仮面ライダーダークディケイド IFの世界   作:メロメロン

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ゼロノス編スタート。いきなり時間が飛んでますね




ゼロノス編 ゼロのスキップオーバー
ほっとコーヒー、モーッとゼロノス


 

 

 ──2007年 8月23日

 

 

 時間というものはとても不思議だ。

 

 常に一定の間隔で流れているというのに、それが早いと感じるか、遅いと感じるかは状況によってまるで異なる。激戦に明け暮れていた大地の感覚では大体の場合前者であった。

 

 しかし、ここ最近は後者、つまりは時間の流れを遅く感じる方が多くなってる気がしていた。戦って、寝て起きてからまた戦って……そんな風に過ごした日々がまるで昔のようだ。

 本を読みながらコーヒー飲んで、ふと欠伸なんかもしちゃって、時計は午後3時ちょうどを指していた時からまだ20分ほどしか進んでいない。こんなにのんびりしていていいのだろうか、と大地はちょっぴり不安に思ってしまう。

 

「G3の世界」を後にしてもう2ヶ月が経とうとしている。

 この新たな世界に来てからというもの、怪人に遭遇こそすれ、この世界のライダーには一度も出会ったことがないのだ。最初のうちは一日中調査をしていたが、何の成果も得られず、徐々にこうしてのんびり過ごす日々にシフトしていった。

 

「最近は戦う頻度も減ってるからなぁ……」

 

「戦う? 大地くんは、格闘技とかやってるのかしら?」

 

「え? あ、いや、そんな大層なものじゃないですよ──愛理さん」

 

 大地が座っているカウンター席の前にいる店主の女性、野上愛理にそう返すとにっこりと笑ってくれた。

 

 大地が今いる「ミルクディッパー」は彼女とその弟──野上良太郎だけで切り盛りしている喫茶店であり、美人の店主と美味しいコーヒーを出す店で結構な話題になっている。

 もう一つ特徴的なのは、店のあちこちに飾ってある物が星に関連したものであることだ。書物や古い望遠鏡のアンティークなどなど、店のひっそりとした雰囲気を出すのに一役買っている。

 とは言っても、客の大部分は星に大して興味が無い、専ら愛理の美貌に溜息をついている男性客であるが。

 

 大地もここ最近入り浸るほど気に入っており、その理由は苦手な大地でもすっきり飲めるほど美味しいコーヒーと、沢山置いてある星に関する本が読めるからだ。

 コーヒーと本を目当てに来る客というのは割と珍しいせいか、愛理と良太郎にもすぐに顔を覚えられて、軽く会話をするぐらいの仲にはなった。

 

「大地くん、今日はこれなんかどうかな? この前のやつよりちょっと専門的な内容になっちゃうんだけど」

 

「多分……大丈夫かな。ありがとうございます、良太郎さん」

 

 野上良太郎は失礼ながらかなり弱々しい印象で、尋常ならざる運の悪さまで兼ね備えている青年だ。

 大地が実際に目撃しただけでも客が零したコーヒーを頭から被る、客の飼い猫に引っかかれる、落とした皿を足の小指にぶつけるなどなど、挙げだしたらキリがない。何らかの悪意すら感じるその体質には同情せざるを得なかった。

 だが、そんな体験にも不貞腐れることなく、姉に負けず劣らずの優しい笑みを振りまく彼は見た目とは裏腹に精神的な強さを秘めているんだろうな、と大地は思う。

 

「でも凄いわねえ。こんなに短い期間でそんな難しい本まで読めるようになるなんて」

 

「なんだか……最近星を見てると懐かしい気持ちになるんです。それに僕、知識を蓄えるのは好きみたいなんで」

 

 愛理の言う通り、最初に来た時は星に関する知識がちっとも無く、それこそ一般常識レベルの星座すら知らない始末であった。きっかけは何となく手に取った絵本が始まりで、読み進めると無性に懐かしい気分に浸れた。

「懐かしい」と感じるのは、記憶を失う以前から星に興味があったのかもしれない。こうして星に関する本を読むのは過去の自分を探る目的もあったのだ。

 あの仮面ライダーアギトの変わり果てた姿を見てからというもの、些細なことでも思わずこめかみに手を当ててしまうほどの頭痛と見知らぬ映像がフラッシュバックすることがある。

 それが思い出した記憶だというのなら有難い話だが、吐き気を催すレベルの胸糞悪さが付随する記憶は蓋をしておきたいと思ってしまう。

 

 ────実験室、鎖、苦痛……そして……

 

 あの戦いの途中で垣間見た記憶はやはりドライバーを介したライダーの記憶ではなく、自分自身の失われていた記憶と解釈するのが自然なのだろう。

 新たに得た過去への手掛かりがどんなに貴重かは理解している。それでも見て見ぬフリをしてしまう弱さも、臆病さも自覚している。あれだけ記憶を取り戻したいと願っておいて、このざまではいっそ笑えすらする。こうして星に関する書籍を読み漁るのも、もっと穏やかで普通の過去が欲しいからなのだ。

