「あら、ごめんね。夕張さん、ちょっと演習場借りてもいい?」
夕張「はあ…別に構いませんが?」
ヒトヨンニーマル 横須賀鎮守府 第一演習場
霧島「で、あなたはどう戦う気なのかしら?」
??(あ?ちょっと待ってろ。)ピカー
霧島「!?」
??「まあこんなもんか。あー久々にのびのびできるぜー!」
霧島「私の姿に…」
??「ああ?そこら辺については話さねえぞ。説明めんどいし。」
霧島「はあ…まあいいわ。ところであなたの名前は?」
ビックバンナックル(以下ビック)「俺か?俺はビックバンナックル。この拳1つで喧嘩屋《ブロウラー》をまとめた男気の大番長様だ!」
霧島「なるほど、そういうタイプは嫌いじゃないわ。理屈じゃなくて実力でっていうの楽でいいもの。」
ビック「はっはぁ!それについては同感だ!さっさと始めようぜ!」
共也「霧島が演習場を?」
夕張「はい。どうやら最初に試練に挑戦するみたいです。」
アル「手に取ったカードは?」
夕張「確か、赤と白のドラゴンだったような…」
アル「喧嘩屋のリーダーか…殴り合いでもするつもりか?」
共也「まあ十中八九そうだろうな。」
夕張「あー霧島さんならやりそうですね。」
アル「??」
共也「ま、ともかく様子を見ておこうか。」
20分後
ビック「おらおらどしたぁ!もう限界かあ!?」
霧島(まさか私が防戦一方だなんて…仕方ない、使いましょうか。)
ビック「!」サッ
霧島「まさか感づかれるとは思いませんでした。ですがこれで使えます!武装《アームド》!」
ビック「んだそりゃ?…!その腕は…」
霧島「完了。ビッグバンスラッシュドラゴン!」
ビック「…少しは面白くなったか?なら、とことん楽しませてもらう!」
共也「へえーこんなのもあるのか。」
夕張「みたいですね。あー明石がいなくてよかった。」
アル「だが霧島の劣勢にかわりはないさ。」
共也「だろうな。あいつまだ本気じゃないもんな。」
夕張「うわ…舐められてる…」
さらに20分後
霧島「うぐ…」
ビック「おいおいこんなもんかよ。さっさと終わらせていいよな?弱虫さんよ?」
霧島「……今なんつった?」
ビック「お?んだよ、まだやんのか?なら何度でも言ってやるよこの弱虫。」
霧島「そうかよ…なら死ぬ覚悟はできたか?」
ビック「あ?大破寸前の癖によく言うぜ。」
霧島「少し黙ってろやこの不良もどきがあ!!!」ドガン
ビック「うお!?」
霧島「もういい倒す、すぐに倒す、絶対に倒す!」
ビック「まだ余力残ってんのかよ…てか…誰が不良もどきだクソアマァ!」ズドン!
霧島「テメエの事だ単細胞がぁ!」ボガン!
共也「あの、夕張さん。これは?」
夕張「あー…キレモードです。霧島さんの。」
アル「随分と口調…というか性格が変わったな…。」
夕張「自分のことを極端にバカにされるとああなるんです。何言われたんだろ。」
共也「マジか…気をつけよう。」
霧島「野郎…」
ビック「あっぶねー。まっさかバスター引きずり出されるとは思ってなかったわ。」
霧島「何ケラケラ笑ってんだこの野郎…ほんの数分だったくせに…。」
ビック「数分でも本気出させたんだ。認めてやるよ不良もどき。お前が俺の先導者だ。」
霧島「……納得いかないけど、よろしく頼むわ。それで早速頼みがあるんだけど?」
ビック「なんだよ、もう一戦か?言っとくが今は―――」
霧島「動けないから早く入渠ドックまで運んでもらえる?」
ビック「……あ、そ。わーったよ。しっかり捕まっとけよ。」ヒョイ
霧島「ちょっと!この運びかたは…!」
ビック「あ?ただのお米様だっこじゃねえか。気にしすぎなんだよったく。それともアレか?もう少し変えた方が良かったかなー?」
霧島「…いつか吠え面かかせなくしてやるわ!」グヌヌ
ビック「ははは。楽しみにしてるぜ。」ケラケラ
共也「何あれ。」
アル「殴りあって友情でも芽生えたんだろう。至極当然の事だな。」
夕張「ええ。当然のことですね。」
共也「よくわかんねえなあ。」
2人に友情が芽生えたのを確認した3人に
大淀「大本営より連絡!ブラック鎮守府の存在を確定!今すぐ会議室へ集合してください!」
館内放送がとどろいた。
共也「……ついに根絶の仕事か。」
難しいなあ。
こりゃ次の話大分先になるかなぁ。