ダンジョンに転生者がいるのは間違っているのだろうか   作:黒歴史

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お気に入り登録の速さが『七つの大罪』の比じゃない…
やっぱり毎日投稿で3000字って言うのがいい感じにしてくれているのかな?


第6話豊穣の女主人

 もらったものを食べた後あることを思い出し、ベル坊には一人でダンジョンに行ってもらうことになった。教会に戻り忘れた財布を持つとある所に向かった

 

「ここが【ヘファイストス・ファミリア】の武器屋か」

 

 木刀が砕けたためやっと本物の刀を買う事にした

 俺の所持金はコツコツと貯めてやっと3万、武器を一つやっと買えるくらいだ。とりあえず中に入ると

 

「お!にいちゃん!何か用かい?」

 

 元気そうな男が声を張り上げてそう言ってくる

 

「刀を買いたいんですが…」

「刀ならそこにあるぜ!好きなだけ見ていきな!」

 

 男は刀の置いてある場所を指をさして教えてくれた。それに従い刀を見ると当たり前だがたくさんあった。値札を見ながら良さげな物を探す

 すると一つの刀が目についた。値段は28000ヴァリス。刀を鞘から途中まで抜いて刀身を見ると何で出来ているのか分からないが見惚れてしまうほど見事な刃だった。

 しばらく見ていると男が話しかけてきた

 

「にいちゃん。そりゃ【妖刀】ってやつだぜ」

「【妖刀】?」

 

 刀を鞘に戻し不思議そうな声を出すと

 

「知らねえのか?使い手を選ぶって言われてる刀だ。認められた者にしか抜けないんだとよ。抜けたらどんなことがあっても使い手から離れる事はないらしいが、どう言った能力があるのかも分からずただただ抜かれるのを待つ刀だ。十数年間誰にも抜けたことがないから観賞用として売り出してるのさ」

「なるほど、抜けないだけで刃は見れるのか」

 

 そう言ってまた刃を見ると男から聞こえた

 

「いや、そんなことはないからね?見ることすら…え?」

 

 男が素っ頓狂な声を上げた。俺が刃を見ていたのだ

 

「お前さん…抜けるのか…?」

「…うん、そうみたい。おじさんこれ買います。ほら28000ヴァリス」

「いや、いい」

 

 お金を差し出すと男がそれを拒否してお願いしてきた

 

「代わりにその刀を見せてくれ。どんな物だったのか見てみたい」

「いいよ」

 

 そう言って抜いた刀を見せる。男は「ほう…これがこの刀の刀身…」と数分鑑賞すると「もういい」と言う。俺は刀を鞘に戻し腰にさすと出入り口に向かった

 

「それじゃあ、ありがとうございました」

「その刀…大切にしてやれよ?」

「はいっ!」

 

 男の言葉に返事を返すと俺は店を後にした

 

 

 

 

 

 ダンジョンに入り3、4階層まで降りるとベルを見つけた

 

「ベル坊!何してん…だ…」

 

 必死で逃げるベル坊の後ろには6匹のコボルトがいた。ミノタウロスと言い、コボルトと言い。何でベル坊はこんなにモンスターに追われるのが好きなのだろうか?

 

「ヤミさん!!!」

 

 俺に気づいたベルから何やら俺を心配している声がした。だが俺にとってはただ新しい武器の試し切りが出来てちょうどいいくらいだ

 

「ベル坊!4体やるから2体やれ!」

 

 そう言って抜刀の構えを取り闇を半径3Mで周りに展開する

『オーバーロード』で見た【領域】を参考にしてみた技だ

 まずベルがそれに入り、通り過ぎる。次に先頭から順に4体のコボルトが入った瞬間、刀を抜き首を切り落とす

 最後の2匹は隙だらけになった俺に攻撃しようとするが

 

「プルス・ウルトラァァァア!!!」

『『ガッ!?』』

 

 ベルが掛け声とともに隙をついて倒した。俺とベル坊の目が合う

 

「「お疲れ様!」」

 

 笑顔でハイタッチすると二人で魔石を集める

 

「サポーターがいればベル坊を一人にしても安心なんだが…」

「そんなお金ウチないから…」

 

 二人で乾いた笑みを浮かべているとまた声がした

 

『『『ガアアアア!!!』』』

 

 十数のモンスター達がこちらに向かって威嚇してきていた

 

「ヤミさん…」

「おかわり来たぞ。まあ、取り敢えずやろうぜ」

 

 

 

 

 

 

 ベル・クラネル

 Lv1

 力I→H:82→120

 耐久I:13→42

 器用I→H:93→139

 敏捷H→G:172→225

 魔力I:0

 

