遊撃部隊ストーム、鎮守府に着任す   作:あわちゃ

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あ~、イベがテスト期間中に始まったお陰で徹夜続きでした・・・

ま、テストは終わったんで、あとはイベに集中するだけです!皆さんはもう完走しましたか?それとも、沼っていますか?

因みに僕は、E-3で友軍艦隊の到着を待っています。

・・・フレッチャー掘り、大変そうだなぁ・・・でもアメリ艦欲しいなぁ・・・


第二十一話

明石「まあ、ここなら大丈夫でしょう。戦車でも巨大ロボットでもなんでも、出しちゃってください!」

 

案内されたのは、裏庭というには広すぎるほどのデカイ空き地だった。

 

空き地なのに、ちゃんとコンクリートで舗装されている。

 

ストーム1「了解。・・・ほんとになんでも良いんだな?」

 

明石「もっちろんです!どんなのが出てくるか、ワクワクしますねぇ~♪」

 

明石がウキウキした様子で俺を見てくるが、そこはやはり、開発者としての性というやつなのかもしれない。

 

まあ新兵器が見られると聞けば、俺だってワクワクせざるをえなくなる。

 

新米のころ、戦闘が終わった後にスカウト達がフォーリナーの残骸を回収していくのを見て不思議に思い、戦術士官に聞いてみたところ、「新しい兵器の開発」の為だと聞き、居ても立ってもいられなくなった。

 

その時に無理を言い、「自分で研究素材を回収してくるから、それで作った物はまず俺に支給してくれ」なんて頼んだものだ。

 

無理だと思ったんだが、なんでも俺が優秀だということで、特別に認められた。

 

だから大戦中は戦闘が終わった後も、アリの甲殻やらクモの糸やらヘクトルの部品やら、色々なものを集めてまわったもんだ。

 

・・・まあ、「新兵器の支給」と言いながら、モルモットと考えられているんじゃないかと言いたくなるような装備もあったが。

 

流石にスピードスターを持って行って使ってみた時は、本部を空爆してやろうかと本気で思ったぐらいだ。

 

まあちゃんと説明を読まなかった俺も悪いんだがな。

 

棟梁「・・で?ストームの兄ちゃん、どうするんでい?」

 

耳元で聞こえた野太い声で、昔を思い出すことを打ち切る。

 

ストーム1「う~ん。まあなんでも良いってのなら、試しにこいつを・・。」

 

どれを送ってもらうかという信号を発煙筒にインプットし、ポイッと放り投げる。

 

ちなみにこの発煙筒、実は割とハイテクで、起動した時信号を発信し何を要請したのかを伝えることができる。

 

わざわざ使い分けたり、何を持って行くのか申請したりしなくていいワケだ。

 

そして運ばれて来たのはーーー

 

明石「・・・ストームさん、これって・・。」

 

棟梁妖精「・・・こいつぁ・・・おでれぇたなぁ・・・。」

 

ヒドラ数機に牽引された、巨大兵器『歩行要塞バラム』だ。

 

超巨大生物「エルギヌス」に対抗することができる、唯一無二の兵器。

 

その巨体は、普段ビークルを乗り回している俺ですら圧巻、といったところだ。

 

ヒドラから切り離され着地するだけで、ズシンと地面が揺れる。

 

明石「・・・・・。」

 

棟梁妖精「・・・・・。」

 

明石達がポカンとしてしまうのも無理はないだろう。

 

ストーム1「まあ、これなんだが。どうだ?」

 

明石「いやその、どうだと言われましても・・。」

 

棟梁妖精「・・・すまんがストームの兄ちゃん、こいつぁ無理な話だな。デカすぎるぞ・・。」

 

まあそう言われるのは想定内だ。ダメ元だったしな。

 

ストーム1「・・・流石に厳しいよな。ま、安心してくれ。こいつはダメ元で呼んでみただけだ。本命はもっと小さいやつだから。」

 

その俺の言葉に、二人は胸をなでおろす。

 

・・・ちょっぴり期待してたってところはある。

 