 

「私もね、星空を見上げているとどうしてかはわからないけど、懐かしくなる時があって……不思議ね」

 

「姉さんの懐かしいと大地くんの懐かしいはちょっと違うんじゃないかな……?」

 

「あら、そんなことはないわよ。ねえ?」

 

「うーん……どうなんですかね」

 

 それに、この仲睦まじいほんわか姉弟が営む暖かな雰囲気が大地は非常に好ましく思っていた。(愛理が大地に微笑む度に、背後に大勢いる男性客から湿り気を帯びた視線を送られるのは勘弁してほしいと思っているが)

「G3の世界」での一件以来、こんな安らぎに飢えていたのかもしれないとは自覚している。みんながいる写真館も心落ち着ける場所ではあるが、ずっと引き篭もるわけにもいかない。

 

 曖昧に笑ってから、大地は良太郎から受け取った本の表紙をめくろうとすると、騒々しい二人組がやってきて愛理に話しかけた。

 

「愛理さん! 私も星空を見上げると懐かしい想いが過ってきますよ! そうだ、今度二人で天体観測に」

 

「三浦く〜ん! 君は夜になったら悪霊退治に忙しいだろ? 愛理さん、もし天体観測に出かけたくなったらその時は是非僕に」

 

 彼らなんかはこのミルクディッパーの典型的な男性客と言える。正直に言うと、愛理の美貌には大地もドキッとした覚えはあるが、ここまで露骨には出さない。そういった意味では大地は確かに珍しい客である。

 

 そんな時、来店を報せるベルが店内に鳴り響いた。

 

 慣れた様子でテーブル席に座ったその男は「コーヒー」とだけぶっきらぼうに注文すると、それきり黙って腕組みをする。

 

 ふと大地が振り返ると、ここ最近いつもそんな風に座っている茶髪の青年と目が合った。今は憮然とした顔をしているが、偶に目が合って会釈すると険しい顔で睨まれたり、コーヒーを飲んで心底苦そうにしていたりする、何とも表情豊かな男だ。

 コーヒーに山ほど砂糖を入れて満足そうに飲んでいるのを見かけた時は流石に彼の身体が心配になったが……。

 

(名前はたしか……桜井侑斗って言ってたっけ)

 

 彼が愛理に向かって自分の名前を言ってた記憶から、その名前を引っ張り出す。別に普通の名前だと思うのだが、良太郎が彼の名前を呼ぶ時に微妙に顔を曇らせることがある。二人きりでヒソヒソ話していることもあるので、恐らく友人なのだろうか。しかし、あまり仲がよろしいようには見えなかった。

 

「いらっしゃい、桜井くん。あのね、桜井くんはコーヒーの苦味に慣れてないみたいだから、少しマイルドにしてみたんだけど……あっ」

 

 侑斗は運んできた愛理の言葉を最後まで聞かず、一口だけ飲んだ。

 しかし愛理の気遣いも虚しく、侑斗には飲めなかったようで、苦いという感想を表情で表していた。

 それがどうにも子供っぽくて、愛理はクスクスと笑いを漏らした。だが、侑斗は気にせずいつものように砂糖をごっそり入れ始める。

 ドポンドポン投入される砂糖の山は見ている大地の方が胸焼けしてきそうだったが、過剰な甘味のコーヒーにご満悦の侑斗の表情には思わずクスリと笑ってしまった。

 

 しかし、侑斗には睨まれてしまった。当然ながら愛理のようにはいかないらしい。

 

 

 *

 

 

 それから数日。平和な昼下がり。

 

「ほっ!」

 

 光写真館のキッチンにて、大地の声が響くと共にホットケーキがフライパンの上で踊った。

 ふわっと香る匂いと小麦色に焼けた表面は我ながら上手くできていると自負できる……若干の焦げ目を見て見ぬ振りをすれば。

 しかし、まだまだ油断は禁物である。

 

「大地くーん、大丈夫ですか? 手伝いとかは」

 

「大丈夫大丈夫! 瑠美さんは座ってて!」

 

 キッチンで真剣にホットケーキを作る大地を覗き込む瑠美が不安げな表情をしているのにはそれ相応の理由があった。

 

 ある時、いつも料理を作ってもらっているのは悪いと言った大地がガイドと瑠美を手伝おうとしたことがあった。心意気は十分だったが、どういうわけか大地が関わった料理は全て黒焦げの塊に早変わりしてしまったのだ。

 

『大地はライダーの記録さえしてもらえれば文句はないよ。そういう契約だしな』

 

 ガイドはそう言ったものの、到底食べ物とは言えない物を作り上げた自分に大地は相当ショックを受けた。それ以来こうして料理の練習をしているのだ。

 料理初心者にはホットケーキはそれなりに難しいと瑠美は思ったが、大地の挑戦したいという意思を尊重して待つことにした。一応目の前で作り方は教えたから大丈夫だとは思っている。

