仮面ライダーダークディケイド IFの世界   作:メロメロン

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ちょっとしたこれまでのまとめ。読まなくても大丈夫です


番外編 花崎瑠美のレポート その2

 

 私、花崎瑠美はとある経緯を経て、大地さん達と一緒に異世界を巡る旅を続けている。

 いつも助けてもらっている恩義に報いるため、少しでも大地さんの助けになればと考えて情報の整理や考察している。

 

 そしてこの「威吹鬼の世界」を後にするこの夜、今までに判明したことをいつでも確認できるようにここに書き記す。

 今回は主に「ビジター」という存在と、ダークディケイドについて纏めた。

 

 

 ①ビジター

 その世界には元々存在しない者のことを指す。私が遭遇したハンミョウ獣人、ナマズギラーの他にも様々な怪人が確認されたらしい。

 これらの怪人はドウマと名乗る男が召喚したのだと大地さんは言っていた。これだけならビジター=ドウマの怪人と考えられるかもしれないが、前述した定義にはドウマや私達も当てはまり、ガイドさんが言うには他にも該当する者はいるという。

 世界の破壊者、エニグマ、詳細もわからないが、これらが世界を渡る者達と仮定するならいつか出会うこともあるかもしれない。

 

 

 ②ドウマ

 前述した怪人を召喚する男。ダークディケイドライバーを狙って幾度となく怪人をけしかけてきた。

 以前ダークディケイドに変身してガイドさんと一緒に世界を巡っていたらしいが、何かしらの失敗のせいでクビになったという。これに関しては本人から詳細を聞き出せるとは考えられないが、ガイドさんからこれ以上口を割らせるのも難しいだろう。

 そもそもダークディケイドライバーを奪ってどうするのか、どうやって世界を渡っているのかも不明。

 一番気がかりなのは戦闘手段を有さない私を何故誘拐したのか、という点である。人質にするならまだ解せるのだが、ドウマとの接触が皆無であり、これもまた不明である。

 

 

 ③ダークディケイド

 大地さんによるとダークディケイドライバーは大地さん以外の人間にも使用できたらしい。

 変身したのは天美あきらという女子高生で、ライダーになるための修行を積んでいたようだ。

 変身時間の制限はあっても変身そのものには制限はないのか、それとも条件はしっかり存在していてそれを偶々満たしていただけなのか。

 

 また大地さんに確認したところ、天美さんが変身した直後に大地さんも変身できたというが、それはつまりダークディケイドの変身制限は個人に対して掛けられていることになる。メイジやレイに変身していた時よりも体力を大幅に消耗するとも言っていたことから、ダークディケイドライバーの使用者の体力が制限に大きく関係している可能性もある。

 

 

 ④ギルス

 ③に関連して、前回のレポートから色んなライダーに変身してきた大地さんは負担がほとんどないのはやはりギルスだけであったと言っていた。

 G3などの色がないカードを除けば未使用なのはアナザーアギト、威吹鬼、轟鬼、斬鬼、ドレイク、NEW電王、レイ、サガ、ポセイドン、なでしこ、龍玄、マッハ。

 これらのライダーの中にギルスと同じく負担がないライダーがあるとすれば、何かしらのヒントになるかもしれない。

 

 

 *

 

 

「なるかもしれない……っと、こんな感じでしょうか」

 

 皆が寝静まった写真館のリビングに響いていたカタカタとキーボードを叩く音が止み、瞼の重みに苦戦していた瑠美はそこでようやく一息ついた。

 暗闇を照らすスクリーンの光に惹かれる虫のように、レイキバットが画面を覗き込む。

 この作成に関する情報の大部分を提供してくれたのもレイキバットである。

 

「まあまあだな。しかしお前も物好きな女よ、こんな夜更けまでやることとは俺には思えんな」

 

「レイキバさんにはつまらなかったかもしれません。でもきっと、これも大地くんの助けになるはずなんです。きっと……」

 

 こうして改めて整理してみてもわからない点だらけで、本当に大地の助けになるのかと言えば正直微妙だとは瑠美も自覚している。

 だけれど、大地の助けになっていると無理にでも思わなければ自身の無力さにどうにかなってしまいそうなのだ。

「威吹鬼の世界」では瑠美よりも年下の少女がライダーのサポートまで行っていたらしく、その事実が瑠美をさらに焦らせる。

 

「私ももっと頑張らなくちゃ……戦えなくてもできることはきっとあります」

 

「そうやって気負うのは結構だがな、一体どうしようってんだ? 雑用とか家事とかこなすだけじゃ不服だってのかよ」

 

「当たり前ですよ……命の恩人を支えるのは特別なことでもなんでもない。私がそれに報いるにはもっと今後役立つような情報を自分で掴むしかないんです」

 

 両親から最期にそう教えられて、常にそれを心掛けてきた。

 なのに今の瑠美は助けられてばかりで大地に報いるなんて夢のまた夢に等しい。

 しかし、戦闘には参加できなくても戦闘に役立つことを独自に調べられればあるいは。

 

「もしも仮面ライダーギルスに会えたとしたら、ギルスというライダーについても調べられるかもしれません。でもどの世界にいるのか……」

 

 次の世界を示す背景ロールに描かれているのは青と白の大型トラック。その世界こそ仮面ライダーギルスが存在する世界だということを瑠美はまだ知らない。

 

 





瑠美の視点から見た今までのまとめと、次の世界の展開とか。その1ほど重要なことはないかな?

サイガ使ってないやん! って気付いた人。すごい記憶力ですね……直接描写はありませんが、イクサ編の11話にてサイガを試したことがある描写はあります。ややこしいですね。
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