ダンジョンに転生者がいるのは間違っているのだろうか   作:黒歴史

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え?
「サブタイトルに次回の話を書くな」
って?
すいません。他にサブタイトルが無かったんです


第32話次回はオリ主が戦闘します

ベルが一枚の紙を見てピクリとも動かない。俺は俺で後ろからその紙を興味深そうに見ている

 

名前:アイズ・ヴァレンシュタイン

所属:ロキ・ファミリア

【剣姫】Lv6

 

「Lv.6……」

 

多くの名前が順に乗る冒険者リスト、その中の一つ【アイズ・ヴァレンシュタイン】の欄を見てベルが呟いた

 

「本当に、少し前だったかな。ヴァレンシュタイン氏が【ランクアップ】したって公式発表されたのは……」

 

事の発端はいつもは見ないロビーの掲示板にあの人の【ランクアップ】の情報が淡々と貼りだされたのをベルが目撃し、エイナさんに尋ねると冒険者リストを貸してもらい今に至る

 

「階層主を、一人で倒しちゃったらしいんだ。下層域よりさらに下の、『深層』のダンジョンで……」

「へ〜〜…」

 

エイナさんの言葉を聞きながら冒険者リストをじっと見る

 

「ヤミさんもヴァレンシュタイン氏に興味あるの?」

「ん?いや、冒険者リストってこんな風に乗ってんだなぁって…」

「興味ないなら見ないでもらえますか?一応個人情報でもあるので」

 

エイナさんに冷たく言われ冒険者リストから目を離す。ベルは相変わらず冒険者リストから目を離さない

 

「あの、ベル君。無理かもしれないけど、今回の事は気にしなくてもいいと思う。階層主を一人で撃破しちゃうなんて、私も聞いた事がないもん。ヴァレンシュタイン氏が特別なんだと思う」

「プッ……」

 

エイナさんの言葉を聞いて俺は笑いが吹き出してしまった。エイナさんを見ると俺の事を白い目で見てきている

 

「…なんですかヤミさん?」

「いんや、なぁんにも」

「…………」

 

何もないと言っているのにエイナさんは俺の事をずっと睨みつける。俺は仕方ないと観念して思った事を口にする事にした

 

「……『あいつが特別だから』だとか、『そいつが天才だから』だとか。くだらねぇと思ってなぁ

そう言ったセリフを吐く奴はいつだって諦めた奴、負け組が言うもんだ

『努力は必ず報われる』?そんなもん嘘だ。大嘘だ。報われない時もあるさ

それでも諦めずに努力し続けてやっと這い上がってきた奴がアイズさんみたいな勝ち組なんだと俺は思う。違うか?」

 

そう言うとエイナさんは目を見開くエイナさんの反応を他所に俺がベルの肩に手をポンっと置くとベルがこちらを見てくる

 

「ベルはいつも努力してる。いつもベルの側についてる俺が保証するぜ?最終的には『諦めない奴が報われる』んだからな」

 

 

…………

 

「ヤミさん。さっきはありがとう」

 

ギルドを出て歩き出すとベルがいきなりそんな事を言う

 

「どうしたいきなり?」

「いや、さっき冒険者リストを見ている時さ。ちょっと不安になってたんだ。僕なんかがアイズさんに追いつけるのかなって……

でも、ヤミさんの言葉で決めたよ。僕は強くなって…アイズさんに追いつくよ!!」

「フッ…ハッハッハァ!

そうだッ!そのいきだ!お前と言う男が決めた事だ。途中で投げ出したりすんじゃねぇぞ?」

「うんっ!」

 

ベルの返事にまた笑って返す。ベルの顔はギルドの中の時のように暗くはなく。明るいものとなっていた

 

「ベルさん!ヤミさん!」

 

突如飛んできた呼び声に俺達は周りを見る。先に目に映ったのは『豊穣の女主人』、次に見たのはそこの出入り口から出てくるシルさんだ

シルさんはベルに近づくと両手でベルの手を握った

 

「会いたかった……!」

 

一瞬その言葉を聞いて何事かと思ったがシルさんが魔女だと学習している俺はロクでもない事だろうと感じ、即座にその場を後にした

 

『ヤミさーーん?!」

 

何か聞こえた気がしたが、気のせいだ気のせいだと自分に言い聞かせ走り続けた

夕方、ベルの話によるとシルさんがやるはずの皿洗いをやらされたらしい。逃げて良かったと思ったがその日ベルはずっと口を聞いてはくれなかった

 

 

ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3( ;∀;)Σ('◉⌓◉’)

 

 

