【完結】The elder scrolls V’ skyrim ハウリングソウル 作:cadet
主人公
坂上 健人
日本からタムリエルに流れついた高校生。
ヘルゲンの近くで狼に襲われていたところをリータとドルマに助けられる。
ごく普通の高校生なので、剣を握った経験はなく、力量も未熟。
家族は父親だけで、母親は死別。
学校生活は特に目立たないままだったが、一時期クラスのガラの悪い連中に目を付けられたことがある。
コミュニケーションが若干苦手。
父親との仲は悪いわけではなかったが、仕事で家を留守にしがちな父親との会話は少なく、どこか遠慮しがちなところがある。
そんな境遇からか、内向的で、人とは距離を置く人間。
ただ、幼いころから何事も一人でこなしてきたために、事務的な人間関係や家事等もある程度そつなくこなせる。
リータ・ティグナ
ヘルゲンに住むノルドの少女。
健人とは同い歳で、行く当てのない健人の面倒を甲斐甲斐しく見てくれた。
ノルドとしては普通の身長だが、それでも健人とあまり変わらない。
かなり可憐な容姿をしている。
基本的に不器用。
細かい作業は苦手で、家事なども不得意。
特に料理関係をするとドジをやらかし、本人の不器用さも相まって酷い事態になる。
ドルマ
リータの幼馴染。
大剣や両手斧などの重量武器を使いこなすノルドの青年。弓なども十全に使いこなせる。
両親は生きているが、生来の気丈で強気な性格が災いし、親子間の仲は良くなかった。
そのため、自分を受け入れてくれていたリータの両親には気を許し、よく厄介になっている。
口調は悪い。面倒見もあまりよくない。
典型的なノルドであり、よそ者、かつ戦士としては未熟者の健人を不審に思っており、特に健人が自分の出生を口にしないことに、さらに不信感を募らせている。
アストン・ティグナ
ヘルゲンの宿屋を経営するノルドの男性。
リータの父親であり、彼女が拾ってきた健人を住まわせることを決めた人物である。
食堂を兼任する宿屋を経営しているが、料理の腕は今一歩。
宿屋では客の応対や、帳簿などの経理を担当している。
エーミナ・ティグナ
アストンの妻であるノルドの女性。
娘であるリータが家事については完全にポンコツなため、ティグナ家の家事一切を担っている。
宿屋では料理などを担当。
香草や木の実などを使ったオリジナルの料理を考案し、店に出しており、その味は中々のもの。
カシト・ガルジット
帝国軍に属していたカジート。
本人のあだ名は“スキーヴァの舌野郎”猫のくせにネズミ扱いされている。
口が軽く。色々と大言を吐くが、大抵失敗してひどい目にあっている。
帝国軍に入っているのは、飯代が浮くからという理由で、帝国に対する忠誠心はない。
帝国軍の中では種族的な要因はもとより、その言動から距離を置かれていたが、健人と出会い、それ以来何かと彼と行動を共にするようになる。
ケントとの出会いは、彼が無銭飲食した挙句、給料を取り上げられてツケが払えなくなった際に、アストンとの間を取り持ち、うまくまとめたことが理由。
それ以来、店に来ると健人によく話しかけている。
三枚目だけあり、大抵ひどい目にあっているが、それにへこたれない図太い神経の持ち主でもある。