!注意!
この作品は非常に冒涜的で道外れた内容になっております。
まあ、ネタバレです。
読む時はお気をつけ下さい。
この作品を読んでしまいますとこの後にも出てくる先がなんとなく予想可能になってしまいます。
なぜ、そんな話を投稿するに至ったかというとある読者さんからの感想により、気分が高揚した結果です。
非常に良い考察だったので作者は思わずゾクゾクしまして。
この作品のゴールとスタートを載せてしまいました。
決して読者さんが悪い訳ではありません。
いつか出そうと考えて眠っていた話です。
それがちょっと早めに出てしまっただけです。
読まない方がこの先も楽しめる様な気もします。
読んだ上でも楽しめる気もします。
そこは読者さんに任せます。
それでは、もう一度。
!注意!
この先は盛大なネタバレを含みます。
読む場合は心して読むか、この作品の聖杯戦争が全て終わってからお読みください。
え!マジで読むの?
※閲覧注意※ 駄肉予告編
ロストベルト。過った選択、過った繁栄による敗者の歴史。歴史の残滓。
異なる歴史を歩んできた人類の年表。
一時の点ではなく、帯として現在まで続いたもの。
特異点を『正しい歴史が間違ったもの』ならば、異聞帯は『何も間違ってはいない』世界。
言うなれば、汎人類史とは異なる歴史でありながら、特異点のように狂った世界ではない領域である。
だが異聞帯は並行世界ですらない。
本来なら百年で打ち切られる歴史が、現在まで続いてしまった世界。
いわば『汎人類史に敗北した歴史』が地球上に突如として現れた。
特異点とは違い、現代の今の時間軸に7つの異常地帯が浮かび上がっている。
テクスチャの上書きであるため、点ではなく帯。最早転換点は過ぎ去り、異聞帯は歴史を紡いでいる。
侵略者によって空想樹は植え付けられた。
異聞帯の要である空想樹が根付いた後、その異聞帯を発展させるのは異聞帯の王ではなく、クリプターの役目。
そして外宇宙の存在に選ばれたクリプターは7人。
しかし、外の神に通信した者がいた。
そして通信者は種を得た。
通信者の預かり知らぬところで。
これは本筋からねじ曲がった異聞録。
八人目のクリプター。
「それでも……私は死にたくない」
「君たちは残念だが消えてくれ」
「大丈夫だ。今の君がおらずとも、君は存在している」
「世界を救うのは私に任せたまえ…」
「このダーニックに」
異聞深度 E~S
年度 AD.2018
「私たちはあの人を利用した。最初はね……けど、次第に惹かれていった。だからかな?彼の願いはなるべく叶えたいの……ゴメンね」
「彼は悪魔かもしれない。だが、救われた人はいる。この世界は……この異聞帯は……壊させない!」
「苦しみなんてなぁーぃ!ここは理想郷だぁ!この世界が間違っているぅ?そんな…それこそ夢みたいな話あるわけないじゃないかぁ!」
「最高にCOOLだな。アンタの腸みたくなった…」
「世界を背負う覚悟など、既に我々はできている!!!貴様はよく頑張った。ここで休め。汎人類史の最後のマスターよ」
「成し遂げたい先は違えとも、目的は同じだ。この世界を破壊しようぜ……いや、全く素晴らしいな破壊は…」
「君たちについたほうが肉が食えそうだ。若き肉体の素晴らしい味が久しぶりに」
「あの人を……解放してくれっ……」
「君は何人ヒトを殺した?……ほう、ではヴァージンを破りたまえ。サーヴァントに任せず、自身の手で。それが君に与えられた役目というものだよ…」
「ここは汎人類史に1番近い…いや、同義ともいえる。こちらに組すれば君たちも消える事は無い。他の見捨てた者達もここは全てを受け入れる。そう、全てを」
「それは、捨てられたものも。それは消えていったものも例外ではない」
「会いたいだろう?彼に……ロマニ・アーキマンに…」
千年冬木生存都市 ユグドミレニア
副題 触手の寵愛者