いつものように金属音が鳴り響く訓練を眺める。ベルがアイズさんの攻撃を受け流し、ついに反撃と呼べる反撃を成功させた

思わず俺の手が動きベルを讃える拍手を送る

 

「これで、終わりだね……」

 

太陽が出てくる。一週間の訓練の終了の合図だ。ベルは短刀をしまうと礼儀正しく腰を折り頭を下げた

 

「今日まで、ありがとうございました」

 

短い時間だったが、俺もたまにサンドバックだったが、楽しかったため続けて俺も頭を下げる

 

「私も、ありがとう。……楽し、かったよ

…それじゃあ、頑張ってね」

「……はい」

 

少ないがこちらに言葉を送り、ベルが返事すると背を向け遠ざかっていく

 

「アイズさん。忘れ物」

 

そう言って手に持ったものを投げると振り返ったアイズさんがそれをキャッチする。もちろんあんぱんだ

 

「そんじゃ、行くぞ。ベル坊」

「…うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤミ・カズヒラ

Lv2

力:H121→F312

耐久:I86→G279

器用:H113→F356

敏捷:H129→G246

魔力:H106→H199

 

純粋I

 

≪魔法≫≪スキル≫そのまま

 

 

ホームに戻り久々に更新した俺の【ステイタス】、アイズさんのおかげ(サンドバッグにされたせい)で耐久が異様にあがっている。ベルは俺以上にしごかれた

しかもLv2の俺でこれだ。ベル君はどこまで成長しているか想像もできない

 

「うーんと、ベル君?あのサポーター君とは上手くやってるかい?」

 

ベルの番になって黙っていると落ち着かなかったらしいヘスティア様が言葉を口にしたが

 

「神様……前から同じこと聞いてますよ?」

「そ、そうだったかいっ?」

 

そう、さっきから同じ質問しかしていない。顔を赤くし、コホンッと咳をしながら【神聖文字】を刻んでいく

 

「それにしても、一週間だったっけ?よくもまぁあの【剣姫】にしごかれたじゃないか。ベル君もヤミ君も。『耐久』の熟練度が他のアビリティを差し置いて凄まじい事になっているよ?」

「ベル坊はよく気絶してたなぁ」

「……は、はははっ」

 

空笑いするベルの笑い声を聞きながらヘスティア様を見るとやはり機嫌が悪くなっている。ベルの≪スキル≫による成長速度のせいだろう

 

「ベル君。ちょっと掘り返すようで悪いんだけど、例の【剣姫】と何か……いかがわしいこと、した?」

「い、いかがわしいことって……」

「例えばそうだなぁ……膝枕とか」

「「ぶっっ!!!」」

 

俺とベルは同時に吹き出しベルは枕に顔を沈め、俺は腹を抱えて盛大に笑った

 

「な、何があったんだい?!ベル君……いや、ヤミ君!ボクに教えてくれ!詳しく、鮮明に!」

「か、神様?!」

 

目から嫉妬の炎を燃やして聞いてくるヘスティア様、神に嘘は通じないため……

 

「……黙秘します」

「うがぁーっ!!」

 

ヘスティア様は嫉妬に狂う獣となった。かわいい

だがこのままここにいたら無理矢理聞き出されかねないため逃げる事にした

 

「ベル坊!俺今日はソロでダンジョン潜るからリリにはよろしくなっ!!」

「まぁてぇ〜まぁつんだ。やぁみぃ…「行ってくださいヤミさん!」な?!ベル君!離すんだ!」

 

ベルがヘスティア様を足止めしてる間に俺は先を急ぐ。ドアを開け、一応閉めてから階段を登りダンジョンへ全速力で走った

 

 

 

 

〜9階層〜

 

適当に思い浮かんだ歌を歌いながら9階層から10階層に行くための道を歩いていると妙に見覚えのある姿があった

 

「ヴヴォォォ…」

「えーと……間違っていなけりゃミノタウロス…だよな?」

 

Lv1の時、初めて敗北したLv2相当のモンスター

人の体を持ち、頭は牛の化け物がそこにいた

 

「ここにいつまでもいたら死ぬ奴が…いや、もういるか?」

 

最後まで言う前にミノタウロスが片手で持つ大剣についた血を見て犠牲者はもういると考える

瞬間、ミノタウロスは動きだしその大剣を横に振り攻撃してきた

 

「おっそい!!」

 

それをジャンプすることで回避、空中で刀を抜き落ちる勢いでミノタウロスに斬りかかった

 

「やはり、Lv2かそれ以上…」

 

刀はミノタウロスに届かず、一本の大剣によって防がれた




今日の11時30分頃=お気に入り登録499
記念のメモリアフレーゼのハロウィン=やらないと
いつも通り3000字=二回に分けてやらないと
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