転生駄肉は触手に愛される   作:飛翔するシカバネ

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めっちゃ会話多いです。

今更か!


同盟締結

 

「はあっ!?バーサーカーが傘下に入ったぁ!?」

 

会談場所である冬木市に存在するレストラン、その中に高い金を払う事で(庶民には)入れる個室の部屋でケイネスは声を荒らげていた。

 

自身の後ろにはランサーが佇んでいる。

 

そして、前には会談相手であるダーニックが座っていた。

 

ダーニックは相も変わらずサーヴァントを連れておらず、片手に本を持ち、会話している。

 

そして先程の言葉が正しいのならば、まだ見ぬバーサーカーのサーヴァントを自由に扱えるということ。

 

あの金ピカの英雄の攻撃を簡単に守りきった防御力。

そしてバーサーカーはその性質上攻撃に特化したサーヴァントと言えるだろう。

 

最強の盾、最強の矛。

キャスター陣営は既にその2つを手にしたと言っても過言では無い。

 

既にこれだけ。

同盟を組むには十分な理由だ。

 

これほどの力があれば、戦争を勝ち抜くのは容易だろう。

そして同盟相手であればその力の全容…とまではいかずともヒントが得られるだろう。

 

そしてヒントが得られれば私、ケイネスの頭脳をもってすれば簡単に答えを導きだせるだろう。

 

 

しかし、ここまでスピーディーに事を進ませるとは…

 

さすが時計塔の悪魔だと言わざるを得ない。

 

 

「貴方はあくまでも箔付けに戦争に参加している。必ず叶えたい願望がある訳でも無いでしょう?」

 

「無論、タダで渡す訳にはいかないがな」

 

「そしてそれはランサーも同じ。かのケルトの英雄、ディルムッド・オディナなら……そうですね。今度こそ忠誠を、と言ったところでしょう」

 

「なぜ、我が真名を!?」

 

「馬鹿め、答えを明かしおって。二つの槍の逸話の英霊で、カマをかけただけやも知れぬのに」

 

「やはり……勘もありましたがあっていたようで何よりです。ここで外したら恥ずかしいものですから」

 

何を言っているのか、この悪魔は。

願いまで当てているというのに勘だと?

全く恐ろしいものだ。

 

「それで同盟後の条件はどうする?私は不可侵でも良いが」

 

「いえ、友好的な同盟を結びたい」

 

相変わらず何を考えている?

 

読めない、この男の考えが。

 

何が友好的だ。

八枚舌の悪魔め。

 

「同盟関係になるためには片方が不利益的行為をしなければ同盟は始まらないと私は考えています。ですのでこちらが先に情報を与えましょう。それを糧に同盟を結びたい」

 

「ほう、聞こうではないか」

 

そして話されたのは驚愕の真実だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「聖杯が穢れている!?破滅を迎えるしかない?我々がただの贄だというのか!?巫山戯るのも大概にしろ!」

 

「私も知った時は驚愕しかありませんよ。破滅しかもたらさない願望器なんて名前に偽証しかありませんから」

 

それでは私が参加したのは……ただの道化では無いか…

 

「これでは勝ち残ろうとも意味はありません。寧ろ家名にそれこそ泥を塗る行為かと」

 

「それでそれを話してどうするのだ?これでは同盟どころか戦争を辞退する案件だが」

 

「そこはご安心を。聖杯に五体目がくべられれば聖杯は泥を出します。ならばくべなければいい」

 

「なるほど、キャスター、バーサーカー、ランサーを残らせればいいのか」

 

「念の為にセイバー陣営にもこの話はしておきますがね。連絡は取れませんがあそこはまだ理性が残っていることでしょう」

 

「そしてその話が意味が無いのがアーチャー陣営ということか。そしてダーニック殿の口ぶりからアサシンも残っていると」

 

「冬木市で召喚されるアサシンはハサンと決まっていますからな。召喚したのは群にして個、個にして群のハサン。百貌のハサンかと。死んだハサンはその内の一体ということでしょう」

 

「歴代全てのハサンを調べたということか。なるほど事前に情報があればその答えに辿り着くのは容易だな」

 

「そして、戦争の勝者にして破滅の聖杯の解体。この2つの成功者は家名を傷つけること無く終われるかと」

 

「…!?……ふぅん。それが狙いか。ならばこの同盟は受けるに値しよう。ケイネス・エルメロイ・アーチボルト。ダーニック・プレストーン・ユグドミレニアとの同盟を締結する」

 

ケイネスが立ち上がり、握手を求める。

 

ダーニックもそれに習い、握手をする。

 

「この同盟が戦争後も続けばいいですね」

 

「それはどうかと思うが」

 

 

 


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