遊撃部隊ストーム、鎮守府に着任す   作:あわちゃ

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楽しいGW!
GW中にイベをやるぞと意気込んでいたんですが、GW中は3次元を充実させろという運営様の
お達しで、日々資材集めとFortniteを頑張っております・・・ってやってること変わんねぇな。
というか下手にどっか出かけるより、PCで遊んでるほうが楽しいって思っちゃうんですよねぇ~・・・。


第十九話

ストーム1「・・・・。」

 

気がつくと俺は、布団の中で眠っていた。

 

何故だろうか、ひどく気分が悪い。

 

それでもゆっくりと体を起こすと、俺の隣ですう・・・すう・・・という寝息が聞こえることに気がついた。

 

そちらをゆっくり向くと、何かと俺の世話を焼いてくれる鳳翔や霞・・・ではなく。

 

青葉が安らかな顔で眠っている。

 

ストーム1「・・・・?」

 

ってか、昨日の記憶がねぇ。

 

ストーム1「えーっと・・・確か、俺は正式採用はされた・・・んだよな?」

 

元帥に、いくつかの質問をされ、俺の答えが認められたところまでは覚えている。

 

それで・・・確か・・・

 

と、そこまで考えて思い出した。

 

ストーム1「えっと、陸軍の総帥がいたっけな。」

 

そうだ、そうだった。

 

そして、総帥はこうも言っていたはず。

 

ストーム1「俺の用事は元帥の話が終わった後だ。・・・なんだったっけなぁ・・?」

 

そう、何かあったとすればここだ。

 

俺の記憶は不思議なことに、元帥に認められ、ホッとしたところでプッツリと途切れている。

 

それからしばらく俺の身に何が起こったのか、ああでもないこうでもないとブツブツ呟きながら考察していると、俺の横で眠っていた青葉が突然ムクリと身を起こした。

 

青葉「んぅ・・・。ストーム、さん?・・・あっ、私寝ちゃってました!?」

 

ストーム1「ああ。そりゃもうグッスリ寝てたぞ。」

 

青葉「うう~・・・。私、変な寝言言ってませんでした?」

 

ストーム1「いや、何も言ってなかったな。というか俺も今目を覚ましたばかりだし。」

 

青葉「それなら良いんですが・・あ、私お水持ってきますね。」

 

そのまま照れ隠しのように部屋を出ていく青葉を見送り、ふと砲兵隊の寝床を見てみると、

 

砲兵隊妖精「う~ん・・・う~ん・・・。」

 

こちらも気分が悪そうに、うなされていた。

 

眠ってはいるようだが、顔をしかめ何度も寝返りをうつ。

 

ストーム1「・・・ほんとに何があったんだ?」

 

もしかすると、俺は毒を盛られたりしたのかもしれない。

 

総帥はああ見えて、俺が海軍に所属するのが気に入らなかったとか?

 

だから、あとからこっそり俺に毒を盛り、始末しようとしたが量が足りなかったとかいや流石にそれは考え過ぎかでもああいう人に限ってそういう

 

青葉「はい、お水です!・・・というかですね、ストームさん飲み過ぎですよ。帰ってくるなり急に倒れ込まれた身にもなってくださいよ。」

 

・・・え?

