ダンジョンに転生者がいるのは間違っているのだろうか   作:黒歴史

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いやあ、1時に出した後に11時に出してみたけど想像してみたらこれが笑う笑う
多分あれでしょ?12時には来なくて萎えてると1時に来た!!
で、
今度は12時だろ?って思った矢先に早めの11時!!
あたふたしてたのが眼に浮かぶわ〜w
あ、『うぜえ』って思ったな!!


第47話覗き

 ベル曰くどうやらこの男達は俺が『豊穣の女主人』で皿洗いをやらされていた時にリューさん達に叩き伏せられ追い出された奴ららしい

 

「何でてめぇがここにっ……」

 

 その時のことを根に持っているのか、ベルに掴みかかろうとするモルド…さんでいいのか?だったが側にいたアイズ(もうさんつけなくていいや)の姿を見るなり足を止め、俺の姿を見るなり「ヒィィ!!」と後ずさる。そのまま走ってどこかへ行ってしまった

 

「おいおい、ベル君。また冒険者に因縁をつけられているんじゃないだろうね?」

「えっと、そういうわけじゃあ、ないんですけど」

「気をつけとけよ?人間なんてちょっとしたことで妬み嫉みをするからな」

「マジですか…」

 

 ベルは頭を抱え「うーん」悩みだした

 

 

 

 

「ねぇねぇ、みんなで水浴びしに行こう!」

 

 そのティオナの言葉が始まりだった。それに全員が賛成し、今キャンプ地ではほとんど男しかいない

 

「……頃合いだな」

 

 女達が水浴びに行って数分後、ベルと大地に横たわり昼寝に入ろうとしているとヘルメス様がそう呟く

 

「えっ?」

「ヘルメス様どうした。トイレ?」

「いやいや、違うとも。それよりもベル君にヤミ君…

 

 

 オレに付き合ってくれないか?」

 

 真剣な眼差しで、潜めた声で言ってくる

 

「オレはこの時を待っていたんだ。いや、この時のためにここまで来たと言っても過言じゃない……オレ達、男三人だけになれるこの時をね」

 

 なんだろう。嫌な予感がする

 だが声を潜めると言うことはよっぽど大事な話なのだろう。受けるしかない…のか?

 ヘルメス様は「ついてきてくれ」と静かに、誰にも悟られることなくその場から離れる

 野営地から離れ森の中へ、奥へと進む

 

「……よし、これがいいな」

 

 歩きの前で足を止めるヘルメス様。幹が太く、丈夫そうな大樹だ

 ヘルメス様は慣れた動きで気をよじ登る「さあ二人とも、早く登ってくるんだ」と言われ、俺もベルも気を登る

 

「ヘルメス様、なんか話があると思ってたんだが」

「おや?オレはそんなことを一言も言ってないぜ?」

「帰っていいか?ベル坊、ヘルメス様、頼んだぞ」

 

 なんだよ話はないのかよ

 ならもう俺は関係ないだろ

 

 そう思いながら帰ろうと足を動かそうとしているとガシリと肩腕を掴まれる

 

「ヤミ君、残念だがここまで来たらもう引き返すよりやってしまった方が得なんだぜ?」

「いや、何する気だよ。嫌な予感がビンビン感じるんだが?」

 

 ヘルメス様にそう聞くが「すぐにわかる」と先に進み出すヘルメス様

 

「ど、どうする?」

「どうするもこうするも、もう近くらしいし…ついていって、くだらないもんだったらすぐ帰るぞ」

 

 

 

 

 

 

 ヘルメス様についていくと段々とドドドド…という大量の水が落ちる音が聞こえ、進むほどにその音は大きくなっていく

 

「なぁヘルメス様。もしかして…」

「うん?ヤミ君は今更気づいたのかい?君って案外鈍感なんだねぇ」

 

 ハッハッハと笑うヘルメス様の言葉の後に女の声がワイワイ聞こえてきた

 

「……覗きだよ」

「!?」「帰るわ」

 

 目を見開き驚くベルと即座に方向転換し帰ろうとする俺を見てヘルメス様は言葉を続ける

 

「まぁ待て待て、女の子達が水浴びをしているんだぜ?そりゃ覗くに決まっているだろう?」

「決まってませんよ!?」

「バレたら弁明の余地なしで重罪は確定だろうが」

 

 俺達の言葉を聞きウンウンと頷くヘルメス様

 

「二人共、ここで騒いだら、第一級冒険者に簡単にバレてしまう」

 

 ヘルメス様の言葉を聞き、今乗っている枝の下を見る。【ロキ・ファミリア】の女性団員達が辺りを哨戒し、いつの間にか真下には水浴びを楽しんでいる女達の声が響いていた

 ヘルメス様を見るとニコリと清々しいゲスな笑みを浴びせてくる

 

「まだ俺達は無罪だな。よし帰るぞベル坊」

「そうですね」

「情けないなぁ、二人とも。『覗きは男の浪漫』だぜ?ベル君ならともかく、ヤミ君ならわかってくれそうな気がしたのに…あっ、もしかして童…「それ以上行ったら神であろうと全力で潰しに行きます」…それにしても、君達の親は一体何を教えてきたんだ」

