ダンジョンに転生者がいるのは間違っているのだろうか   作:黒歴史

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今月の17日、俺は「なんか面白い二次創作ないかな〜」とランキング上位のやつを見ていたんですよ
するとですね、なんか12位のところに見覚えのあるタイトルを見つけたんですよ
『ダンジョンに転生者がいるのは間違っているのだろうか』
っていう長ったらしい名前が
要するにですね、何が言いたいかというと……


ありがとよーーーー!!!
愛してるぜ見てくれている人達よ!!!


第62話地獄の特訓開始

 〜1日目〜

 この日は単純に今の実力を知るために一日中の模擬戦

 アイズがベルを、ティオナが俺を相手するのだが、ティオナはアイズと違って訓練(こういうこと)はしたことがない

 結果、加減を間違えて何度も吹っ飛ばされた

 防御はしなかったのかって?あの大剣ブンブン振りまわす力とか防げるわけねーじゃん

 ベルはアイズの加減を間違えた蹴りを受けて吹っ飛ばされてた

 …どっち行っても変わらねーな

 

 

 〜2日目〜

 実力がある程度わかったところで訓練は開始した

 感想から言おう。死ぬ

「どんな攻撃にも反応して防御ができるように」と受けの訓練。Lv6の第一級冒険者の速さでの攻撃を防げとのこと

 俺とベルのLvは2と3、当然の如くその速さに翻弄された。ボコボコにされた

 ある程度傷ついたらポーションで回復してまたやる。ある程度疲れたら数分休んでまたやる。それの繰り返し

 やめたくなった、逃げたくなった。だけど俺より弱いはずのベルが根性出して頑張ってるんだから俺も負けずに攻撃を受け続けた

 

 昨日と同じようにアイズにこしあんを渡す、ティオナは「つぶあんは昨日食べたから」と言ったため、こしあんを渡した。俺はこしあん、ベルはつぶあんを食べた

 

 

 〜3日目〜

 昨日と同じ受けの訓練、初めて一撃を防げた。何度も殴られているとなんだか次の一手が読めるようになった。読めるからと言って完全に防げるわけではないが、やっと一撃を防げたのだ

 それに対して内心歓喜していると、次の攻撃が来ていたため直撃した

 

 流石にあんぱんだけじゃ飽きるだろうと今回はこの2次創作の主の大好物、『●●キックス』というグミを出した

 粉のようなものが付いているグミ一粒を全員に生きたわらせると「なにこれ?」という疑問の声が上がるが「とりあえず食べよう」とそれを口に入れる

 

「「「●#@a☆¥%○*!?!!?」」」

 

 あまりのすっぱさに俺を含めた全員の顔がしぼんだ。ホント、なんでこれ食べて平気なんだ?ここの主は……

 

 

 〜4日目〜

 何とか反応できたら大体防げるようになってきた。こうなると「あとは見なくても反応できるようになろう!」という訳で、Lv2、3程度では見えないレベルでの速さに変わった。もちろんボロボロになった

 

「もうあのグミはやめて」と言われたため、今回はメロンパンにした。あんぱんじゃないことにアイズはがっかりしていたが、食べたら機嫌が戻った

 

 

 〜5日目〜

 だいぶ荒削りだが、何とか防げるようになってきた。アイズもティオナも俺とベルの成長速度に驚いていた

「何でそんなに覚えるのが早いの?」と聞いてきたが、「さあ?」ととぼけるといつかの時のようにスススッ…と背中に回られるため全力で逃げた

 

 ティオナに聞くと戦争遊戯まで今から4日後らしい、だが戦場はオラリオではないため戦場に行くための時間を考慮するとあと2日くらいしかないらしい。ピッタシ1週間だったな

 

 

 〜6日目〜

 じいちゃんとの修行中に言われた事を思い出した

『ボールが何故跳ねるか知ってるか?ボールが落ちる力に抗うから反発するのじゃよ』

 いや何の話?と当時は返したが、今やった事をやって何となくだがわかった

 防いだ瞬間、疲れていたせいか腕に力が入らなかった。そのせいでティオナの攻撃は防げても、力が足りずそのまま……上にそれた

 そのまま続けると何となくだが、攻撃の逸らす方がわかった

 タイミングが重要、力で防ぐべき攻撃か力なく逸らすべき攻撃か一撃一撃見極めなければならない

 それができなかったため、何度も打ちのめされた

 

 

 〜最終日〜

 

 最後の日という訳で、初日と同じように模擬戦をする事になった

 

「いっくよ〜」

「……」

 

 笑顔で大剣を構えるティオナに対し、静かに構える俺。この人の強さはこの一週間で嫌という程わかった

 だからこそ、油断はできない

 