 

「──できた! 瑠美さん、できました!」

 

 そして出来上がった大地のホットケーキは彼の想定していたよりも少し平たくなってしまっていた。

 大切なのは味だと気を取り直し、メープルシロップとバターをかけて瑠美と二人で実食した。

 

「……なんか、ちょっと生っぽい」

 

「食べれなくは、ないですね」

 

 出来映えは瑠美の感想が全てを物語っている。料理の上達にはまだまだ時間がかかりそうだ。

 そうして始まる穏やかなランチタイム。この微妙な昼食を摂りながら話す話題は自然とこの世界についてのものになった。話している内容は少々物騒だが、肩の力を抜けるこの時間が大地は好きだった。

 

「もうこの世界に来て2ヶ月になるんですね……私も調べてはいるんですけど、ライダーも怪人も全然情報が入ってきません。確か、怪人は何度か戦ったことあるんですよね?」

 

「はい……名前は()()()()、人間と契約して、無理矢理その願いを叶える怪人。イマジンは契約完了した人間の過去へ飛んで、滅茶苦茶に暴れて現在を改変しようとしているらしい……です」

 

「タイムスリップする怪人ってことですよね。どの世界のライダーも怪人に対抗できる能力がありましたし、もしかして私達が未だにこの世界のライダーと逢えないのは、そのライダーがイマジンを追って過去にいるからとかだったりするのかもしれませんね」

 

「うーん……ありうる、かも」

 

 もし瑠美の言う通りだったとすれば、いつまで経ってもこの世界のライダーには逢えない可能性が出てくる。

 しかしいくらダークディケイドが万能であるといっても、自在にタイムスリップできるライダーはそうはいない。可能性があるのはダークキバやダークドライブなどの数人しかおらず、しかもどの時間にタイムスリップをすればいいのかもわからない。

 タイムスリップの経験も無いのに、仮定に仮定を重ねた行動は非常に危険だろう。

 

「しかも変身しただけじゃタイムスリップできないかもしれないのがなあ……キャッスルドランの時の扉ってどう使えばいいのかもわかりません」

 

 大地がそうぼやくと、瑠美が急に思い出したように尋ねてきた。

 

「前々から気になってたんですけど、大地くんが他のライダーにカメンライドした時ってそのライダーの記憶が流れ込んでくるって言ってましたよね? それってどういう感覚なんですか? その……勝手に記憶が流れ込んでくるのって怖いとか思ってたり?」

 

「う〜ん、頭の中に映像として映し出される……って言えばいいのかな。そうやって戦い方とか、そのライダーの感情とかが伝わってくるんですよ。断片的な記憶ばっかりで完全に使いこなせるまでにはまだまだ及ばないんですけど」

 

 最初から所持していたライダーカードは勿論のこと、ビーストやイクサなどの大地が記録してきたライダー達も変身すれば一緒に戦った記憶が大地に流れ込んでくる。

 メイジ、レイにカメンライドした時には何も無いのだが、自分自身が変身していたからだと大地は勝手に納得していた。

 大地はこれまで手に入れたビーストからG3までのライダーカードを取り出して見つめる。他のカードとは違い、これらは彼らと共に戦った記憶の結晶のようなものだ。自然と愛着も湧いてくる。

 

「でもこのカードを持っていれば、遠く離れていても仁藤さんや名護さん達と一緒に戦ってると実感できるんです。だから、今は怖いとは思わないかな」

 

「へぇ……なんか、ロマンチックですね。でもそうです、仁藤さん達もきっと大地くんのこと応援してますよ」

 

「生憎男ばっかのむさ苦しい記憶だがな」

 

 テーブルの下からひょっこり顔を出したレイキバットが余計な一言を入れてくる。

 いつからそこにいたのやら、と大地が思っていると、レイキバットが口を開いた。

 

「おい大地、さっき言ってたイマジンだがよ。お前誰からその話聞いたんだ?」

 

「……え?」

 

「そこそこ詳しかったようだが、そのイマジンどもから直接聞いたのか?」

 

 レイキバットの質問に答えようとして、大地は気付いてしまった。

 自分がその答えを持っていないことに。

 

「あれ……? 僕は誰にこれを聞いたんだ……?」

 

 

 *

 

 

 レイキバットに言われた言葉が頭から離れず、写真館を出てとぼとぼ歩く大地。その腰のポーチにはレイキバットがしっかり納まっていた。

 

「実を言うとな、俺もイマジンに関する知識はある。それも大地が言っていた内容と寸分の違いもなくな」

 

「そうなんですか……?」

 

「だからこそ腑に落ちない。俺のメモリーにもそれを誰から聞いたのか、という情報だけ欠落しているのだ。俺は人間のように物忘れしない」

 

