【完結】The elder scrolls V’ skyrim ハウリングソウル   作:cadet

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お疲れ様です。ようやく投稿できました。
今回はメリエルナサイドです。
健人サイドの方は、既に書き終わっていますので、それほどかからず投稿できるかと思います。
また、前回のお話ですが、今後のストーリー話の繋ぎが悪かったので、前話の後ろを改稿しました。
話の繋がり方が大きく変わっていますので、一度前話を読んだ方は、改めて確認した方が良いかと思います。
それでは、どうぞ。


第五話 潜熱の敵意

 

 ヴォルキハル城の一画。

 陰鬱で重苦しい聖堂で、ハルコンは戻ってきたメリエルナから報告を受けていた。

 

「戻ったか。星霜の書は読み解けたか?」

 

「はい。しかし、申し訳ありません。書の解読はできましたが、その後襲撃に会い、聖蚕の僧侶を奪われました。既に失明していましたので、これ以上書を読むことはできないかと思いますが……」

 

「襲撃してきたのは、あの男か?」

 

「……はい。ケント・サカガミ。主様が主神への贄とした者です」

 

 わずかな間を開けて告げられた名に、ハルコンは愉快そうに口元を釣り上げる。

 

「ほう……。そうか、やはりな。我らの動きを察し、妨害できるとなると、現状セラーナと共にいるあの男くらいしかいないだろうからな」

 

 楽しげに語るハルコンに、メリエルナは不快そうに眉を顰める。

 その顔には、かのドラゴンボーンに対する苛立ちがありありと浮かんでいた。

 

「あの男は危険です。たとえシャウトが使えなくとも、早々に始末すべきです」

 

「フーラ」

 

 迫る口調でのメリエルナ。だがハルコンは彼女の言を聞き流すように、己が最も信頼する腹心に視線を向ける。

 

「短期間で、驚くほど腕を上げておりました。得物こそ不十分でしたが、錆も落ち、新しく優れた隠密の技も身に着けております。相も変わらず驚かせてくれる男ですよ」

 

 フーラは喜悦を帯びた笑みを浮かべつつ、肩から脇腹までを人撫でする。

 そこは健人に斬られた場所。古の吸血鬼が持つ強力な回復力ですでに塞がっているが、傷跡は数千年間を研鑽に捧げてきた女傑の闘争心に、消えることのない熱を残している。

 

「楽しそうだな」

 

「申し訳ありません。つい……」

 

「楽しむのはいいが、ほどほどにしておけ。機会があれば必ず殺し、その魂をモラグ・バルに捧げるのだ」

 

「もちろん、分かっております」

 

 喜びを隠そうとしないフーラを、ハルコンは諫める。

 だが、そういうハルコンの声色にも、隠し切れない喜悦が混じっていた。

 そんな主の様子に、メリエルナは当惑する。

 ハルコンの大望である太陽の専制に、ケント・サカガミは邪魔にしかならないはずだ。

 

「それでメリエルナ。星霜の書には何と書かれていた?」

 

「え? あ、はい。予言の成就には、アーリエルの弓が必要とのこと。しかし、それを知るには“血”に関する星霜の書が必要だそうです」

 

「…………」

 

 血の星霜の書。

 その言葉を聞いた瞬間、ハルコンの瞳がすぼめられた。

 

「心当たりが?」

 

「ああ、忌々しき我が妻、ヴァレリカが持ち去ったものだ。彼女がこの城から消えたのは、娘がいなくなった時と同じころ。数千年も前のことだ」

 

 そしてハルコンは、かつての妻であり、一族最大の裏切り者について語り始めた。

 ヴァレリカ。

 セラーナと同じくコールドハーバーの娘であるノルドの女性。

 かつてハルコンを裏切った彼女は、彼が所有していた『太陽』と『血』の星霜の書を奪い、姿を消した。

 ヴァレリカに裏切られ、さらに予言の成就に必要不可欠な二つの星霜の書を奪われたハルコンは激怒。悲願だった『太陽の専制』は完全に頓挫し、計画が進むまでに数千年の時間を要することになる。

