【完結】The elder scrolls V’ skyrim ハウリングソウル 作:cadet
いや~年末ですね。一年が本当に早い。
それでは、本編どうぞ!
日が落ち、空が夜の闇に包まれた頃、健人はサルモール大使館に到着した。
サルモール大使館はソリチュード北側の山の上に、ソリチュードを見下ろすように建てられている。
乗ってきた馬車から降りた健人は、顔に叩きつけてくる強風に手をかざしながら、大使館の正門へと足を進める。
「サルモール大使館へようこそ。招待状をお見せください」
「これです」
正門を警備していたサルモール兵にデルフィンから渡された招待状を見せる。
衛兵は丁寧なしぐさで招待状を受け取り、中身を確認し始める。
健人としては内心、見咎められないか不安で仕方なかった。
「ありがとうございます。お入りください」
笑顔で招待状を返され、心の中で安堵の息を漏らしながら、健人は大使館の中へと足を踏み入れた。
正門の扉を潜ると、直ぐにパーティー会場に繋がっており、健人の正面には壮年のアルトマーの女性が立っていた。
「ようこそ。お会いしたのは初めてですね。スカイリムのサルモール大使のエレンウェンです」
エレンウェン。
スカイリムのサルモールを統括する、最高責任者であり大使だ。
彼女は穏やかな笑みと共に優美な礼をしてくる。
その所作は健人には見覚えのないものだったが、相手を敬って好印象を抱かせるような、上流階級としても相応しい完璧なものだった。
「リヒト・ウェイナと申します。今宵はお招きいただき、ありがとうございます」
今度は健人がエレンウェンに対して名乗る。
名乗る名前は当然、デルフィンが用意した偽名であるが、その礼の所作はデルフィン仕込みのものである。
デルフィンはこのような所作の仕込みも健人にきちんと施していた。
パーティーの格式がどうであれ、初対面では最初の礼が何よりも肝心。
他者に対する印象のほぼ全ては、外見と所作、声で決まるからだ。
「ああ、招待客リストで、お名前を拝見しました。もう少し、貴方の事をお聞かせください。なぜ、このスカイリムに?」
エレンウェンは、健人の礼には特に違和感を覚えなかったようで、笑みを崩してはいない。
しかし、外交官としての彼女の眼は、見慣れぬ客人である健人を見透かそうと、冷たい光を放っている。
健人の喉が、自然と唾を飲み込む。
横に設けられたカウンターから、第三者がエレンウェンに声がかけてきた。
「大使夫人、申し訳ありません。少しよろしいですか?」
「何、マルボーン」
エレンウェンに声をかけてきたのは、ウィンキング・スキーヴァーで話をしたマルボーンだった。
彼は一瞬だけ健人に視線を向けると、すぐにエレンウェンに視線を戻す。
「いえ、アルトワインが切れましたので、補充して良いのかと……」
「もちろん。言ったはずよ。つまらない事で私の邪魔をしないようにと」
「はい、大使夫人」
「失礼します。後ほど改めてお目にかかりましょう。どうぞ、お楽しみください」
マルボーンに会話の腰を折られたエレンウェンは、次の招待客に挨拶するために、その場を後にした。
健人はホッと息を吐き、ゆっくりとマルボーンが担当しているバーのカウンターに近づく。
「中に入れたようだな。衛兵の注意を逸らしたら、後ろの扉を開けてやる。そうしたら行け。お互い、今日を生き残れることを祈ろう」
話を聞かれないように声を抑えて、かつ手早く要件を伝えるマルボーン。
健人は一度パーティー会場に目を向ける。
「何か、飲み物は貰えます? さすがにパーティーの場で何も持っていないのは……」
「さあどうぞ、最高級のコロヴィアン・ブランデーです」
「ブランデーか……うっ」
マルボーンが、銀の杯に蒸留酒をなみなみと注いで渡してくる。