 こうやって話していると忘れがちになるが、レイキバットはれっきとした機械である。

 青空の会がキバットをイメージして作られた彼には普通の生物と錯覚してしまうほどの豊かな感情と学習能力、そして人間臭さがある。

 鬼塚が組み込んだAIがそれだけ優れていたのだろうし、ロイミュードなんて存在を知った後では「空飛ぶロボット蝙蝠」を大地は「普通の生物」として違和感なしに受け入れていた。レイキバットがメモリーという単語を口にしたことで、そういえば彼がロボットだったと思い出すくらいには。

 

「この2ヶ月間ライダーには会えず仕舞い。フルーツ鎧武者ストーカーとコソ泥ライダーにも遭遇していないが、まあこいつらはどうでもいい。(本当はよくない).妙だとは思わないか? 俺たちは魔化魍の例を鑑みてかなり情報を探った。その過程でイマジンと遭遇したのも一度や二度じゃなかった。にも関わらず、ライダーだけは影も形もないときた」

 

「2ヶ月っていうのは確かに変ですよね……それこそ、瑠美さんが言ったように過去にいるとか?」

 

「過去とは限らないし、下手すればこの時間にはまだこの世界のライダーが誕生していない可能性もあるな。だが、何であれこのままウダウダとやっていても状況は打開できないだろう。俺たちの記憶に不自然な穴が空いていること────まずはそれからだ」

 

 レイキバットが纏めてくれた現時点の状況、これからの方針に異論は無い。しかし、具体的に何をすればいいのかとなるとちょっと困ってしまう。

 レイキバットもそこまではまだ思い付かないようで、大地と揃って考え込んで歩く。

 

「ガイドに聞く」

 

「それで解決するならもうこの世界とはおさらばしてただろうよ」

 

「ドウマを問い詰める」

 

「ダークディケイドライバーを渡せば話すかもな……」

 

「イマジンに聞く」

 

「……まあそれしか無い、か。望みは薄いが」

 

「……と言っても、イマジンがどこに出没するかわからないんですけどね。流石にこうしてぶらついてても遭遇はしないよね……」

 

 消去法で決めた選択肢、イマジンを問い詰めるのはそこまで悪くはないはずなのに、大地はイマイチ気乗りしなかった。

 何度か遭遇して戦闘したのは前述した通りなのだが、イマジンという怪人はかなり個性的な性格をした者が多かった。一応会話は成立するが、決して人間に友好的では無かった。

 

「お前の望みを言え〜!! ウェッヘヘヘ! どんな望みも叶えてやろうぅ! ウハ、ウハハハハハハ!!」

 

 確か、あんな感じに奇妙なフレーズを口ずさんでいた。

 

「助けてくれぇぇぇ!! 頼む、お、落とさないでくれぇ!!」

 

 大体あんな風に人が襲われていたな。

 

「すぐにこいつが切れる! 望み通り、空を飛べぇ!! ウヒャハハハハ!」

 

 そうそう、無茶苦茶な解釈で願いごとを叶えたってことにして……。

 

 大地はのほほんとそんなことを考えながら、上から響いてきた悲鳴と笑い声に頷いた。想像していたものとそう変わりない声を脳内で反芻して、数歩進んでから足を止める。

 目線を下に下げると、呆れ顔のレイキバット。上に上げると、眩しい太陽の横で高所のクレーンからロープで宙吊りにされた男。そしてその男を側から煽るうざったいウサギ型怪人。

 

「…………」

 

 刹那の硬直。

 

「……えぇ!? いたよ、イマジン!!」

 

 後に絶叫。

 一体どんな確率なんだ、そもそもなんであんな真似してるんだ、とさらに叫びたくなる気持ちを抑えて、大地はポーチからレイキバットとダークディケイドライバーを引っ張り出す。

 男を宙吊りにしているロープは今にも千切れてしまいそうで、そうなれば彼は地面に叩きつけられてしまう。あの高さから落ちれば病院送りでは済まないだろう。

 

「レ、レイキバットさん! あの人助けないと!」

 

「仕方ねえ! お前も行ってこい!」

 

「はい! 変身!」

 

 KAMEN RIDE DECADE

 

 アスファルトを蹴った大地の身体は黒い虚像に包まれ、人間を超えた跳躍力でクレーンまでジャンプする。

 クレーンのすぐそばに着地した時、既に大地は仮面ライダーダークディケイドとなっていた。レイキバットはロープを一旦食い違って、男を救おうとしている。

 

「あぁ……? アッ! お前はダークディケイド!? 俺の邪魔をしようってのか!?」

 

 突如現れたダークディケイドに気付いたウサギ怪人──ラビットイマジンは驚いているというよりも、ウンザリしている様子であった。会うのは初めてであっても、イマジン側でダークディケイドの情報は共有されていると見て違いない。

 

「その人を離せ! ……あと、聞きたいこともあります!」

 

「あぁん? 答えるわけねえだろ!」

 

