ダンジョンに転生者がいるのは間違っているのだろうか   作:黒歴史

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A別にいいのです。神は全てを許します
読者は許さなくても自分に都合の良い神様が許します


第43話Q最近適当にサブタイトル書いているがそれでいいのだろうか

「ほう、この者がお主達が話しておった例の冒険者か、リヴェリア?」

「ああ、ガレス。彼がベル・クラネルだ」

 

 筋骨隆々のガレスと呼ばれたドワーフと、美人なリヴェリアと呼ばれたエルフがそう話すのを聞いた。いつのまにかベルもベルで顔が知られてるんだよな。すごいすごい

 

「それで黒い方は確か…」

「ああ、酒場でベートを倒した…「あの時はマジですんませんでしたッッッ!!」

 

 酒場の事を思い出したため、頭を勢いよく地面にぶつけて土下座した

 目の前にいる三人が一瞬びっくりした感じだったが笑い出し、「気にしていないから」と言われ感謝しながら頭を上げ、そしてまた下げた

 

「……この度は助けて頂き、本当にありがとうございました。感謝の言葉もありません」

「あ、あああありがとうごじゃっ、ございましたっ……!?」

 

 俺の言葉に続きベルも噛みながらも頭を下げる

 

「そう畏まらないで、どうか楽にしてくれ。冒険者とはいえこんな時くらい助け合おう」

 

 フィン・ディムナ…さん?はそう言って肩を上げる素振りをする

 

「それに、アイズの知人と聞いておきながら見殺しになんかしたら、僕は彼女に恨まれてしまうからね。夜を安心して過ごせるように、君は何としても助けておかないと」

 

 その言葉を聞いて頭を上げるとフィン・ディムナさんは…長いな、フィンさんは少年のような笑みを浮かべた

 

「君達の事情は概ね把握しているつもりだけど、一応も説明してもらえるかい?」

「「あ、はい」」

 

 上手いこと話を進められているが嫌な感じはしない。とりあえず俺達は18階層に来た経緯を包み隠さず話した

 

「がははっ、中層に進出したその日に18階層か!なるほど、フィン、リヴェリア、確かにこの若造は面白い!」

「ガレス、この場は内輪だけではないんだ。抑えてくれ」

 

 笑うガレスさんにリヴェリアさんが注意する

 ガレスさんは俺達の背中を叩きながら「よく階層主から逃げおおせた!」と褒めちぎってくる。高レベルの冒険者だけあって叩く力がめちゃくちゃ強かった。痛い……

 

「僕等の方は見ての通り、ここで休息をとっている。本来なら、『遠征』の帰りとはいえ18階層にとどまらず、一息に地上へ帰還してしまうんだけど……帰路の途中で、モンスターから厄介な『毒』をもらってね

 ベート……【ファミリア】の中でも足の速い者に、一度地上へ解毒剤を集めに行ってもらっている。早ければ明日にはくるかもしれないけど、彼が戻るまでは、僕等はここに滞在する予定さ」

 

 悪質な毒を治療する専用のアイテムがあるらしく、それを調達しに向かった人が俺達が18階層に着く前に発ったらしい

 

「食料を始めとした物資はもうあまり残ってないんだ。配分できる物には限りがあるから、それだけは理解してほしい」

「いえ、恵んで頂けるだけでも十分です」

 

 むしろこれで文句なんか言ったら即座に追い出すか殺されるだろ。俺だったらそうするし

 

「短い間だけど、君達を客人としてもてなそう。周囲と揉め事を起こさなければ、あのテントは好きに使って構わない。団員達にも僕の口から伝えておくよ」

「すいません。本当に何から何まで……本当にありがとうございます」

 

 ありったけの感謝を込めてお礼を告げると「貸しの一つにしておくよ」と笑いながら言ってくれるフィンさんにもう一度お礼の言葉を送り、退出させてもらった

 

 

 

 

 

「アイズさん。お疲れ様です」

「お疲れ様……」

 

 周囲を行く人達はみんなアイズさんに挨拶して行く

 そしてアイズさんの後ろをついて行く俺達が気にくわないのか挨拶する全員が全員嫌な視線を俺とベルに向けていた。特に魔導師らしきエルフの人に見るだけで殺せそうな視線を送ってくる

 

「あの、アイズさん?俺達、本当に大丈夫?後ろから刺されたりしない?」

「?大丈夫だよ?」

 

 アイズさんは気づいてないようだ。未だ変わることのない視線から地味に怯えながら歩いていると

 