 『太陽』の書はセラーナが持っていたとなれば、もう一つの書は彼女が持っていると考えるのが必然だ。

 

「では、これからは彼女の捜索を?」

 

 数千年間逃げ回っている人物の探索となると、一朝一夕にはいかないだろう。相当な時間がかかることが予想される。

 メリエルナがまず思いついたのは、まず下僕にした下位の吸血鬼、もしくは使い魔である蝙蝠達を使役しての人海戦術。

 ヴェレリカが逃亡したのは数千年前であり、物理的な痕跡などはとっくに消えていることを考えれば、現在吸血鬼が潜伏できそうな地をしらみつぶしに探すしかないだろう。

 だが、メリエルナの思考を、ハルコンの一言が塗りつぶした。

 

「……いや、私が探す。お前達には別の命を下す」

 

 驚くことに、ハルコンは自身でヴァレリカを探すと言い放った。

 

「別の? セラーナ様のことですか?」

 

「いや、違う。娘のことは放っておけ。長くは続かん。人間は脆弱だ。我らのような強き獣が自分たちの群れの中にいることに耐え続けることはできん」

 

 人間と吸血鬼。長年、互いに殺し、殺されるだけだった両者だ。共存など到底不可能。

 過去には共生を訴えた一派もいたが、その者達も姿を見せなくなって久しい。

 

「いずれ必ず突きつけられる。獲物と共に生きるなど、できるはずはないとな」

 

「…………」

 

「不服そうだな」

 

「い、いえ、そんなことはありません。それで、ご命令は?」

 

 込みあげる不快感を飲み干しながら、メリエルナはハルコンに頭を下げる。

 セラーナのことではない。では、どのような命令が下されるのか。

 

「……まあいい。まずは、渡しておいた星霜の書をよこせ」

 

「は、はい」

 

 メリエルナは懐から取り出した『太陽』の星霜の書を、恭しく両手で掲げる。

 星霜の書は相も変わらず、七色を思わせる燐光を放っていた。

 

「それから、お前達にはヴィンガルモ達と同じく、スカイリムを混乱させろ。やり方は任せる。但し、我らが干渉しているとは思わせないようにな」

 

「……承りました」

 

「よし。手始めに、ペイルから行け」

 

「ペイル?」

 

「あそこは今、面白いことになっている。詳細はヴィンガルモ達に聞け。吸血鬼ハンター達の根城をつぶした後、ペイルに向かうよう指示してある。合流した後も、手駒として上手く使え」

 

 ヴィンガルモ達もどうやら、ペイルにいるらしい。

 

「ああ、そうだ。渡していた印石、使ってみたか?」

 

「はい。正直、予想以上の力を発揮いたしました。まさか、あれほど巨大なデイドラ……タイタンを召喚できるとは……」

 

 そういいながら、メリエルナは懐からハルコンに渡されていた印石を取り出す。

 デイドラ文字を刻まれた黒い球体は、心臓の鼓動を思わせる赤黒い微光を放っている。

 

「そうか。なら成功だな。それは、我が主がケント・サカガミから搾取した血を用いて作り上げたアーティファクトだったが、やはり強力な品に仕上がっているようだな」

 

『堕血石』

 

 健人の血にモラグ・バルの力を注ぎ込んで作られた印石。

 ムンダスとオブリビオンの間に存在する“壁”は三年前以降、かなり弱まっている。だが、それでもオブリビオンへのゲートを作ることは簡単ではない。

 強力なデイドラの召喚ともなれば、言わずもがな。

 メリエルナは吸血鬼になって以降、確かにデイドラを召喚する力を得たが、それでもあれほど巨大なタイタンを召喚できたのは、ひとえにこのアーティファクトの力によるところが大きい。

 

「はい……あの……」

 

「なんだ?」

 

 ハルコンが『堕血石』を満足げに眺めていると、メリエルナがかしこまった様子で頭を下げてきた。

 