 ラビットイマジンは問答無用で二振りの鎌を構えて襲いかかってきたが、その動きは正直トロかった。

 ダークディケイドの首を刎ねるように振るわれた鎌は片方をライドブッカーに、もう片方を腕の装甲で難なく受け止められる。

 かち合った刃は拮抗すらせず、鎌ごと弾き飛ばされたラビットイマジンはその腹にライドブッカーの持ち手をめり込まされてしまう。打たれた箇所に手を当てて痛がっているが、罪悪感は少しも湧いてこなかった。動きはコミカルでも、やることは残虐。イマジンとはそういうものだ。

 

「イテテッ!? な、中々やるじゃねーか!」

 

 ATTACK RIDE BLAST

 

 間髪入れずにディケイドブラストで追撃するも、それはかなりの悪手であった。

 被弾したラビットイマジンをのたうち回すのには成功したのだが、流れ弾が背後のクレーンやロープに掠ってしまったのだ。

 

「大地てめえ! どこ見て撃ってやがる……って、アアッ!?」

 

「しまった!?」

 

「ひぎゃあああー!?」

 

 危うく撃たれかけたレイキバットの抗議に謝罪する間もなく、ロープが千切れてしまったのだ。命綱を失った男が落下するのは必然。

 

 KAMEN RIDE PROTO BIRTH

 

 ATTACK RIDE CRANE ARM

 

 ダークディケイドは即座にDDプロトバースへとカメンライドし、クレーンから飛び降りる。その際右腕に装備したクレーンアームのフックを手頃な手すりにかけておくのを忘れない。

 さながらターザンのような空中ブランコで、DDプロトバースは絶叫と共に落ちる男を宙で抱き留めた。

 後はワイヤーをゆっくり伸ばして降りるだけかと思いきや、九死に一生を得た男は安堵してしまったのか、妙なことを口走り始めた。

 

「あ、あれ……? 俺、生きてる……いや! 俺飛んでる! 空を飛んでる! はははははは!」

 

「え? う、うわ! 暴れないで!?」

 

 半狂乱の男をなんとか落ち着かせようとしていると、クレーンの上から今度はラビットイマジンが落下してくるのが視界に入る。攻撃に来たのかと身構えたが、ラビットイマジンの目標はDDプロトバースではなかった。

 

「うひょおお!! 契約完了!」

 

 男の身体が縦にパカっと割れたかと思えば、その中に生じた緑のワームホールらしき空間にラビットイマジンは飛び込んで行ってしまった。

 まるで漫画のような世界に生きている大地から見ても一際現実離れしたその光景は慣れてないとはいえ、一応何度か目にした経験があった。今のはイマジンが願いを叶えた契約者の記憶を辿って過去に飛ぶ瞬間の光景であり、これまでに交戦したイマジンもこうやってタイムスリップしていたのだ。

 故に慌てず騒がず、ゆっくりと地上に降りてから、DDプロトバースは気を失ってぐったりとしている男をその場に寝かせた。

 

「過去に飛ばれちまったな……追うんだろう?」

 

「勿論」

 

 過去に飛んだイマジンは破壊活動を行い、現在をめちゃくちゃにしてしまう。この世界そのものが崩壊してしまうかもしれないのに、放ってはおけない。

 

 そしてイマジンを追うにはまずは……まずは……。

 

「……あれ? どうやって過去に追うんだ?」

 

「チッ、ここにも穴が空いてやがったか。おい、イマジンがこうして過去に飛んだことはあったのか?」

 

「それは間違いないです。でも、その時どうやって追跡したのかまでは……何故か思い出せなくて。それこそ記憶にぽっかり穴が空いたみたいに」

 

 イマジンと交戦した記憶はある。イマジンが契約者の過去に飛んだ光景にも見覚えはある。しかし、その後に自分がどうしたのかまでは大地には思い出せないのだ。事態は急を要するというのに、このままでは立ち往生するしかない。

 

「えーっと、えーっと、た、確かダークドライブ……いやダークキバ……ガオウ? いや違う〜!」

 

「うむむ……俺にはわからんぞ」

 

 ライドブッカーを逆さまに広げて、レイキバットと一緒にライダーカードを片っ端から探るDDプロトバース。だが、どんなに探っても打開策となり得るカードは見つからない。

 そんなメタリックなパワードスーツを着込んだ男が頭を抱えて唸り続けるという事態に陥る前に、レイキバットに一枚のカードが投げられた。

 

「あいたっ!? 誰だ俺にカード投げたのは!!」

 

「ぼ、僕じゃないです! ……ん? このカードは?」

 

 レイキバットに投げられたのは左端が緑に塗られた不思議な柄のカードで、ダークディケイドが使用しているカードとはまた別物らしかった。

 一体誰がこれを、と投げられた方向を見やると、そこに立っていたのは予想外の人物であった。

 

 ──桜井侑斗。ミルクディッパーにいた青年。

 

