元冴えない高校生の俺がFTの世界で最強魔導士を目指す話   作:南斗水鳥拳のレイ

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“転生編”一章第一話 こんな世界

突然だが、皆は好きなマンガあるか?

俺にはある。それは“FAILY TAIL”。

俺にとっての人生、生き甲斐。

なのに、なのに…

 

「最終回だとぉぉ~ッ!?」

 

誰か嘘だと言ってくれ…

俺はこれから何を楽しみに生きていけばいいんだ。

もっと冒険見てぇよ~っ!!

 

「何故だ、何故なんだ真島センセェェッ!!」

 

この世は無情だ。

クラスカーストの上位者は輝かしい毎日を送る。

異性にモテて、チヤホヤされて。

でも、俺のような最下層にいる人間は毎日が地獄だ。

誰からも相手にされない、名前すら覚えてもらえない。

こんな世界、もういらない。

 

「俺も、フェアリーテイルの世界で生きたい…」

 

叶うはずのない願い。

ナツ達と俺は、住んでる世界が違うんだから。

俺は不貞腐れて布団を被った。

 

 

▼△▼△▼△▼

 

 

“ねえ、君はナツを知ってるの?”

 

「誰だお前。なんで声だけ…」

 

“君は僕を知っているはずだよ。よく思い出して”

 

「まさか…“ゼレフ”…?」

 

“そう。分かってくれてよかった”

 

「なんでお前がこんなところに?てか、ここどこ?」

 

“ここは君の夢の中。そして僕は、君の夢を叶えてあげる”

 

「俺の夢?」

 

“願っただろう?フェアリーテイルの世界で生きたいと”

 

「!!そんなこと出来るのか…っ!?」

 

“僕なら出来るよ。これでも皇帝と呼ばれているからね”

 

「皇帝スプリガン(醜い妖精)だっけ」

 

“あぁ、その通り。僕なら君の願いを叶えてあげられる。その代わり…僕を殺してほしいんだ”

 

「…それは、ナツの役目じゃなかったのか?」

 

“ナツ一人なら、僕を殺せないかもしれない。僕は必ず死ななければならない。その為に保険が必要なんだ”

 

「俺なんかが保険になるとでも?」

 

“それは大丈夫。僕を殺せる魔法を君にあげる”

 

「なんで、俺なんだ?」

 

“君は、フェアリーテイルの全てを知っているから。

滞りなく物語を進めるには、ナツ達に生きてもらはなければならない。それには、敵の行動パターンを熟知している者が必要だ。その役目を担うのに相応しいのが君なんだよ”

 

「…まさかこんなことに役立つなんてな」

 

“どうする?僕と一緒に来る?それとも、この世界に残る?”

 

「冗談だろ?こんな世界、なんの未練もねーよ」

 

ここから俺の新しい人生が始まる。

ずっと夢見てたフェアリーテイルの世界で。

俺はニッと笑うと、ゼレフの手を握った。

 

“じゃあ行こうか。新たな時代の幕開けだ”

 

ゼレフの声と共に、亜空間へと吸い込まれる。

薄れゆく意識の中、確かに聞こえた。

 

“これで器は揃った”

 

 




キャラクター詳細を少し。

一(はじめ)
身長 :174㎝
体重 :63㎏
血液型:O型
ルックスはそこそこだが、三次元に興味がないため友達がいない。
フェアリーテイルの大ファンで推しキャラはラクサス。
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