強力な酒精の香りが、健人の鼻を刺激し、健人は思わず眩暈を感じた。
とはいえ、これで姿形は完全にパーティーを楽しむ富裕層の格好だ。
後はどうにかして、パーティー会場の裏手に入り込む隙を作ればいい。
健人はいざ気合を入れなおし、賑やかなパーティー会場に足を踏み入れようとした。
しかし、その足はすぐさま引っ込められることになる。
「あれは、プロペンタス執政?」
パーティーの参加者の中に見知った顔を見つけ、健人はそっと柱の陰に隠れた。
偽名を名乗っている今の健人が、自分の本名を知っている人間と出会うのは良くないと考えたからだ。
柱の影からパーティー会場を眺めつつ、衛兵の眼を逸らす方法を考えながら、手に持ったブランデーに口をつけていたその時、健人はさらに予想外の人物と目が合ってしまった。
「おや、君は……」
「ん? ぶっ!」
目が合ったのはモーサルの首長、イドグロッドだった。
予想外の人物の登場に、健人は思わず啜っていたブランデーを吹き出してしまう。
イドグロッドの方も健人の姿を見て驚いているのか、その老いて落ちくぼんだ瞳をこれ以上ないほど見開いていた。
「イドグロッド首長。どうしてここに……」
「それは私のセリフだよ。モーサルは一応、この内戦では帝国派だからね。そういうケントこそ、どうしてこの晩餐会に?」
「今の自分は健人ではなく、リヒトです。ちょっと色々ありまして……」
静かに近づいてきたイドグロッドが、小声で健人に問い掛けてくる。
一方、健人としても事の事情を話す訳にもいかず、適当な言葉で誤魔化すしかない。
「そうかい……」
イルグロットは、健人が偽名を名乗っていることに一瞬額に皺を寄せるも、すぐに意味ありげな笑みを浮かべた。
「それじゃあリヒト、初対面の君に、ここにいる人達について話しておこう。
あっちにいるのはサルモールのタロス狩りの指揮官。こっちには金にがめつく、黒い噂の絶えないソリチュードの従士。そっちにいるのは……」
「プロペンタス執政。ホワイトランを統治する、バルグルーフ首長の右腕ですね」
「そう、他のホールドの首長はこうして晩餐会に直接赴いているけど、ホワイトランは首長自身は出向かず、しかし自分が最も信頼する執政を送るあたりに、バルグルーフの意図が滲み出ているよ」
ホワイトランは帝国とストームクロークとの内戦において中立を維持しているが、こうして帝国との繋がりを完全には断たないあたりが、彼らの今の立場を物語っている。
「ここは魔窟さ。周りは毒蛇だらけ。皆、腹の中に一物も二物も抱えている。表面は春の小鳥のように明るく囀っているが、裏ではフクロウのように爪を研いでいる」
「あの、イドグロッド首長。ちょっと会場の眼を引き付けられませんか?」
健人としては、事情も話さずイドグロッドに協力を仰ぐことは不義理に感じていたが、素直に全てを話す訳にもいかない。
一方、イドグロッドは健人の提案を聞いて、悪戯を思いついた悪童のような笑みを浮かべた。
「ふ~ん。何をするつもりなのかは知らないが、随分と面白いことを考えているみたいじゃないか」
「あの、イドグロッド首長?」
老獪な首長の顔から、突然悪ガキを思わせる顔に変わったイドグロッドに、健人は思わず唖然とした表情を浮かべた。
健人の脳裏に、モーサルの宴で騒いでいた首長の姿が蘇る。
「まあまあ、任せておきな。年寄りも悪いもんじゃないよ。こういう時、ババアはある程度お目こぼしをしてもらえるんだからねえ」
呆然としている健人をよそ目にイドグロッドは、それはもう楽しそうな笑みを浮かべて、会場へと戻っていく。
健人はその背中をハラハラしながら見送った。
口調からある程度は自重すると思われるが、正直自信がない。
健人の不安をよそに、イドグロッド首長はパーティーに参加している一人の男性の元に向かった。