バラムで深海棲艦共を蹴散らすなんて、正に男のロマンだからな。

 

まあ怪獣と殴り合いしてたことも十分アレなんだが。

 

ストーム1「さてと、本命を呼びますかね。」

 

そしてもう一つ、発煙筒をポイッと投げ、コンテナで運ばれてきたのは、『BM03ベガルタA1』。

 

明石「ほほう、如何にもと言った感じのロボットですね。これなら全然いけそうです!」

 

棟梁妖精「こりゃまたゴツいもんだな。まぁこんぐれぇならでぇじょうぶだ。・・・ところで、この前使ってもらった連中がロボットに乗ったと自慢してたってぇわけなんだが。もしかしてこいつかい?」

 

あ~、リボルバーカスタムのことか。

 

ベガルタと言えばそうなんだが・・・どう言えばいいもんか。

 

ストーム1「ああ、確かに『ベガルタ』シリーズではあるんだが・・・この前使ったのは、対空専用のカスタマイズをした機体なんだよ。対して、こいつは汎用型。対空も対地も、程よく戦えるカスタムなんだ。」

 

棟梁妖精「なるほどなぁ。」

 

明石「と、いうことはそれだけ改造がしやすいってことですよね!良いですね~夢が広がります!」

 

ストーム1「ああ、まあそういうことだ。それで、いくつかの改造案も俺なりに考えてみた。よかったらなんだが、参考までに使ってくれ。」

 

明石「わっかりました!それでは、こちらのほうに。」

 

明石が持っていたノーパソにいくつかのデータを移す。

 

俺なりに、実戦での使い勝手を考慮したカスタムを考えてみたんだが・・・どうだろうな。

 

色々と厳しいところはあるだろうが、ここの工廠ならきっとやってくれるだろう。

 

棟梁妖精「ストームの兄ちゃん、俺達に任せてくれよ!何日かはかかるかもしれねぇが、必ず納得のいくモン、作って見せるからよ!」

 

そう言って、ドンと胸を叩く棟梁はとても頼もしい。

 

ストーム1「ああ。いい出来、期待してるぜ?」

 

そう言い残し、帰ろうとする俺を明石が呼び止める。

 

明石「あの~ちょっといいですかね?」

 

ストーム1「ん?どうした?」

 

明石「あの巨大ロボのデータなんですが、一応ここに移しといてもらっていいですか?・・・時間をかければ、なんとかなるかもしれないので。」

 

それは別にいいんだが・・・明石の目が、心なしかキラキラしているように見える。

 

・・・もしかして、ロマンとかそういうことじゃないだろうな?

 

ストーム1「・・・わかった。・・・念のために聞いておくが、個人的な理由で欲しい、ってわけじゃないよな?」

 

俺がそう言うと、明石がビクッと震える。

 

明石「いいいや、そんなことあるわけがないじゃないですか~、あは、あははは・・。」

 

ストーム1「・・・クフッ。まあいいよ。ほい、データ。」

 

明石「あ!今なんで笑ったんですか!」

 

ストーム1「なんでもない。じゃあ俺、帰るから後は頼んだぞ。」

 

・・・まったく、わかりやすい奴だな。

 

でも、明石には大きな恩がある。バラムのデータぐらいなら、お安いご用だ。

 

他の連中ならともかく、この二人プラス今はいない夕張も加わるはず。

 

その三人で失敗するなんてことはないだろう。大丈夫だ。

 

明石「はい、任せてください!・・・さてと、改造改造!楽しみですねぇ~♪」

 

棟梁妖精「・・・遊びじゃねぇぞ、明石・・。」

 

明石「わかってますよ~!」

 

・・・本当に大丈夫、だよな?

 




当初はバラムを改造しようと思ってたんですが、結局安心と安全のベガルタに。

ベガルタ使っとけば間違いないレベルだからね、仕方ないね。

読者の皆様方も是非よければ、どんな改造が施されるのか、感想で予想をお聞かせください!

もし僕が考えてるのより良いのが出てきたらどうしよう・・w。
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