「18階層……」

「「えっ()?」」

 

 不意にアイズさんがポツリと口を開いた

 

「もう、18階層まで来ちゃったんだね……」

「え、えーと……フィンさん達にも話しましたけど、その、事故が重なって止むなくというか、くるつもりはなかったというか……い、命からがらに?」

「そうだな。ヘルハウンドに追われるわ、アルミラージに囲まれるわ、最後の最後にゴライアス来るわで大変だったな」

 

 ベルがたどたどしく俺に話を振るため俺が答えた

 するとアイズさんが足を止めてベルに振り返った

 

「ミノタウロスを倒して、Lv2になったの?」

 

 ジッと見るアイズさんに気圧されながらもベルは頷いた

 彼女はしばらくそのままでいた後、すすすす、と動きベルの背後に回り込もうとする

 ベルはそれに対してスススス、と立ち位置を変える。アイズさんもまたすすすす、と背後に移動しようとする

 ……ステイタス見ようとしてる?

 すすすす、スススス、すすすす、スススス……何してんだこの二人

 

「…むぅ」

 

 アイズさんが諦めたようで動かしていた足を止めて俺を見る

 俺は何かもう察したため

 

 ダッ!

 …だっ!

 

 走って逃げることにしたが追いかけて来る。背後にピッタリとくっついて来ようとしているため何度も曲がって背後から離す

 そんなやりとりをしていると

 

「わぁー、本当にアルゴノゥト君だー!」

 

 ベルの方からベル以外の明るい声が聞こえてきた。俺とアイズさんは足を止めて声の方向を見る。褐色の肌をしたアマゾネスらしき人二人がベルの近くにいた

 

「ティオナ、ティオネ……」

「あれ?どっかであったような……」

 

 なんっか見覚えのある姿、容姿、胸のある方とない方……

 

「ごくろうさま、アイズ。団長のところに行ってきたんですって?」

「担ぎ込まれたって聞いてたけど…『怪物祭』の時の人もいるじゃんっ!」

「ああ、あの時の人達だったか。どおりで……」

 

 そんな風に話しているとベルが慌てて口を開いた

 

「ア、アルゴノゥトって、ど、どういう意味でっ……?」

「ああ、気にしないでちょうだい。このちゃらんぽらんが勝手に言ってるだけだから」

「あたし達、君がミノタウロスと戦ってたのをずっと見てたんだ!それであたし、昔好きだったお伽話を思いだちゃってさーっ、うん、すごかったよ!」

 

 なんでも、9階層でベルとミノタウロスが戦っていたところを見ていたらしい

 それからとりあえず自己紹介は済ませた。やっぱり「ヤミさん」と呼ばれた

 その後、女にほとんど慣れていないため顔が赤くなっているベルは姉妹からいじられているのを見ていると

 

(((ーー調子ニ乗ルナヨ)))

 

 なんか幻聴が聞こえ、寒気もしたため「仲間の様子を見て来る」と言うと「じゃ、じゃあ僕もっ!?」とベルもついてきた

 

 

 

 

 

 〜夜〜

 

「んっ……」

 

 未だ寝ているリリとヴェルフの様子を見ているとピクリと動く。ベルがハッとして二人の顔を覗き込む

 

「……どこだ、ここは」

「ベル様……?」

 

 瞼を開けた二人を見るや否や安心したのかまた涙を少々流す

 

「リリ、ヴェルフ、大丈夫?僕のこと、わかる?」

「……リリが、ベル様のお顔をわからないなんてこと、ありえません」

「あー……リリスケの減らず口が聞こえて来るなら、俺も問題ないな。よっ、ベル」

 

 微笑むリリに変わらない調子で返事をするヴェルフ

 

「ところでヤミ様はどこですか?顔、忘れてしまいまして」

「あー……わかる。すまん、ヤミさんはどこだ?」

「お前ら酷くね?!ヴェルフも納得すんな?!

 こらベル!何笑ってんだ!?」

 

 リリとヴェルフも「冗談ですよ(冗談だ)」と言いながら大笑いを始め、最終的に俺も混ざって全員で笑いあっていた




1日3000字の書き方〜
まず朝昼の暇つぶしに1500字書きます
早くて45分、長くて1時間30分です
夜に残りの1500字を寝る前に書きます
はい終わり
これを生活リズムに取り入れれば簡単になります
ストックは10〜15話くらいあった方がいいです
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