≪魔法≫≪スキル≫そのまま

 

 

 ヤミ・カズヒラ

 Lv1

 力E:413→483

 耐久G:210→231

 器用G→F:299→326

 敏捷G:301→351

 魔力G:304→367

 

≪魔法≫≪スキル≫そのまま

 

 

「えっ……」

 

 俺はいつも通りに見ている中、ベルだけが間抜けな声を出す

 

「か、神様、これ、ヤミさんのと間違ってませんか?」

「…君はボクが簡単な読み書きもできないなんて、そう思ってるのかい?」

「い、いえっ!そう言うことじゃなくて……ヤミさんもおかしいと思いますよね?!」

「俺はベル坊以上に上がってんだ。それくらいが普通なんだよ」

「そ、そうなの?」

 

 ベルが頭を抱えているが気づいてない。耐久と敏捷に関しては俺より上がっていることを

 ヘスティア様を見ると機嫌が悪い。目が合うとすぐに背けられたかと思うと立ち上がった

 

「ボクはバイト先の打ち上げがあるから、それに行ってくる。君達もたまには二人で羽を伸ばして、寂しく豪華な食事でもしてくればいいさっ!」

 

 ああ、朝の話をヘスティア様は聞いていたのか。だけどバイトの打ち上げがあるから自分だけ行けないと……

 

「…いってらっしゃい」

「いってきます!!!」

 

 俺が出て行くヘスティア様に声をかけるとしっかりと返事を返してバタンとドアを勢いよく閉めた

 

 

 

 

 

「さて、ここに来たは良いが、何処にあるのやら」

「朝にシルさんと会ったのはこの辺りのはずなんだけどなぁ…」

 

 現在俺達は朝に朝食をくれたシル・フローヴァって人が働いていると言う酒場を探しているのだが、夜のため人が多いため、何処が朝の場所だったのかわからなくなっていた

 

「ヤミさん。あった」

「お?やっとか…」

 

 探しているとようやく見つけた、看板には『豊穣の女主人』と書いている

 まず外見の感想はやけに広い。中を覗くと人が十数はいる

 そして店員さんが全員女、ウェイトレスだ

 ベルを見ると女に抵抗力が無いためガチガチに緊張している

 

「ベルさん!ヤミさん!」

「おっす」

「……」

 

 朝とは違い今度はベルが何も言わない。少しすると観念したのか下手くそな笑みを浮かべた

 

「……やってきました」

「はい、いらっしゃいませ」

 

 そう言うと俺達は開きっぱなしの入り口をくぐるとシルさんが澄んだ声を張り上げた

 

「お客様2名入りまーす!」

 

 そう言うシルさんの後に続く。案内されたのはカウンター席だった

 席に座るとドワーフの女将さんがやってきた

 

「アンタ達がシルのお客さんかい?ははっ、冒険者のくせに可愛い顔してるねぇ!」

 

 女将さんが豪快に笑う。そして次の言葉を繋いだ

 

「なんでもアタシ達に悲鳴を上げさせるほど大食漢なんだそうじゃないか!じゃんじゃん料理出すから、じゃんじゃん金を使ってくれよぉ!」

「ふぁ?!」

 

 告げられた言葉に俺は変な言葉が出る

 振り返るとシルさんそこにおり、笑顔で言った

 

「あれだけお腹を鳴らせるんです!食べられますよね!」

「食べられますよね!!!じゃない!!!」

 

 この人狸じゃない!狸に化けてた魔女だ!

 

「ベル坊、すまん。俺のせいだ」

「違いますよヤミさん。あれを食べていた時点でこうなる事は決まっていたんです」

 

 謝る俺をベルは俺を慰めてくれている。本当にいい奴だ

 

「ふふ、冗談です。ちょっと奮発してくれるだけでいいんで、ごゆっくりしていってください」

 

 ちゃっかり『ちょっと』と付け加えて言ってしまうシルさん

 とりあえずメニューを見て、ベルはパスタ、俺は女将さんにオススメを聞いて『豊穣定食』にした

 女将さんは「酒は?」と聞くとベルは「いりません」と言い、俺は「じゃあ一杯」と言うと二杯持ってきた

 

「やっぱ普通じゃねえなこの店」

「…そうですね」

 

 ゆっくりと食べ物を口にしながらそう呟くとシルさんがまたきた

 

「楽しんでいますか?」

「「圧倒されています」」

 

 シルさんの言葉に俺達はそう返した




これで今まで書いてきた作品のクロスオーバーはできたかな?
オーバーロードで【領域】
ヒロアカで【プルス・ウルトラ】
七つの大罪で【強奪】
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