「今回の褒美、というわけではありませんが、お願いがございます。レキナラの治療を……」

 

 レキナラ現在、左腕から左半身に重篤なやけどを負っていた。

 それはメリエルナを殺そうと不意打ちをしてきたカシトの短剣を防いだ際、付呪されていた炎によるもの。

 特に刃を防いだ左腕の火傷は深刻で、内側と外側から焼かれたために、組織の大半が深刻なダメージを受けていた。

 吸血鬼ならともかく、人間ならば間違いなく命に係わる負傷である。

メリエルナが助命を乞うのも当然だった。

 

「分かっている。既に部屋で休ませ、最優先で治療をするよう命じてある。任務の前に、顔を出してやると言い」

 

「っ!? ありがとうございます!」

 

「では、行け」

 

 それだけを言うと、『血』の星霜の書を受け取ったハルコンはメリエルナ達に背を向けた。

 もう、話すことはないのだろう。

 レキナラが治療を受けられることに喜びつつも、メリエルナは静かに頭を下げると、フーラと共に聖堂を後にした。

 聖堂の扉を閉じたところで、メリエルナは安堵の息を吐く。

 

(とりあえず、任務は負えました。レキナラの治療も了承していただきました。しかし……)

 

 心配事が消えると、新たな心配事が浮かぶ。

 

(ハルコン卿はペイルで一体何をさせるおつもりなのでしょう……)

 

「では、私は訓練場に行く。お前はどうする?」

 

「レキナラに顔を出したく思います」

 

「そうか。では、次の任務で」

 

 報告を終えたフーラもまた、自分の居場所である訓練場へと戻っていった。

 一人になったメリエルナは、陰鬱な城の廊下を抜け城の東に設けられたある一室へと向かう。

 扉の前に立つと、中からダークエルフの吸血鬼が姿を現した。

 ハルコンの執事であるガラン・マレシだった。彼は手に薬や布、ハサミなどが入った手籠を持っていた。レキナラの治療を行っていたのは、彼だったようだ。

 

「主様との話は終わりましたか?」

 

「はい。それで、ペイルに向かうことになりました」

 

「そうですが。彼女の治療は終わりました。感染症を引き起こしていましたが、今は峠を越えています。しばらく安静にしておけば、大丈夫でしょう」

 

「感謝いたします」

 

「次の任務は……」

 

「ペイルに向かうよう指示されました」

 

「そうですか。次の任務ですが、私は城に残ります。最近は主の世話がおろそかになっておりましたし、貴方の恋人の治療もまだ必要ですので」

 

「重ねて感謝いたします、ガラン様」

 

 ガランは元々、ハルコンに付き従う執事であり、この城を実質的に管理している。

 そのため、本来なら城を長く開けることはない。新人であり、かつハルコンから重要な任務を任されたメリエルナのお目付け役として、今まで同行していただけなのだ。

 特に今は、数千年ぶりに主であるハルコンの大望が動き始めた時期。さらには、かつて相談役だったヴィンガルモやオースユルフを更迭したことも、彼が城から離れる一因になっていた。

 

「フーラ様は、どうするのでしょうか?」

 

「ケント・サカガミに一太刀浴びせられたことを考えましても、しばらくは鍛練に没頭するかと」

 

「そう、ですか……」

 

 つまり、今後メリエルナは独りでハルコンの任務をこなしていかなくてはならないということだ。

 

「それでは、私はこれで……ああ、そうだ。ペイルと言えば、彼の領地が近いところですな」

 

「彼?」

 

「主の贄であった、あの異人のドラゴンボーンです」

 

 メリエルナの形の良い眉が、ピクリと震えた。

 脳裏に特徴のない顔の異人と、吸血鬼の姫の姿が浮かぶ。

 

「元々、あの地には流れの吸血鬼が潜んでいたそうですが、それを討伐したことで首長に認められました。ウィンドヘルムでのドラゴン撃退の後、従士に任命されて領地を貰ったとのことです」