 不機嫌そうな表情で腕組みしている様はミルクディッパーで見た時と同じだ。変身した大地を前にしても眼の色一つ変えない彼との対面は日常の延長線上に感じられて、戦闘していた事実すら忘れてしまいそうになる。

 

「チケットを契約者に翳せ」

 

「桜井さん……ですよね? 何で貴方が」

 

「早くしろ」

 

 言われるがままにそのカード、もといチケットを男に翳すと、そこに突然ラビットイマジンの絵柄と日付が浮かび上がってきたではないか。

 書かれた日付は「2004年 7月 26日」とある。つまりラビットイマジンが飛んだ時間ということだろう。

 しかし、明らかにイマジンを追うためのチケットを侑斗が持っているというのか。

 その疑問を彼に問い掛ける前に、どこからともなく和風の音楽が聞こえてくる。

 

「なんだこの音は……?」

 

 音の出所を探って周囲を見渡したのも束の間。空間に虹色の穴が開き、そこから空に線路が敷かれていく。

 次の瞬間、その穴から線路を辿って出現したのは緑の牛を模した列車。その列車はDDプロトバース達の目の前で停車し、ドアが開いた。

 

「空を走る列車ぁ……? 何がどうなってやがる」

 

「乗れ、ってことですか?」

 

「わかってるならさっさと行くぞ」

 

 侑斗は勝手知ったる様子でとっとと列車に入って行ってしまった。

 訳がわからないことだらけだと思いながら、DDプロトバースとレイキバットもまたその後を追ってその列車──ゼロライナーに乗り込むのであった。

 

 

 *

 

 

 ──2004年 7月 26日

 

 約3年となる時間の、とある森林地帯。

 時間を超えてやってきたラビットイマジンは脳内に響く声に従って破壊活動に勤しもうとしていた。

 しかし、早速手当たり次第に木々を薙ぎ倒そうとした彼の道行きを遮るように線路が敷かれ、さらに緑の列車が猛スピードで飛来した。

 吹っ飛ばされたラビットイマジンが顔を上げた時、そこには列車や線路など影も形もなく、立っているのはダークディケイドただ一人。

 

「てめえ、まだ俺の邪魔を〜!」

 

「バイクで運転する電車……何が何だか」

 

「無視するな〜!」

 

 ダークディケイドは激昂して襲いかかってきたラビットイマジンを軽くいなして、カードを装填した。

 身体に疾風を纏わせ、奇妙な体験に浮きかけた心と共に振り払えば、ダークディケイドはまた新たな姿に変わっていた。

 

 KAMEN RIDE IBUKI

 

 その名は仮面ライダーDD威吹鬼。

 先ほどのプロトバースへのカメンライドを見ていたためにさして驚く様子もなく、ラビットイマジンは鎌を振りかざして襲ってくるが、DD威吹鬼は通常時よりも洗練された身のこなしで刃を右へ左へと逸らしていく。

 さらに攻撃を防ぐだけに終わらず、掌底打ちのカウンターを放って怯ませる。敵が動きを止めた一瞬で鎌を持つ腕に鋭いチョップを叩き込み、瞬く間に二本とも取り落とさせた。

 慌てて鎌を拾おうとするラビットイマジンの肩を掴んで顔面に膝蹴りを沈ませ、苦悶の声を上げているところに鮮やかな回し蹴りを三連続で食らわせる。

 

 この接近戦では威吹鬼の優れた身体能力と俊敏性、記憶から流れる体術をフルに活かしている。ラビットイマジンの全ての攻撃を封じながら、それを利用して攻撃を的確に命中させるのだ。

 特に吹き荒れる暴風を体現した脚技を何度も見舞われて、タジタジとなったラビットイマジンは鎌を拾うことを諦めてDD威吹鬼の頭上を跳び越えた。

 振り返れば、またもや跳躍してDD威吹鬼の視界から消える。目線だけで追ってもすぐさま反対方向へ跳んでしまう。

 

「ウヒャハハ! お前に追い付けるかなぁ〜!」

 

 ウサギの姿はブラフに非ず。

 どうやら俊敏性に長けていたのは自分だけでは無かったらしい。しかし、この威吹鬼の力を相手にぴょんぴょん飛び跳ねるだけとはいささか心許ないと言える。

 

 ATTACK RIDE KITOUJUTSU SENPUUJIN

 

「ハァァ……ハァ!」

 

 記憶の中の師匠を真似て気合を溜めたDD威吹鬼の周囲に風が吹き始めた。溜めた気合に比例して、DD威吹鬼を包む風もまた勢いを増していき、極限に達したそれは凶器と言って差し支えない鋭さすら帯びていた。

 

「オヒョウ! 死ねぇ!」

 

 周囲を跳び回って翻弄していた……否、しているつもりになっていたラビットイマジンが上空から体当たりをかまそうとしてくる。

 それなりの高さから、それなりの勢いでやられる体当たりはそれなり以上の威力を発揮するのだろうし、仮に普通の蹴りで迎撃しようものならDD威吹鬼側も被害を被るかもしれない。

