片腕の英雄が幻想入り   作:清川 明希

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僕が幻想入り? 第3話

悟飯「そういうことかってどういう事ですか?」

 

巫女の不自然な返答に疑問を持つ悟飯。

まぁ、確かに場所を聞いて、そういうことか、という返答が来たら誰でも疑問をおぼえるであろう。

 

???「貴方、恐らく気がついたら森にいたんじゃないの?」

 

巫女は悟飯に少し近寄りそう告げた。

 

悟飯「な、何故それを?」

巫女が何故 自分がどうした森で倒れてたことを知っていたのか疑問を持つ悟飯。

悟飯は、この時、察した。

この人は俺になにが起こっているのか知っている!と……。

 

巫女は悟飯の表情を読みとり、「ビンゴね」と呟いた。

そして、縁側の方はと歩いていく巫女。

 

???「立って話すのもなんだしとりあえず縁側に座りましょ。そこで説明してあげるわ」

 

悟飯は「は、はぁ」とまだ、話についていけておらず少し困惑気味だがここで立っていても無駄なのでとりあえず巫女の言う通りに縁側へ向かい腰をかけたのであった。

 

???「えっと、取り敢えず自己紹介をするわ。私は博麗霊夢、この博麗神社の巫女よ」

 

ペコリと頭を上下させながら霊夢は言った。

そう今更だがまだ、名前を聞いていなかったのである。

悟飯は霊夢の自己紹介を聞き急いで自分もする。

 

悟飯「あ、僕は孫悟飯と申します」

 

霊夢を見習いしっかりと会釈をとる悟飯。

どうやら、人造人間に襲われてる世界の中でも礼儀作法はしっかりと覚えていたようだ。

 

霊夢「そう、悟飯ね。悟飯さん単刀直入で言わせてもらいます」

 

霊夢は先程までの表情とは打って変わりキリッとした目つきに口調と真剣になったことは目にとってわかった。

 

悟飯「は、はい」

 

悟飯も自分の唾を飲み込み真剣になる。

 

霊夢「あなたは幻想入りしてしまいました」

悟飯「げ、幻想入りですか?」

 

霊夢は真剣に言ったつもりだが悟飯は言葉の意味が分からず困惑してしまう。

しかし、霊夢にとっては悟飯がそうなるのも想定内。

霊夢は詳しく説明を始めるのであった。

 

霊夢「そのような表情ではやはり自覚は無かったようですね。いいでしょう一から説明します」

悟飯「あ、ありがとうございます」

 

霊夢が説明してくれると言うことに対し軽くお礼を交わす悟飯。

霊夢はその悟飯のセリフを聞くと説明を始めるのであった。

 

霊夢「まず、根本的なことを言いますと幻想入りとは、今私たちがいるこの世界。すなわち、幻想郷に迷い込んでしまうことを言表す言葉です」

 

 

 

霊夢の説明によるとここは幻想郷と言う名前の場所であり、幻想郷に迷い込む、すなわち幻想郷に入ると言うことで幻想入りと言うのである。

しかし、そんなことを聞いても悟飯はイマイチピンとこない。

その理由は勿論…。

 

悟飯「あのすみません。幻想入りが幻想郷に入り込むという意味はわかったのですがその肝心の幻想郷とはなんなんですか?どうして、僕は迷い込んでしまったのでしょうか?」

 

そう悟飯はまだ、この場所自体をまだ、理解出来ていないのである。

悟飯にとっては、目が覚めたらいた場所に過ぎないのだ。

しかし、霊夢はそのような質問をされるのは予想済み。

一呼吸置くと今度は幻想郷についての説明を始めた。

 

霊夢「幻想郷とは、色々な種族の物が住む世界から忘れ去られた奇跡のような世界です。人間だけでなく、妖怪や神までもが生活しており一言で表すなら神秘の世界とでも行って起きましょうか」

 


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