男性はかなりの飲兵衛なのか、酒気を帯びた赤ら顔で、陽気な歌を歌っている。
その男性の前に立つイドグロッド。
すると彼女は、これでもかと目を見開いて鬼気迫る表情を浮かべると、彼女は会場中に響くような大声を上げ始めた。
「ここにいる! その目の奥で、蛇共がのたうち回っている。あっちに行け!」
切羽詰まった大声で会場中の目を引くイドグロッド。
全身を戦慄かせ、瞳はまるで何かに取りつかれたかのように白目を剥き、ひび割れた樹皮を思わせる顔に更なる皺を寄せている。傍から見てもホラー映画に出てきそうなほど怖い。
「なんだと! 蛇だって! どこだ!」
一方の酔っ払いの男性はよほど蛇が苦手なのか、コップを持ったまま右往左往し始めた。
ついには盃に入った酒を辺りにまき散らしながら、ありもしない蛇を払おうと暴れ始める。
「立ち去れ蛇よ。二度と迷惑をかけるな!」
「やめろ! 蛇は、蛇はダメなんだ!」
イドグロッドの煽りはさらに高まり、同時に酔っ払いの焦りもつのる。
ついには、酔っぱらいは逃げ出そうと千鳥足で駆け出し、周囲の来客を巻き込みながら、テーブルに激突。
ドンガラガッシャンと、せっかくの豪華な食事や酒を床にぶちまけてしまう。
慌てた様子で酔っぱらいに掛けよる衛兵と、それでもなおも暴れる酔っ払い。
そして彼らの前に両手を広げて仁王立ちしている、白目を剥いた老婆。
(うわぁ……)
傍から見ても酷い絵面だ。
酒に溺れた酔っ払いと電波を受信した(ように見える)老婆のコラボレーションである。
そんな中、騒ぎを聞きつけたエレンウェンがやってきた
「ねえラゼラン。もう騒ぎは起こさないと誓ったはずよね?」
「ああぅ、ちがぅんだエレンウェン。これは、何かのまちがぃで~」
会場中の意識は、今や二人に釘づけだ。
この隙に、健人は素早くマルボーンがいるカウンターに駆け寄り、開かれた奥の扉に身を滑り込ませた。
「これまではまあまあだ。抜け出す姿を見られていなければいいがな」
マルボーンの話では、預けた装備品は厨房の隣の食糧庫に置いてあるらしい。
そのまま健人はマルボーンが促すまま、彼の後についていく。
厨房を通る際に料理人である女性のカジートに咎められたが、マルボーンは女性が違法であるムーンシュガーを食べていることを匂わせて黙らせることで、健人は食糧庫に入ることが出来た。
食糧庫の片隅には、大人が一抱えもする大きな木箱が置かれていた。
「道具はその箱の中だ。巡回兵に気付かれないように出たら鍵をかける。しくじるなよ。もしバレたら、二人とも終わりだ」
健人は頷き、箱の中の装備品を取り出して素早く着替えた。
用意した装具は、愛用している革の鎧とエルフの小手にブレイズソード。鋼鉄の短剣に、ポーションやロックピックなどを入れたポーチだ。
また革鎧の靴には、隠密能力を高める付呪が施してある。
これは元々、モヴァルスの隠れ家で見つけた靴に付呪されていた魔法効果を抜き出し、健人が施したものだ。
モヴァルスの靴は健人にはサイズが合わず、その為付呪されている効果を習得する方を健人は選んだ。
付呪については、健人の力量が未熟なために隠密向上の効果は元の物よりも低い。
しかし、モーサルの魔術師であるファリオンの協力もあり、劣化しているとはいえ、それなりの効果はある品に仕上がっている。
また、本当なら盾や弓も用意したかったが、盾はモヴァルスに破壊されているし、隠密行動をするには嵩張るので、今回は持ってきていない。
装備を整えた健人は、静かに食糧庫奥の大使館内に続く扉を潜る。
彼の背後で食糧庫への扉が閉じられ、カギがかけられた。
これで、もう退くことはできない。
大きく息を吐き、健人は気配を消しながら、音をたてないようにゆっくりと進みはじめる。