 

 ヘルメス様が一瞬ビクッとしながらそう言う

 まったく。子に覗きを男の浪漫とか教える親なんて……

 

 

 〜三年前のある日の朝〜

 

 

「おーいじいちゃん。鍛錬の時間だぞ!」

 

 家の廊下を歩きながらじいちゃんを探す。廊下で呼んでも出てこなかったため外の縁側の方へ行くとまだ幼いベルとじいちゃんがそこにいた。何かを話しているようで「なんだなんだ」と思いその声に耳を傾けると

 

 

 

「ベルよ。覗きは男の浪漫じゃ…」

「おじいちゃん?」

「ロr r r r r rマンじゃあああああ!!!」

「おじいちゃん!?」

 

 

 

「孫に何吹き込んでんだクソジジイッッッ!!!」「フガァ!?」

 

 強烈な右ストレートがジジイを襲う。二、三M吹き飛ぶがそこで体制を立て直しすぐに立ち上がる

 

「コレッ!!!師匠に何してるんじゃ!!!」

「うるせえよ!純粋無垢な孫に汚い事教えてんじゃねぇよ!一瞬耳を疑ったわ!」

 

 

 

 

 

 思えばこの出来事がじいちゃんに一撃入れた最初の思い出だったなぁ……忘れよう

 

「か、帰りましょう、ヘルメス様っ!?」

 

 気づけばベルが腰を上げ、前のめりになってヘルメス様を引き戻そうとしていた

 

 ボキッ

 

 何かが折れる音が聞こえた。見ればヘルメスの足場から先が折れていた。枝の上の位置はヘルメス、ベル、ヤミという感じであり、ヘルメス様の足場から先…ということは

 

「俺とベル坊が落ちるな」

「ヤミさん!?冷静に考えている暇はないよ!?」

 

 枝葉を突き破りそのままの勢いで落下していく俺とベルはそのまま真下の水へ…

 

「いくかぁッッ!」

「ヤミさん!」

 

 ベルの腕を掴み離そうとしても離れない刀を抜き、いつややった鞭を作り枝に引っ掛ける

 おかげで勢いが落下の勢いが止まり、安心する。一瞬だが

 

 

 ボキッ

「「あっ……」」

 

 

 枝が折れた。当たり前だ。二人分の体重に落下の勢いが全て枝に来ているのだから

 間抜けな声を出しながらやはり水の中へ入ることになった

 

「ガホッ、グホッ」

 

 水から顔を出し、咳き込む。隣を見るとベルも同じように咳き込んでいた

 

「……アルゴノゥト君に…悪魔?」

 

 荒い息を吐きながら下を見ているが聞き覚えのある声が聞こえる。顔は見えないが近くに気配が……

 

「なになにっ、二人共水浴びに来たの?」

「片方はわかるけど、大人しそうな顔をして……やるわねぇ、あんたも」

「う、うわああああああああああああああああ!?」

 

 多分顔を上げたベルの叫びが木霊する

 …片方はわかるって何!?俺なら納得ってか!?そんなに信用なかったか俺!?

 

「な、ななななっ……!?」

「え、えぇぇぇっ……!?」

「まさか……ヘルメス様?」

 

 俺達の登場に慌てているのか周りから水が跳ねる音が聞こえる

『顔を上げれば桃源郷が見えるんだぞ?ホラホラ、顔を上げな』

 もう一人の俺がそう囁く、危うく顔を上げそうになったところで…

 

「ベル君、君ってやつは……!」

「ヤミ様…見損ないました……」

 

 ヘスティア様の後のリリの声で正気に戻る

 リリぃ!!?誤解だぁ!!俺達は騙されたんだぁ!!

 

「「ご……ごめんなさああああああああああああああああいっ!?」」

 

 ベルが走り出したため男も目を瞑りながら走る

 え?『見えてないだろ?』って?

【領域】使えば一瞬だ

 

「【解き放つ一条の光聖木の弓幹何時弓の名手なり狙撃せよ妖精の射手穿て必中の矢】!!」

「駄目っ、レフィーヤ流石にそれはだめー!?」

 

 詠唱が聞こえ、それを止める声も聞こえてきた

 つーか詠唱はや!?

 

「【アルクス・レイ】!!!」

「ああああッ!!!」

 

【領域】に凄い速さで飛んでくる物体が感知された。これが魔法なのだろう

 

「ベル坊ッ、お前だけでも逃げろッッ!!」

「ヤミさん!?」

 

 動きを止めて魔法の方を向き、闇を両腕に纏わせ、腕を突き出す

 ドンッと両腕に衝撃が走り数M地面を削りながら後退する

 どういう魔法なのかは知らないが、熱などは無効にできるため普通に触れる

 

「うらあああああああ!!!」.

 

 そのため魔法を掴み、上に上げると地面に叩き潰した

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