 

 なので普通ではない回し蹴り────風の衝撃波を伴う鬼闘術・旋風刃で迎え撃つ。

 

「セヤッ!」

 

「ヌァン!? な、何だ今のは!?」

 

 DD威吹鬼が放った回し蹴りの軌道をそのままに発生した疾風の衝撃波はラビットイマジンを横っ面から吹っ飛ばした。

 風に殴られたも同然の攻撃に目を白黒させている間に、大気を切り裂くチョップを下段から斜めに振り上げればまたもやラビットイマジンは吹っ飛ばされる。

 空中で辛うじて体勢を整えて、ギリギリ着地してみせたのは感心しかけたが、そこからまたしても跳び跳ねるのはどうなんだと言ってやりたい。

 馬鹿の一つ覚えとはああいう様を言うんだろうな、と大地は頭の片隅で冷静に納得していた。

 

「ちくしょう! お、覚えてやがれ!」

 

 それで何度も叩き落とされて流石に懲りたらしく、ラビットイマジンは前にドラマで見たコテコテの悪役みたいな台詞を吐いて逃走し始めた。

 ドラマの悪役は逃げ切っていたが、現実ではそうはいかない。というか行かせない。

 

 KAMEN RIDE ROGUE

 

 DD威吹鬼は足元から出てきた巨大なビーカーの液体に浸かり、砕け散ったガラスの中からDDローグとなって現れる。

 DDローグは武器として取り出した紫色の銃、ネビュラスチームガンをバルブが取り付けられた剣、スチームブレードと合体させてライフルモードに変形させ、さらに一枚のカードをドライバーに放り込んだ。

 

 ライフルモード

 

 ATTACK RIDE UFO

 

 ネビュラスチームガンから発射された光弾は不規則な軌道を描くUFOとなって、逃走を続けるラビットイマジンの背後から迫る。

 UFOは連なる木々の合間をするりするりと潜り抜け、ラビットイマジンの頭上を取ると同時にその全身を眩い光で照らしたかと思えば、彼の意思とは関係なしにその身体を浮遊させた。

 当然慌てふためくラビットイマジンであったが、彼には待ち構えているDDローグに冷や汗を垂らす以外何もできはしない。

 

「身体が浮いたぁぁ!? お、おい離せ! なんだこれ!」

 

 わざわざUFOフルボトルの力を使ったのにはそれ相応の理由があった。

 当初の予定通り、DDローグはこの世界のライダーについてイマジンに尋ねるつもりであったのだ。

 UFOによって宙ぶらりんにされている状態のラビットイマジンに銃を向けながら、DDローグは質問をぶつけてみた。

 

「質問があります。この世界のライダーについて、知ってることを教えてください」

 

「誰が答えるか!」

 

 DDローグは黙ってライフルのバルブを回転させた。

 

 エレキスチーム

 

 多少痺れさせたラビットイマジンは少しだけ大人しくなった。

 

「わかった話す話す! ところでライダーってなんだ?」

 

「そ、そこからか……僕と同じようにあなたたちイマジンと戦う仮面の戦士です」

 

「い、いやそれってお前の仲間の()()()()のことじゃないのか!?」

 

「仲間? ゼロノス? ……なんのこと──」

 

 フルボトルの能力は便利だが、万能ではない。

 一人の怪人を永久に拘束できるものではないし、時間制限だって存在する。つまり何が言いたいのかというと、このタイミングでUFOは消滅してラビットイマジンは自由の身となったのだ。

 

「おろっ!? ラッキー!」

 

「はえっ!? これで終わり!? 短っ!」

 

 効果時間が短さに悪態をつきながらも、これ以上の尋問は無理と判断したDDローグは再び逃げようとするラビットイマジンを見据えて金色のカードを取り出した。

 己の危機的状況を悟ったラビットイマジンはここら辺で最も大きな大木の裏に隠れた。しかし丸見えである。

 

「いつもいつも俺たちの邪魔しやがって! このままで済むと思うなよ!」

 

 FINAL ATTACK RIDE RO RO RO ROGUE

 

「ッツアアアアァァ!!」

 

 どんなに大きい大木でもDDローグの必殺技、クラックアップフィニッシュは防げない。

 DDローグは跳躍し、エネルギーが充填された両足でラビットイマジン目掛けて挟み蹴りを繰り出した。両足に宿った牙型のエネルギーは鰐の如くラビットイマジンに食らいつき、大木ごと噛み砕いていく。

 

「ギャァァァァ!?」

 

 断末魔を上げて爆発四散という末路を遂げたラビットイマジン。

 DDローグはその炎の中で、彼が言っていた言葉の意味について思考していた。

 

「ゼロノス……仲間……どういうことだ……?」

 

 

 *

 

 

 ラビットイマジンを撃破した後、DDローグはすぐにゼロライナーに拾われて、気が付けばレイキバット共々元いた場所、元いた時間に放り出されてしまっていた。

 