だが、ほんの数メートル進んだところで、先にある扉の陰から人の話し声が聞こえてきた。
(いきなりか……)
そっと先を覗き見ると、巡回兵と思われる二人のハイエルフが話をしている。
健人はとりあえず、二人の巡回兵が移動するまで、扉の陰に身を潜めることにした。
「今朝、ローブを纏って歩いている連中を見たか? 奴ら、何者なんだ?」
「いや、奴らはアリノールから来た上級魔術師だ。あのお方がついにドラゴンの来襲に危機意識を持ったのだろう」
巡回兵たちの会話の中にドラゴンの単語が出てきたことに、健人は耳をそばだてた。
どうやら、サルモールもドラゴンの襲撃については憂慮しているらしい。
「確か、この前も魔術師で編成された大隊が襲撃を受けて壊滅していたな」
「ああ、僅かな生き残りの話では、黒い巨大なドラゴンだったらしい」
黒い巨大なドラゴンという言葉に、健人の眉が自然と吊り上がる。
(アルドゥインか……。サルモールも被害を受けているのか……)
アルドゥインの攻撃対象は、人間だろうとエルフだろうと関係ないらしい。
その後、五分程話し込んでいた巡回兵だが、思い出したように警備へと戻っていった。
(よし、先に進もう)
大使であるエレンウェンの部屋は、健人が考えるに、この建物の最も高いところにあることが推察された。
巡回兵が立ち去ったのを確認した後、健人は静かに、しかし素早く扉から身を乗り出し、上へ続く階段を上る。
階段を上り、さらに先を進もうとしたところに、今度は他の巡回兵が正面からやってきた。
下手に階段へ戻れば、先の巡回兵に見つかる恐れがある。
(使うか……)
健人はポーチから二本の小瓶を取り出し、内一本の蓋を開けて中身を嚥下する。
すると、彼の体が透けるように透明になった。
健人が飲んだのは、錬金術で作った透明化する薬だ。
効果時間は十数秒しか保てないし、足音なども消すことはできないが、巡回兵の目をやり過ごすにはもってこいの薬だ。
健人は足音を立てないように、向かってくる巡回兵の脇で身をかがめて音を立てないようにすり抜け、距離が離れると同時に、一気に駆けて奥の扉に飛び込んだ。
飛び込んだ扉の先は外に繋がっていた。
夏とは思えないほど寒く、どす黒い雲に覆われた空と、肌を引き裂くような風が叩き付けてくる。
どうやら天候は、徐々に荒れ始めているらしい。
健人が出てきた場所は、どうやら大使館の屋上に作られた空中庭園のようで、庭園の奥にはこれまた立派な建物が鎮座している。
(あれが、デルフィンさんが言っていたエレンウェンの私室だな)
庭園内にはこれまたかなりの数の巡回兵が警備についており、奥の建物が、この大使館でも需要な場所であることが伺えた。
健人は残っていた透明化の薬を飲み、透明化したまま一気に庭園を抜けると、目的の建物内に侵入する。
建物内に入り、入り口の扉を閉めたところで、透明化の薬の効果が切れた。
(危ない。間一髪だった)
侵入した部屋はとても広い応接間があり、奥には豪奢な執務机が見えた。
どうやら、ここが健人の目的地である、エレンウェンの執務室で間違いないようだ。
しかし、健人が薬の効果が間に合ったことにホッとしたのも、つかの間だった。応接間の奥から、懇願するような大声が聞こえてきたのだ。
「その金が必要なんだ! 自腹を切っているんだよ」
「黙れ、思い上がるなギシュール。お前はもっとも使える奴だが調子に乗るな。もう少し、扱いやすい情報提供者は他にもいる」
執務室内にも他の人がいたことに、健人は慌てて近くの家具の陰に隠れた。
話し声は、応接間にある仕切りの奥から聞こえてきた。
話をしているのは、サルモールの高官と、ノルドの男性。
会話の内容から考えても、後ろ暗い事を話していることが推察できる。
「でも、他にそんな役に立つ情報を持ってくる奴は他にはいないだろ?