 

 健人のことを語るガランの口調は努めて淡々としていた。

 しかし、娼婦として多くの人と関わってきたメリエルナの耳は、僅かに上擦った語尾を敏感にとらえていた。

 それは、卓越した実力を持つ敵への、ある種の畏敬だろう。

 ジクリ……。

 メリエルナの胸の奥で、痛みにも似た憤怒の炎が舞い上がる。 

 

「ああ、失礼。邪魔をしてしまいましたな。それでは、私はこれで」

 

 メリエルナの心情の変化を知ってか知らずか、ガランは手にしていた籠を持ち直すと、廊下の奥へと消えていく。

ガランが立ち去ったのを確かめると、メリエルナは眼前の扉に手をかけた。

一度深呼吸をして心を落ち着け、静かにを開く。

 メリエルナが与えられた部屋はかなり広く、様々な調度品が置かれた豪華なものだった。

その部屋の奥。天蓋付きベッドに、一人のレッドガードの女性が横たわっている。

 褐色の肌を持つ、レッドガードの女性。メリエルナの恋人、レキナラだ。

 メリエルナは天蓋付きの豪華なベッドで呻く彼女に静かに歩み寄ると、震える手で張りついた髪をかき上げる。

 

「レキナラ……大丈夫?」

 

「ああ、メリエルナか。大丈夫だ、ちゃんと動けるようになるよ」

 

 大丈夫と言っているが、レキナラの様子は側から見ても痛々しいものだった。

 実際、痛むのだろう。

移植したデイドラの左足は結合部から腫れ、黄色く汚れた体液がにじみ出している。

 上半身の左側も包帯で覆われていた。

 左腕を覆う包帯をわずかにずらすと、黒く変色した皮膚が姿を現す。

 今のレキナラは、全身の30パーセント近くを焼かれている状態。特に右腕に至っては、ほとんど炭化しているようなもの。

 正直、意識を保っているのが不思議なくらいであり、かつて彼女が持っていた美しさは完全に破壊されていた。

 

(あんなに……綺麗だったのに……)

 

 焼かれた石を飲み込んだような激情が、メルエルナの胸にこみ上げる。

 同時に、ハルコンが言っていた『獲物と共に生きることなどできない』という言葉が蘇った。

 吸血鬼となったメリエルナ、人間のままのレキナラ。

 レキナラが人間のままなのは、メリエルナに血を提供するためだ。

 ヴォルキハル城にいれば、確かに血には困らない。提供される奴隷の血を飲めばいい。

 しかし、彼女はハルコンの命で、スカイリムの各地へと赴かなくてはならないのだ。なにより、いつまでもハルコンの庇護を受けていられるのか分からない。何かヘマをすれば、容易く切り捨てられる。

 そうなった時の為に、レキナラは人間のままでいた。

 それは、恋人のためということもあるし、恋人の体に取り込まれる血は、自分のものであって欲しいという嫉妬もあっただろう。

 だが、その『人間のまま』という状態が、今はレキナラを苦しめていた。

 

「何か必要な物はある?」

 

「いや、大丈夫だ。しかし、この腕ももう使えないな。新しい腕を貰わないと……」

 

 デイドラの体を移植すること。

 それは、レキナラ自身がハルコンに懇願し、吸血王自身の手で行われた。

 人間のままで戦う力を得るには、古傷で壊れた足を取り換えるしかなかったのだ。

 手足の移植。しかも、異種同士の移植など、メリエルナは聞いたこともない。

 人が聞けば間違いなく恐れられ、良くて迫害。最悪の場合は、死霊術師の邪法を使用したとして裁かれるだろう。

 だが、レキナラはそれでもこの困難な手術を受けた。

 すべては、愛するメリエルナを守るため。再び、戦える力を手に入れるため。

 

「レキナラ、ごめんなさい」

 