「まあまあ上出来だった。けど、次からはもっと早く倒せ」

 

 停車しているゼロライナーから壁にもたれかかった侑斗がそう言ってくる。

 

「てめえ、ここまでやっておいて何の説明も無しで済むと思ってんのか!?」

 

「別に。いい加減説明するのにもうんざりだし、イマジンが出たからお前らが戦った。それでいいだろ」

 

 侑斗が今にも噛みつかんばかりの勢いのレイキバットを涼しい顔で受け流すと、停車していたゼロライナーが徐々に走り出した。

 彼も言いたいことは言ったようで、それ以降は特に見向きもせずにドアを閉めてさっさと引っ込んでしまった。

 そして来た時とは逆に、空間に空いた穴に走り去って行くゼロライナーを大地は呆然と見送る。

 

「大地! お前も何か言えよ!」

 

「突然の出来事が多すぎて、まだ整理が追いついてないんですよ……あの桜井侑斗って人、何者なのか……」

 

 レイキバットがどんなにぷりぷり怒っても、答えは出てこない。

 結局大地達は溜息を吐いて帰る他なく、侑斗に話を聞くのはまた後日ということになった。

 

 

 *

 

 

 その翌日、大地は侑斗を尋ねてミルクディッパーに来訪する。

 だが、店の前で大地を出迎える人物がいた。

 

「あ、大地くん。いらっしゃい」

 

「良太郎さん」

 

 店の従業員である野上良太郎が出迎えるということは特別変なことではない。変わってると大地が思うとすれば、今までそんなことは無かったのに、彼がわざわざ店から出てまで待っていることだ。

 

 首を傾げながらも入店しようとする大地の前に良太郎は一歩踏み出して入り口を塞ぐ。

 

「えぇっと、その……大地くんに尋ねたいことがあって、こんなこと聞くのは変なんだけど……」

 

「はい?」

 

 その尋ねたいこととは良太郎にとってかなり深刻な内容のようだ。まごまごしながらどう切り出したものかと悩む彼に、大地も少々緊張し始める。

 内容について思い当たる節がまるで無いのが、また不安にもさせる。

 

「大地くんさ、侑斗のこと覚えてる?」

 

「……桜井さんのことですか? 最近店によく来てる」

 

 そして飛び出した内容は奇しくも今から会いに行こうとしていた相手のもの。

「桜井さん」と大地が呼んだ時、良太郎は自身の顔を微妙に曇らせつつ、次の言葉を放つ。

 

「ううん、侑斗は大地くんよりも前から店に来てた。大地くんとも何度も話してたよ────2ヶ月くらい前から」

 

 

 

 それは何度も置き去りにしてきた、小さな始まりに過ぎない。

 

 

「やれやれ、彼らがまだこの世界にいるとは。とんだマイペースだね……でも関係ないか。この世界のお宝も僕のものだよ」

 

 今この瞬間、この世界に新たに来訪した怪盗は自身の指先に狙いを定め────

 

「時間は要したが、準備は整った……。今回の奇手、誰にも邪魔はさせん……今度こそダークディケイドライバーは俺の物となる」

 

 ドス黒い赤の装甲に身を包んだ戦士は、執念を完遂するための手駒達を満足げに見下ろし────

 

「おいデネブ! 椎茸入れんなっつったろ!!」

 

「ヒィッ! ば、バレた!? あーっ!? ごめんなさい侑斗〜!」

 

 時の砂漠を走るゼロライナーの中で旅を続ける二人は日常茶飯事の騒ぎを繰り広げ────

 

 

「身体……新しい、身体……それにもう二度と敗北しない、絶対に勝てる悪の……!」

 

 迷い込んだ悪鬼の呪詛と低い音色の列車が時の砂漠に静かに木霊した。

 

 それぞれの思惑が交差し、闘いの予感を告げる警笛はすでに鳴らされた。

 そんな予感ですらも大地は知るよしもないが、仕方のないことだ。なぜなら

 

 ──始まりはいつも突然なのだから。

 

 






ラビットイマジン

仮面ライダー電王 31話のアバンに登場し、OP前に倒されるという見事な瞬殺劇を繰り広げた。
「空を飛びたい」と願った契約者を高所から吊り下げることで手っ取り早く契約完了させるのはさすがイマジンと言えるだろう。まあぶっちゃけ雑魚である。


侑斗だけでもおかしな状況なのに、海東も引き続き登場、不穏な存在まで追加と盛り沢山なゼロノス編スタートです。
何やら企んでいるドウマも気になるところですね。ちなみに良太郎は特異点のままです。(特異点って何? と思ったそこの電王未視聴者さん、一応今後軽く説明はする予定ですが、気になったらググってみよう。多分ネタバレはない)

次回更新は7月中の予定です。最低でも8月にはゼロノス編終わりたいなあ。
感想、質問、評価はいつでもお待ちしております。

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