エチエンが話したんだろう? あんた達が捜している爺さんの居場所を知っているって」
「奴の話を確認したら、残りの金をやろう。約束通りにな。さて、仕事がある。残りの報酬が欲しいのなら、邪魔はするな」
「な、なあ。アンタを助けてやれると思う。奴と話してみよう俺は信頼されているんだ」
「一緒に下に降りて欲しいという事かギシュール? 奴の拘束具を緩めて、同じ独房に押し込めてやろうか? 何を聞いてもいいぞ。どんな返答をするか、見物だな」
「い、いや、その……外で待っているよ」
エチエン、爺さん、独房。
健人は聞こえてくる会話の内容を頭に刻み込む。
やがて会話をしていた二人は別れ、ノルドの男性はそそくさと部屋を後にし、サルモール高官はお供の兵士一人を伴って、部屋の奥へと消えていった。
人の気配が消えたことを確かめ、健人はゆっくりと家具の影から出ると、素早くエレンウェンのものと思われる執務机に駆け寄り、調べ始める。
“サルモール調査:ウルフリック”
“サルモール調査:デルフィン”
様々な書類が目を引くが、その中でも特に興味深い書物が出てきた。
“ドラゴン調査:現在の状況”
エレンウェン第一特使宛てに送られた、ドラゴンに関する報告書だ。
報告者はルリンディル第3特使。
報告書には、サルモールが調べた、ドラゴン復活の現象についての調査経過が書かれていた。
しかし、ドラゴン復活に関して明確な原因を示す記述は一切なく、逆にサルモールも必死になって情報を集めようとしている事しか書かれていなかった。
「サルモールもまだドラゴンについては何も知らないのか。それに、ルリンディル第3特使、さっき話をしていたエルフか?」
ただ、報告書にはサルモールは手掛かりになりそうな人物を特定し、大使館に連れてきているらしい。
健人の脳裏に、先程のサルモール高官。おそらく、この報告書を書いたルリンディル第3特使と思われるハイエルフの姿が思い起こされる。
彼らは、執務室の奥の階段を下りて行った。おそらく尋問室は、その階段の奥にあるのだろう。
健人はとりあえず、執務机にあった報告書をいくつか纏めて懐に納めると、奥の階段を下り、尋問室を目指した。
というわけで、エレンウェンの私室まででした。
モヴァルスの靴はユニークアイテムで、使い手の隠密能力を向上することが出来ます。
前回のモヴァルス討伐の際に、健人に渡された報酬の一つで、健人はこれはアルケイン付呪器で破壊し、術式を取り込んでいます。
ゲーム上ではユニーク系の装備は破壊できませんでしたが、本小説では、ある程度のユニークアイテムは破壊できると考えて構築しています。
勿論、デイドラクラスの装具は破壊できませんが……カミソリとか破壊出来たらエライことになる……。
以下、登場人物紹介
エレンウェン
スカイリムのサルモールを実質指揮する最高権力者。内乱で混乱するスカイリムを監視し、サルモールの都合の良いように誘導しようとしている節が見受けられる。
大戦中は軍の尋問官だったらしい。
ちなみに、彼女が尋問した人物の中には、スカイリム作中でも重要な人物が存在する。
ラゼラン
パーティー会場で酔っぱらっている人物。酒を渡すと騒ぎを起こすのを協力してくれるが、今回は主人公がイドグロッドに頼んだため、ただの被害者になってしまった。
まあ、頼んだ場合でもエレンウェンに怒られて追い出されるのだが……。
ルレンディル第3特使
ドラゴン調査の過程で、エズバーンの存在を突き止めた人物。
ゲーム中でも、報告書の中で、彼の名前を確認することが出来る。