 

~~~青葉説明中~~~

 

青葉「思い出しました?」

 

ストーム1「・・・思い出した。」

 

そういえばそうだった。

 

俺はあの後、総帥と色んな店をはしごさせられたんだった。

 

昨日の夜、なぜか総帥に気に入られた俺は、二人と一匹で繁華街を飲み歩いていた。

 

最初こそ俺と砲兵隊は縮こまっていたが、酒が回るに連れさらにフランクになっていく

総帥に釣られ、段々とタメ口になっていき、もう一軒もう一軒と深夜遅くまでフラフラしていた・・・はずだ。

 

先程まで毒を盛られただのなんだのと考えてしまっていた自分が恥ずかしい。

 

ストーム1「その・・・ありがとな・・。」

 

そして青葉は、ベロベロに酔っ払って帰ってきた俺を介抱してくれていたのだ。

 

青葉「いえいえ、私が好きでやったことですから。まぁどーしてもお礼したいって言うんでしたら、今度間宮に連れてってくださいね~。」

 

ストーム1「OKだ。まあこれで俺にも給料が入るだろうしな。」

 

なんだかんだ今までは『小遣い』という形で提督から金を貰っていたが、正式に採用されたんだから給料が出るだろう。

 

初任給で青葉や鳳翔、霞なんかに何かプレゼントするというのも悪くない。

 

青葉「あ、そういえば。ストームさんが目を覚ましたら、執務室に呼んでくれって司令官が言ってましたよ。」

 

ストーム1「そうか。じゃあとりあえず行ってくるよ。」

 

青葉「はーい!」

 

まあそれもこれもちゃんと働いてからの話、だな。

 

~~~執務室~~~

 

提督「その・・・なんだ。昨日は災難だったな。」

 

執務室に入ると、苦笑いを浮かべた提督が俺を迎えた。

 

ストーム1「まぁ二日酔いになっただけさ。問題ない。」

 

提督「そうか。・・・ストームも知っての通り、君はこの鎮守府に「艦娘」として着任することになった。そこで与えられた君の名前がこれだ。」

 

そう言って提督が俺に一枚の書類を差し出す。そこには、

 

ストーム1「嵐型特殊任務艦一番艦『ストーム1』。・・・なるほど・・。」

 

結構カッコいいじゃないか。

 

提督「そういうわけで、慣れてもらうために現在攻略をを進めている海域の哨戒任務をやってもらおうと思ってたんだが・・・その様子じゃ無理そうだな・・。」

 

ストーム1「・・・そんなに具合悪そうか?」

 

提督「ああ。ずばり言わせてもらうと、アル中の顔になっているぞ。」

 

マジか、俺は今そんなに酷い顔をしてるのか。

 

まあ頭はガンガンと痛むし、今海に出れば間違いなく吐くだろう。

 

ストーム1「・・・すまない。初日からこんな・・。」

 

そう言って謝ろうとする俺の言葉を、提督が遮る。

 

提督「いや、あれは俺に責任があった。・・・総帥の酒豪っぷりは両軍内でも有名でなぁ。俺が止めていればこんなことにはならなかったんだが・・・。」

 

提督が心底すまなさそうに言うが、それも仕方のないことだろう。

 

昨日のやり取りを見て、提督がちょうど中間管理職のような立場にあることがわかった。

 

その地位は、決して盤石なものではないだろう。

 

そんな提督に、社長クラスの命令を止めろと言うのは酷というものだ。

 

ストーム1「・・・まあ仕方ないさ。だけど今日は休ませてもらうよ。だけど、このまま部屋でじっとしているというのも落ち着かない。鎮守府内で俺にできることがあれば、手伝うんだが。」

 

俺がそういうと、提督がそういえば、という顔になる。

 

提督「・・・そうか。だったら、工廠に向かってくれ。明石や夕張が、ストームの世界の技術をいじりたいとうずうずしていたからな。ストームも、主戦力化と共に戦力の増強を図る必要があるだろう?」

 

なるほど、工廠か。確かにこの前、大将と演習する時に開発してもらった「ネグリング自走ロケット砲改三式試作型」と「妖精用レンジャーアーマー」、「妖精用MLRA-30」。どれもかなり役に立った。

 

ここでもう一つ、対深海棲艦用にビークルを改造してもらうというのも悪くないかもしれないな。

 

ストーム1「そう・・だな。わかった。これから工廠に向かうとするよ。」

 

やはりベガルタか、それともSDL2・・・大穴でバラムという手もあるな。

 

そんなことを考えながら工廠へと向かう足取りは、次第に軽くなっていった。

 




酒の席で思わぬコネができたストーム1。
次回は、ビークルを魔改造するお話です。乞うご期待!


なお、(作者のネタ切れ防止のため)作品にだして欲しい艦娘など常時募集しております。
感想で言って頂ければ、そのうち出る・・・かも?
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