遊撃部隊ストーム、鎮守府に着任す   作:あわちゃ

22 / 24
ARKにハマっている今日このごろ。

熱中しやすく飽きっぽいってのはあまり良いことではないんですけどね・・・

この小説は完走できるように頑張りたいと思います!


第二十二話

ストーム1「う~ん・・・あと此処だけなんだがなぁ・・・。」

 

砲兵隊妖精「どうしたんですかストームさん、さっきから随分と悩んでますよね?」

 

ストーム1「お、砲兵隊か。いや、実はな?ここをどうすれば良いのかわかんなくてさぁ。」

 

砲兵隊妖精「・・・何を作ろうとしてるんですかこれ?」

 

ストーム1「これはな、俺の秘密兵器・・・と言っても、お遊びの域を出ないんだが。まあ作っといて損はないと思うし。」

 

ここは、工廠にくっつくように作られた掘っ建て小屋。

 

なんでも明石や夕張が、「研究する時に集中するため」に勝手に建てたものらしい。

 

まあ、提督も黙認しているようなんだが・・・。

 

それはそれとして、なぜ俺がここにいるのかというと。

 

ストーム1「・・・それにしても遅いよなぁ。呼び出し食らってから3時間は経ってるんだけど。」

 

砲兵隊妖精「最終調整でもしてるんでしょうかねぇ。そういうのほど、時間がかかるのは私が身をもって知ってますからね・・。まあ、気長に待ちましょうか。」

 

ストーム1「そう・・だな。もうしばらく待ってみるか。」

 

俺のために念には念を、とやってくれてるのなら有り難いしな。

 

まあもうしばらくーーー

 

~~~5時間後~~~

 

ストーム1「お、おせぇ・・・。流石に遅すぎるだろ・・・。」

 

砲兵隊妖精「・・・様子を見に行きましょうか。」

 

呼び出されてからおよそ8時間、日はもう鮮やかなオレンジ色になっている。

 

昼飯は一応持ってきていた物で済ましたが、もうすぐ晩飯時だ。

 

流石にこれ以上缶詰はキツい。

 

しびれを切らした俺たちが、工廠の、開発スペースに赴くと・・・。

 

明石「ふんふん、こういうわけですか。回路系統は割と単純ですね・・・。」

 

ストーム1「おい、何してんだ?」

 

もう完成品と思われるベガルタの改良型と、PCを前にブツブツと独り言を呟く明石がいた。

 

明石「わっ!?・・・ストームさんじゃないですか。驚かせないでくださいよ~・・。」

 

ストーム1「驚かせないでじゃねーよ!・・・もうこれ完成してるんじゃないのか?」

 

明石「勿論です!カンペキに仕上げましたよ!」

 

ストーム1「ほう。じゃあさっきまで何をしてたんだ?」

 

明石「いや~、あの巨大ロボットのことが気になりまして。ストームさんにもらったデータをちょっとばかり拝見・・・。」

 

ストーム1「ほうほう。じゃあ、今は何時だ?」

 

明石「今ですか?・・・えぇっ!?もうこんな時間!?・・・テヘペロ・・。」

 

ストーム1「こっちがどんだけ待たされたと思ってんだよおおおお!」

 

明石「いひゃいいひゃい!すいまへんれしらぁー!」

 

 

 

明石「うぅ・・・か弱い乙女に何をするんですかぁ・・・。」

 

ストーム1「ロボットに見とれて時間を忘れる乙女がどこにいるんだよ・・・。」

 

明石の頬をしばらく抓った後、改めて新型の説明をしてもらうことになった。

 

明石「ええと、まずはですね。一番の改良点として、この『スカート』が挙げられます。」

 

スカート、ねぇ。どうなってるんだろうか?

 

明石「で、スカートの中には何十個もの小型バーニアを取り付けています。これで、水上をホバー移動できるようにしました!」

 

ストーム1「なるほどな。」

 

明石「さらに、足の裏型には『フェンサー』・・・でしたっけ?・・の盾に内蔵されているリフレクターの機能を応用したものを取り付けてます。これで、より一層機動力と安定感を強化しました。」

 

ストーム1「リフレクター、か。俺では思いつかなかったな。流石明石だ。」

 

こういう風に、いつも優秀だと助かるんだがなぁ・・・。

 

明石「それでは、武装の説明に入りますね。まず、両腕には爆雷投射機を装備。これは射出することもできるので、対水上艦にも使えますよ。それから肩には・・・。」

 

ストーム1「ああ。正直それが一番気になってた。正直レールガンとかを積むかと思ってたんだけど・・。」

 

そう、ベガルタの肩にマウントされているのはレールガンなどではなく、無骨でシンプルな「砲」・・・とでも言うべきものだった。

 

明石「・・・レールガン、積みたかったんですけどねぇ~・・・。消費電力が・・・。」

 

ストーム1「あぁ・・・そういえばあれは電気をバカ食いするんだったな・・。」

 

今思えば、イプシロン装甲レールガンの弾が、後期型になっても全然増えなかったのはそういうことが原因なのかもしれない。

 

明石「それで、ですね。色々と調べて見た結果、これまた『フェンサー』の『30ミリ ガリア重キャノン砲』。そのままでも優れた貫通力と威力で強そうだったんですが・・・なんと!さらなる大口径化に成功しました!」

 

ストーム1「おぉ・・・!」

 

そいつは強そうだ。なんせ、大戦時に使用されていた30ミリでもやすやすと旧型キャリアーを落とし、新型も着々と片付けていける装備だったらしいからな。

 

明石「その名も『120ミリ ガリア重キャノン砲』!これなら深海棲艦相手でも、かなりの効果が期待できます!」

 

ストーム1「おぉぉ・・・!」

 

なんと四倍のサイズにまで大型化するとは・・・工廠の技術、恐るべし。

 

明石「後は、背中のミサイルポッドですかね。ブースターのエネルギーをバーニアに回したので、背中が空いちゃって。ただ、30発しか入らないので、あくまで申し訳程度と言ったところです。」

 

ストーム1「それだけあれば十分だ。どうせ牽制程度しかできないだろうし。・・・対空装備がほぼ無いっていうのは、艦隊の一員として戦うことを想定してるからか?」

 

明石「はい、流石にこれ以上ものを乗っけるのは厳しいので・・・申し訳ありません。」

 

ストーム1「いやいや、これだけでも十分過ぎるよ。・・・ありがとな。今度また、お礼はするから。」

 

明石「やったぁ!何を買ってもらおうかな~・・・って、そういえば。その時は、夕張ちゃんに構ってあげてくださいね。」

 

夕張に?

 

明石「夕張ちゃん、「また明石に良いとこ持っていかれた・・・。」って拗ねてましたから・・。」

 

ストーム1「ああ・・・。わかったよ。」

 

と、言ったは良いんだけど・・・女の子に構えと言われてもなぁ・・・不安だ。

 

まあいいか、なんとかなる。

 

・・・というか、初任給がお礼やプレゼントで消し飛びそうなんだが・・・。

 

この時の俺は、こんな呑気なことを考えていた。

 

静かに近づく、新しい脅威の影には気づかずに。

 




まあ、今回はベガルタを改造した訳なんですが。

これからは工廠班に色んな換装用装備を作っていってもらう予定なんで、当分別のビークルの出番は無さそうです。

・・・さて、次回はストームの脅威に気づいた深海棲艦側が新たに生み出した、「新型」との戦いが始まります。

こいつに苦しめられた提督もいるのではないでしょうか。

個人的には下手な姫より嫌いです。

ストームと艦娘たちの活躍を・・・乞うご期待!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。