ダンジョンに転生者がいるのは間違っているのだろうか   作:黒歴史

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やばいです。疲れで死にそうです


第12話今回は2700字と少なめです

「フーッフーッ……数が多いと【強奪】が有効なんだが、体力の消費が凄いことになってんな…」

 

俺の周りにはシルバーバック、オークなどが周りを囲んでいた

 

「多対一は俺の得意分野だが、短期決戦型…なんとなく俺の戦い方は勉強できたかな?んじゃ、さっさと離脱ぅ!!!

【闇纏・無明斬り】!!!」

 

付与していた闇を逃げ道を塞ぐモンスターに向かって横薙ぎに飛ばす。すると闇の斬撃はモンスターを真っ二つにしながら飛んで行きモンスターは灰になり、魔石が落ちる。だが俺は魔石には目もくれず逃げ出した。モンスター達から奪い取った身体能力を使う逃げの一手は十階層のモンスター達に追いつけるはずなく、俺は余裕で振り切った

 

 

 

「これからはペース配分を考えて動かないと…今までは楽に倒せてきたから問題はなかったけど、数が増えて一人じゃやばくなってきたな…」

 

そう呟いていると地上とダンジョンとを繋ぐ『始まりの道』に着いた。何も考えず帰るために前だけを見て歩いていると後ろから聞き覚えのある声がかかった

 

「あ、ヤミさん」

「ん?あぁ、ベル坊か。お前も地上に戻るのか?」

「うん。ところでヤミさんは何階層まで行きましたか?」

「十階層だ。ベル坊は?」

「す、凄いなヤミさん……僕は相変わらず四階層です」

 

そんな言葉を交わしながら地上に着くと何やら見慣れない光景が目に移る。カーゴの群れだ

 

「あー、最近聞く『怪物祭(モンスターフィリア)』か?」

「『怪物祭』?」

「よくわからんが『怪物(モンスター)』とつくんだからモンスターを使った何かの祭り事じゃあないか?」

 

そう話しているとちょうど一つの檻がガタゴトと揺れる。ベルは少しビクリとしたがカーゴを運んでいる人は何ともなさそうだ

 

「…確かにモンスターを使ってそうだね」

「だろ?そうだ、魔石を換金するがベル坊はどうする?」

「僕も行くけどその前にシャワー浴びないと…」

「ああそうだった。忘れた」

 

そう言って俺達はシャワー室に足を運び体を洗うと換金所に向かう。途中でエイナさんを見かけたが、なにやら入念に打ち合わせをしているのを見て話しかけるのをやめた

換金した結果、ベルと俺は別々に動いていたおかげか魔石の量が多く、金額はいつもより多い

換金を済ませた俺達はギルド本部を出る

 

「これで祭りでは遊びまくれるな」

「…どれくらい使う気?」

 

めちゃくちゃ使う気だと思っているのかベルがジト目で見てくる

 

「安心しろベル坊、5000ヴァリスくらいで適当に遊び歩くだけだから。…つーか今までそんなにお金を使ったことないはずだよな?刀買った時くらいしかないよな?」

「ははっ冗談だよ。ヤミさんは意外と几帳面だしね」

 

そう笑うベルが『そういえば…』と話を続け、俺に質問をしてきた

 

「ヤミさんって魔法使う時、技の名前を言ってるけど、あれって何?」

「あー想像魔法ってイメージが重要だろ?名前を言いながらだとイメージしやすくてな…やっぱおかしいか?」

「ううん!むしろかっこいいと思うよ!!!」

 

ベルが笑顔で答えてくる。マジでいい奴だ……いつまでもその純粋な心をなくさないでほしいな

 

「ん?おお、ベルにヤミではないか!」

「あ、神様!」

「ミアハ様、おはようございます……じゃなかった…こんにちは…あれ?こんばんは?」

「ハハハ、どっちかというと今はこんにちはかな?」

 

俺の悩みに答えてくれた独特の雰囲気をまとった神様の名前はミアハ様、俺とベルがヘスティアを除いて唯一親交のある神様だ

 

「そうですか、ありがとうございます。こんにちは、ミアハ様。お買い物ですか?」

「うむ。夕餉のための買い出しだ、神自らな。君達は何を?」

「近々あると言う祭りの話と、ヤミさんが使える魔法につい…イタッ!」

 

ミアハ様の言葉にベルが答えるが魔法についてまで話そうとしていたためコツンと頭を叩き阻止した

 

「痛いですよヤミさん…」

「ベル坊が油断してるとすぐ喋るから…」

「フハハッ、これは相当な情報を聞いてしまったかな?」

「大丈夫だとは思いますが、言わないでくださると…」

「ははは、安心しなさい。もちろん言う気は無いよ。(自分)に誓ってね」

「ありがとうございます」

 

約束してくれるミアハ様にぺこりと頭を下げると次にベルが質問する

 

「あの、ミアハ様。ヘスティア様のことについて何か知っていませんか?2日くらい友人のパーティーに出席されて、その、まだ帰っていなくて……」

「ヘスティアが、か?ううむ……すまない。私には少しも見当がつかん。力になれそうにない」

 

神様に謝らせてしまったベルは、滅相もございませんと慌てて手を振った。にしてもあの人ホントとこ行ったんだ?

 

「パーティーと言うのはガネーシャの開いた宴で間違いないだろうが…私はその日、宴そのものに出ていなくてな」

「招待はされなかったんですか?」

「いや、招待はされたんだが、極貧の【ファミリア】を率いる身としては暇がなくてな、先日も酒宴そっちのけで商品調合の助手に勤しんでいたんだ

…おお、そうだ。君達にこれを渡しておこう。できたてのポーションだ」

「「えっ()」」

 

普通に紙袋に入ったポーションを差し出してきたミアハ様に俺は耳を疑い、ベルは驚いた

 

「…いいんですか?」

「なに、良き隣人に胡麻をすっておいて損はあるまい?」

 

ミアハ様は男前に笑いながらポーションを手渡すとすぐ隣をすり抜けていく

 

「フハハ、それではな、ベル、ヤミ、今後とも我が【ファミリア】のご贔屓に頼むぞ?」

「「はいっありがとうございました!!!」」

 

ミアハ様の後ろ姿に俺達は頭を下げ、見送る。ミアハ様の【ファミリア】は道具屋、それもポーションの専門店だ。俺もベルも日頃お世話になっている

 

「あっそうだベル坊、俺からもこれを…」

「!?ヤミさん、こんな大金受け取れる訳が…」

 

そう言ってジャラッと出したのは昨日今日で稼ぎまくった12万ヴァリスのうちの5万ヴァリス。ベルはそれを見ると目を見開いて受け取りを拒否する

 

「ほら、明日足が治るだろ?六階層とか行くんだろ?これで防具くらいは買ってこい。俺も5万ヴァリスで俺もマシなの買うから」

 

残りの2万は祭り用に取っておくと付け足すとベルがゆっくりブルブル手を震わせながら差し出してくるので「遅い」と言って半分無理矢理持たせた

 

「あ、ありがとう。助けられてばかりだね…」

 

ははは…とベルは乾いた笑いを浮かべる。

 

「はぁ、助けられてばかりが嫌なら強くなって俺を助けてくれよ?俺はお前に期待してんだから。ベル」

「……っ!うんっ絶対に助けられるくらい強くなるよ!」

 

俺の言葉に反応してベルは喜んで答えた後、「今日はトンカツ定食だ」と伝えるとベルはまた喜び、早く帰ろうと夕日に照らされていた教会向かって走り出した




前書きの通り疲れましたので一週間休ませてくださいm(__)m
いいよね?ダメとか言わないよね?
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