 その事実がメリエルナの心をどうしようもないほど蝕んでいた。

 当然だ。メリエルナが吸血鬼にならなければ、レキナラがこのような醜い傷を負うことはなかったのだから。

 

「いいんだ。お前を守れたからな」

 

 まだ人の形を保っているが、もはや女性としての幸せをつかむことは不可能だろう。

 しかし、激痛に震えながらも、レキナラの瞳に陰りはなく、メリエルナが見たことがないほど力に溢れていた。

 

「腕が治ったら、フーラ様にお願いして鍛錬をつけてもらおう。少しでも錆を落とさないと、ケント達と戦うなどできないからな」

 

 騙され、奪われ、壊された戦士としての生き方と誇り。

 たとえ邪道であろうと、再び剣の道に戻れたことが、レキナラは何よりも嬉しく、そして誇らしいのだろう。

 

「お前は、お前の求めるものを求め続けるんだ。私は、その背中を守れればいい」

 

 であるならば、メリエルナがこれ以上言葉を挟むのは無粋であり、愛しい彼女への侮辱に過ぎない。

 仮面のように微笑を張り付けていた顔が、泣く幼子のようにくしゃりと歪む。

 

「……ありがとう」

 

 窓を叩く北風にかき消されるほどのかすかな、しかし隠すことない本音と共に、メリエルナは手の甲を恋人の額に当てる。

 疲れ切っているからか、それとも、伝わる熱に安らいだのか。レキナラはほどなくして、規則正しい寝息を立てはじめる。

 

「今は、ゆっくり休んでね」

 

 レキナラが眠ったことを確かめたメリエルナは、恋人を起こさないように静かに部屋を出た。

 暗く、じめっとした廊下に戻ると、全身を刺すような冷気が、彼女の全身を撫でていく。

 その冷たさに、メリエルナは思わず体を震わせた。

 

「……思い出してしまいますわね」

 

 メリエルナの脳裏に、幼い頃の記憶が浮かぶ。

 もっと背筋を伸ばしなさい。笑顔が硬い。そんな歌で殿方を魅了できると思うのですか!?

 ほの暗く、強い香水と吐しゃ物、そして血が混じり合い、腐った臭いに満ちた部屋で繰り返された、躾と称した暴行。

 しかし、決して肌に跡が残らないようにされたのは、大切にされていた証だったのだろう。

 少なくとも、道具としては……。

 

『よくやりました。さすがは私の娘』 

 

 忌まわしくも愛しかった声が耳の奥に蘇り、メリエルナは首を振って過去の情景を振り払う。

 

「必ず仕留めます。周りの邪魔者たちも含めて。そのためにも……」

 

 廊下の窓から、荒れ狂う亡霊の海の水平線を見つめる。

 その瞳は、敵意と怒り、そして明確な決意と共に、先にいるであろう敵を見据えていた。

 

「利用させていただきますわ、お姫様……」

 

 




というわけで、メリエルナサイドのお話でした。
恋人を傷つけられ、完全にお冠のメリエルナさんです。

以下、用語、登場人物解説

・堕血石
 前章にて、メリエルナがタイタンを召喚する際に使用した印石。
 実は健人の血が使用されており、オブリビオンとニルンとの間の障壁に強烈な干渉能力を持つ。
 急成長しているとはいえ、メリエルナが最上位クラスのタイタンを召喚できるのは、ひとえにこのアーティファクトによるもの。
 この石の作成の為に、健人から搾取した血の三分の一が使用されている。

メリエルナ
 ハルコンから力を授けられた吸血鬼。
 既に単独でデイドラを召喚するほど力を付けている。
 恋人がさらに傷つき、静かな敵意を健人セラーナに向けている。
 幼い頃、母親から虐待に近い躾を受けていたようだが……?
 
レキナラ
 なんとか一命をとりとめたレッドガードの女性。
 半身を焼かれたため、かつて持っていた美貌は完全に破壊された。
 それでも、かつて失っていた戦士の矜持を再び持てた彼女は満足していた。
 故に、もう迷わない。
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