 先に動いたのは…ティオナだ

 横薙ぎに大剣を振るってきたため、マトリックス避けをする

 そのままでは地面に倒れてしまうため地面に後頭部で頭突きをして起き上がり、そのままの勢いで刀を縦に振りおろす

 だが縦に切る場合、攻撃の範囲は狭いため横にスッと動いて避けられた。俺はこの隙にとティオナとは逆の横に飛んで距離を取る

 

「ヤミさんの戦い方は面白いね〜」

「…そうですかい。頭痛え…

 

 まだヒリヒリと痛い頭を無視して今度は俺から攻める。勢いに乗ってバットのように振るとやはり大剣で防がれる。だがそのまま休む間も無く数十回振ると

 

「隙あり!」

 

 そう言って刀を振る一瞬の隙を突いて最初の攻撃以上の速さで大剣を振るうティオナ

 を見て俺はニヤリと口角を上げて笑う

 

「待ってました」

 

 予測さえしていれば隙が出来たからといって防げないわけではない。迫る大剣に反応して刀で大剣を防ぎ…逸らす

 

「うわっとと……」

「隙ありぃ!!」

 

 勢の乗った攻撃を逸らされバランスを崩したティオナに俺の刀が迫る。勝ったぁ!!!

 

 

「…と、思うでしょ?」

 

 ティオナは大剣から手を離して回し蹴りを放ってきた。勝ったと思っていた俺は防げず

 

「あれだね、ヤミさんは武器に最後の最後で目が行き過ぎてるね〜。でも、それまでは良かったよ?」

「ちくしょう!!一週間ありがとうございましたぁ!!!」

 

 こうして、俺の一週間に渡る訓練は終わった

 

 

 

 

 

 

 

 夜明け前の街、肌寒い冷気が漂っている

 街の活気は嘘のようになくなり、静寂が辺りを漂っていた。そんな中、街の中を走る3人の影が東のメインストリートを走っていた

 

「急ぐんだ、二人共!隊商(キャラバン)がもう出発してしまう!」

「「はい!(ふぁ〜…)」」

 

 走ってるのはベルとヘスティア、そしてヤミだ。彼らは喋りながらメインストリートの先、都市の東門前へ向かっている

 

「隊商にはもう話はつけてある、馬車に乗って古城の近くにあるアグリスという町で降りるんだ!そこからはギルドが臨時の支部を作っているはずだから、彼らの指示を仰いでくれ!」

「「わかりました!(あいよ〜)」」

 

 戦争遊戯まであと2日、アイズ達との修行、そしてヘスティアとの【ステイタス】の更新を済ませたベルとヤミは都市を発とうとしていた。費やされる移動時間は丸1日、戦争遊戯の舞台となる『古城跡地』へ隊商の馬車に乗り案内してもらう手筈だ

 

「ヴェルフ君達はもう行っている、現地で合流してくれ!あと、これがギルドの通行許可証、隊商と門番に見せるんだ!」

 

 ヘスティアから渡されるカードのような物を「ありがとうございます」と二人揃って頭を下げながら受け取る

 走っている三人はやがて広場に到着した

 

「…君達が凱旋してくるのを、ここで待っているよ」

「おう、待ってろ待ってろ。【アポロン・ファミリア】の奴ら全員ぶっ飛ばして【ヘスティア・ファミリア】の全員で宴だ!」

「…行ってきます」

 

 笑いかけるヘスティアにヤミは大笑い、それに合わせてベルも笑う

 そして別れ、通行許可証を見せて馬車に乗った

 中に入ると思ったより広い箱馬車だった。二人の他にも数人の同乗者がおり、旅人か、又は隊商の用心棒など、格好は様々だ

 

「……おい、あんた、【ヘスティア・ファミリア】の【リトル・ルーキー】か?」

「あ、は、はい」

「じゃあ、そこの怖いにいちゃんが【悪魔(デーモン)】か!応援してるぜ!お二人さん!?」

 

 馬車の座席に腰を下ろすとベルの隣にいた獣人の青年が声をかけてきて、それから歓声を上げた。旅人っぽい服を着ているその人は尻尾を振って笑いかけてくる

 それを皮切りに周囲の乗客も集まってきた

 

「相手はヤバイが頑張んな!」「お近付きのしるしだ、食べてくれ!」

 

 そう言って次々と甘味を渡してくる

 そして、馬車が動き出すと不意に外から声がかけられた

 

「ベルさん、ヤミさん!」

「ん?え?ちょ、シルさん!?」

「危ないですよ!」

 

 窓から覗くと馬車の隣を走るシルさんの姿があった。彼女は走る馬車と並走し、右手をグッと伸ばした

 

「これをっ……」

 

 伸ばされた手の中にあったにあった物を受け取る。首飾りだ、緑の宝石が埋め込まれたものと、青の宝石が埋め込まれたものだ

 

「頑張ってください!また、私達のお店に来てください!

 お、お弁当を作って待っています!」

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